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第4章・ロリっ子な吸血鬼の女の子
150:討伐の時
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イローナちゃんの雷魔法を受けた、エメラルドドラゴは傷一つも付かずに平気な顔をしている。アレだけの威力を受けても無傷だなんて、物理攻撃に耐性があるだけではなく魔法にも耐性があるのでは無いだろうか。
「イローナちゃんの雷魔法を、顔色1つ変えずに受け止められるなんて………何ちゅうモンスターだよ」
「私も驚いた。この威力なら少しは傷ついても良いはずなのに、無傷なんて信じられない………」
「これは妾が殴り飛ばした方が良さそうじゃな!! まぁ見ておれ!!」
イローナちゃん自身も傷がつかなかった事に少し驚いた様子で、エメラルドドラゴンの強さを認める。
そこでローズちゃんが、肩をブンブンッと回して自分が行くとやる気になっている。それじゃあ危険ではあるが、ローズちゃんに任せてみる事にした。
ローズちゃんはドンッと地面を蹴って、空に飛んでいるエメラルドドラゴンに向かって飛んでいく。エメラルドドラゴンは向かってくるローズちゃんを見て、炎を吐くべく口を開けて火を溜め込む。
「そう簡単に炎を吹かせるわけが無かろう!! こちとらヴァンパイア族じゃぞ!!」
――血染めの拳――
ローズちゃんは自分の血をメリケンサックのようにさせると、炎を吐き出そうとしているエメラルドドラゴンの頭をぶん殴って地面に落とさせる。物理攻撃は効かない筈ではないのだろうか。
「物理攻撃に耐性があるんじゃないのか? ぶん殴られて落ちてったぞ」
「地面に落ちたけど、殴られた事によるダメージは無いのと同じだと思う」
「やっぱりそうだよなぁ………」
やはりローズちゃんに殴られた事によるダメージは無いみたいだが、側から見たらダメージが入っていてもおかしくは無いと思ってしまう。
「飛び回られたら面倒じゃろ。地面に落ちたら、ただのトカゲと変わりない!!」
「それなら今度こそ!!」
・炎魔法Level1《ファイヤーハンド》
・闇魔法Level2《ドレインハンド》
――炎魔の拳――
落ちてきてジタバタしているエメラルドドラゴンに、俺は魔法を拳に纏わせて殴る。すると痛がっているように見えるので、やはり魔法への耐性は無いみたいだ。
しかし俺が殴り飛ばした事で、エメラルドドラゴンは空中で体勢を整えて空に飛ぶのである。
「また落とせば良いだけの話じゃ!! なっ!?」
ローズちゃんが今度も落とそうとした時に、エメラルドドラゴンは警戒して早めに炎を吐いた。ローズちゃんは小さなヴァンパイアの羽を出して、横にギリギリで避けると距離を詰めてきたエメラルドドラゴンに叩き落とされてしまった。
「マジかよ。ローズちゃんが、こうも簡単に落とされるなんて………正直なところ舐めてかかってな。どうにか空を飛ぶのだけは止められないだろうか………」
空を飛んでいるのが面倒なところなので、どうにか空から引き摺り下ろして地面で勝負できないかと、俺はエメラルドドラゴンの攻撃を避けながら考える。しかし攻撃を当て続ける以外に、この常識知らずのドラゴンを倒す方法は無いんじゃないかと思ってきている。
「ミナト。私に少し考えがあるんだけど」
「ん? イローナちゃん、何か思いついたの!! 是非とも聞かせてちょうだいな!!」
「もしもルイさんが、刀に魔力を流す事ができるなら羽を斬り落とせるんじゃない?」
イローナちゃんが提案してくれたのは、とても革新的なもので俺なんかが思いつく事じゃ無かった。確かに物理攻撃の流派と、刀の性能を主戦場にしているルイちゃんは、このエメラルドドラゴンとの相性は最悪だ。
しかし刀に魔力を流せるとするのならば、名刀と相まって相当な威力が出て、あのエメラルドドラゴンの翼すらも斬れるのではないかと事だった。
「ルイちゃん!! ルイちゃんって、自分の刀に魔力を流す事ってできるの?」
「え? 刀に魔力を流す事でござるか? もちろんやればできるでござるよ?」
「それじゃあルイちゃんに、エメラルドドラゴンの翼を斬り落とすのを頼んで良いかな!!」
「拙者がやっても良いでござるか!! ミナト殿が、そんなにいうのであれば、拙者がエメラルドドラゴンの翼を斬り落として見せましょう!!」
期待を込めてルイちゃんに聞いたところ、刀に魔力を通す事はできるみたいだ。何よりも本人が、刀を構えてやる気満々なので、ここはルイちゃんに任せても問題ないだろうと俺は思った。
そしてルイちゃんは目を瞑って刀を構えると、深い深呼吸を行なって集中力を上げていく。すると面白いくらいにオーラが変わって、空気が一瞬にして引き締まる。
そんな状況になるとエメラルドドラゴンも、ルイちゃんが危ないと野生の感で察知したのか、狙いをルイちゃんに向けて炎を吹き出そうとする。
「邪魔するんじゃ無いのじゃ!!」
「さすがはローズちゃん!!」
ローズちゃんはエメラルドドラゴンの顎をアッパーして、炎を吹かせないようにした。
すると集中して刀に魔力を入れていたルイちゃんが、目をパチッと開けた。
「準備が整ったでござる!!」
――東西南北の突風――
「おっ!! さすがはルイちゃんだ!!」
その瞬間に準備が整って、エメラルドドラゴンに向けて飛び出した。さすがはルイちゃんと言うべき速度で、エメラルドドラゴンの翼をスパッと斬り落とした。
あまりにも綺麗な斬撃だったので、俺は拍手しているとハッとして我に帰った。ここからは俺の仕事だと張り切って魔力を拳に溜める。
「長引かせても辛いだけだろう。それなら直ぐに終わらせて楽にさせてやるよ!!」
・炎魔法Level1《ファイヤーハンド》
・闇魔法Level2《ドレインハンド》
――炎魔の拳――
俺は渾身の力でエメラルドドラゴンを殴ると、さっきまでとは違って顔が弾き飛んだ。これはローズちゃんが頭と顎を、重点的に攻撃してくれたからだろう。
そしてエメラルドドラゴンに勝利した瞬間に、街の人たちは歓喜を上げて俺たちを祝福してくれた。その中にダヴィドさんもいて笑顔で拍手してくれている。
「いやぁ。俺がトドメを刺したけど、ルイちゃんたちが居なかったら、もっと手間取ってましたよ」
「確かに妾たちがいなかったら、もっと苦労しておったじゃろうなぁ」
「ちょっとは謙遜を覚えた方が良いでござるよ」
「ルイちゃんに言う通り………」
俺たちが褒められて謙遜している時に、ローズちゃんは胸を張って威張っていた。それを見てルイちゃんもイローナちゃんも謙遜をしなきゃと注意した。イローナちゃんなら分かるが、ルイちゃんが先に指摘するとは思ってもいなかった。
俺がローズちゃんの頭を下げさせてから、街の中に戻るとダヴィドさんが握手を求めてきた。
「君たちがいなければ、我々は全滅していたかもしれないよ!! 本当にさすがは期待のルーキー冒険者だ。これからも贔屓にしてもらって良かったよ!!」
「こちらこそダヴィドさんと、取引できるというのは大きい事ですので………それで早速なのですが、あのエメラルドドラゴンの素材を買い取ってもらえませんか?」
俺は贔屓になって早速、ダヴィドさんにエメラルドドラゴンの素材に関する取引を行なった。
「イローナちゃんの雷魔法を、顔色1つ変えずに受け止められるなんて………何ちゅうモンスターだよ」
「私も驚いた。この威力なら少しは傷ついても良いはずなのに、無傷なんて信じられない………」
「これは妾が殴り飛ばした方が良さそうじゃな!! まぁ見ておれ!!」
イローナちゃん自身も傷がつかなかった事に少し驚いた様子で、エメラルドドラゴンの強さを認める。
そこでローズちゃんが、肩をブンブンッと回して自分が行くとやる気になっている。それじゃあ危険ではあるが、ローズちゃんに任せてみる事にした。
ローズちゃんはドンッと地面を蹴って、空に飛んでいるエメラルドドラゴンに向かって飛んでいく。エメラルドドラゴンは向かってくるローズちゃんを見て、炎を吐くべく口を開けて火を溜め込む。
「そう簡単に炎を吹かせるわけが無かろう!! こちとらヴァンパイア族じゃぞ!!」
――血染めの拳――
ローズちゃんは自分の血をメリケンサックのようにさせると、炎を吐き出そうとしているエメラルドドラゴンの頭をぶん殴って地面に落とさせる。物理攻撃は効かない筈ではないのだろうか。
「物理攻撃に耐性があるんじゃないのか? ぶん殴られて落ちてったぞ」
「地面に落ちたけど、殴られた事によるダメージは無いのと同じだと思う」
「やっぱりそうだよなぁ………」
やはりローズちゃんに殴られた事によるダメージは無いみたいだが、側から見たらダメージが入っていてもおかしくは無いと思ってしまう。
「飛び回られたら面倒じゃろ。地面に落ちたら、ただのトカゲと変わりない!!」
「それなら今度こそ!!」
・炎魔法Level1《ファイヤーハンド》
・闇魔法Level2《ドレインハンド》
――炎魔の拳――
落ちてきてジタバタしているエメラルドドラゴンに、俺は魔法を拳に纏わせて殴る。すると痛がっているように見えるので、やはり魔法への耐性は無いみたいだ。
しかし俺が殴り飛ばした事で、エメラルドドラゴンは空中で体勢を整えて空に飛ぶのである。
「また落とせば良いだけの話じゃ!! なっ!?」
ローズちゃんが今度も落とそうとした時に、エメラルドドラゴンは警戒して早めに炎を吐いた。ローズちゃんは小さなヴァンパイアの羽を出して、横にギリギリで避けると距離を詰めてきたエメラルドドラゴンに叩き落とされてしまった。
「マジかよ。ローズちゃんが、こうも簡単に落とされるなんて………正直なところ舐めてかかってな。どうにか空を飛ぶのだけは止められないだろうか………」
空を飛んでいるのが面倒なところなので、どうにか空から引き摺り下ろして地面で勝負できないかと、俺はエメラルドドラゴンの攻撃を避けながら考える。しかし攻撃を当て続ける以外に、この常識知らずのドラゴンを倒す方法は無いんじゃないかと思ってきている。
「ミナト。私に少し考えがあるんだけど」
「ん? イローナちゃん、何か思いついたの!! 是非とも聞かせてちょうだいな!!」
「もしもルイさんが、刀に魔力を流す事ができるなら羽を斬り落とせるんじゃない?」
イローナちゃんが提案してくれたのは、とても革新的なもので俺なんかが思いつく事じゃ無かった。確かに物理攻撃の流派と、刀の性能を主戦場にしているルイちゃんは、このエメラルドドラゴンとの相性は最悪だ。
しかし刀に魔力を流せるとするのならば、名刀と相まって相当な威力が出て、あのエメラルドドラゴンの翼すらも斬れるのではないかと事だった。
「ルイちゃん!! ルイちゃんって、自分の刀に魔力を流す事ってできるの?」
「え? 刀に魔力を流す事でござるか? もちろんやればできるでござるよ?」
「それじゃあルイちゃんに、エメラルドドラゴンの翼を斬り落とすのを頼んで良いかな!!」
「拙者がやっても良いでござるか!! ミナト殿が、そんなにいうのであれば、拙者がエメラルドドラゴンの翼を斬り落として見せましょう!!」
期待を込めてルイちゃんに聞いたところ、刀に魔力を通す事はできるみたいだ。何よりも本人が、刀を構えてやる気満々なので、ここはルイちゃんに任せても問題ないだろうと俺は思った。
そしてルイちゃんは目を瞑って刀を構えると、深い深呼吸を行なって集中力を上げていく。すると面白いくらいにオーラが変わって、空気が一瞬にして引き締まる。
そんな状況になるとエメラルドドラゴンも、ルイちゃんが危ないと野生の感で察知したのか、狙いをルイちゃんに向けて炎を吹き出そうとする。
「邪魔するんじゃ無いのじゃ!!」
「さすがはローズちゃん!!」
ローズちゃんはエメラルドドラゴンの顎をアッパーして、炎を吹かせないようにした。
すると集中して刀に魔力を入れていたルイちゃんが、目をパチッと開けた。
「準備が整ったでござる!!」
――東西南北の突風――
「おっ!! さすがはルイちゃんだ!!」
その瞬間に準備が整って、エメラルドドラゴンに向けて飛び出した。さすがはルイちゃんと言うべき速度で、エメラルドドラゴンの翼をスパッと斬り落とした。
あまりにも綺麗な斬撃だったので、俺は拍手しているとハッとして我に帰った。ここからは俺の仕事だと張り切って魔力を拳に溜める。
「長引かせても辛いだけだろう。それなら直ぐに終わらせて楽にさせてやるよ!!」
・炎魔法Level1《ファイヤーハンド》
・闇魔法Level2《ドレインハンド》
――炎魔の拳――
俺は渾身の力でエメラルドドラゴンを殴ると、さっきまでとは違って顔が弾き飛んだ。これはローズちゃんが頭と顎を、重点的に攻撃してくれたからだろう。
そしてエメラルドドラゴンに勝利した瞬間に、街の人たちは歓喜を上げて俺たちを祝福してくれた。その中にダヴィドさんもいて笑顔で拍手してくれている。
「いやぁ。俺がトドメを刺したけど、ルイちゃんたちが居なかったら、もっと手間取ってましたよ」
「確かに妾たちがいなかったら、もっと苦労しておったじゃろうなぁ」
「ちょっとは謙遜を覚えた方が良いでござるよ」
「ルイちゃんに言う通り………」
俺たちが褒められて謙遜している時に、ローズちゃんは胸を張って威張っていた。それを見てルイちゃんもイローナちゃんも謙遜をしなきゃと注意した。イローナちゃんなら分かるが、ルイちゃんが先に指摘するとは思ってもいなかった。
俺がローズちゃんの頭を下げさせてから、街の中に戻るとダヴィドさんが握手を求めてきた。
「君たちがいなければ、我々は全滅していたかもしれないよ!! 本当にさすがは期待のルーキー冒険者だ。これからも贔屓にしてもらって良かったよ!!」
「こちらこそダヴィドさんと、取引できるというのは大きい事ですので………それで早速なのですが、あのエメラルドドラゴンの素材を買い取ってもらえませんか?」
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