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第4章・ロリっ子な吸血鬼の女の子
182:王座とゴミ山
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ノースカリクッパ王国の国王のところに、ギルド・ボガードのボスであるブギーマンが王都にやってきて暴れているのだという報告を受ける。その理由はオーイン国王が全て理解している。
「直ぐに近衛兵を集めて対処しろ!! このままブギーマンに好き勝手させるな!!」
「ほぉ? 俺たちは、君が国王としてやっていけるだけの手助けをしてあげたというのに………我々の大切な部下を守る事すらもできないなんてねぇ」
「うおぉおおおお!? ぶ ブギーマン!?」
オーイン国王はブギーマンたちを、王都で暴れさせるのは危険だと判断して討伐隊を組むように指示する。
しかし既にブギーマンは、オーイン国王の前に姿を現すのである。あまりにも突然現れたので、驚きすぎて王座から落ちるくらいの衝撃だった。ブギーマンは顔を隠しているので、表情なんて見る事はできないが全身から殺気を纏ったオーラを感じる。
明らかに四本刀を失ったのは、オーイン国王のせいにして自分たちのストレスをぶつけようとしている。普通の人間ならば失禁して気を失ってしまうくらいの殺気だが、オーイン国王は王族として引き下がらない。
「其方らの部下が死んだのは自身の力が、その敵に対して足りていなかっただけの事、余のせいではない!!」
「腐っても王族というわけね。別に良いさ、俺たちも君に対しての八つ当たりだって分かってるからね………でも、それを後ろの奴に説明できる?」
「後ろの?」
オーイン国王は額から噴水かというくらいの汗を流しながらも、ブギーマンに対して自分たちのせいではないと強く否定するのである。その姿を見た事でブギーマンは、八つ当たりである事を認めた。
しかしブギーマンはオーイン国王の後ろを指差して、そいつは許さないよという。誰もいないだろうと思いながらオーイン国王は、後ろを振り返ってみるとストレガが真顔で立っていた。
驚いて数歩後ろに下がった瞬間、オーイン国王はストレガによって腹を拳で貫かれる。そのままオーイン国王は口から血を吐きながら地面に倒れて、王座の前にある小さな段差をドサッと落ちる。
「私の四本刀を不用意に殺された事は、万死に値する事を忘れるな」
「忘れるなも何も、その傷じゃあ聞こえちゃいないね。どんな理由があっても、お前には理由として認めてくれないのは確実なのに、オーインは気合いを見せたよな」
「そんなのは全くもって気合いじゃないです。あの者たちは、尊敬していた同期たちから預かった子供のような存在だった………オーインも殺したという冒険者も、この手で殺さなければ気が治りませんね」
「そりゃあ怖いわ。アイダハルも残念だけど、まぁストレガに比べればヒヨッコであるのは確実かなぁ」
ストレガは死んでいるオーイン国王に対して、死なせたのならば万死に値すると鉄槌を下したらしい。あまりにも強い攻撃とオーラに、ブギーマンも拍手をしながら王座の方に、ゆっくりと歩いていく。
まだまだストレガの怒りの火は消えておらず、俺たちも殺さなければ気が済まないのだと、掌から血がダラーッと流れるくらいに力強く握っていた。それを見てブギーマンは中々、情に熱い奴だねぇと心の中で思う。
そしてブギーマンは王座の目の前に来ると、手で座る部分をパッパッとゴミや埃を払ってからドサッと座る。すると思っていたよりも王座というのは、フカフカしてるんだなとブギーマンは感じた。
「さてと王座も取ったわけだが、ここの景色もたかが知れてるな。ここならゴミ山の王様でも大差ないのに、アイツはプライド高かったな」
「それは馬鹿だからでございます。ブギーマン様の偉大さを知らない馬鹿が、自分の方が上だと身分を弁えずに言ったのです………」
「そうかそうか。アイツは馬鹿だったか………まだまだ俺たちは大きくなるぞぉ」
ブギーマンはノースカリクッパ王国の王座に座って、王様が見ている景色を見てみたわけだが、こことゴミ山の王様の王座とは大差ないというのである。こことゴミ山が変わらないのに、よくもふんぞり返って人に命令する事ができるなとブギーマンは思った。
するとストレガはブギーマンの前で膝をついて頭を下げる。そしてオーイン国王というのは、頭が悪いから自分の事を偉いと勘違いしているだけの小物なんだと、ブギーマンを敬うような発言をした。そんな風に言われてブギーマンは、気持ち良くなってギルド・ボガードという組織を大きくしようと誓う。
* * *
エッタさんたちは要塞攻略を行なった後で、その要塞の中にカエデちゃんを運び入れる。そこで解毒に関する治療を行ない、毒に関しては何とかなったが獣神化を進化させた事による生命力低下がある。
「ねぇシュナちゃん。獣神化っていうのは、獣人族にとってはどんな感じなのかしら?」
「獣神化ですかにゃ? 前に獣神化について話した時にも言ったかも知れないけど、獣人族にとっては伝説のようなモノにゃ」
「じゃあやっぱり過去の遺産であって、まさか現代で獣神化する人が現れるなんて思ってなかったんだ」
「そうですにゃ。実在するのかすらも判明してなかったにゃ」
エッタさんはカエデちゃんが目を覚ますまで、シュナちゃんに獣神化について話を聞く事にした。
そして獣人にとっての獣神化とは、本当に遠い昔にあったのかも知れないという伝説的な話だという。だからカエデちゃんが獣神化したというのは、獣人族だけではなく世界の考古学者にも衝撃的な話である。
「現在のカエデちゃんを狙う人がいるかも知れない?」
「確かにカエデの凄さを知った、金持ちが人身売買を頼む可能性もあるにゃ。だから私も意外と、カエデの動きには注意しなきゃいけないにゃ」
「それはそうだよねぇ。ミナト様なら、そこに関しても気にしているとは思うけど………現在のカエデちゃんが苦しんでいるのを、我々にはどうしようもないわよね」
「この時代に獣神化を見た人なんていないと思うにゃ。だからエッタさんがいうように、何かあった時に私たちじゃあ対処できないにゃ」
現在のカエデちゃんは世界的に見ても、とてつもない価値を生み出しているとエッタさんとシュナちゃんはいう。その為に世界の富豪たちが、色々な怪しい団体に頼んでカエデちゃんを奪いに来る可能性があるという。
それに獣神化をした例なんて過去にはないので、もしもカエデちゃんに何かあったとしても俺たちには、どうする事もできない可能性もあるという。その為にはイローナちゃんのような考古学者の力が必要になるかもしれないと2人は思っている。
「とにかく今は獣神化を進化させた事によって、体力が取られただけのはずだから看病しましょう」
「ですねにゃ。私は外を見てくるにゃ」
「よろしくね。それと何かカエデちゃんが、食べそうな物も調達してきてくれるかしら? そうしたら、私が起きた時に料理でもするから」
「分かったにゃ」
エッタさんたちは、とにかく今は看病するしかないという結果となり、一生懸命にやれる事を後悔しない為にやろうと話すのである。
「直ぐに近衛兵を集めて対処しろ!! このままブギーマンに好き勝手させるな!!」
「ほぉ? 俺たちは、君が国王としてやっていけるだけの手助けをしてあげたというのに………我々の大切な部下を守る事すらもできないなんてねぇ」
「うおぉおおおお!? ぶ ブギーマン!?」
オーイン国王はブギーマンたちを、王都で暴れさせるのは危険だと判断して討伐隊を組むように指示する。
しかし既にブギーマンは、オーイン国王の前に姿を現すのである。あまりにも突然現れたので、驚きすぎて王座から落ちるくらいの衝撃だった。ブギーマンは顔を隠しているので、表情なんて見る事はできないが全身から殺気を纏ったオーラを感じる。
明らかに四本刀を失ったのは、オーイン国王のせいにして自分たちのストレスをぶつけようとしている。普通の人間ならば失禁して気を失ってしまうくらいの殺気だが、オーイン国王は王族として引き下がらない。
「其方らの部下が死んだのは自身の力が、その敵に対して足りていなかっただけの事、余のせいではない!!」
「腐っても王族というわけね。別に良いさ、俺たちも君に対しての八つ当たりだって分かってるからね………でも、それを後ろの奴に説明できる?」
「後ろの?」
オーイン国王は額から噴水かというくらいの汗を流しながらも、ブギーマンに対して自分たちのせいではないと強く否定するのである。その姿を見た事でブギーマンは、八つ当たりである事を認めた。
しかしブギーマンはオーイン国王の後ろを指差して、そいつは許さないよという。誰もいないだろうと思いながらオーイン国王は、後ろを振り返ってみるとストレガが真顔で立っていた。
驚いて数歩後ろに下がった瞬間、オーイン国王はストレガによって腹を拳で貫かれる。そのままオーイン国王は口から血を吐きながら地面に倒れて、王座の前にある小さな段差をドサッと落ちる。
「私の四本刀を不用意に殺された事は、万死に値する事を忘れるな」
「忘れるなも何も、その傷じゃあ聞こえちゃいないね。どんな理由があっても、お前には理由として認めてくれないのは確実なのに、オーインは気合いを見せたよな」
「そんなのは全くもって気合いじゃないです。あの者たちは、尊敬していた同期たちから預かった子供のような存在だった………オーインも殺したという冒険者も、この手で殺さなければ気が治りませんね」
「そりゃあ怖いわ。アイダハルも残念だけど、まぁストレガに比べればヒヨッコであるのは確実かなぁ」
ストレガは死んでいるオーイン国王に対して、死なせたのならば万死に値すると鉄槌を下したらしい。あまりにも強い攻撃とオーラに、ブギーマンも拍手をしながら王座の方に、ゆっくりと歩いていく。
まだまだストレガの怒りの火は消えておらず、俺たちも殺さなければ気が済まないのだと、掌から血がダラーッと流れるくらいに力強く握っていた。それを見てブギーマンは中々、情に熱い奴だねぇと心の中で思う。
そしてブギーマンは王座の目の前に来ると、手で座る部分をパッパッとゴミや埃を払ってからドサッと座る。すると思っていたよりも王座というのは、フカフカしてるんだなとブギーマンは感じた。
「さてと王座も取ったわけだが、ここの景色もたかが知れてるな。ここならゴミ山の王様でも大差ないのに、アイツはプライド高かったな」
「それは馬鹿だからでございます。ブギーマン様の偉大さを知らない馬鹿が、自分の方が上だと身分を弁えずに言ったのです………」
「そうかそうか。アイツは馬鹿だったか………まだまだ俺たちは大きくなるぞぉ」
ブギーマンはノースカリクッパ王国の王座に座って、王様が見ている景色を見てみたわけだが、こことゴミ山の王様の王座とは大差ないというのである。こことゴミ山が変わらないのに、よくもふんぞり返って人に命令する事ができるなとブギーマンは思った。
するとストレガはブギーマンの前で膝をついて頭を下げる。そしてオーイン国王というのは、頭が悪いから自分の事を偉いと勘違いしているだけの小物なんだと、ブギーマンを敬うような発言をした。そんな風に言われてブギーマンは、気持ち良くなってギルド・ボガードという組織を大きくしようと誓う。
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エッタさんたちは要塞攻略を行なった後で、その要塞の中にカエデちゃんを運び入れる。そこで解毒に関する治療を行ない、毒に関しては何とかなったが獣神化を進化させた事による生命力低下がある。
「ねぇシュナちゃん。獣神化っていうのは、獣人族にとってはどんな感じなのかしら?」
「獣神化ですかにゃ? 前に獣神化について話した時にも言ったかも知れないけど、獣人族にとっては伝説のようなモノにゃ」
「じゃあやっぱり過去の遺産であって、まさか現代で獣神化する人が現れるなんて思ってなかったんだ」
「そうですにゃ。実在するのかすらも判明してなかったにゃ」
エッタさんはカエデちゃんが目を覚ますまで、シュナちゃんに獣神化について話を聞く事にした。
そして獣人にとっての獣神化とは、本当に遠い昔にあったのかも知れないという伝説的な話だという。だからカエデちゃんが獣神化したというのは、獣人族だけではなく世界の考古学者にも衝撃的な話である。
「現在のカエデちゃんを狙う人がいるかも知れない?」
「確かにカエデの凄さを知った、金持ちが人身売買を頼む可能性もあるにゃ。だから私も意外と、カエデの動きには注意しなきゃいけないにゃ」
「それはそうだよねぇ。ミナト様なら、そこに関しても気にしているとは思うけど………現在のカエデちゃんが苦しんでいるのを、我々にはどうしようもないわよね」
「この時代に獣神化を見た人なんていないと思うにゃ。だからエッタさんがいうように、何かあった時に私たちじゃあ対処できないにゃ」
現在のカエデちゃんは世界的に見ても、とてつもない価値を生み出しているとエッタさんとシュナちゃんはいう。その為に世界の富豪たちが、色々な怪しい団体に頼んでカエデちゃんを奪いに来る可能性があるという。
それに獣神化をした例なんて過去にはないので、もしもカエデちゃんに何かあったとしても俺たちには、どうする事もできない可能性もあるという。その為にはイローナちゃんのような考古学者の力が必要になるかもしれないと2人は思っている。
「とにかく今は獣神化を進化させた事によって、体力が取られただけのはずだから看病しましょう」
「ですねにゃ。私は外を見てくるにゃ」
「よろしくね。それと何かカエデちゃんが、食べそうな物も調達してきてくれるかしら? そうしたら、私が起きた時に料理でもするから」
「分かったにゃ」
エッタさんたちは、とにかく今は看病するしかないという結果となり、一生懸命にやれる事を後悔しない為にやろうと話すのである。
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