15 / 48
何だそれ!?
しおりを挟む
~アシュレイ~
右隣にいるシェリルの横顔を見ながら、グロリア亭に来る前、仕事中のことを思い出していた。
***
書類に目を通しながら、チラリとシェリルを見る。
彼女は今、処理の終わった書類らを分類別にチェックしてファイリングしてくれている。
終わると、届いた書類に目を通して、急ぎのものから回してくれていた。
やりやすい、物凄く仕事が捗る。
シェリルは力の加減が下手なので、たまに物を壊すから大雑把に見えるけど、意外と慎重で気配りもできるタイプだ。
姉のミランダに似て仕事は出来る。
騎士に戻すのは惜しい。
このまま助手として雇いたいくらいだ。
ほぼ犯人は特定されたし、さっきのような目に遭わないとは限らないので、そばに置いておきたいのが本音。
それと魔力。シェリルの魔力は心地よかった。
魔力の相性なんて、今まで気にしたこともなかったし、魔力が多いのは家族とか同じ魔術師の野郎ばかりだったので、ちょっと衝撃だった。
あの感覚が忘れ難い。
どうしよう、気がつくとシェリルを見てしまう。
シェリルはあまり感じてないようだから、これは魔術師特有の執着というやつなのだろうか・・・?
浄化師のクリストファーが魔力の相性は抗い難く惹きつけられると言っていたが、これか?これなのか?
現に奴は異世界から来た渡り人と結婚までしている。
膝の上に乗せて、食事も自ら食べさせるくらいで、ドン引きした覚えはあるが、本人はお構いなしだ。
さすがクリストファー。
渡り人もそれが普通と言われたら、そうなのかな?くらいにしか思っていないようだし。
余計な事言うなよ、って目で制された覚えがある。
その時はえ~、ぐらいしか思わなかったけど・・・
ちょっとわかる。
バートンに迫られたところを助けてもらった吊り橋効果なのかも?と、思わないでもないが、とても惹かれている自分がいる。
どうしよう、どうすれば良い?
などと思ってたら、就業時間が終わってしまったのだった。
離れ難いし、腹は減ったしでシェリルを見たら、いつも通り、心得た、とばかりにお供するっていうから、グロリア亭まで来たのだった。
***
今日は金曜日なので、グロリア亭には混んでいた。
丁度カウンターの端が2席空いていた。
カウンターに近づいたら隣の男がシェリルをチラチラ見ていた。
私服のシェリルは騎士だなんて誰も思わないくらいの美人だから、見たくなる気持ちはわかるが、気に入らない。
シェリルが普通に男の隣に行こうとしたから、彼女を端にして俺がその隣に座った。
ツマミを頼んで、チビチビ飲んで食べていたら、話の流れで俺のことが苦手だった言われた。
えぇー・・・ちょっとショック、と思ってたら、シェリルがフォローする様に言った。
「ほとんど話したことないし、近寄りがたい印象しかなくて。でも、今は全然違いますよ、ホントに。話しやすくって、何というか・・・居心地良いです」
「居心地良い・・・」
そうか、シェリルも俺といるのは嫌なわけではないって事か。
苦手と言われた時はどうしようかと思ったが、希望が見えた。
だとしたら、確かめてみるしかないかもしれない。
護衛はいつ外れてもおかしくないのだ。
時間はあまり無い。
「ママさん、二階って空いてる?」
「一番奥の個室なら空いてるわよ」
「じゃあ、そこ借ります。シェリル、悪いけどちょっと移動しよう。ここ落ち着かない」
「?わかりました」
首を傾げるシェリルの腕を取って二階にさっさと上がって行く。
つまみを持ったママさんも後からついて来てくれた。
「じゃ、ごゆっくり~」と、ママさんがバタンと扉を閉めた。
「ソファ座ろっか」
「はぁ」
若干戸惑い気味のシェリルを促して、並んで座る。
何回も来たけど、個室に来たのは初めてだったな。
そこで、ハタと気がついた。
勢いでここまで来てしまったが、どうしよう。
魔力の相性確かめたいとか言ったら、気持ち悪がられるかな?
でも、シェリルが気になるのは確かだし・・・
ぐるぐる考え始めたら、どうして良いかわからなくなってしまった。
そういえば今まで、相手が自分をどう思うか気になる、なんて考えた事も無かった。
「アシュレイさん?どうしたんですか?具合悪くなっちゃいました?」
シェリルが心配気に顔を覗き込んで来た。
若草色の綺麗な瞳に自分だけを映しているのを見て、俄にドキドキして来てしまった。
おいおい、どうした俺、中等部の学生じゃ無いんだぞ!!
真っ赤になってあうあうしていると、ますますシェリルは心配そうに顔を寄せて来た。
「本当に変ですよ。色々あったし、熱でも出たのかな?」
そっとおでこをつけて、熱まで測られてしまった。
接触したおでこから微量ながら魔力を感じる。
うぅ、やっぱり心地良い。
「熱は無いなぁ」
そう言いながら離れようとするのを思わず腕を回して、ギュウっとシェリルを抱きしめてしまった。
あ、俺のバカ!
「!!!」
シェリルは突然のことでびっくりしてる。
当然だ。でも、離せない。
「ごめん、シェリル。ちょっとだけこのままでも良い?」
それだけ言うと、やっとわかった。
そうか、俺、いつの間にかシェリルを好きになってたんだな。
魔力に惹かれるのも納得だ。
そうっとシェリルを離すと、シェリルがびっくりした顔をしてこっちを見ていたが、急に心配そうな顔になると
「アシュレイさん、私に縋りたくなるほど辛かったんですね。そうですよね、バートンさんは仲良しでしたし、ショックも大きいですよね」
わかります、と頷きながら納得していた。
おい、ちょっと待て。
何故今バートンが出てくる。
「いや、そうじゃなくて・・・」
「良いんですよ。薄々みんなとの距離怪しいなって思ったのに、言うの遅かったですよね、すみません」
「だから、そうじゃなくてって。おい、みんなって何だみんなって?」
「?みんなですよ、え?アシュレイさん、研究所の人達にモテモテなの気がつかなかったんですか?」
はああああああ!?
何だそれ、何だそれ!?
バートンみたいに思ってる奴がまだいるってか!?
せっかく、シェリルへの気持ちに気が付いたのに、そのシェリルから恐ろしい事実を聞かされ、呆然としてしまった。
右隣にいるシェリルの横顔を見ながら、グロリア亭に来る前、仕事中のことを思い出していた。
***
書類に目を通しながら、チラリとシェリルを見る。
彼女は今、処理の終わった書類らを分類別にチェックしてファイリングしてくれている。
終わると、届いた書類に目を通して、急ぎのものから回してくれていた。
やりやすい、物凄く仕事が捗る。
シェリルは力の加減が下手なので、たまに物を壊すから大雑把に見えるけど、意外と慎重で気配りもできるタイプだ。
姉のミランダに似て仕事は出来る。
騎士に戻すのは惜しい。
このまま助手として雇いたいくらいだ。
ほぼ犯人は特定されたし、さっきのような目に遭わないとは限らないので、そばに置いておきたいのが本音。
それと魔力。シェリルの魔力は心地よかった。
魔力の相性なんて、今まで気にしたこともなかったし、魔力が多いのは家族とか同じ魔術師の野郎ばかりだったので、ちょっと衝撃だった。
あの感覚が忘れ難い。
どうしよう、気がつくとシェリルを見てしまう。
シェリルはあまり感じてないようだから、これは魔術師特有の執着というやつなのだろうか・・・?
浄化師のクリストファーが魔力の相性は抗い難く惹きつけられると言っていたが、これか?これなのか?
現に奴は異世界から来た渡り人と結婚までしている。
膝の上に乗せて、食事も自ら食べさせるくらいで、ドン引きした覚えはあるが、本人はお構いなしだ。
さすがクリストファー。
渡り人もそれが普通と言われたら、そうなのかな?くらいにしか思っていないようだし。
余計な事言うなよ、って目で制された覚えがある。
その時はえ~、ぐらいしか思わなかったけど・・・
ちょっとわかる。
バートンに迫られたところを助けてもらった吊り橋効果なのかも?と、思わないでもないが、とても惹かれている自分がいる。
どうしよう、どうすれば良い?
などと思ってたら、就業時間が終わってしまったのだった。
離れ難いし、腹は減ったしでシェリルを見たら、いつも通り、心得た、とばかりにお供するっていうから、グロリア亭まで来たのだった。
***
今日は金曜日なので、グロリア亭には混んでいた。
丁度カウンターの端が2席空いていた。
カウンターに近づいたら隣の男がシェリルをチラチラ見ていた。
私服のシェリルは騎士だなんて誰も思わないくらいの美人だから、見たくなる気持ちはわかるが、気に入らない。
シェリルが普通に男の隣に行こうとしたから、彼女を端にして俺がその隣に座った。
ツマミを頼んで、チビチビ飲んで食べていたら、話の流れで俺のことが苦手だった言われた。
えぇー・・・ちょっとショック、と思ってたら、シェリルがフォローする様に言った。
「ほとんど話したことないし、近寄りがたい印象しかなくて。でも、今は全然違いますよ、ホントに。話しやすくって、何というか・・・居心地良いです」
「居心地良い・・・」
そうか、シェリルも俺といるのは嫌なわけではないって事か。
苦手と言われた時はどうしようかと思ったが、希望が見えた。
だとしたら、確かめてみるしかないかもしれない。
護衛はいつ外れてもおかしくないのだ。
時間はあまり無い。
「ママさん、二階って空いてる?」
「一番奥の個室なら空いてるわよ」
「じゃあ、そこ借ります。シェリル、悪いけどちょっと移動しよう。ここ落ち着かない」
「?わかりました」
首を傾げるシェリルの腕を取って二階にさっさと上がって行く。
つまみを持ったママさんも後からついて来てくれた。
「じゃ、ごゆっくり~」と、ママさんがバタンと扉を閉めた。
「ソファ座ろっか」
「はぁ」
若干戸惑い気味のシェリルを促して、並んで座る。
何回も来たけど、個室に来たのは初めてだったな。
そこで、ハタと気がついた。
勢いでここまで来てしまったが、どうしよう。
魔力の相性確かめたいとか言ったら、気持ち悪がられるかな?
でも、シェリルが気になるのは確かだし・・・
ぐるぐる考え始めたら、どうして良いかわからなくなってしまった。
そういえば今まで、相手が自分をどう思うか気になる、なんて考えた事も無かった。
「アシュレイさん?どうしたんですか?具合悪くなっちゃいました?」
シェリルが心配気に顔を覗き込んで来た。
若草色の綺麗な瞳に自分だけを映しているのを見て、俄にドキドキして来てしまった。
おいおい、どうした俺、中等部の学生じゃ無いんだぞ!!
真っ赤になってあうあうしていると、ますますシェリルは心配そうに顔を寄せて来た。
「本当に変ですよ。色々あったし、熱でも出たのかな?」
そっとおでこをつけて、熱まで測られてしまった。
接触したおでこから微量ながら魔力を感じる。
うぅ、やっぱり心地良い。
「熱は無いなぁ」
そう言いながら離れようとするのを思わず腕を回して、ギュウっとシェリルを抱きしめてしまった。
あ、俺のバカ!
「!!!」
シェリルは突然のことでびっくりしてる。
当然だ。でも、離せない。
「ごめん、シェリル。ちょっとだけこのままでも良い?」
それだけ言うと、やっとわかった。
そうか、俺、いつの間にかシェリルを好きになってたんだな。
魔力に惹かれるのも納得だ。
そうっとシェリルを離すと、シェリルがびっくりした顔をしてこっちを見ていたが、急に心配そうな顔になると
「アシュレイさん、私に縋りたくなるほど辛かったんですね。そうですよね、バートンさんは仲良しでしたし、ショックも大きいですよね」
わかります、と頷きながら納得していた。
おい、ちょっと待て。
何故今バートンが出てくる。
「いや、そうじゃなくて・・・」
「良いんですよ。薄々みんなとの距離怪しいなって思ったのに、言うの遅かったですよね、すみません」
「だから、そうじゃなくてって。おい、みんなって何だみんなって?」
「?みんなですよ、え?アシュレイさん、研究所の人達にモテモテなの気がつかなかったんですか?」
はああああああ!?
何だそれ、何だそれ!?
バートンみたいに思ってる奴がまだいるってか!?
せっかく、シェリルへの気持ちに気が付いたのに、そのシェリルから恐ろしい事実を聞かされ、呆然としてしまった。
1
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
竜人のつがいへの執着は次元の壁を越える
たま
恋愛
次元を超えつがいに恋焦がれるストーカー竜人リュートさんと、うっかりリュートのいる異世界へ落っこちた女子高生結の絆されストーリー
その後、ふとした喧嘩らか、自分達が壮大な計画の歯車の1つだったことを知る。
そして今、最後の歯車はまずは世界の幸せの為に動く!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
裏庭係の私、いつの間にか偉い人に気に入られていたようです
ルーシャオ
恋愛
宮廷メイドのエイダは、先輩メイドに頼まれ王城裏庭を掃除した——のだが、それが悪かった。「一体全体何をしているのだ! お前はクビだ!」「すみません、すみません!」なんと貴重な薬草や香木があることを知らず、草むしりや剪定をしてしまったのだ。そこへ、薬師のデ・ヴァレスの取りなしのおかげで何とか「裏庭の管理人」として首が繋がった。そこからエイダは学び始め、薬草の知識を増やしていく。その真面目さを買われて、薬師のデ・ヴァレスを通じてリュドミラ王太后に面会することに。そして、お見合いを勧められるのである。一方で、エイダを嵌めた先輩メイドたちは——?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる