魔法騎士 マジーア・ドルチェ慶輔

里見ケイシロウ

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 千葉県館山市に存在する城山公園は初期の江戸時代、里見氏の拠点である館山城が建てられた土地であるこの場所は、南房総が誇る人気の観光地。マジカルギアで柚希達の行方を捜していた慶輔とムニエルは、この館山に柚希達がいる事が分かったため、やって来たのだ。

「マジカルギアのおかげで、尼子さん達が館山にいるのは分ったけど……」
「後はどうやって彼女達を説得するかだムニね~」

 慶輔はムニエルと共に目的地に到着して、かなりの覚悟を決めていた。

「もうここまで来たんだから、引き下がれないよ。これ以上、アリエルさん達に悲しい思いをさせたらダメなんだから」

 それもそのはず。柚希達4人は一体どうして喫煙飲酒パーティーに参加して、援助交際に手を出したのかわかっていないのだ。それが原因でアリエル達と対立しているのか、聞き出さなければいけないのである。

「慶輔君、ムニエル!」
「その声ってアリエルさん!?」

 背後から聞こえた聞き覚えのある優しい口調による突然の不意打ちに、さすがの慶輔とムニエルもドキッとした。振り返ると、そこに声の持ち主であるアリエルが、セシルとテスラを従えてきたのだった。しかも彼女達の表情は何やら悲しそうだった。

「アリエルさんにテスラさん。それにセシルさんまで!?」
「どうしてここにいるってわかったの?」
「ゴメンなさい慶輔君。私達どうしても柚希達の事が心配でやって来たの……」

 あくまでもステラツィオのメンバーとして柚希達を心配していたアリエルだった。柚希もあんなに自分達を心配してくれてるアリエルとどうして対立しなくてはいけないのかと、慶輔は少々悲しい気持ちになってしまった。

「アリエルさん、もしかしてステラツィオが所属している事務所のページ見たの?」
「ええ。うちらな、どうして柚希達があんな事したのか、全く聞いてないんよ」
「でも私達、柚希達の口から、どうしてこんな事したのかちゃんと本音で聞きたいの。」

 どうやら彼女達はまだ柚希達の事を完全に嫌ってないようである。この様な気持ちを見る事ができれば、問題ないと考える慶輔だった。

「じゃあさ、アリエルさん達は城山公園の遊び場で待ってて? キャンピングセットを持ってきてるんだ」
「柚希さん達の事は僕と慶輔君に任せるムニ!」
「ムニエル、あんたええ人やな」

 ムニエルの逞しい言葉に、セシルは満面の笑みを見せた。

「それじゃあ、ちょっと柚希さんがいる城山公園の裏側へ行ってくるね?」
「また何かあったら連絡するムニ!」

 会話を弾ませながら、慶輔とムニエルは城山公園の裏へと向かっていった。

---to be continued---
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