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二日日の訓練は川で行うことになったため、慶輔はアリエル達とともに、持参していた水着に着替え、集合場所の河原へと集まった。
「水着きて訓練なんて一体どういうのかな?」
「あのベアトリクス学園長の事だから、またとんでもない訓練方法だと思うよ?」
そんな一行の目線は、未だにパーカーを着ているアーシェへとむけられている。
「そういえばアーシェ、いつまでパーカー着ているつもりだい?」
「ちょっと、ラムザ君!?」
それに続いてルーネスと慶輔が少し微笑む感じでアーシェに詰め寄ってきた。
「さてと、オーストリアの不死鳥と呼ばれたアーシェ嬢の水着姿をご覧になりますか!」
「一体どんな水着なのか、気になります!」
「ちょっとルーネスも慶輔君もやめなよ! そんな事言うからアーシェが勇気無くなるんじゃないか!」
もじもじするアーシェを庇うかのように二人を叱るアルクゥ。
「アーシェ、もう脱いだらどや? こんなもの着ていたら訓練の妨害になってまうやろ?」
「分かったから、恥ずかしいから静かにしててね?」
顔を赤く染めてパーカーのファスナーに指をかけるアーシェは、可憐な中華風の水着を着たセシルの開放的な姿を見て、意を決しパーカーを脱ぐ。
「さてさて、どんなのかな?」
紅茶を飲みながらアーシェを見るラムザ。露になったアーシェの水着は、大きな胸を強調するセクシーなスカート風ビキニで、胸部分の布面積がせまかった。
「アーシェさん、最高に可愛いですよ!」
「もう、慶輔君たら~!」
慶輔の言葉を耳にしたアーシェは、恥じらいながら顔を自分の両手で隠すである。
「それにしてもアーシェ、とても可愛い水着じゃない! こんな可愛い水着を選択するなんて、アーシェも色々と考えるじゃない」
「いいえ、選んだのはリノアなのよ! だって私の胸が大きいからってもっと派手に可愛くしろってうるさいんだもん……!」
リノアの方向を見て、もじもじしながら言葉を放つアーシェであったが、慶輔に見られただけで、恥ずかしくなってしまってるのが分かる。
「リノアって、こういう事もあるんだな~!」
「女の子ってそういうのに真剣なんだな~」
ラムザとアルクゥがそう語り合ってると、そちらの方へと近づいてるレフィアの声がしてきた。
「お待たせしましたわ! 皆様、今日の訓練頑張りましょうね!」
ルーネスがレフィアの姿を見て真っ青な表情で仰天するのを機に、それに反応するように、ほかのみんなもレフィアに注目し顔を真っ赤にする。
「みんな、どうかいたしまして?」
「あの~、レフィアさんて……」
「慶輔君、いかがいたしました?」
顔を真っ赤にしてもじもじ言葉を放つ慶輔に何かあったのか尋ねるレフィア。
「レフィア、着替える時ちゃんと鏡見た!?」
「アーシェ!?」
カチカチな状態でレフィアに話しかけるアーシェ。
「もしかしてレフィアさん、ソープ嬢目指してたの!?」
慶輔の声にハッとするレフィア。
「え……?」
「レフィアさん、今こういう格好してるんだよ?」
慶輔が取り出した手鏡に映りだしているもの、それは下半身はスカート嬢のビキニに上半身が完全に全裸となっている姿が見えた。
「い…いやああああああ!!」
陽が落ち始めた空に、ようやく悲劇を悟ったレフィアの叫び声が響き渡った。
---to be continued---
「水着きて訓練なんて一体どういうのかな?」
「あのベアトリクス学園長の事だから、またとんでもない訓練方法だと思うよ?」
そんな一行の目線は、未だにパーカーを着ているアーシェへとむけられている。
「そういえばアーシェ、いつまでパーカー着ているつもりだい?」
「ちょっと、ラムザ君!?」
それに続いてルーネスと慶輔が少し微笑む感じでアーシェに詰め寄ってきた。
「さてと、オーストリアの不死鳥と呼ばれたアーシェ嬢の水着姿をご覧になりますか!」
「一体どんな水着なのか、気になります!」
「ちょっとルーネスも慶輔君もやめなよ! そんな事言うからアーシェが勇気無くなるんじゃないか!」
もじもじするアーシェを庇うかのように二人を叱るアルクゥ。
「アーシェ、もう脱いだらどや? こんなもの着ていたら訓練の妨害になってまうやろ?」
「分かったから、恥ずかしいから静かにしててね?」
顔を赤く染めてパーカーのファスナーに指をかけるアーシェは、可憐な中華風の水着を着たセシルの開放的な姿を見て、意を決しパーカーを脱ぐ。
「さてさて、どんなのかな?」
紅茶を飲みながらアーシェを見るラムザ。露になったアーシェの水着は、大きな胸を強調するセクシーなスカート風ビキニで、胸部分の布面積がせまかった。
「アーシェさん、最高に可愛いですよ!」
「もう、慶輔君たら~!」
慶輔の言葉を耳にしたアーシェは、恥じらいながら顔を自分の両手で隠すである。
「それにしてもアーシェ、とても可愛い水着じゃない! こんな可愛い水着を選択するなんて、アーシェも色々と考えるじゃない」
「いいえ、選んだのはリノアなのよ! だって私の胸が大きいからってもっと派手に可愛くしろってうるさいんだもん……!」
リノアの方向を見て、もじもじしながら言葉を放つアーシェであったが、慶輔に見られただけで、恥ずかしくなってしまってるのが分かる。
「リノアって、こういう事もあるんだな~!」
「女の子ってそういうのに真剣なんだな~」
ラムザとアルクゥがそう語り合ってると、そちらの方へと近づいてるレフィアの声がしてきた。
「お待たせしましたわ! 皆様、今日の訓練頑張りましょうね!」
ルーネスがレフィアの姿を見て真っ青な表情で仰天するのを機に、それに反応するように、ほかのみんなもレフィアに注目し顔を真っ赤にする。
「みんな、どうかいたしまして?」
「あの~、レフィアさんて……」
「慶輔君、いかがいたしました?」
顔を真っ赤にしてもじもじ言葉を放つ慶輔に何かあったのか尋ねるレフィア。
「レフィア、着替える時ちゃんと鏡見た!?」
「アーシェ!?」
カチカチな状態でレフィアに話しかけるアーシェ。
「もしかしてレフィアさん、ソープ嬢目指してたの!?」
慶輔の声にハッとするレフィア。
「え……?」
「レフィアさん、今こういう格好してるんだよ?」
慶輔が取り出した手鏡に映りだしているもの、それは下半身はスカート嬢のビキニに上半身が完全に全裸となっている姿が見えた。
「い…いやああああああ!!」
陽が落ち始めた空に、ようやく悲劇を悟ったレフィアの叫び声が響き渡った。
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