39 / 1,121
異母様 1
しおりを挟む
サヤが夢の番人になって三日。とうとうこの日がやって来た。
夜の帳が下りようとしている時刻。片付けの指示を飛ばしていた俺のもとに、一人の村人が駆けてきて、馬車が来たと告げたのだ。
それは、異母様方の帰還を意味する。
俺は馬車を迎えるため、館に戻ることとなった。
身綺麗にしている暇はない。だがサヤは、化粧が落ちているし、このままではマズイだろう……。サヤだけ身を清めるように指示しようか……しかし、それだと間に合わないよな……そんな風に考え焦っていると、ハインが顔を泥で汚すようにとサヤに指示を出す。
「異母様たちに顔を晒すのは良くないでしょう。かといって、皆汚れている中一人身綺麗なのも違和感があります。
それなら、いつも通りで良いのです」
サヤは連日、泥で汚れて作業している。農民たちと一緒に汗を流しているのだ。
その指示に、サヤは頷いて、近場の泥濘に手を突っ込む。それを顔や服に擦りつけた。
荷物だけを別館に置き、馬車用の出入り口で、使用人と共に馬車を迎えた。
俺たちが使用している二人乗りの馬車より、ふた回り大きい馬車。馬は三頭。
ゆっくりと進む馬車の中に、異母様が見えた。
「お帰りなさいませ」
そう告げる。
いつもなら視線も送られず、そのまま通過する。
しかし、この日はやはり違った。サヤを見ている……。俺の背中に緊張が走る。
異母様が手を挙げて馬車に停まるよう指示を飛ばしたからだ。
「その子供は」
おっとりと優しい声。だけど俺は、その声に身が竦む。
その異母様の奥の座席に、兄上が気怠げに座るのが見えた。こちらに興味は無いようだ……。
大丈夫だと自分に言い聞かせ、異母様の質問に答える。
「雨季の間、雇うことにした者です。
先日メバックで、職探しをしていたのを、見掛けたので」
「ほぅ……領民なのですか」
「異国の者です。言葉はよく理解しておりますので、問題ありませ……」
「その方、名は」
俺の言葉が終わるのを待たず、異母様がサヤに声を掛けた。
サヤが、身を硬くしたのが分かる。「名乗っていい」と、サヤにしか聞こえない小声で俺が言うと、サヤはゆっくりと身を起こした。
「鶴来野小夜と、申します」
緊張し、少し震える声で、そう答える。
異母様は暫くサヤを見据えていたが、興味が失せたように視線を逸らした。そして合図を送り、また馬車が進み出す。その間、兄上はずっと、こちらを見る事もなかった。
馬車が通過し、俺たちは身を起こす。
出迎えに出ていた使用人たちと共に解散し、別館に戻ってからすぐ、執務室に向かった。
「どうだったかな……。兄上は大丈夫だったと思うけど」
俺がそう言うと、ハインが頷く。
お茶の準備を始めると共に、サヤに濡れた手拭いを差し出す。サヤはお礼を言ってそれを受け取り、顔の泥汚れを拭った。
「そうですね。兄上様は全くサヤを見ませんでしたから、問題無いかと。
異母様は、やはり興味を示しましたね……。ただ、サヤを女性だとは気付いていないと思います。もしそうであるなら「子供」ではなく「娘」と表現したでしょうから」
「そうか……。なんにしても、今日からは畑の手伝いをする場合も、注意しないといけないな」
今までのように、手伝いをして汗をを流していては、化粧なんてすぐ落ちてしまうし……。
とはいえ、サヤは結構な戦力だったのだ。重いものをひょいひょい運ぶのだから。
「収穫はほぼ終わりに近づいてますし、 力仕事の手伝いは終了しましょう。
脱穀が始まれば、作業場は貯蔵庫の前のみです。異母様たちの目に止まることもないでしょう。それに、そろそろ仮住居と川辺の補強を始めなければなりません」
ハインの言葉に、自分のやらねばならないことを今一度考え直す。
異母様に別館の使用許可をお願いするのは明日以降だな……。今日言っても取り合ってもらえそうにない。帰ったばかりだからと突っぱねられるのがオチだ。
「じゃあまず明日……異母様に別館の使用をお願いしに行こう。ハインは一緒に来てくれ。
サヤは、身支度を念入りに。明日からはどこに異母様たちの目があるか分からない。使用人の出入りも増えるから、きちんと男装しておかないとね」
「畏まりました」
「別館の使用許可……無駄だと思いますけどね……」
「分かってるけど、万が一ってこともあるだろう?」
やるだけやっておく。それだけだ。
俺が撤回する気がないと分かっているハインは、もう一度溜息を吐いてから、夕食の準備を始めますと退室し、サヤは風呂の準備のため、水汲みに行った。
俺はそのまま執務室に残り、ギルに近況報告の手紙を書く。
収穫はほぼ終わり、農民たちの収入は確保できそうだ。最低最悪の事態は避けられたと思う。
次は川の対処。そして仮住居だ。
それはそうと……。
サヤが、何か悩んでる風なんだよな……。
作業の合間、川辺を通る時など、たまに川を見て、立ち止まっている姿を見かけるのだ。
はじめは川の様子が心配なのかと思ったのだが、そうであるならば、何か言ってこないのも変な気がする……。
こちらから声を掛けた方がいいのか……悩みどころだ。あえて言ってこないことを、つついて良いものか……。
「これも……明日以降だな……」
そう結論を出して、手紙の最後を締めくくることにする。
収穫が終わったら、大店会議を行う。
川の補強や農家たちの仮住居の建設には、当然莫大な費用が必要となってくる。更に、氾濫の後には、家屋の再建も必要なのだ。
それは農家の者たちだけに捻り出せるような金額ではなく、俺たちが氾濫が起こる時の為にと準備して来た予算にも収まらない。
領内全体から、一律に税金を上げると言う方法で対処するのだが、今すぐに必要な現金を確保できる方法ではない。よって、メバックの商人たちに寄付を募ったり、まとまった金を借りることになるのだ。
その為の根回しはギルたちにお願いしたから、ある程度の話は通ってると思うが……借りるにしろ、寄付してもらうにしろ、きちんと顔を出して直接お願いするのが筋だと思っている。
その為、俺が領主代行となった年から、こういった会議をちょくちょく開いているのだ。
それまでどうしてたんだという話だが……一方的に通達してたらしい……。
それを知った時俺は血の気が引く思いだったのだが、貴族というのは案外そんな風らしい。
顔も合わさず、一方的にお金を借りていく貴族……。社会の不条理を垣間見た瞬間だった。
一通りの仕事を終える頃、サヤが食事の支度が整ったと報告に来たので、封をした手紙を持って執務室を出る。
配膳を済ませたハインに渡し、送っておくように伝えて夕食だ。
「そういえば……村の人たちに、サンドイッチの作り方を聞かれたのですが……教えて良いのでしょうか」
食事の最中、急にサヤがそんなことを言い出した。
ハインの目がキラリと光る。
「まあ、聞かれるでしょうね。目立ってたでしょうし」
そうですね……。目立ってたでしょうとも。
農作業の合間、俺たちは毎日ベントウというものを持参してたのだ。
はじめのうちは、昼が近づくと、作業を中断して別館に戻り、簡単な昼食を済ませていた。
しかし今年はサンドイッチがある。サヤの国では、これを篭などに詰めて持ち出して、外で食べたりするのだと、教えられたのが切っ掛けだった。
朝食準備の時一緒に作ってしまえば、いちいち帰って料理しなくて良いし、手に持って食べれるから食器も最低限で済む。
サンドイッチの入った篭を持ち、敷物とお茶を持参しておいて、昼には木陰で食事する。食事が済めば、サンドイッチの無くなった篭に敷物等を突っ込んで持ち帰る。移動と調理時間の短縮ができるわけだ。
サヤの民族お得意の効率化。時間が惜しい俺たちは当然採用した。
サヤはサンドイッチ以外にも持ち出しやすい料理をいくつか教えてくれたので、種類も豊富で毎日飽きない。
ハインはハインで思惑があったようだ。
特殊な料理を沢山秘匿する必要はない。ハインは料理人ではないのだから。
少しずつ村人に情報提供し、農作業の効率化を図り、農民の生活にゆとりを持たせるという計画を立てたのだ。
生活に風呂を取り入れるための下準備だと言った。ちょっと意味が分からないが……ハインが言うのだから、そうなんだろうと自分を納得させる。
「教えても良いですが、マヨネーズはまだ教えないで下さい。あれはちょっと特殊すぎますからね。秘伝なのでと言っておけば突っ込んでは来ませんよ」
「そうですか? じゃあ……特殊な調味料を使わないもの……バーガーとか、パニーニとかなら、大丈夫でしょうか」
日々サヤから新しいメニューを教えてもらってるハインが「それなら良いと思います」と承諾する。
パニーニやバーガーというのは、サンドイッチの親戚みたいなものらしい。
挟んであれば全部サンドイッチで良いと思うのだが……サヤの国はいちいち区別するのだ。
「なんだか、楽しみですよね。
はじめは教えた通りの料理を作るのだと思いますけど……そのうち、各家庭の特色が出て来ますよ。そうしたら、新しいメニューが増えますね」
「ほぅ……それはより楽しみが増えました」
新しい料理という、ハインへの餌が投下された……。
夜の帳が下りようとしている時刻。片付けの指示を飛ばしていた俺のもとに、一人の村人が駆けてきて、馬車が来たと告げたのだ。
それは、異母様方の帰還を意味する。
俺は馬車を迎えるため、館に戻ることとなった。
身綺麗にしている暇はない。だがサヤは、化粧が落ちているし、このままではマズイだろう……。サヤだけ身を清めるように指示しようか……しかし、それだと間に合わないよな……そんな風に考え焦っていると、ハインが顔を泥で汚すようにとサヤに指示を出す。
「異母様たちに顔を晒すのは良くないでしょう。かといって、皆汚れている中一人身綺麗なのも違和感があります。
それなら、いつも通りで良いのです」
サヤは連日、泥で汚れて作業している。農民たちと一緒に汗を流しているのだ。
その指示に、サヤは頷いて、近場の泥濘に手を突っ込む。それを顔や服に擦りつけた。
荷物だけを別館に置き、馬車用の出入り口で、使用人と共に馬車を迎えた。
俺たちが使用している二人乗りの馬車より、ふた回り大きい馬車。馬は三頭。
ゆっくりと進む馬車の中に、異母様が見えた。
「お帰りなさいませ」
そう告げる。
いつもなら視線も送られず、そのまま通過する。
しかし、この日はやはり違った。サヤを見ている……。俺の背中に緊張が走る。
異母様が手を挙げて馬車に停まるよう指示を飛ばしたからだ。
「その子供は」
おっとりと優しい声。だけど俺は、その声に身が竦む。
その異母様の奥の座席に、兄上が気怠げに座るのが見えた。こちらに興味は無いようだ……。
大丈夫だと自分に言い聞かせ、異母様の質問に答える。
「雨季の間、雇うことにした者です。
先日メバックで、職探しをしていたのを、見掛けたので」
「ほぅ……領民なのですか」
「異国の者です。言葉はよく理解しておりますので、問題ありませ……」
「その方、名は」
俺の言葉が終わるのを待たず、異母様がサヤに声を掛けた。
サヤが、身を硬くしたのが分かる。「名乗っていい」と、サヤにしか聞こえない小声で俺が言うと、サヤはゆっくりと身を起こした。
「鶴来野小夜と、申します」
緊張し、少し震える声で、そう答える。
異母様は暫くサヤを見据えていたが、興味が失せたように視線を逸らした。そして合図を送り、また馬車が進み出す。その間、兄上はずっと、こちらを見る事もなかった。
馬車が通過し、俺たちは身を起こす。
出迎えに出ていた使用人たちと共に解散し、別館に戻ってからすぐ、執務室に向かった。
「どうだったかな……。兄上は大丈夫だったと思うけど」
俺がそう言うと、ハインが頷く。
お茶の準備を始めると共に、サヤに濡れた手拭いを差し出す。サヤはお礼を言ってそれを受け取り、顔の泥汚れを拭った。
「そうですね。兄上様は全くサヤを見ませんでしたから、問題無いかと。
異母様は、やはり興味を示しましたね……。ただ、サヤを女性だとは気付いていないと思います。もしそうであるなら「子供」ではなく「娘」と表現したでしょうから」
「そうか……。なんにしても、今日からは畑の手伝いをする場合も、注意しないといけないな」
今までのように、手伝いをして汗をを流していては、化粧なんてすぐ落ちてしまうし……。
とはいえ、サヤは結構な戦力だったのだ。重いものをひょいひょい運ぶのだから。
「収穫はほぼ終わりに近づいてますし、 力仕事の手伝いは終了しましょう。
脱穀が始まれば、作業場は貯蔵庫の前のみです。異母様たちの目に止まることもないでしょう。それに、そろそろ仮住居と川辺の補強を始めなければなりません」
ハインの言葉に、自分のやらねばならないことを今一度考え直す。
異母様に別館の使用許可をお願いするのは明日以降だな……。今日言っても取り合ってもらえそうにない。帰ったばかりだからと突っぱねられるのがオチだ。
「じゃあまず明日……異母様に別館の使用をお願いしに行こう。ハインは一緒に来てくれ。
サヤは、身支度を念入りに。明日からはどこに異母様たちの目があるか分からない。使用人の出入りも増えるから、きちんと男装しておかないとね」
「畏まりました」
「別館の使用許可……無駄だと思いますけどね……」
「分かってるけど、万が一ってこともあるだろう?」
やるだけやっておく。それだけだ。
俺が撤回する気がないと分かっているハインは、もう一度溜息を吐いてから、夕食の準備を始めますと退室し、サヤは風呂の準備のため、水汲みに行った。
俺はそのまま執務室に残り、ギルに近況報告の手紙を書く。
収穫はほぼ終わり、農民たちの収入は確保できそうだ。最低最悪の事態は避けられたと思う。
次は川の対処。そして仮住居だ。
それはそうと……。
サヤが、何か悩んでる風なんだよな……。
作業の合間、川辺を通る時など、たまに川を見て、立ち止まっている姿を見かけるのだ。
はじめは川の様子が心配なのかと思ったのだが、そうであるならば、何か言ってこないのも変な気がする……。
こちらから声を掛けた方がいいのか……悩みどころだ。あえて言ってこないことを、つついて良いものか……。
「これも……明日以降だな……」
そう結論を出して、手紙の最後を締めくくることにする。
収穫が終わったら、大店会議を行う。
川の補強や農家たちの仮住居の建設には、当然莫大な費用が必要となってくる。更に、氾濫の後には、家屋の再建も必要なのだ。
それは農家の者たちだけに捻り出せるような金額ではなく、俺たちが氾濫が起こる時の為にと準備して来た予算にも収まらない。
領内全体から、一律に税金を上げると言う方法で対処するのだが、今すぐに必要な現金を確保できる方法ではない。よって、メバックの商人たちに寄付を募ったり、まとまった金を借りることになるのだ。
その為の根回しはギルたちにお願いしたから、ある程度の話は通ってると思うが……借りるにしろ、寄付してもらうにしろ、きちんと顔を出して直接お願いするのが筋だと思っている。
その為、俺が領主代行となった年から、こういった会議をちょくちょく開いているのだ。
それまでどうしてたんだという話だが……一方的に通達してたらしい……。
それを知った時俺は血の気が引く思いだったのだが、貴族というのは案外そんな風らしい。
顔も合わさず、一方的にお金を借りていく貴族……。社会の不条理を垣間見た瞬間だった。
一通りの仕事を終える頃、サヤが食事の支度が整ったと報告に来たので、封をした手紙を持って執務室を出る。
配膳を済ませたハインに渡し、送っておくように伝えて夕食だ。
「そういえば……村の人たちに、サンドイッチの作り方を聞かれたのですが……教えて良いのでしょうか」
食事の最中、急にサヤがそんなことを言い出した。
ハインの目がキラリと光る。
「まあ、聞かれるでしょうね。目立ってたでしょうし」
そうですね……。目立ってたでしょうとも。
農作業の合間、俺たちは毎日ベントウというものを持参してたのだ。
はじめのうちは、昼が近づくと、作業を中断して別館に戻り、簡単な昼食を済ませていた。
しかし今年はサンドイッチがある。サヤの国では、これを篭などに詰めて持ち出して、外で食べたりするのだと、教えられたのが切っ掛けだった。
朝食準備の時一緒に作ってしまえば、いちいち帰って料理しなくて良いし、手に持って食べれるから食器も最低限で済む。
サンドイッチの入った篭を持ち、敷物とお茶を持参しておいて、昼には木陰で食事する。食事が済めば、サンドイッチの無くなった篭に敷物等を突っ込んで持ち帰る。移動と調理時間の短縮ができるわけだ。
サヤの民族お得意の効率化。時間が惜しい俺たちは当然採用した。
サヤはサンドイッチ以外にも持ち出しやすい料理をいくつか教えてくれたので、種類も豊富で毎日飽きない。
ハインはハインで思惑があったようだ。
特殊な料理を沢山秘匿する必要はない。ハインは料理人ではないのだから。
少しずつ村人に情報提供し、農作業の効率化を図り、農民の生活にゆとりを持たせるという計画を立てたのだ。
生活に風呂を取り入れるための下準備だと言った。ちょっと意味が分からないが……ハインが言うのだから、そうなんだろうと自分を納得させる。
「教えても良いですが、マヨネーズはまだ教えないで下さい。あれはちょっと特殊すぎますからね。秘伝なのでと言っておけば突っ込んでは来ませんよ」
「そうですか? じゃあ……特殊な調味料を使わないもの……バーガーとか、パニーニとかなら、大丈夫でしょうか」
日々サヤから新しいメニューを教えてもらってるハインが「それなら良いと思います」と承諾する。
パニーニやバーガーというのは、サンドイッチの親戚みたいなものらしい。
挟んであれば全部サンドイッチで良いと思うのだが……サヤの国はいちいち区別するのだ。
「なんだか、楽しみですよね。
はじめは教えた通りの料理を作るのだと思いますけど……そのうち、各家庭の特色が出て来ますよ。そうしたら、新しいメニューが増えますね」
「ほぅ……それはより楽しみが増えました」
新しい料理という、ハインへの餌が投下された……。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
騎士団寮のシングルマザー
古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。
突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。
しかし、目を覚ますとそこは森の中。
異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる!
……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!?
※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。
※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
政略結婚の約束すら守ってもらえませんでした。
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
「すまない、やっぱり君の事は抱けない」初夜のベットの中で、恋焦がれた初恋の人にそう言われてしまいました。私の心は砕け散ってしまいました。初恋の人が妹を愛していると知った時、妹が死んでしまって、政略結婚でいいから結婚して欲しいと言われた時、そして今。三度もの痛手に私の心は耐えられませんでした。
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる