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人と獣 2
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「べっつにね、今に始まったことじゃないんすよ。
もうかれこれ数年、繰り返してる喧嘩なんす」
そう言ったダニルは、はあぁと、大きく息を吐く。その数年繰り返す喧嘩。俺はずっとその被害者なんすよ。といった風に。
「あの二人、夫婦役やってますけど、俺からしちゃほぼ一緒っすよ。
十年くらい一緒に暮らしてる。
親父さんが姐さん拾ってからずっとっす」
「拾った?」
「あー、姐さん、元々はどっかの町の色女だったんすよ。火事のどさくさに紛れて逃げ出して、逃げたはいいけど身を売る以外に糧を得る手段もねぇ。で、娼館に繋がれてねぇ色女の扱いなんざしれてます。
好きに弄ばれて捨てられてんのを、親父さんがたまたま、拾ったんすよ」
なんでもないことの様に言うが、それはエレノラの、秘しておきたい過去ではないのだろうか? 慌てた俺にダニルは、「俺らの中じゃ皆が知ってることっす。姐さんだって隠してないんだ、気にしてないっすよ」と、苦笑を浮かべる。
その表情が、いいとこの坊ちゃんだよなぁと、俺のことを思っている顔で、ちょっと気不味い……。
「や、ご子息様を笑ってんじゃないんすよ。
俺らにゃ、これくらいのことは日常茶飯事っつーか……ありきたりなんすよ。
大体のやつが似たり寄ったりだ。だから誰も気にしない。
まあそんでね、十年一緒に暮らすってことはさ、男女の仲な訳っすよ。やることやってるわけだ」
そう言って、両手の指を複雑な形に絡める。
それが、男女のまぐわいを表わしているということは知っているから、どう反応したものかと困ってしまう。
サヤが拉致られた後で良かった……。こういうのも多分、嫌だろうし。
赤面してしまっているだろう俺を意に介すでもなく、ダニルは話を続ける。
「もう夫婦も同然でしょ。なのに、親父さんはね、姉さんを番にはしないんだ。
今回だって、姐さんがそろそろ一緒になろうって言って、それをまた親父さんがはねつけて、あの状態っす」
なんでだと思います? と、ダニルが問うてくる。
だが聞いただけの話では理由が思いつかない。
料理人としての腕も確かで、こうして店を持たせてみても問題が無い。ガウリィは充分、エレノラ一人くらい養える収入を得れるだろうし、エレノラだってそれなりの料理人なのだ。そして十年共に暮らして、そ、そういうことも、しているわけで……情が無いとは思えない。
「分かんねぇんだ……あんた本当に、坊ちゃんだね」
「……察しが悪くて申し訳ない。教えてもらえるか」
「いや、馬鹿にしたんじゃないんだ……あんたほんとに、気付かねぇんだなって思ってさ。
……親父さんは獣で、姐さんは人。
そこんとこがずっと、親父さんの中ではでっかい痼りでね。
わざわざ獣と番になるなんざ、馬鹿のすることだって言うんすよ」
獣と、人。ああ……だから「妻」や「嫁」ではなく「番」と表現されたのか。
納得出来た反面、とてもじゃないが受け入れられない内容だと思った。
獣人を「獣」と表現することだ。
それは、ハインを卑下することであるし、兇手の面々の中には沢山の獣人が存在する。その全員を貶める発言だと思ったのだ。
俺の不満は顔に現れていたのだろう。
ダニルが、たははと、眉の下がったまま、苦笑を浮かべる。
「なんであんたがそんな顔すんのか、訳分かんねぇ。
本人が言ってるんすよ」
「本人だろうが、人を卑下する理由として、妥当だとは思えない。
……そう言われてきたのだということは、分かる……だが……エレノラは、ガウリィが獣人であることなんて百も承知で、その上でそうしたいと、言っているのだよな?」
俺の問いに、ダニルはそうっすね。と、肯定。
しかし、俺から視線を逸らし、陰りのある表情を見せた。
「けどねぇ……親父さんに限らず、獣の連中は、番いを得ようとはしないっすよ。
そもそも兇手なんてしてる連中の大概は、元から幸せとか、そういうのに縁のない人生を歩んでる。
だから、家庭を築くなんてことに、違和感しかない。
経験したこともないからさ、想像出来ない。自分とは縁遠いものであるとしか思えねぇんだ」
視線を手元に落とし、ボソボソと話すダニル自身が、きっとそう思っているのだというのが、分かる。彼の視線の先が、何も見定めていないのだ。
彼だってその、危うい人生を、歩んで来ている。
そして「姐さんは……娼館に売られる前は、普通の家の人間だった。だから、家庭ってやつを、知ってんす」と、言う。
「姐さんがこういったことを望むのは、幸せな家庭ってのを知ってるからだ。
だから、俺らとは相容れない人なんだって、思っちまう。
俺らにゃ無理っすよ。望まれたって、与えられない。
だから親父さんは、姐さんの幸せを思うなら、離れるべきじゃあないか……。そう思ってんのに、踏ん切ることも出来ねぇんですよ。
姐さんがどんな人生歩んできたかも、知っちまってるからね」
ザワザワと、胸が騒めく。
間違ってると、俺の気持ちは言っていた。
間違ってる。知らないから築けない。与えることが出来ないから、一緒にいられない。それは違う、そうじゃない筈だ。
「けどさ、ここの生活は……その普通を錯覚させられちまって……姐さんもそれに期待しちまって……ついそろそろって、言っちまったんす。こうなるのは分かってんのにね」
矢も盾もたまらず、俺は立ち上がった。
ダニルがビクッとなり、驚いた様に俺を見る。
「……え? ご子息様?」
「間違ってるのはエレノラじゃない。ガウリィだよ」
怒りにも似たその衝動のまま、俺はダニルの部屋を出た。そのままガウリィの部屋に。
訪いも問わず、扉を開けて中に入る。その俺の背後から、慌てた様子のダニルの声が「ちょっと、やばいっすよ⁉︎ 近付かない方が……」などと言っているのが聞こえたが、無視をした。
部屋の中には、先程と変わらない位置に、ガウリィがいる。
窓枠に腰を下ろし、ただ項垂れた様に頭を垂れている。
俺が遠慮なく近付くと、そこから刺し貫く様な視線で睨め挙げられた。
普段の俺なら遠慮するが、今はしない。同じく睨み返す。
「……来んなって、言ったの、聞いてなかったのか……」
「聞く気が無くなったんだよ」
そう言って腕を伸ばすと、高速で動いたガウリィの手に叩かれた。
ビリッと腕の痛覚に痺れが走る。だが引き下がったら最後だとばかりに、その手を再度、突き出した。ガウリィの後ろ襟を掴む。
「何しやがんだ⁉︎」
「俺はお前の雇い主だよな⁉︎ 今、俺との契約を遂行中のはずだ!」
もう一方の腕を、ガウリィの頭に回し、強引に引き寄せた。俺の眼前に。視線を合わせる。
「ならお前は、ただのガウリィだ。これからもずっと、料理人のガウリィなんだよ!
何が獣だ……俺はガウリィを雇ったんだ。それ以上でも以下でもない!
エレノラとは夫婦で、ここに骨を埋めてもらう。お前たちが、ここを出て行こうと思うまでは、このままずっと、それが続くんだ!」
もうかれこれ数年、繰り返してる喧嘩なんす」
そう言ったダニルは、はあぁと、大きく息を吐く。その数年繰り返す喧嘩。俺はずっとその被害者なんすよ。といった風に。
「あの二人、夫婦役やってますけど、俺からしちゃほぼ一緒っすよ。
十年くらい一緒に暮らしてる。
親父さんが姐さん拾ってからずっとっす」
「拾った?」
「あー、姐さん、元々はどっかの町の色女だったんすよ。火事のどさくさに紛れて逃げ出して、逃げたはいいけど身を売る以外に糧を得る手段もねぇ。で、娼館に繋がれてねぇ色女の扱いなんざしれてます。
好きに弄ばれて捨てられてんのを、親父さんがたまたま、拾ったんすよ」
なんでもないことの様に言うが、それはエレノラの、秘しておきたい過去ではないのだろうか? 慌てた俺にダニルは、「俺らの中じゃ皆が知ってることっす。姐さんだって隠してないんだ、気にしてないっすよ」と、苦笑を浮かべる。
その表情が、いいとこの坊ちゃんだよなぁと、俺のことを思っている顔で、ちょっと気不味い……。
「や、ご子息様を笑ってんじゃないんすよ。
俺らにゃ、これくらいのことは日常茶飯事っつーか……ありきたりなんすよ。
大体のやつが似たり寄ったりだ。だから誰も気にしない。
まあそんでね、十年一緒に暮らすってことはさ、男女の仲な訳っすよ。やることやってるわけだ」
そう言って、両手の指を複雑な形に絡める。
それが、男女のまぐわいを表わしているということは知っているから、どう反応したものかと困ってしまう。
サヤが拉致られた後で良かった……。こういうのも多分、嫌だろうし。
赤面してしまっているだろう俺を意に介すでもなく、ダニルは話を続ける。
「もう夫婦も同然でしょ。なのに、親父さんはね、姉さんを番にはしないんだ。
今回だって、姐さんがそろそろ一緒になろうって言って、それをまた親父さんがはねつけて、あの状態っす」
なんでだと思います? と、ダニルが問うてくる。
だが聞いただけの話では理由が思いつかない。
料理人としての腕も確かで、こうして店を持たせてみても問題が無い。ガウリィは充分、エレノラ一人くらい養える収入を得れるだろうし、エレノラだってそれなりの料理人なのだ。そして十年共に暮らして、そ、そういうことも、しているわけで……情が無いとは思えない。
「分かんねぇんだ……あんた本当に、坊ちゃんだね」
「……察しが悪くて申し訳ない。教えてもらえるか」
「いや、馬鹿にしたんじゃないんだ……あんたほんとに、気付かねぇんだなって思ってさ。
……親父さんは獣で、姐さんは人。
そこんとこがずっと、親父さんの中ではでっかい痼りでね。
わざわざ獣と番になるなんざ、馬鹿のすることだって言うんすよ」
獣と、人。ああ……だから「妻」や「嫁」ではなく「番」と表現されたのか。
納得出来た反面、とてもじゃないが受け入れられない内容だと思った。
獣人を「獣」と表現することだ。
それは、ハインを卑下することであるし、兇手の面々の中には沢山の獣人が存在する。その全員を貶める発言だと思ったのだ。
俺の不満は顔に現れていたのだろう。
ダニルが、たははと、眉の下がったまま、苦笑を浮かべる。
「なんであんたがそんな顔すんのか、訳分かんねぇ。
本人が言ってるんすよ」
「本人だろうが、人を卑下する理由として、妥当だとは思えない。
……そう言われてきたのだということは、分かる……だが……エレノラは、ガウリィが獣人であることなんて百も承知で、その上でそうしたいと、言っているのだよな?」
俺の問いに、ダニルはそうっすね。と、肯定。
しかし、俺から視線を逸らし、陰りのある表情を見せた。
「けどねぇ……親父さんに限らず、獣の連中は、番いを得ようとはしないっすよ。
そもそも兇手なんてしてる連中の大概は、元から幸せとか、そういうのに縁のない人生を歩んでる。
だから、家庭を築くなんてことに、違和感しかない。
経験したこともないからさ、想像出来ない。自分とは縁遠いものであるとしか思えねぇんだ」
視線を手元に落とし、ボソボソと話すダニル自身が、きっとそう思っているのだというのが、分かる。彼の視線の先が、何も見定めていないのだ。
彼だってその、危うい人生を、歩んで来ている。
そして「姐さんは……娼館に売られる前は、普通の家の人間だった。だから、家庭ってやつを、知ってんす」と、言う。
「姐さんがこういったことを望むのは、幸せな家庭ってのを知ってるからだ。
だから、俺らとは相容れない人なんだって、思っちまう。
俺らにゃ無理っすよ。望まれたって、与えられない。
だから親父さんは、姐さんの幸せを思うなら、離れるべきじゃあないか……。そう思ってんのに、踏ん切ることも出来ねぇんですよ。
姐さんがどんな人生歩んできたかも、知っちまってるからね」
ザワザワと、胸が騒めく。
間違ってると、俺の気持ちは言っていた。
間違ってる。知らないから築けない。与えることが出来ないから、一緒にいられない。それは違う、そうじゃない筈だ。
「けどさ、ここの生活は……その普通を錯覚させられちまって……姐さんもそれに期待しちまって……ついそろそろって、言っちまったんす。こうなるのは分かってんのにね」
矢も盾もたまらず、俺は立ち上がった。
ダニルがビクッとなり、驚いた様に俺を見る。
「……え? ご子息様?」
「間違ってるのはエレノラじゃない。ガウリィだよ」
怒りにも似たその衝動のまま、俺はダニルの部屋を出た。そのままガウリィの部屋に。
訪いも問わず、扉を開けて中に入る。その俺の背後から、慌てた様子のダニルの声が「ちょっと、やばいっすよ⁉︎ 近付かない方が……」などと言っているのが聞こえたが、無視をした。
部屋の中には、先程と変わらない位置に、ガウリィがいる。
窓枠に腰を下ろし、ただ項垂れた様に頭を垂れている。
俺が遠慮なく近付くと、そこから刺し貫く様な視線で睨め挙げられた。
普段の俺なら遠慮するが、今はしない。同じく睨み返す。
「……来んなって、言ったの、聞いてなかったのか……」
「聞く気が無くなったんだよ」
そう言って腕を伸ばすと、高速で動いたガウリィの手に叩かれた。
ビリッと腕の痛覚に痺れが走る。だが引き下がったら最後だとばかりに、その手を再度、突き出した。ガウリィの後ろ襟を掴む。
「何しやがんだ⁉︎」
「俺はお前の雇い主だよな⁉︎ 今、俺との契約を遂行中のはずだ!」
もう一方の腕を、ガウリィの頭に回し、強引に引き寄せた。俺の眼前に。視線を合わせる。
「ならお前は、ただのガウリィだ。これからもずっと、料理人のガウリィなんだよ!
何が獣だ……俺はガウリィを雇ったんだ。それ以上でも以下でもない!
エレノラとは夫婦で、ここに骨を埋めてもらう。お前たちが、ここを出て行こうと思うまでは、このままずっと、それが続くんだ!」
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