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門出 11
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バート商会に戻ると、ルーシーが迎えてくれた。ギルたちはまだ忙しくしているらしい。
いつもの天真爛漫なお迎えは控え、慎ましく首部を垂れるルーシー。
そうしているとお嬢様って感じだよなぁ。
「こちら、ギルの姪にあたる、ルーシーです。本店の後継でもあります」
「耳飾の依頼を担当させて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します」
昨日は下準備で顔合わせしていなかったから、ついでに紹介しておき、お土産の髪留めを渡すとキョトンとした顔。
「前に欲しいって言ってたから」
「ええっ⁉︎」
びっくりされてしまったけれど、いつもお世話になってるしね。
「作業はまだ応接室?」
「はい。でもそろそろ一区切りつくと思います。先程お茶を用意してくれって言われたので」
「あ、ワドも忙しいんだね。じゃあ、ハイン」
「畏まりました」
サヤも忙しくしてるんだろう。そうじゃなければ、自分で用意したろうから。
応接室に戻ると、ギルは長椅子で休憩していたけれど、サヤはまだ何か書き物をしている様子。
でも俺たちが入室したのに気付くと、席を立った。
「おかえりなさいませ。如何でしたか」
「お土産貰っちゃったわ。
でも使い方がよく分からないの。教えてもらえる?」
そう言って紙の小袋を差し出す二人に、サヤはにっこりと微笑む。
「お前にしちゃ気が利いてる」
「……丁度目に付いたんだよ……」
「事前に一言も無く、急に思い立つのだけは、なんとかしていただきたいのですが」
お茶の準備をしつつぐちぐち文句を言われた……。根に持っていたらしい。
前髪や横髪を器用に纏めてもらったクオン様とリヴィ様が、鏡を覗き込んでキャッキャとはしゃぐ様子を眺めつつ、お茶を口にしていると。
「ああしてりゃ、普通に麗しいけどなぁ……」
と、ギルの呟き。
「貴族にゃ大柄な女性はそれなりにいる。アギーほどの大貴族となれば、俺たち庶民と食生活から違うからな。そりゃ育つだろ。
オリヴィエラ様は確かに背は少し高めだが、でも均整の取れた良い釣り合いだと思うけどなぁ」
「……中まで見えている貴方が言うと変態でしかありませんね」
「見えてねぇわ!」
「分かるのだから見えてるも同然でしょう」
「ちょっ、声落として!」
サヤには当然聞こえているのだから、もう少し内容考えて喋ってくれ!
ボッと顔を赤くしたサヤを不思議そうに見るリヴィ様とクオン様。
従者の方々も、サヤの視線を追って俺たちを見て、でも状況が掴めず首を傾げる。会話の内容は聞こえないないみたいでホッとした。
ひらひらと手を振って誤魔化して、お茶は如何ですかと声を掛けると、三人揃ってやってくる。
「今日もお茶菓子はあるの?」
「えっ。……すいません、無いです」
「なんだ。無いの……」
「ふふ。良かったら作りましょうか?」
「料理長に聞いてみますよ。何かしら作っていると……」
さっさと席に着く一同。ギルの隣だけが一席空いて、遠慮していたリヴィ様が狼狽える。
結局恐る恐ると言った様子で腰を下ろし、ギルに「髪留め、とてもよくお似合いですね」と言われ、真っ赤に染まった。
……ギルがリヴィ様のお気持ちに気付いていないとは思えない。
こうして一言を添えるのも、それを当たり障りない言葉にしているのも、ちゃんと考えてのことだろう。
まるで気付いていないといった風に振る舞い、褒めても踏み込まないのは……お互いの地位や、立場や、俺の事情や、そういったものを考えた結果なのだと思う。
それでも言葉を添えてしまうのは……元来の女性に対する底なしの優しさと、リヴィ様への気遣いと、少なくとも憎からず思っていると……考えて良いのではないか……。
ひとときの戯れとしての縁であってほしくはない。
けれど、踏み込まないことを選ぶ双方に、じれったいと思ってしまう。
◆
その日の夕刻間近に、耳飾を依頼したいという貴族の方がご到着された。
ギルとルーシー、紹介者のクオン様と共に迎えに出たのだけど……。
「……ホーデリーフェ様……」
「夜会ではお世話になりました」
知り合いであったので、俺が手をお貸しすることにした。馬車を降りるホーデリーフェ様に手を差し出すと、近くにいた武官と視線がかち合い、ギッと睨まれる。……え……別に他意はない……よ?
「イザーク……」
窘められて視線を落とすイザーク。襟飾を付けているから、ホーデリーフェ様の武官なのだろうけど……。
「申し訳ございませんわ。ヒルリオ様のことがございまして、うちの武官は少々神経質ですの。
それと、彼はイザーク……私と将来を約束しております」
あっさり暴露されたことに、当のイザークが慌てるが、ホーデリーフェ様は素知らぬ顔。
「立場が違いますから……成人するまであともう少し、待たなければなりませんの。家も承知しております。ですが……印が無いからと、ヒルリオ様には……」
「成る程。彼は、平民なのですね」
子爵家の娘と平民。性別が逆であれば庇護することもできたろうけれど、嫁ぐホーデリーフェ様が貴族。そして彼女の家は、九子の彼女を家に残すつもりはないということか。
それでも、彼女の意思は尊重しているのだから、別に境遇が悪いというわけでもない。ヒルリオが絡まなければ、何事もなく時期は巡ってきたはずだ。
「今までは、お互いの関係を周知する手段がございませんでしたけれど、あの耳飾ならばと思いました。
レイシール様にはお世話になりましたから、ほんの少しでも、恩返しになればと」
「有難いです」
ホーデリーフェ様とイザークさんを促し、ルーシーを紹介した。
彼女が耳飾の意匠案を纏め、職人へと仲介する役だ。まずは応接室にて意見交換を行うと説明がされる。
家の事情も絡むだろうから、俺たちは立ち会わない。聞いた話もここだけのこととし、他言はしないことを書面でも約束する。
その辺りは貴族とのやりとりが多いバート商会だから、問題無いだろう。
女中は部屋を整えるために残り、従者はワドと打ち合わせの様子。
「さて、戴冠式まで、何組用意できるかしらね。とにかく数をこなすしかないのだけれど」
「クオン様のご尽力に感謝します。その一歩は、こうして踏み出せたので」
「でしたら、明日の取材と硝子筆、楽しませてちょうだい」
強気の彼女に苦笑しつつ、俺は部屋に向かう恋人らを見送って、俺たちも部屋へ戻りましょうと促した。
◆
本日も犬笛を吹いたけれど、現れたのはアイル。
「……ジェイド、怪我が酷いのか?」
「そこにいる。怪我も心配いらない」
アイルの言う方向に視線をやるけれど、俺にはジェイドを見つけることが叶わず、ちょっと落ち込む。
掟を蔑ろにしてしまったのだから、そこは怒られて当然だと思ってるけど……顔も合わせてもらえないって、なんか辛い……。
「ウォルテールのことで、叱責とか……そういったことは?」
「主、我らは貴方の軍門に下った。頭も貴方の意思ならば尊重すべしとしている」
「でもそれは、俺が君らの掟を蔑ろにして良いってことじゃない。それは、分かってるんだ……」
「それだけ弁えていても、ああすることを選んだ。ということも、理解している。
あれも気持ちが落ち着けば出てくる。気にするな」
冷静なアイルの声音に、うん……と、頷くしかなくて、背後のサヤを振り返るも、やはり俺と同じような困った顔。
「そうか……。
あ、今日は拠点村に向かう。まずはセイバーン村に寄って、土嚢壁を見てからそちらで一泊することになると思う。館に伝えておいてもらえるか」
「承知した。ウォルテールは明後日、ロジェ村へと向かう」
「そうか……。顔を出しても、問題無いかな」
「問題があればいちいち告げない」
そう言われ、ははっと、苦笑を返す。
ロジェ村に向かう前にもう一度、ウォルテールに顔を見せておくかな。その方が、彼も落ち着くだろうし。
俺たちがアギーでの社交に明け暮れている間に、ロゼとエルランドはリディオ商会に帰還し、運送業という日常の生活に戻っているのだけれど、年初めの仕事でオーストへと向かうらしく、その途中でロジェ村にも立ち寄って、吠狼の受け入れを交渉してくれることになっていた。
それにより、ロジェ村は俺の直轄地となり、税の徴収など役人の出入りを逃れられる。ロジェ村は、獣の特徴を持つ者たちの隠れ家となるのだ。
ウォルテールらの移動が決まっているということは、もう話もついているのだろう。
書類上の手続きはマルが行ってくれていたから、抜かりはない。
色々の進む速度が、随分と速くなってきたのは、人手が増えており、皆が優秀だから。俺は恵まれてるよなと改めて思う。
「分かった、ありがとう。じゃあ、頼む」
サヤを促して身支度を終え、応接室へと移動することにした。
俺にとっての不安は、ジェイドのことくらい。
最近では日常となってきた、そんな平和な一日の始まりを、当たり前に受け入れて。
俺には、この先に立ち込める暗雲が、まだ、見えていなかった。
いつもの天真爛漫なお迎えは控え、慎ましく首部を垂れるルーシー。
そうしているとお嬢様って感じだよなぁ。
「こちら、ギルの姪にあたる、ルーシーです。本店の後継でもあります」
「耳飾の依頼を担当させて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します」
昨日は下準備で顔合わせしていなかったから、ついでに紹介しておき、お土産の髪留めを渡すとキョトンとした顔。
「前に欲しいって言ってたから」
「ええっ⁉︎」
びっくりされてしまったけれど、いつもお世話になってるしね。
「作業はまだ応接室?」
「はい。でもそろそろ一区切りつくと思います。先程お茶を用意してくれって言われたので」
「あ、ワドも忙しいんだね。じゃあ、ハイン」
「畏まりました」
サヤも忙しくしてるんだろう。そうじゃなければ、自分で用意したろうから。
応接室に戻ると、ギルは長椅子で休憩していたけれど、サヤはまだ何か書き物をしている様子。
でも俺たちが入室したのに気付くと、席を立った。
「おかえりなさいませ。如何でしたか」
「お土産貰っちゃったわ。
でも使い方がよく分からないの。教えてもらえる?」
そう言って紙の小袋を差し出す二人に、サヤはにっこりと微笑む。
「お前にしちゃ気が利いてる」
「……丁度目に付いたんだよ……」
「事前に一言も無く、急に思い立つのだけは、なんとかしていただきたいのですが」
お茶の準備をしつつぐちぐち文句を言われた……。根に持っていたらしい。
前髪や横髪を器用に纏めてもらったクオン様とリヴィ様が、鏡を覗き込んでキャッキャとはしゃぐ様子を眺めつつ、お茶を口にしていると。
「ああしてりゃ、普通に麗しいけどなぁ……」
と、ギルの呟き。
「貴族にゃ大柄な女性はそれなりにいる。アギーほどの大貴族となれば、俺たち庶民と食生活から違うからな。そりゃ育つだろ。
オリヴィエラ様は確かに背は少し高めだが、でも均整の取れた良い釣り合いだと思うけどなぁ」
「……中まで見えている貴方が言うと変態でしかありませんね」
「見えてねぇわ!」
「分かるのだから見えてるも同然でしょう」
「ちょっ、声落として!」
サヤには当然聞こえているのだから、もう少し内容考えて喋ってくれ!
ボッと顔を赤くしたサヤを不思議そうに見るリヴィ様とクオン様。
従者の方々も、サヤの視線を追って俺たちを見て、でも状況が掴めず首を傾げる。会話の内容は聞こえないないみたいでホッとした。
ひらひらと手を振って誤魔化して、お茶は如何ですかと声を掛けると、三人揃ってやってくる。
「今日もお茶菓子はあるの?」
「えっ。……すいません、無いです」
「なんだ。無いの……」
「ふふ。良かったら作りましょうか?」
「料理長に聞いてみますよ。何かしら作っていると……」
さっさと席に着く一同。ギルの隣だけが一席空いて、遠慮していたリヴィ様が狼狽える。
結局恐る恐ると言った様子で腰を下ろし、ギルに「髪留め、とてもよくお似合いですね」と言われ、真っ赤に染まった。
……ギルがリヴィ様のお気持ちに気付いていないとは思えない。
こうして一言を添えるのも、それを当たり障りない言葉にしているのも、ちゃんと考えてのことだろう。
まるで気付いていないといった風に振る舞い、褒めても踏み込まないのは……お互いの地位や、立場や、俺の事情や、そういったものを考えた結果なのだと思う。
それでも言葉を添えてしまうのは……元来の女性に対する底なしの優しさと、リヴィ様への気遣いと、少なくとも憎からず思っていると……考えて良いのではないか……。
ひとときの戯れとしての縁であってほしくはない。
けれど、踏み込まないことを選ぶ双方に、じれったいと思ってしまう。
◆
その日の夕刻間近に、耳飾を依頼したいという貴族の方がご到着された。
ギルとルーシー、紹介者のクオン様と共に迎えに出たのだけど……。
「……ホーデリーフェ様……」
「夜会ではお世話になりました」
知り合いであったので、俺が手をお貸しすることにした。馬車を降りるホーデリーフェ様に手を差し出すと、近くにいた武官と視線がかち合い、ギッと睨まれる。……え……別に他意はない……よ?
「イザーク……」
窘められて視線を落とすイザーク。襟飾を付けているから、ホーデリーフェ様の武官なのだろうけど……。
「申し訳ございませんわ。ヒルリオ様のことがございまして、うちの武官は少々神経質ですの。
それと、彼はイザーク……私と将来を約束しております」
あっさり暴露されたことに、当のイザークが慌てるが、ホーデリーフェ様は素知らぬ顔。
「立場が違いますから……成人するまであともう少し、待たなければなりませんの。家も承知しております。ですが……印が無いからと、ヒルリオ様には……」
「成る程。彼は、平民なのですね」
子爵家の娘と平民。性別が逆であれば庇護することもできたろうけれど、嫁ぐホーデリーフェ様が貴族。そして彼女の家は、九子の彼女を家に残すつもりはないということか。
それでも、彼女の意思は尊重しているのだから、別に境遇が悪いというわけでもない。ヒルリオが絡まなければ、何事もなく時期は巡ってきたはずだ。
「今までは、お互いの関係を周知する手段がございませんでしたけれど、あの耳飾ならばと思いました。
レイシール様にはお世話になりましたから、ほんの少しでも、恩返しになればと」
「有難いです」
ホーデリーフェ様とイザークさんを促し、ルーシーを紹介した。
彼女が耳飾の意匠案を纏め、職人へと仲介する役だ。まずは応接室にて意見交換を行うと説明がされる。
家の事情も絡むだろうから、俺たちは立ち会わない。聞いた話もここだけのこととし、他言はしないことを書面でも約束する。
その辺りは貴族とのやりとりが多いバート商会だから、問題無いだろう。
女中は部屋を整えるために残り、従者はワドと打ち合わせの様子。
「さて、戴冠式まで、何組用意できるかしらね。とにかく数をこなすしかないのだけれど」
「クオン様のご尽力に感謝します。その一歩は、こうして踏み出せたので」
「でしたら、明日の取材と硝子筆、楽しませてちょうだい」
強気の彼女に苦笑しつつ、俺は部屋に向かう恋人らを見送って、俺たちも部屋へ戻りましょうと促した。
◆
本日も犬笛を吹いたけれど、現れたのはアイル。
「……ジェイド、怪我が酷いのか?」
「そこにいる。怪我も心配いらない」
アイルの言う方向に視線をやるけれど、俺にはジェイドを見つけることが叶わず、ちょっと落ち込む。
掟を蔑ろにしてしまったのだから、そこは怒られて当然だと思ってるけど……顔も合わせてもらえないって、なんか辛い……。
「ウォルテールのことで、叱責とか……そういったことは?」
「主、我らは貴方の軍門に下った。頭も貴方の意思ならば尊重すべしとしている」
「でもそれは、俺が君らの掟を蔑ろにして良いってことじゃない。それは、分かってるんだ……」
「それだけ弁えていても、ああすることを選んだ。ということも、理解している。
あれも気持ちが落ち着けば出てくる。気にするな」
冷静なアイルの声音に、うん……と、頷くしかなくて、背後のサヤを振り返るも、やはり俺と同じような困った顔。
「そうか……。
あ、今日は拠点村に向かう。まずはセイバーン村に寄って、土嚢壁を見てからそちらで一泊することになると思う。館に伝えておいてもらえるか」
「承知した。ウォルテールは明後日、ロジェ村へと向かう」
「そうか……。顔を出しても、問題無いかな」
「問題があればいちいち告げない」
そう言われ、ははっと、苦笑を返す。
ロジェ村に向かう前にもう一度、ウォルテールに顔を見せておくかな。その方が、彼も落ち着くだろうし。
俺たちがアギーでの社交に明け暮れている間に、ロゼとエルランドはリディオ商会に帰還し、運送業という日常の生活に戻っているのだけれど、年初めの仕事でオーストへと向かうらしく、その途中でロジェ村にも立ち寄って、吠狼の受け入れを交渉してくれることになっていた。
それにより、ロジェ村は俺の直轄地となり、税の徴収など役人の出入りを逃れられる。ロジェ村は、獣の特徴を持つ者たちの隠れ家となるのだ。
ウォルテールらの移動が決まっているということは、もう話もついているのだろう。
書類上の手続きはマルが行ってくれていたから、抜かりはない。
色々の進む速度が、随分と速くなってきたのは、人手が増えており、皆が優秀だから。俺は恵まれてるよなと改めて思う。
「分かった、ありがとう。じゃあ、頼む」
サヤを促して身支度を終え、応接室へと移動することにした。
俺にとっての不安は、ジェイドのことくらい。
最近では日常となってきた、そんな平和な一日の始まりを、当たり前に受け入れて。
俺には、この先に立ち込める暗雲が、まだ、見えていなかった。
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