724 / 1,121
オゼロ 5
しおりを挟む
雨季も半ばとなったが、川の水位は河川敷を超えることなく、順調に堤は機能しているよう。
新人文官のヘイスベルトも日常業務に慣れてきて、本日から見習い期間終了だ。
「ここは本当に、不思議な道具が沢山ありますよね」
「うん。仕事効率を上げるためにね、開発していってる。
ご覧の通りの人手不足だから……結構助かってるんだよ」
「ですね。この穴あけ機と用紙綴りは秀逸です。あとこのちっちゃい……」
「書類挟み?」
「そうこれ! これ絶対良いですよね。必要なものだけ纏めておけて、外せて、また使えるって……考えついた人は天才です!」
初めは戸惑うことの多かったヘイスベルトだけど、サヤの開発した事務用品をいたく気に入った様子。
これは売り出さないんですか? 絶対に売れますよと推しが強い。
そりゃねぇ、良いんだけど……とりあえず、来年の無償開示品の選定には含まれないので後回しだ。書類仕事は、庶民にはあまり馴染まない。もう少し一般的なのが優先かな。
「まずは国民の生活向上品が優先だから。
まぁ、検証期間に入ったら、貴族と大店中心に売り込んでみるよ。とにかく今は、こっちが先」
「これも凄いですよね……洗濯挟み……どうしてこういう発想が出てくるんでしょう」
「ははは……」
そりゃ、当たり前に使っていたものが無いと、不便を感じるからだろうな……。
来年の無償開示候補として、髪留めと洗濯挟みが候補となっている。
どちらも構造としては難しくないし、売れ行きも好調なので、問題は無いだろうと思っているのだが……。
「本当は干し野菜を早く出したいんだけどなぁ……」
執務机に戻り、ついそう、呟いてしまった……。
越冬中の食料として、これを早く世に広めたい。これが定着すれば、世界はきっと、大きく変わる。冬の過ごし方や、冬場の食糧が不足しがちな土地を救う手立てになる。
そう思っているのだけど、その冬場の食糧となることを目標にする以上、命に関わる。確実に半年から、一年を保たせることのできる食品が、必要だ。
だからこれは、焦ってはいけない。絶対の保障を得られるまで慎重に……。
そう思っているのだけど、やはり気持ちとしては、早くと願ってしまう……。
いかん。頭を切り替えよう。とりあえずは目の前の書類を終わらせて……。
そんな風に、視線を手元に落とした時だ。
「緊急連絡だ」
たまたまマルへと報告に来ていたアイル。そしてハインが、耳を押さえた。
「どうした⁉︎」
「面会希望の商団が来たらしい。招待状等は不所持。
メバックの街で品を拝見し、製造元がここだということで立ち入り許可を求めている」
「……入れたら良いんじゃないのか?」
「例の宝石商だ」
例の……?
一瞬考えたが、カタリーナの件だとすぐにピンと来た。
マルも思い至ったようで、視線を上げる。
「……今カタリーナは……」
「孤児院に勤務中」
「ジーナは⁉︎」
「……確認させる。少し時間をもらう」
そう言ったアイルが執務室を出て行く。
急に慌ただしくなった俺たちに、ヘイスベルトは混乱気味。とりあえず作業を続けておいてと言い渡し、俺は席を立った。
「ハイン、サヤは」
「ルーシーの所でしょう」
「申し訳ないが、カタリーナの方に向かってと伝えて欲しい。万が一の場合があるから。敷地内を通る裏道で、館まで誘導できたら良いんだが……」
「事情は伝えるのですか?」
「…………不安にさせたくないな……極力秘する方向で……」
カタリーナの精神状態が心配だった。
せっかく今、落ち着いているのだ……。できれば知らせないまま、商人を帰したい。
ハインが俺から離れ、サヤに知らせに向かい、そんな風に考えながら歩く俺の横に、マルが並んだ。
「僕も行きます。ここに来るという情報は入っていませんでした。あちらに勘付かれた可能性があります」
「たまたまってことは……?」
「可能性が皆無とは言いませんが……この雨季に、わざわざここに出向くと思いますか?」
「……そうだな。何かしらの手掛かりを得て来ている可能性を想定する方が良いか」
最悪を考えて動くしかない。
だが、確信を持って来ているとは限らないから、まずは接触してみて考えよう。
そう結論を出した時、いつの間にやら合流していたアイルから。
「長屋の同室親子と共に。内職仕事の傍ら、子同士で遊んでいるらしい」
「よしっ、とりあえず、その商人を長屋には近付かせるな⁉︎ 俺が接触して時間を確保しておくから、その間にジーナをこちらで保護して、館まで連れて来て欲しい」
「心得た」
まだ、知られてないなら、良いのだけど……。
不安に胸をかき乱されつつ、とにかくまずは、接触してみてからと、俺は足を進めた。
◆
「お目にかかれて光栄です。
ヤロヴィ宝石商、支店店主をしておりますブリッジスと申します」
例の商人は、何やら随分と不遜そうな男だった。
礼儀に則り正しく振る舞っていても、その瞳が、彼の内面を俺に示してくれているというか……。
お目にかかれて光栄です……ね。
部屋に入ってすぐ、視点は広に切り替えていた。だから、この男の視線の動き、動作はすべて、俺の視界の中。
顔を伏せる時、まず俺の髪を見て、成人前であるということを確認したブリッジス。次に視線が動いたのは俺の服装だった。そして最後にマルへと動き、少々眉間にシワが寄る。
髪。はじめにそこを意識するということは、貴族慣れしており、貴族の成人前がどういった生活をしてきているかを概ね把握しているということだろう。
一般的に、貴族の成人前というのは、一人前とはみなされない。
特別な責任を担うということはまず無いし、それもあって世間慣れしていないことが多い。つまり、貴族社会の常識も、一般社会の常識も不足しがちなうえ、身分で守られ、何をしても大抵許される。
そしてそれを、皆が当たり前のことだと認識しているのだ。
ブリッジスが意識したのも当然その部分だと思う。
そして俺の服装を見て、贅沢に慣れている都会気取りの放蕩息子……と認識した。
まぁね。俺の服装はこの田舎にそぐわない。王都の流行最先端を常に爆走しているものな。まさか試作品や、アリスさんの趣味の結晶を渡されるまま着ているとは、誰も思うまい。
最後のマルは……多分彼が清潔とは言い難い感じだったからだろうなぁ……。
そんな一通りを確認したブリッジスは、顔を伏せる最後に口元を笑みの形に歪めていた。
自分の持つ伝手が俺より上位であるということも自覚し、それを当然のように、自分の力の一部だと考えている……。だから、俺を他愛ない貴族の成人前と、侮る結論に至った。それゆえの嘲笑だろう。
これは、セーデン子爵家との関係が、思いの外濃密なものであることを匂わせた。
良い具合だ。侮ってくれた方が、こちらもやり易いから。
「私が、ブンカケンの事業責任者、レイシール・ハツェン・セイバーンだ。
メバックでの出展品を見たと聞いたが、其方らの扱う品と、我々の手掛ける品とでは随分趣が違うと思う。
申し訳ないが、この田舎にヤロヴィに相応しい品など無いよ」
なにせ、ヤロヴィの取引先は主に貴族。金貨より下の貨幣など使い道が無いような店だ。
なのでさっさとお帰りください。その意味を込めて言ったのだけど……。
「いえ、我々が高く評価致しましたのは、品の価格ではございません。金属を折り曲げるということを、装飾品としてしまった発想力。そして品の質です。
聞けばこれは、ブンカケンの秘匿権所持品とのこと。秘匿権所持品であるのに、あの価格。
品質も悪く無い品であるのに、些か評価が低すぎると感じました。
こちらで調べさせていただいたところ、ブンカケンという店は昨年発足したばかりの新事業であるとのこと。
そして貴方様が主であるとお聞きし、不躾かとも思いましたが、正しき価格で取引すべき良品でございましたので、老婆心ながらお邪魔させていただこうと決心致しましたしだいで……」
成る程。そういう理由を作ってきたか。
つまりこのブリッジス、俺との取引を希望して、ここに来たと言っているのだ。
俺を過小評価した理由の一つに、メバックで販売している装飾品も含まれていたということ。
俺が秘匿権まで取った品をあんな捨て値で商売をしている愚か者だと思った。
だから、我々と手を組めばもっと儲けさせてあげますよ。と、そう言外に述べているというわけだ。
「ふーん、正しき価格……」
ちょっと悪戯心が湧いてしまった。
この男の商売に対する姿勢というものを、見てみたいと思ったのだ。
貴族との柵を商売に絡めること自体は、別段珍しくもない、普通のことだと思う。
俺やギルだって、お互いの立場を利用している。けれど、俺は商売のために女性の人生を弄ぶように扱う感覚。そして、子の存在を、まるで商品の売買を行うように軽く考えている感覚には、到底共感できない。
そこに本人の意思があるならばまだしも、立場の弱い女性や幼子を、当たり前のように駒扱い。そんな男が、俺に儲けさせてやると言うのだ。
時間稼ぎにもなるわけだし、乗ってやろう。
新人文官のヘイスベルトも日常業務に慣れてきて、本日から見習い期間終了だ。
「ここは本当に、不思議な道具が沢山ありますよね」
「うん。仕事効率を上げるためにね、開発していってる。
ご覧の通りの人手不足だから……結構助かってるんだよ」
「ですね。この穴あけ機と用紙綴りは秀逸です。あとこのちっちゃい……」
「書類挟み?」
「そうこれ! これ絶対良いですよね。必要なものだけ纏めておけて、外せて、また使えるって……考えついた人は天才です!」
初めは戸惑うことの多かったヘイスベルトだけど、サヤの開発した事務用品をいたく気に入った様子。
これは売り出さないんですか? 絶対に売れますよと推しが強い。
そりゃねぇ、良いんだけど……とりあえず、来年の無償開示品の選定には含まれないので後回しだ。書類仕事は、庶民にはあまり馴染まない。もう少し一般的なのが優先かな。
「まずは国民の生活向上品が優先だから。
まぁ、検証期間に入ったら、貴族と大店中心に売り込んでみるよ。とにかく今は、こっちが先」
「これも凄いですよね……洗濯挟み……どうしてこういう発想が出てくるんでしょう」
「ははは……」
そりゃ、当たり前に使っていたものが無いと、不便を感じるからだろうな……。
来年の無償開示候補として、髪留めと洗濯挟みが候補となっている。
どちらも構造としては難しくないし、売れ行きも好調なので、問題は無いだろうと思っているのだが……。
「本当は干し野菜を早く出したいんだけどなぁ……」
執務机に戻り、ついそう、呟いてしまった……。
越冬中の食料として、これを早く世に広めたい。これが定着すれば、世界はきっと、大きく変わる。冬の過ごし方や、冬場の食糧が不足しがちな土地を救う手立てになる。
そう思っているのだけど、その冬場の食糧となることを目標にする以上、命に関わる。確実に半年から、一年を保たせることのできる食品が、必要だ。
だからこれは、焦ってはいけない。絶対の保障を得られるまで慎重に……。
そう思っているのだけど、やはり気持ちとしては、早くと願ってしまう……。
いかん。頭を切り替えよう。とりあえずは目の前の書類を終わらせて……。
そんな風に、視線を手元に落とした時だ。
「緊急連絡だ」
たまたまマルへと報告に来ていたアイル。そしてハインが、耳を押さえた。
「どうした⁉︎」
「面会希望の商団が来たらしい。招待状等は不所持。
メバックの街で品を拝見し、製造元がここだということで立ち入り許可を求めている」
「……入れたら良いんじゃないのか?」
「例の宝石商だ」
例の……?
一瞬考えたが、カタリーナの件だとすぐにピンと来た。
マルも思い至ったようで、視線を上げる。
「……今カタリーナは……」
「孤児院に勤務中」
「ジーナは⁉︎」
「……確認させる。少し時間をもらう」
そう言ったアイルが執務室を出て行く。
急に慌ただしくなった俺たちに、ヘイスベルトは混乱気味。とりあえず作業を続けておいてと言い渡し、俺は席を立った。
「ハイン、サヤは」
「ルーシーの所でしょう」
「申し訳ないが、カタリーナの方に向かってと伝えて欲しい。万が一の場合があるから。敷地内を通る裏道で、館まで誘導できたら良いんだが……」
「事情は伝えるのですか?」
「…………不安にさせたくないな……極力秘する方向で……」
カタリーナの精神状態が心配だった。
せっかく今、落ち着いているのだ……。できれば知らせないまま、商人を帰したい。
ハインが俺から離れ、サヤに知らせに向かい、そんな風に考えながら歩く俺の横に、マルが並んだ。
「僕も行きます。ここに来るという情報は入っていませんでした。あちらに勘付かれた可能性があります」
「たまたまってことは……?」
「可能性が皆無とは言いませんが……この雨季に、わざわざここに出向くと思いますか?」
「……そうだな。何かしらの手掛かりを得て来ている可能性を想定する方が良いか」
最悪を考えて動くしかない。
だが、確信を持って来ているとは限らないから、まずは接触してみて考えよう。
そう結論を出した時、いつの間にやら合流していたアイルから。
「長屋の同室親子と共に。内職仕事の傍ら、子同士で遊んでいるらしい」
「よしっ、とりあえず、その商人を長屋には近付かせるな⁉︎ 俺が接触して時間を確保しておくから、その間にジーナをこちらで保護して、館まで連れて来て欲しい」
「心得た」
まだ、知られてないなら、良いのだけど……。
不安に胸をかき乱されつつ、とにかくまずは、接触してみてからと、俺は足を進めた。
◆
「お目にかかれて光栄です。
ヤロヴィ宝石商、支店店主をしておりますブリッジスと申します」
例の商人は、何やら随分と不遜そうな男だった。
礼儀に則り正しく振る舞っていても、その瞳が、彼の内面を俺に示してくれているというか……。
お目にかかれて光栄です……ね。
部屋に入ってすぐ、視点は広に切り替えていた。だから、この男の視線の動き、動作はすべて、俺の視界の中。
顔を伏せる時、まず俺の髪を見て、成人前であるということを確認したブリッジス。次に視線が動いたのは俺の服装だった。そして最後にマルへと動き、少々眉間にシワが寄る。
髪。はじめにそこを意識するということは、貴族慣れしており、貴族の成人前がどういった生活をしてきているかを概ね把握しているということだろう。
一般的に、貴族の成人前というのは、一人前とはみなされない。
特別な責任を担うということはまず無いし、それもあって世間慣れしていないことが多い。つまり、貴族社会の常識も、一般社会の常識も不足しがちなうえ、身分で守られ、何をしても大抵許される。
そしてそれを、皆が当たり前のことだと認識しているのだ。
ブリッジスが意識したのも当然その部分だと思う。
そして俺の服装を見て、贅沢に慣れている都会気取りの放蕩息子……と認識した。
まぁね。俺の服装はこの田舎にそぐわない。王都の流行最先端を常に爆走しているものな。まさか試作品や、アリスさんの趣味の結晶を渡されるまま着ているとは、誰も思うまい。
最後のマルは……多分彼が清潔とは言い難い感じだったからだろうなぁ……。
そんな一通りを確認したブリッジスは、顔を伏せる最後に口元を笑みの形に歪めていた。
自分の持つ伝手が俺より上位であるということも自覚し、それを当然のように、自分の力の一部だと考えている……。だから、俺を他愛ない貴族の成人前と、侮る結論に至った。それゆえの嘲笑だろう。
これは、セーデン子爵家との関係が、思いの外濃密なものであることを匂わせた。
良い具合だ。侮ってくれた方が、こちらもやり易いから。
「私が、ブンカケンの事業責任者、レイシール・ハツェン・セイバーンだ。
メバックでの出展品を見たと聞いたが、其方らの扱う品と、我々の手掛ける品とでは随分趣が違うと思う。
申し訳ないが、この田舎にヤロヴィに相応しい品など無いよ」
なにせ、ヤロヴィの取引先は主に貴族。金貨より下の貨幣など使い道が無いような店だ。
なのでさっさとお帰りください。その意味を込めて言ったのだけど……。
「いえ、我々が高く評価致しましたのは、品の価格ではございません。金属を折り曲げるということを、装飾品としてしまった発想力。そして品の質です。
聞けばこれは、ブンカケンの秘匿権所持品とのこと。秘匿権所持品であるのに、あの価格。
品質も悪く無い品であるのに、些か評価が低すぎると感じました。
こちらで調べさせていただいたところ、ブンカケンという店は昨年発足したばかりの新事業であるとのこと。
そして貴方様が主であるとお聞きし、不躾かとも思いましたが、正しき価格で取引すべき良品でございましたので、老婆心ながらお邪魔させていただこうと決心致しましたしだいで……」
成る程。そういう理由を作ってきたか。
つまりこのブリッジス、俺との取引を希望して、ここに来たと言っているのだ。
俺を過小評価した理由の一つに、メバックで販売している装飾品も含まれていたということ。
俺が秘匿権まで取った品をあんな捨て値で商売をしている愚か者だと思った。
だから、我々と手を組めばもっと儲けさせてあげますよ。と、そう言外に述べているというわけだ。
「ふーん、正しき価格……」
ちょっと悪戯心が湧いてしまった。
この男の商売に対する姿勢というものを、見てみたいと思ったのだ。
貴族との柵を商売に絡めること自体は、別段珍しくもない、普通のことだと思う。
俺やギルだって、お互いの立場を利用している。けれど、俺は商売のために女性の人生を弄ぶように扱う感覚。そして、子の存在を、まるで商品の売買を行うように軽く考えている感覚には、到底共感できない。
そこに本人の意思があるならばまだしも、立場の弱い女性や幼子を、当たり前のように駒扱い。そんな男が、俺に儲けさせてやると言うのだ。
時間稼ぎにもなるわけだし、乗ってやろう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる