797 / 1,121
オゼロ官邸 10
しおりを挟む
想定外の提案であったらしい。
エルピディオ様は、それまでとはまた違った驚きの顔で、口をあんぐりと開いた。
「その石の炭です。
もう先人たちが石炭と名付けてしまっていますから、ちょっとややこしいのですけどね。あれはまだ、厳密な意味で、使える炭ではないようなのです。
エルピディオ様はご存知のことと思いますが、石炭をそのまま燃料として燃やしても、製鉄には使えません。鉄が脆くなってしまいます。
けれど……木と同じく加工することで、鉄を弱らせずに、木炭よりも高温を得られる燃料になります。
また、石炭の加工は木材ほど容易にできるものではありません。
高温を得られるということは、それだけの高温に耐える炉が必要になるということです。
この高温に耐えられる設備は、現状オゼロしか所持できていないと、我々は考えておりまして……」
「ま、待て! 少し待ってくれ!」
待ったがかかり、俺は一旦口を噤んだ。
オゼロ側の方々は、皆それぞれが放心に近い状態で、何やら瞳が虚になってしまっていた……。
長年守ってきた秘匿権を開示しませんかという、とんでもない要求をした後に続いた、新たな燃料開発話が、想定外過ぎたようだ。
皆が怒り狂い、部屋を叩き出される可能性も視野に入れていたのだけど、俺の考えていたよりも、衝撃の方が優ってしまったようだな。魂が抜けかけている。
「大丈夫ですか?」
「それを其方が聞くのかい……」
そんな中でも口を開くことのできたエルピディオ様は、やはり流石、公爵家当主であられる方だと感心する。
エルピディオ様は、俺の言葉を今一度反芻し、とんでもないことを提案されていると再確認したようだ。
頭を振り、聞き間違いであってくれとばかりに、眉間に深いシワを刻んだ。
「…………確認させてもらうが、木炭の秘匿権を、有償開示だと?
その見返りに、石炭の秘匿権を進呈するだと⁉︎」
「概ねその通りなのですが、石炭の秘匿権はまだ得ておりません。これ、木炭を使って加工しなければならないのですが、現在我々に使用可能な木炭量では試験もままならなくて」
石炭の加工には、木炭で出せる最大火力を一昼夜維持しなければならない。
当然、高温を維持し続けるには、かなりの木炭量が必要になる。オゼロから木炭を買い付けている我々では、当然木炭が足りない。
「一応我々はコークスと呼び分けているのですが……これを製造していただきたく、その研究をお願いしたいのです。
オゼロには、そうできる技術と設備があると、我々は考えています」
「何を根拠に⁉︎」
「エルピディオ様。我々は、木炭を作るための施設。あれが元々、この石炭を加工するためのものだったのではと、考えているのですよ」
エルピディオ様は、またもや絶句した。
マルとサヤによると、石炭を作るための設備というのは、劣化して、使用できなくなっているのだろうと結論が出ている。
けれど、まだ施設の形は保っている。その内部に使われていたものも、残っているはずだと。
内部で使われていたもの……それは即ち、耐火煉瓦というものだ。
サヤの世界において、木炭で出せる最大火力は、好条件が揃った上で千二百度が限界。けれど、石炭ならば千五百度。我々が目指す鉄製品の鋳造を行おうとした場合、この千五百度が必要になってくる。
千二百度でも鉄は加工できるが、鋳型に流し込めるくらい、液状化した鉄を大量に作るためには、融点以上の温度が必要であるという。
我々も煉瓦は作れるが、これに耐えられるのは千二百度までだそう。
しかし、耐火煉瓦があれば、千五百度の高温にも耐えることのできる炉が作れる。
更に、高温に耐えられるということは、蓄熱性にも優れている。
多分、その耐火煉瓦が取り出され、木炭を作る炉で使われているのだろう。比較的少ない炭で、多くの炭を製造できるように。
この温度の差について話してくれた時、サヤは言った。
「煉瓦は泥や砂から作られていると思うのですが、耐火煉瓦は二次鉱物から作ります。
二次鉱物……って言うと難しいのですが、要は、粒子の極力細かい粘土だそうです。
多少不純物が混ざっていても、質の良い粘土層を発見することができれば、耐火煉瓦は作れると思います。
作り方じたいは、通常の煉瓦と大差ないはず。……私の世界でも、昔から使われていたはずですから」
サヤの世界では、木材が不足し、その結果石炭の需要が高まったという経緯がある。
どうやら俺たちの世界で言う樹海は存在しないらしく、木々が異常増殖する地域があったりはしないらしい。
そのため、早くから石炭の利用法が模索された。その模索の中に、耐火煉瓦の模索も含まれていた。
耐火煉瓦と通常のレンガとの違い。その特徴は色に出てくるらしい。
不純物を取り除いた、粒子の細かい粘土のみで作られた煉瓦は、焼けば白い色になるのだそうだ。
「とはいえ、私の世界の耐火煉瓦も進歩していまして、現在は黒い煉瓦が出てきてるって、父が興奮してた覚えがあるんですよね……。
オゼロの遺跡の煉瓦が、どの段階なのか、そもそも私の世界の耐火物と同じ進化を遂げたのか……分からないですし、なんとも言えないのですが……」
ただ、サヤの世界での手法は、この世界でも有用だろう。成功率の高い選択肢があるというのは、俺たちにとってとてつもない福音となる。
「コークス炉の中には、耐火煉瓦の相当分厚い層があったはずです。
おそらく、何重にも重ねて使われていた耐火煉瓦を、少量ずつ使って炉を再建しているのでは。
性能は耐火煉瓦の層が、厚ければ厚いだけ上がるでしょうが、木炭にそこまでの耐火性も蓄熱性も必要ありませんし」
だから、素材が残っているうちに、それを再現する研究や、新たな炉の建設を行う。
その煉瓦の大きさや形。前文明では、最良と思われる形状が使われていたはずで、それを同じように作ることができれば、フェルドナレンで鉄製品の鋳物が製造可能になるだろうと、マルは結論を出した。
あるものを使うのではなく、新たに作り上げる研究に入るのだ。
オゼロは歴史の中で木炭の採算量を飛躍的に増やしている。つまり、炉を拡張することには成功している。
前文明の炉を解体して、中の煉瓦を利用しているのだとしても、その耐火煉瓦を接着するためのつなぎも同じく、粒子の細かい粘土から作ったものでなければならないから、その耐火煉瓦に加工できる粘土層が発見され、使われているのではないかと、サヤは言った。
「私は、話として知っているだけなので……実際は、分からないことだらけですが……」
されど、サヤが知らなければ、無かった知識だ。
オゼロの炉が木炭を作るためのものではなかった可能性があるなんて、いったい誰が気付けたろう。
長年その施設を管理してきたオゼロには、炉の再建のために得た経験が蓄積されていることだろうし、俺たちが手を組めば、決して勝算は低くないと思う。
オゼロとしても、やってみる価値はあるはずだ。
「木炭は、陶器を焼くのと大差ない設備で作れました。ですから、今ある施設を使わずとも、製造可能。
となれば、あの施設はもっと別なものを作るためのものだったのではという、可能性が出てきますよね。
そう考えていくと、通常では加工し難いものを加工していた。それが生活に欠かせないものだったのではないかと考えられます。
それで我々が出した結論が、木炭よりも高温を得たかったのではないか……と、なりました」
一応それらしい説明はしてみたけれど、エルピディオ様は茫然自失状態。だから構わず話を続けることにした。
「木炭は、簡単に作れてしまうがゆえに、秘匿し続けるというのが、難しい……。
木炭の秘匿権が維持し続けられているのは、その所持者が公爵家であればこそ」
争って勝てる相手ではない。だから、維持できてきた。
けれど、もうそれも限界がきているのだと、俺は考えている。
エルピディオ様は、それまでとはまた違った驚きの顔で、口をあんぐりと開いた。
「その石の炭です。
もう先人たちが石炭と名付けてしまっていますから、ちょっとややこしいのですけどね。あれはまだ、厳密な意味で、使える炭ではないようなのです。
エルピディオ様はご存知のことと思いますが、石炭をそのまま燃料として燃やしても、製鉄には使えません。鉄が脆くなってしまいます。
けれど……木と同じく加工することで、鉄を弱らせずに、木炭よりも高温を得られる燃料になります。
また、石炭の加工は木材ほど容易にできるものではありません。
高温を得られるということは、それだけの高温に耐える炉が必要になるということです。
この高温に耐えられる設備は、現状オゼロしか所持できていないと、我々は考えておりまして……」
「ま、待て! 少し待ってくれ!」
待ったがかかり、俺は一旦口を噤んだ。
オゼロ側の方々は、皆それぞれが放心に近い状態で、何やら瞳が虚になってしまっていた……。
長年守ってきた秘匿権を開示しませんかという、とんでもない要求をした後に続いた、新たな燃料開発話が、想定外過ぎたようだ。
皆が怒り狂い、部屋を叩き出される可能性も視野に入れていたのだけど、俺の考えていたよりも、衝撃の方が優ってしまったようだな。魂が抜けかけている。
「大丈夫ですか?」
「それを其方が聞くのかい……」
そんな中でも口を開くことのできたエルピディオ様は、やはり流石、公爵家当主であられる方だと感心する。
エルピディオ様は、俺の言葉を今一度反芻し、とんでもないことを提案されていると再確認したようだ。
頭を振り、聞き間違いであってくれとばかりに、眉間に深いシワを刻んだ。
「…………確認させてもらうが、木炭の秘匿権を、有償開示だと?
その見返りに、石炭の秘匿権を進呈するだと⁉︎」
「概ねその通りなのですが、石炭の秘匿権はまだ得ておりません。これ、木炭を使って加工しなければならないのですが、現在我々に使用可能な木炭量では試験もままならなくて」
石炭の加工には、木炭で出せる最大火力を一昼夜維持しなければならない。
当然、高温を維持し続けるには、かなりの木炭量が必要になる。オゼロから木炭を買い付けている我々では、当然木炭が足りない。
「一応我々はコークスと呼び分けているのですが……これを製造していただきたく、その研究をお願いしたいのです。
オゼロには、そうできる技術と設備があると、我々は考えています」
「何を根拠に⁉︎」
「エルピディオ様。我々は、木炭を作るための施設。あれが元々、この石炭を加工するためのものだったのではと、考えているのですよ」
エルピディオ様は、またもや絶句した。
マルとサヤによると、石炭を作るための設備というのは、劣化して、使用できなくなっているのだろうと結論が出ている。
けれど、まだ施設の形は保っている。その内部に使われていたものも、残っているはずだと。
内部で使われていたもの……それは即ち、耐火煉瓦というものだ。
サヤの世界において、木炭で出せる最大火力は、好条件が揃った上で千二百度が限界。けれど、石炭ならば千五百度。我々が目指す鉄製品の鋳造を行おうとした場合、この千五百度が必要になってくる。
千二百度でも鉄は加工できるが、鋳型に流し込めるくらい、液状化した鉄を大量に作るためには、融点以上の温度が必要であるという。
我々も煉瓦は作れるが、これに耐えられるのは千二百度までだそう。
しかし、耐火煉瓦があれば、千五百度の高温にも耐えることのできる炉が作れる。
更に、高温に耐えられるということは、蓄熱性にも優れている。
多分、その耐火煉瓦が取り出され、木炭を作る炉で使われているのだろう。比較的少ない炭で、多くの炭を製造できるように。
この温度の差について話してくれた時、サヤは言った。
「煉瓦は泥や砂から作られていると思うのですが、耐火煉瓦は二次鉱物から作ります。
二次鉱物……って言うと難しいのですが、要は、粒子の極力細かい粘土だそうです。
多少不純物が混ざっていても、質の良い粘土層を発見することができれば、耐火煉瓦は作れると思います。
作り方じたいは、通常の煉瓦と大差ないはず。……私の世界でも、昔から使われていたはずですから」
サヤの世界では、木材が不足し、その結果石炭の需要が高まったという経緯がある。
どうやら俺たちの世界で言う樹海は存在しないらしく、木々が異常増殖する地域があったりはしないらしい。
そのため、早くから石炭の利用法が模索された。その模索の中に、耐火煉瓦の模索も含まれていた。
耐火煉瓦と通常のレンガとの違い。その特徴は色に出てくるらしい。
不純物を取り除いた、粒子の細かい粘土のみで作られた煉瓦は、焼けば白い色になるのだそうだ。
「とはいえ、私の世界の耐火煉瓦も進歩していまして、現在は黒い煉瓦が出てきてるって、父が興奮してた覚えがあるんですよね……。
オゼロの遺跡の煉瓦が、どの段階なのか、そもそも私の世界の耐火物と同じ進化を遂げたのか……分からないですし、なんとも言えないのですが……」
ただ、サヤの世界での手法は、この世界でも有用だろう。成功率の高い選択肢があるというのは、俺たちにとってとてつもない福音となる。
「コークス炉の中には、耐火煉瓦の相当分厚い層があったはずです。
おそらく、何重にも重ねて使われていた耐火煉瓦を、少量ずつ使って炉を再建しているのでは。
性能は耐火煉瓦の層が、厚ければ厚いだけ上がるでしょうが、木炭にそこまでの耐火性も蓄熱性も必要ありませんし」
だから、素材が残っているうちに、それを再現する研究や、新たな炉の建設を行う。
その煉瓦の大きさや形。前文明では、最良と思われる形状が使われていたはずで、それを同じように作ることができれば、フェルドナレンで鉄製品の鋳物が製造可能になるだろうと、マルは結論を出した。
あるものを使うのではなく、新たに作り上げる研究に入るのだ。
オゼロは歴史の中で木炭の採算量を飛躍的に増やしている。つまり、炉を拡張することには成功している。
前文明の炉を解体して、中の煉瓦を利用しているのだとしても、その耐火煉瓦を接着するためのつなぎも同じく、粒子の細かい粘土から作ったものでなければならないから、その耐火煉瓦に加工できる粘土層が発見され、使われているのではないかと、サヤは言った。
「私は、話として知っているだけなので……実際は、分からないことだらけですが……」
されど、サヤが知らなければ、無かった知識だ。
オゼロの炉が木炭を作るためのものではなかった可能性があるなんて、いったい誰が気付けたろう。
長年その施設を管理してきたオゼロには、炉の再建のために得た経験が蓄積されていることだろうし、俺たちが手を組めば、決して勝算は低くないと思う。
オゼロとしても、やってみる価値はあるはずだ。
「木炭は、陶器を焼くのと大差ない設備で作れました。ですから、今ある施設を使わずとも、製造可能。
となれば、あの施設はもっと別なものを作るためのものだったのではという、可能性が出てきますよね。
そう考えていくと、通常では加工し難いものを加工していた。それが生活に欠かせないものだったのではないかと考えられます。
それで我々が出した結論が、木炭よりも高温を得たかったのではないか……と、なりました」
一応それらしい説明はしてみたけれど、エルピディオ様は茫然自失状態。だから構わず話を続けることにした。
「木炭は、簡単に作れてしまうがゆえに、秘匿し続けるというのが、難しい……。
木炭の秘匿権が維持し続けられているのは、その所持者が公爵家であればこそ」
争って勝てる相手ではない。だから、維持できてきた。
けれど、もうそれも限界がきているのだと、俺は考えている。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる