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産みの苦しみ 9
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やっと暖まってきたらしいマルが、そこでようやっと口を挟んだ。
そうして今回ここに呼んだ二名と、五匹を、全員獣化できますと告げる。
「この二人は、人の時も狼の特徴が比較的目立たないので、人型を晒しても問題は無いでしょう。
残り五人は、この拠点村にいる時は常に、狼の姿であってもらいます」
つまり、吠狼の使う狼として、ここでは振る舞うということ。
「……それは、彼らの負担にはならないのか?」
人として過ごすことを許可しない……という発言が、やはり少し、気になった。
しかしマルはそれに対し。
「ころころと変化しなきゃいけない方が負担ですよ。
獣化も人化も、時間が掛かりますし、体力を使いますからね。
狼のままでいて良いならば、それに対する肉体的な負担は特に無いです。ご存知の通り、言葉は交わせませんが、意思疎通はできますし。どっちであっても彼らにとっては自身の姿ですからね。
まぁ、レイ様がそういうことを気にされるのは分かってましたよ。
だからちゃんと、人化が許される場所というのも設けてあります。
吠狼の根城とする屋敷の敷地内や、拠点村周辺に点在させた隠れ家の中。後はレイ様の許可が出た場所でならば、獣化を解くことを許します」
マルの言葉に、皆はそれで依存は無いの? と、敢えて聞いた。
すると、まさかそれを確認されるとは思っていなかったようで、皆が戸惑ったように視線を交わす……。
獣人は、上役の指示に従う性質が強いと聞くけれど、それでも意志がないわけではない。本当に苦痛であるならば、させたくなかったのだけど……。
「正直に言って良い」
「は……。私は……どちらの姿であっても、私自身に変わりはないので……。
狼であることを受け入れていただけるならば、それで……」
そう言う彼の特徴は歯と爪。尻尾もあるそうだが、短いため衣服の中に隠しておけるそうだ。
「狼の皆の声も聞きたい」
そう言うと、やれやれと息を吐くマル。
「サヤの耳も、警備の目もあるのだから、獣化を解いても大丈夫だろう……?
また狼に戻るのが大変なら、この部屋を暫く人払いさせておくから」
「まぁ……ころころ変化するのは大変と言いましたが、一度や二度ならば良いでしょう。
皆、許可が出るそうですから、獣化を解いて良いですよ」
「あっ、念のため帳を下ろします!
あと私は、部屋の外に行っておきますから!」
サヤが慌てて窓に帳を下ろし、部屋を飛び出して行った。どうしたんだ? と、訝しく思ったが、その理由はすぐに理解できることとなった。
しまった……そうだ、獣化を解いたら、当然全員、裸身なのだ……。
五匹が五人に変わるためには、それぞれ必要な時間に差があった。
女性も含まれていて慌てたが、皆が纏っていた、背嚢にもなっている中衣の中から衣服を取り出し身に付けだしたので、ホッと視線を戻す。
耳や尾、はたまた手や足が、人となっても獣の特徴を有している者たち。
その中で、一際素早く獣化を解き立ち上がった男がいた。
見事な筋肉で覆われた体躯。獣化する者は体格が良い方が好まれると言っていたけれど、確かに惚れ惚れするような肉体だ。
けれど、膝から下は、人の形をしていない。体毛に覆われ、四本の指先で立ち、踵がずいぶん高い位置にある、特徴的な脚。
そうして、狼の時から、懐かしいと思っていた毛色……。白に近い……薄く青味を帯びた体毛は……。そのまま彼の頭髪として残った。
「ウォルテール……お前、本当に立派になったな」
前のような我儘も、自己主張も無く、サヤがいるにもかかわらず静かに座したままだったから、もしかしたら人違いかもしれないと思っていたのだけど、二年見ないうちに、彼は急激に成長し、変化を遂げていた。
あのウォルテールが、サヤの前でも、己を律して狼に徹していたのだ。それができなければ、ここの警備に抜擢されることもなかったろうから、そのためにとても努力したのだろう。
人の耳と脚を持たず、獣の尾を持つ偉丈夫。まだ年は十五、六であるはずだが、肉体はもう頑強な大人だった。
けれど、顔はまだ、幼さを残して丸みを帯び、彫りも深くない。
水色の瞳が、かつてとは違い、凪いだように落ち着いている。彼はこの二年でちゃんと、心の制御を身につけたのだ。
「お久しぶりです。やっと……ここに来れました」
声質も変わっていなかった。
ここに来れた……。そうだな、三年ぶりくらいになるのだよな。
「……うん。おかえりウォルテール」
そう言うと、初めて彼の瞳が熱を帯びた。
一瞬だけふぁっと、尾が揺れて、彼の感情が昂ったのが分かったけれど、前のように暴走することなく、きゅっと拳を握り締めて、深呼吸。
「やだな……そんな風に言われると、俺、嬉しくなっちゃうじゃん。
俺がこの中で一番、獣の特徴が強く出てる……ここに置くには危険だから、帰れって言われるかもって、まだ半分くらいは思ったのに……」
「俺が、そんな風に言うと思ってたの?」
そう問い返したら、また尾が揺れた。
「……ううん。貴方は……俺を否定しないでくれるって、分かっていた」
ウォルテールの言葉に、マルがまた溜息を吐く。
「実際彼に関しては悩んだんですけどねぇ……。
能力的には群を抜いてますし、使わない手はない……。ロジェ村に移ってからは本当に、よくやっていると聞きましたし……規則もきちんと守っているそうですし……組織に対する貢献度も高かったですし……。
前のような暴走はしないだろうと、指導者も言っていたのでねぇ……」
あんまり使いたくなかったんだけどなぁ……という様子が窺える、渋々承知しましたと言わんばかりの態度。
マルは元々、彼をあまり快く思っていなかったものな。
ウォルテールは、幼い頃に拾われ、吠狼で育った身ではなく、荒野の真っ只中、裸身で倒れている所を吠狼に保護された。
本来ならば、身内にするにはそれなりに吟味を重ねるそうなのだけど、彼はその時既に獣化ができてしまい、放置しておくわけにはいかなかったのだ。
だからウォルテールは、吠狼に加わって、まだ三年かそこらの身。初めの頃は血の濃さも手伝って、感情の制御が下手で、組織の規則も守らず暴走しがちだった。
それが今、ここにこうしている……。
それは、皆に信頼してもらえた証拠であるし、仲間だと認めてもらえてるということだ。
「俺は、彼がここにいることに異存は無いよ」
「……レイ様はそういうと思ってましたけどおおぉぉ」
まだきちんと納得できてない様子のマルだったけれど、彼は情報を愛しているから、どうしたって、経歴のはっきりしていない彼を警戒してしまうのだろう。
でも、流民である彼らは、人に言えないこと、伏せたいことを多く抱えていて当然の集まりだ。人の社会からはじき出されてきた者たちなのだから。
「ジェイドとアイルは、納得したのだよな?」
「あぁ」
「……一応な」
ウォルテールに厳しかった二人がこう言っている。
それで、マルも折れたようだ。
「はいはい。もう決まりましたもんね。今更覆しませんって。
とにかく、彼らを本日からここの警備に配属します。
日中に二匹、夜間に二匹、二交代で、残りの三人は休ませます。
一匹で行動させることはありません。必ず仲間と組ませます人の方は四交代となりますが」
「狼は二交代? きつくないか?」
「彼らは我々よりも体力的に優ってますし、平気ですよ。目より鼻で使うので、ただそこにいれば良いんです。夜間勤務後は必ず一日休ませますしね」
狼の彼らを警備に取り入れるとなったのには、理由がある。
この村の様子を嗅ぎ回っている者らが、今までの比ではないくらいに増えているからだ。
他領からの間者や、窃盗団。旅人になりすましていたり、職人として入ろうとしたり、仕官しようとしたりと、手段を問わない。
越冬の間は流石に、表立って現れることはないだろうけれど、今度は逆に、雪の中に潜んでくる可能性が高いそう。
雪の中の行動は自殺行為。そうは言っていても、吠狼らのように、動くことができる者もいるのだ。
狼は、雪の中でも素早く動け、寒さにも強い。なにより、鼻がきく。
この時期にはとてつもなく心強い存在だという。
「どうかよろしく頼む」
一同にそう言うと、ザッと膝をつき、頭を垂れた。
「またここに戻って来れ……主のお役に立てる日が来たことが、感無量です」
昔、彼らが荊縛に侵された時、この村で受け入れ、療養した経緯があるから、皆が、ここを知っている。
彼らからのその言葉が嬉しくもあり、心苦しくもあった。
「獣人としての君らをそのまま受け入れることができないことは、申し訳ないと思っている……。
だけど、その道を作るための拠点村だ。どうか、君らの力を貸してくれ」
そう伝えると、更に一層、頭を下げた。
こうして拠点村は、狼としてだけれど、新たな獣人を受け入れる形を取り、その成果はすぐに出ることとなった。
そうして今回ここに呼んだ二名と、五匹を、全員獣化できますと告げる。
「この二人は、人の時も狼の特徴が比較的目立たないので、人型を晒しても問題は無いでしょう。
残り五人は、この拠点村にいる時は常に、狼の姿であってもらいます」
つまり、吠狼の使う狼として、ここでは振る舞うということ。
「……それは、彼らの負担にはならないのか?」
人として過ごすことを許可しない……という発言が、やはり少し、気になった。
しかしマルはそれに対し。
「ころころと変化しなきゃいけない方が負担ですよ。
獣化も人化も、時間が掛かりますし、体力を使いますからね。
狼のままでいて良いならば、それに対する肉体的な負担は特に無いです。ご存知の通り、言葉は交わせませんが、意思疎通はできますし。どっちであっても彼らにとっては自身の姿ですからね。
まぁ、レイ様がそういうことを気にされるのは分かってましたよ。
だからちゃんと、人化が許される場所というのも設けてあります。
吠狼の根城とする屋敷の敷地内や、拠点村周辺に点在させた隠れ家の中。後はレイ様の許可が出た場所でならば、獣化を解くことを許します」
マルの言葉に、皆はそれで依存は無いの? と、敢えて聞いた。
すると、まさかそれを確認されるとは思っていなかったようで、皆が戸惑ったように視線を交わす……。
獣人は、上役の指示に従う性質が強いと聞くけれど、それでも意志がないわけではない。本当に苦痛であるならば、させたくなかったのだけど……。
「正直に言って良い」
「は……。私は……どちらの姿であっても、私自身に変わりはないので……。
狼であることを受け入れていただけるならば、それで……」
そう言う彼の特徴は歯と爪。尻尾もあるそうだが、短いため衣服の中に隠しておけるそうだ。
「狼の皆の声も聞きたい」
そう言うと、やれやれと息を吐くマル。
「サヤの耳も、警備の目もあるのだから、獣化を解いても大丈夫だろう……?
また狼に戻るのが大変なら、この部屋を暫く人払いさせておくから」
「まぁ……ころころ変化するのは大変と言いましたが、一度や二度ならば良いでしょう。
皆、許可が出るそうですから、獣化を解いて良いですよ」
「あっ、念のため帳を下ろします!
あと私は、部屋の外に行っておきますから!」
サヤが慌てて窓に帳を下ろし、部屋を飛び出して行った。どうしたんだ? と、訝しく思ったが、その理由はすぐに理解できることとなった。
しまった……そうだ、獣化を解いたら、当然全員、裸身なのだ……。
五匹が五人に変わるためには、それぞれ必要な時間に差があった。
女性も含まれていて慌てたが、皆が纏っていた、背嚢にもなっている中衣の中から衣服を取り出し身に付けだしたので、ホッと視線を戻す。
耳や尾、はたまた手や足が、人となっても獣の特徴を有している者たち。
その中で、一際素早く獣化を解き立ち上がった男がいた。
見事な筋肉で覆われた体躯。獣化する者は体格が良い方が好まれると言っていたけれど、確かに惚れ惚れするような肉体だ。
けれど、膝から下は、人の形をしていない。体毛に覆われ、四本の指先で立ち、踵がずいぶん高い位置にある、特徴的な脚。
そうして、狼の時から、懐かしいと思っていた毛色……。白に近い……薄く青味を帯びた体毛は……。そのまま彼の頭髪として残った。
「ウォルテール……お前、本当に立派になったな」
前のような我儘も、自己主張も無く、サヤがいるにもかかわらず静かに座したままだったから、もしかしたら人違いかもしれないと思っていたのだけど、二年見ないうちに、彼は急激に成長し、変化を遂げていた。
あのウォルテールが、サヤの前でも、己を律して狼に徹していたのだ。それができなければ、ここの警備に抜擢されることもなかったろうから、そのためにとても努力したのだろう。
人の耳と脚を持たず、獣の尾を持つ偉丈夫。まだ年は十五、六であるはずだが、肉体はもう頑強な大人だった。
けれど、顔はまだ、幼さを残して丸みを帯び、彫りも深くない。
水色の瞳が、かつてとは違い、凪いだように落ち着いている。彼はこの二年でちゃんと、心の制御を身につけたのだ。
「お久しぶりです。やっと……ここに来れました」
声質も変わっていなかった。
ここに来れた……。そうだな、三年ぶりくらいになるのだよな。
「……うん。おかえりウォルテール」
そう言うと、初めて彼の瞳が熱を帯びた。
一瞬だけふぁっと、尾が揺れて、彼の感情が昂ったのが分かったけれど、前のように暴走することなく、きゅっと拳を握り締めて、深呼吸。
「やだな……そんな風に言われると、俺、嬉しくなっちゃうじゃん。
俺がこの中で一番、獣の特徴が強く出てる……ここに置くには危険だから、帰れって言われるかもって、まだ半分くらいは思ったのに……」
「俺が、そんな風に言うと思ってたの?」
そう問い返したら、また尾が揺れた。
「……ううん。貴方は……俺を否定しないでくれるって、分かっていた」
ウォルテールの言葉に、マルがまた溜息を吐く。
「実際彼に関しては悩んだんですけどねぇ……。
能力的には群を抜いてますし、使わない手はない……。ロジェ村に移ってからは本当に、よくやっていると聞きましたし……規則もきちんと守っているそうですし……組織に対する貢献度も高かったですし……。
前のような暴走はしないだろうと、指導者も言っていたのでねぇ……」
あんまり使いたくなかったんだけどなぁ……という様子が窺える、渋々承知しましたと言わんばかりの態度。
マルは元々、彼をあまり快く思っていなかったものな。
ウォルテールは、幼い頃に拾われ、吠狼で育った身ではなく、荒野の真っ只中、裸身で倒れている所を吠狼に保護された。
本来ならば、身内にするにはそれなりに吟味を重ねるそうなのだけど、彼はその時既に獣化ができてしまい、放置しておくわけにはいかなかったのだ。
だからウォルテールは、吠狼に加わって、まだ三年かそこらの身。初めの頃は血の濃さも手伝って、感情の制御が下手で、組織の規則も守らず暴走しがちだった。
それが今、ここにこうしている……。
それは、皆に信頼してもらえた証拠であるし、仲間だと認めてもらえてるということだ。
「俺は、彼がここにいることに異存は無いよ」
「……レイ様はそういうと思ってましたけどおおぉぉ」
まだきちんと納得できてない様子のマルだったけれど、彼は情報を愛しているから、どうしたって、経歴のはっきりしていない彼を警戒してしまうのだろう。
でも、流民である彼らは、人に言えないこと、伏せたいことを多く抱えていて当然の集まりだ。人の社会からはじき出されてきた者たちなのだから。
「ジェイドとアイルは、納得したのだよな?」
「あぁ」
「……一応な」
ウォルテールに厳しかった二人がこう言っている。
それで、マルも折れたようだ。
「はいはい。もう決まりましたもんね。今更覆しませんって。
とにかく、彼らを本日からここの警備に配属します。
日中に二匹、夜間に二匹、二交代で、残りの三人は休ませます。
一匹で行動させることはありません。必ず仲間と組ませます人の方は四交代となりますが」
「狼は二交代? きつくないか?」
「彼らは我々よりも体力的に優ってますし、平気ですよ。目より鼻で使うので、ただそこにいれば良いんです。夜間勤務後は必ず一日休ませますしね」
狼の彼らを警備に取り入れるとなったのには、理由がある。
この村の様子を嗅ぎ回っている者らが、今までの比ではないくらいに増えているからだ。
他領からの間者や、窃盗団。旅人になりすましていたり、職人として入ろうとしたり、仕官しようとしたりと、手段を問わない。
越冬の間は流石に、表立って現れることはないだろうけれど、今度は逆に、雪の中に潜んでくる可能性が高いそう。
雪の中の行動は自殺行為。そうは言っていても、吠狼らのように、動くことができる者もいるのだ。
狼は、雪の中でも素早く動け、寒さにも強い。なにより、鼻がきく。
この時期にはとてつもなく心強い存在だという。
「どうかよろしく頼む」
一同にそう言うと、ザッと膝をつき、頭を垂れた。
「またここに戻って来れ……主のお役に立てる日が来たことが、感無量です」
昔、彼らが荊縛に侵された時、この村で受け入れ、療養した経緯があるから、皆が、ここを知っている。
彼らからのその言葉が嬉しくもあり、心苦しくもあった。
「獣人としての君らをそのまま受け入れることができないことは、申し訳ないと思っている……。
だけど、その道を作るための拠点村だ。どうか、君らの力を貸してくれ」
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