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夜会 2-6
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寸劇に参加しなかったヘイスベルトは、ヴァイデンフェラー殿らと共にいたらしい。
そうして、茶会に参加できなかった方々や、状況を理解できていない方々への説明を、一手に引き受けてくれていたそうだ。
「交流のある家々との挨拶は、一通りこちらで済ませておきましたので、ご安心ください。
レイシール様と直接言葉を交わしたいという方は、明日以降に、お時間を作る形で進めさせていただきました。
アギー公爵様も、寸劇の関係で我々が交流を持てなかったことは理解してくださいまして、引き続きの滞在を許可してくださいました。
面会希望者のお名前は控えておりますので、こちらを後でご確認いただけますか」
ヘイスベルト……っ!
痒い所に手が届くというか、本当に神対応!
「ありがとう、助かる!」
「本日残りのお時間は如何されますか?
急がないとはおっしゃっていたのですが、リカルド様より、紹介したい方がいらっしゃるともお聞きしております」
あぁ……あの話、途中で止めてしまっていたものな。
ヴァイデンフェラー殿には、もう俺が姫役として扮装していたことは伝え済みとのこと。
俺を母と見間違えていたから、大丈夫かなと思っていたのだけれど、納得してもらえているようだ。
うーん……それならば…………。
「グラヴィスハイド様は、いらっしゃった?」
そう聞くと、ふと気付いたという表情になるヘイスベルト。
「そういえば……途中からお見かけしておりませんね」
「できれば、最優先でグラヴィスハイド様とお話ししたいんだ」
寸劇の時、きっとアギーの方々の中にいらっしゃったのだと思うが、俺は演技に夢中で全く意識していなかったから、彼の方の服装も何も、分からない。
扮装していらっしゃったとしたら、見分けられないかもしれない……。
「……そうですね。では、姉が舞台の片付けを行なっていましたから、確認してきます」
「お願いする。俺の方でも、少し探してみる」
この女装のままで会場に戻るのは少し気が引けたれど、しのごの言ってられない。
万が一が無いよう、オブシズにはヘイスベルトの護衛をお願いした。
俺とサヤは共にあれば大丈夫だろうし、現状注目の的だ。変な手出しはされないだろう。
談話室を出て、入り口に待機していた使用人に、ありがとうと伝え、会場に足を向けることとなった。
ヘイスベルトたちは先に向かい、俺はサヤと二人、廊下を暫く進む。
敢えて歩調を緩めたのには、訳があった。
「サヤ……少し気にしておいてほしいことがあるんだ」
「はい?」
不思議そうに俺を見上げるサヤに、俺は「上位貴族の方々の、会話」と答える。
「もし拾えたなら、聞いておいてほしい。
なんとなく、何か抱えていらっしゃるように見受けられた。
陛下のご体調にも絡むことだから、少し、気になって……」
ヴァイデンフェラーのこともだ。
今まで何度も社交界の席でご一緒したが、遅れて来るような不敬をされていたことは一度も無い。
それともうひとつ。
アギー公爵様と、クオン様……クララのこと。
「挨拶……省いたろう?
元々奇抜なことがお好きなアギー公爵様だけど、それでも挨拶は行ってきた……。それを、敢えて省いた」
周りの雰囲気を、そのまま維持しようとしたのだと思う。
皆が興奮や熱狂の中にいることを、選んだ。それは、考える余地を与えなかったとも取れる。そこにも何か、意味があるように思えてしまった。
「……陛下のご懐妊よりも……」
陛下が、健在であることを示さなければならないとは、どういうことだ?
それは即ち、フェルドナレンが安泰であると、内外に示すということ。
ご懐妊の可能性を伏せてまで、示す意味……。
それよりも重要なこととは?
「まだ確証はないのだけど……」
「レイシール様っ」
だがそこで、口元に手が伸びた。
サヤの静止に、ピタリと口を閉ざして、音を立てないよう歩みも止める。
「…………言い争い」
サヤの怯えた表情で、それがどういったものかは悟った。
「行こう。どっち」
談話や休憩のための控え室から、会場に向かうための廊下。
ここは、密談等も行われる場合があるから、使用人の数は最低限に絞られている場所だ。
サヤが足早に進む。一刻を争うというように。ならば、答えは……っ。
「あの、部屋……っ」
十字となった通路の手前で、サヤは曲がる先を指し示した。
そっと覗いて伺うと、入り口に、男性が二人。
一見、部屋が談話に使われているといった様子。
けれど、キョロリと視線を彷徨わせ、部屋の中を気にする様子を窺わせる。その二人のうちの、一人の顔……っ。
「他の部屋は、音がありませんっ。あそこ……あっ、女性の声で、悲鳴……っ」
血の気の引いた唇で、そう言うサヤ。俺はその手を握った。
「サヤ、誰かを呼んできて」
「! いいえっ」
「一刻を争うだろう? 急いで。その間は俺が牽制しておく。それが一番早い。
中の声の数は」
「ひ、ひとつずつ……あのっ」
分かってる。
分かってるから、大丈夫。
「頼む」
「……はいっ」
キュッと唇を引き結んで。
踵を返したサヤを見送る間も惜しみ、俺はそのまま足を進め、角を曲がった。
談話室の前の二人。近づいてくる俺を見て、不思議そうにしていたけれど……。
「お退きなさい」
今俺は女の装いだ。隙を突くため、声を整え、ピシリとそう言うと、反射のように背筋を伸ばした。
見覚えのある顔。もう一度とはいきたくなかった……。サヤは気付いていないようだったけれど、俺は、直接やりあったから、よく覚えている。
身を固めた二人が違和感を覚える前に、扉に手を掛けて中に押し入った。
案の定、鍵は閉まっておらず、無許可で部屋を押さえたのだと理解できた。
…………最低だな、貴方は。
相変わらずひょろりとした体型。もう、騎士団は退団されたのかもしれない。
少し垂れ気味の目元が、ギョッとしつつ俺を見て、見開かれた。
その男は、長椅子に膝をついていて、膝下に……衣服の乱れた、若い女性…………。
左頬と瞳が赤い。涙を沢山溢したのだろう。縋るような視線で、俺を見る……っ! 言い逃れの余地もない状況。
そのまま足を進めた。
戸惑いを見せる男の元まで行き、そのまま肩を無造作に払う。
男は長椅子から転げ落ち、その間に女性……少女ほどに若いその娘を助け起こした。そのまま外に向かえれば良かったのだけど……。
「まっ、待て!」
慌てた男の声と同時に、部屋に部外者を立ち入らせたことに、やっと気付いた見張りが飛び込んでくる。
身を竦ませた少女の肩を抱き寄せて、とりあえずは窓を背にする位置を確保した。
ここは二階……最悪は、飛び降りて逃げられるだろう。
「ど、どちらの方かな? 其方……名はなんと?」
猫撫で声。
まるで魅せられたかのような、熱い視線。それが俺の顔と、身体を行き来する。
気持ち悪いにもほどがあったが、この少女をこのいやらしい視線に晒すよりはマシだろう。
立ち上がった男は、俺に長椅子から引き摺り下ろされたことすら、忘れているかのよう。
そこで、その男の服装が、かつてと違うことにも気が付いた。
伯爵家から招かれた客人というわけではなく、アギーの、騎士になったのか……。なのに、なのにか…………っ!
「職務はどうされた、ライアルド殿」
そうして、茶会に参加できなかった方々や、状況を理解できていない方々への説明を、一手に引き受けてくれていたそうだ。
「交流のある家々との挨拶は、一通りこちらで済ませておきましたので、ご安心ください。
レイシール様と直接言葉を交わしたいという方は、明日以降に、お時間を作る形で進めさせていただきました。
アギー公爵様も、寸劇の関係で我々が交流を持てなかったことは理解してくださいまして、引き続きの滞在を許可してくださいました。
面会希望者のお名前は控えておりますので、こちらを後でご確認いただけますか」
ヘイスベルト……っ!
痒い所に手が届くというか、本当に神対応!
「ありがとう、助かる!」
「本日残りのお時間は如何されますか?
急がないとはおっしゃっていたのですが、リカルド様より、紹介したい方がいらっしゃるともお聞きしております」
あぁ……あの話、途中で止めてしまっていたものな。
ヴァイデンフェラー殿には、もう俺が姫役として扮装していたことは伝え済みとのこと。
俺を母と見間違えていたから、大丈夫かなと思っていたのだけれど、納得してもらえているようだ。
うーん……それならば…………。
「グラヴィスハイド様は、いらっしゃった?」
そう聞くと、ふと気付いたという表情になるヘイスベルト。
「そういえば……途中からお見かけしておりませんね」
「できれば、最優先でグラヴィスハイド様とお話ししたいんだ」
寸劇の時、きっとアギーの方々の中にいらっしゃったのだと思うが、俺は演技に夢中で全く意識していなかったから、彼の方の服装も何も、分からない。
扮装していらっしゃったとしたら、見分けられないかもしれない……。
「……そうですね。では、姉が舞台の片付けを行なっていましたから、確認してきます」
「お願いする。俺の方でも、少し探してみる」
この女装のままで会場に戻るのは少し気が引けたれど、しのごの言ってられない。
万が一が無いよう、オブシズにはヘイスベルトの護衛をお願いした。
俺とサヤは共にあれば大丈夫だろうし、現状注目の的だ。変な手出しはされないだろう。
談話室を出て、入り口に待機していた使用人に、ありがとうと伝え、会場に足を向けることとなった。
ヘイスベルトたちは先に向かい、俺はサヤと二人、廊下を暫く進む。
敢えて歩調を緩めたのには、訳があった。
「サヤ……少し気にしておいてほしいことがあるんだ」
「はい?」
不思議そうに俺を見上げるサヤに、俺は「上位貴族の方々の、会話」と答える。
「もし拾えたなら、聞いておいてほしい。
なんとなく、何か抱えていらっしゃるように見受けられた。
陛下のご体調にも絡むことだから、少し、気になって……」
ヴァイデンフェラーのこともだ。
今まで何度も社交界の席でご一緒したが、遅れて来るような不敬をされていたことは一度も無い。
それともうひとつ。
アギー公爵様と、クオン様……クララのこと。
「挨拶……省いたろう?
元々奇抜なことがお好きなアギー公爵様だけど、それでも挨拶は行ってきた……。それを、敢えて省いた」
周りの雰囲気を、そのまま維持しようとしたのだと思う。
皆が興奮や熱狂の中にいることを、選んだ。それは、考える余地を与えなかったとも取れる。そこにも何か、意味があるように思えてしまった。
「……陛下のご懐妊よりも……」
陛下が、健在であることを示さなければならないとは、どういうことだ?
それは即ち、フェルドナレンが安泰であると、内外に示すということ。
ご懐妊の可能性を伏せてまで、示す意味……。
それよりも重要なこととは?
「まだ確証はないのだけど……」
「レイシール様っ」
だがそこで、口元に手が伸びた。
サヤの静止に、ピタリと口を閉ざして、音を立てないよう歩みも止める。
「…………言い争い」
サヤの怯えた表情で、それがどういったものかは悟った。
「行こう。どっち」
談話や休憩のための控え室から、会場に向かうための廊下。
ここは、密談等も行われる場合があるから、使用人の数は最低限に絞られている場所だ。
サヤが足早に進む。一刻を争うというように。ならば、答えは……っ。
「あの、部屋……っ」
十字となった通路の手前で、サヤは曲がる先を指し示した。
そっと覗いて伺うと、入り口に、男性が二人。
一見、部屋が談話に使われているといった様子。
けれど、キョロリと視線を彷徨わせ、部屋の中を気にする様子を窺わせる。その二人のうちの、一人の顔……っ。
「他の部屋は、音がありませんっ。あそこ……あっ、女性の声で、悲鳴……っ」
血の気の引いた唇で、そう言うサヤ。俺はその手を握った。
「サヤ、誰かを呼んできて」
「! いいえっ」
「一刻を争うだろう? 急いで。その間は俺が牽制しておく。それが一番早い。
中の声の数は」
「ひ、ひとつずつ……あのっ」
分かってる。
分かってるから、大丈夫。
「頼む」
「……はいっ」
キュッと唇を引き結んで。
踵を返したサヤを見送る間も惜しみ、俺はそのまま足を進め、角を曲がった。
談話室の前の二人。近づいてくる俺を見て、不思議そうにしていたけれど……。
「お退きなさい」
今俺は女の装いだ。隙を突くため、声を整え、ピシリとそう言うと、反射のように背筋を伸ばした。
見覚えのある顔。もう一度とはいきたくなかった……。サヤは気付いていないようだったけれど、俺は、直接やりあったから、よく覚えている。
身を固めた二人が違和感を覚える前に、扉に手を掛けて中に押し入った。
案の定、鍵は閉まっておらず、無許可で部屋を押さえたのだと理解できた。
…………最低だな、貴方は。
相変わらずひょろりとした体型。もう、騎士団は退団されたのかもしれない。
少し垂れ気味の目元が、ギョッとしつつ俺を見て、見開かれた。
その男は、長椅子に膝をついていて、膝下に……衣服の乱れた、若い女性…………。
左頬と瞳が赤い。涙を沢山溢したのだろう。縋るような視線で、俺を見る……っ! 言い逃れの余地もない状況。
そのまま足を進めた。
戸惑いを見せる男の元まで行き、そのまま肩を無造作に払う。
男は長椅子から転げ落ち、その間に女性……少女ほどに若いその娘を助け起こした。そのまま外に向かえれば良かったのだけど……。
「まっ、待て!」
慌てた男の声と同時に、部屋に部外者を立ち入らせたことに、やっと気付いた見張りが飛び込んでくる。
身を竦ませた少女の肩を抱き寄せて、とりあえずは窓を背にする位置を確保した。
ここは二階……最悪は、飛び降りて逃げられるだろう。
「ど、どちらの方かな? 其方……名はなんと?」
猫撫で声。
まるで魅せられたかのような、熱い視線。それが俺の顔と、身体を行き来する。
気持ち悪いにもほどがあったが、この少女をこのいやらしい視線に晒すよりはマシだろう。
立ち上がった男は、俺に長椅子から引き摺り下ろされたことすら、忘れているかのよう。
そこで、その男の服装が、かつてと違うことにも気が付いた。
伯爵家から招かれた客人というわけではなく、アギーの、騎士になったのか……。なのに、なのにか…………っ!
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