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最後の秋 2
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勝手知ったる食事処の二階。いつも借り受ける一室にて、アーロンが話題にしたのは勿論、マレクのこと。
「あれも一応獣人なんです。まぁ……ハインさん並みに薄くて、特徴なんざありゃしないんですが」
ハインは精神面での獣人らしさというのが強く出ているのだが、マレクはそれすらも薄く、正直ほぼ人でしかないという。
ただ、人よりは多少頑強で、体力、腕力に恵まれている。
しかしそれもやはり、外見には出にくい特徴で、大工にしては細身だ。
「本人は家庭を持つつもりがないんで……まぁ……わざわざつつかなけりゃ良い話なのかもしれませんが……」
マレクは、かつてルーシーに一目惚れしていたのだが、元々どうこうなんて考えてはおらず、ただ愛でていたいだけの存在だったそう。
彼は生涯を通し、番を得ようなどとは考えておらず、それをこれからも覆すつもりがない……。まだ十代の若さでありながら、そう語るのだという。
「ご存知かもしれませんが……獣人というのは、群れの頂点が許さなければ番を得ない……そんな種としての特徴がありまして」
「うん。聞いている」
そう言うと、ホッと息を吐くアーロン。
これは正直、理屈で理解しにくい特性だから、俺にどう説明したものかと悩んでいたのだろう。
狩猟民族であった獣人は、群れで生活していたことが影響するのか、独自の本能や習性を有している。
主が認めなければ番を作らないというのもそれにあたる。
不安定な狩猟生活を維持するためと、強い種を残すため、群れの上位者しか番を持たず、子を成さなかったのだそうで、今もその習性が強く残っているのだ。
主と認めた者に従うことや、責任や役割を全うすることに拘りがあるのもそのひとつで、基本的に楽観主義というか、あまり物事を深く追求、思考したりしないのもそう。
また、狩猟民族であったため闘争本能が強く、激昂しやすい面を持つ。
それらの特徴は血に大きく影響を受けるようで、獣人としての特徴が薄いと、その傾向も薄いようだ。
まぁ、ハインのように、肉体的にはほぼ人と変わらず、精神面だけ獣人寄りという場合もあるようだが。
「マレクはその辺の縛りも薄い……。気になる相手ができるってのが、その証拠です。例外はまぁあるんですが、普通は見向きもしないんで……。
だから、番を得たいという願望が無いわけじゃないと思うんですが……」
確かにハインは……願望も薄いみたいではある……。
全くその辺のことに興味を向けないものな。
「…………その、気になる相手というのは?」
「この村の娘ですよ。年上ですけど……今だって悪くは思ってないはずです。
彼女は出稼ぎに出ていた娘で、現在は内職をやってるようですね。ここでの働き口が減っちまったんで」
つまり、貴族の使用人ができてしまう程度には教養がある人物ということ。
セイバーンがジェスルに巣食われていた時に、ここを離れるよう家族に言われ、奉公に出ていたのだろう。
……アーロンが気にしているのは、娘の年齢だろうな……。マレクより年上ってことは、サヤと同じくらいか……。
貴族の成人は二十歳だけど、庶民は十五にもなれば成人とみなされ、結婚する者も少なくない。
女性であれば、二十までにだいたいが嫁ぐのだ。
だからその女性はそろそろ行き遅れと言われてしまう年齢で、マレクにその気がないならば、他の相手を探す必要があるし、もしかしたら既に、周りに急かされているのかもしれない……。
「……二人は付き合っている風なのかな?」
「付き合っていた……と、なるんですかねぇ……。
マレクは別れたって言ってますけど、彼女の方は一方的すぎて理解できないって感じで……」
おおかた、結婚をチラつかせた途端、マレクが引いたのだろうとのこと。
正直頭を抱えた。
俺の反応に、アーロンも表情を曇らせる……。
ダニルの時も、一悶着あった。
彼は獣人ではなかったけれど、自身が流民であり、兇手であり、手を穢したことがある身であったことで、真っ当な家庭など築けないと、己の子を身籠ったカーリンを捨てようとした。
自分の穢れに二人を巻き込むかもしれないと……。二人の幸せのために、自分はこれ以上関わってはならないのだと……。
紆余曲折あり、なんとかダニルは気持ちを固め、今は立派に父親となっている。
兇手であった過去は封印し、カーリンにも伝えていないが……カーリンも、ダニルの生い立ちがまともではないことは知っている。その上で彼を受け入れた。
そして現在、ダニルは食事処に孤児らを雇い、料理人に育て上げることで、過去を清算しようと努力している。
「ガウリィの時とも違うんだよな……。エレノラは、ガウリィが獣人であることは承知していたし……」
元々色女であったエレノラは、ガウリィに拾われなければ、死んでいてもおかしくなかった。
家族に売られ、娼館からも逃げた身であったから、行き場もなく、学も無い……。
そんな中で酷い扱いを受け、ボロ雑巾のようになっていた身を救ってくれたのが獣人のガウリィで、そんな彼に惚れ込んで、ずっと番になることを望んでいた。
ガウリィも、エレノラと身を重ねたりしており……愛が無いはずはなかったのだが……番となることを、ずっと拒み続けていた。
そんな二人も、長年の両片恋をやっと実らせて、ニ年前に所帯を持った。今はアヴァロンで生活している。
彼ら流民の生活は、本来ならば不安定だ。けれどもう、吠狼の皆はセイバーンの領民だ。本当なら、妻を娶り家庭を持ったって良いはずなのだけど……。
獣人という種であることがそれを難しくしている。
獣人は……人類にとって脅威となる存在。そう信じられているから……。
「……マレクは、兇手としての仕事をこなしたことは?」
「ありません。手先が器用だったんで、早々に俺が弟子に取ったんで」
それを聞いて、少しだけ安心した……。手を穢すということは、少なからず精神的な重圧になることだ……。
当時幼かった彼が、そうであったとしたらと心配したのだけど……良かった。
「……俺は、マレクが妻を迎えることには反対なんて無い。二人が結ばれたいと望むなら、尚更ね。
応援したいし……幸せになってほしいって思うよ。
だけど……獣人らの事情は複雑だからな……。マレクが自分を獣人だと思っているなら、そこを踏み切らせるのは難しい……。
俺がどうこう言って、気持ちが簡単に変わるとも思えないし……」
「ですよねぇ……」
これは、我々がどうにかしてやれることではない。獣人であるマレク本人が、踏み越えなければならない壁だ。
番となる相手に、獣人であることを伏せて暮らすにしろ、知らせるにしろ……どっちを選んだとしても、必ず大きな苦しみを伴うことになるだろう……。
「……俺は、無力だな……」
彼ら獣人が、決して語られるような、人類の脅威なんかじゃないって、理解しているのに……何もしてやれることが思い浮かばないなんて……。
しかし、俺の言葉にアーロンは、慌てて手を振った。
「いや、元々当人の問題だってことは、分かっていたんで。
俺が確認したかったのは、領主様がマレクが番を得ることを了承してくれるかどうかってことだけでしたから、それはあまりお気になさらず。
……そんな風に言っていただけるってだけで、我々は報われます。本当に有難いことだと、思っているんですよ」
彼らの中で、俺が主とみなされていることがなんだかむず痒かったが……そう思ってくれることは嬉しくもあった。
そうして、彼ら獣人が普通に生活できる世を、手に入れなければという気持ちが、また育つ……。
「今は、領主様の了解をマレクに伝えるだけにします。それだけでも……きっと違うと、思うんで」
「あぁ。……もし、マレクが素性を女性に話すならば、また相談してくれ。
場合によっては、吠狼全体に拘ることになるだろうから」
「…………すいません、こんなこと相談して……」
「いや。遅かれ早かれ……いつかは必ず、触れなければならないことだったし……そこは気にしないで」
そう。いつかは必ず触れることになった。
まだその時ではない……なんて言っていたら、いつまで経っても現状は変わらない。
だから、俺は今、考えておくべきなんだろう……。
獣人らのことを、国に告げる。その時期をいつにするか……。
これは、その良い切っ掛けであるのかもしれない。
「あれも一応獣人なんです。まぁ……ハインさん並みに薄くて、特徴なんざありゃしないんですが」
ハインは精神面での獣人らしさというのが強く出ているのだが、マレクはそれすらも薄く、正直ほぼ人でしかないという。
ただ、人よりは多少頑強で、体力、腕力に恵まれている。
しかしそれもやはり、外見には出にくい特徴で、大工にしては細身だ。
「本人は家庭を持つつもりがないんで……まぁ……わざわざつつかなけりゃ良い話なのかもしれませんが……」
マレクは、かつてルーシーに一目惚れしていたのだが、元々どうこうなんて考えてはおらず、ただ愛でていたいだけの存在だったそう。
彼は生涯を通し、番を得ようなどとは考えておらず、それをこれからも覆すつもりがない……。まだ十代の若さでありながら、そう語るのだという。
「ご存知かもしれませんが……獣人というのは、群れの頂点が許さなければ番を得ない……そんな種としての特徴がありまして」
「うん。聞いている」
そう言うと、ホッと息を吐くアーロン。
これは正直、理屈で理解しにくい特性だから、俺にどう説明したものかと悩んでいたのだろう。
狩猟民族であった獣人は、群れで生活していたことが影響するのか、独自の本能や習性を有している。
主が認めなければ番を作らないというのもそれにあたる。
不安定な狩猟生活を維持するためと、強い種を残すため、群れの上位者しか番を持たず、子を成さなかったのだそうで、今もその習性が強く残っているのだ。
主と認めた者に従うことや、責任や役割を全うすることに拘りがあるのもそのひとつで、基本的に楽観主義というか、あまり物事を深く追求、思考したりしないのもそう。
また、狩猟民族であったため闘争本能が強く、激昂しやすい面を持つ。
それらの特徴は血に大きく影響を受けるようで、獣人としての特徴が薄いと、その傾向も薄いようだ。
まぁ、ハインのように、肉体的にはほぼ人と変わらず、精神面だけ獣人寄りという場合もあるようだが。
「マレクはその辺の縛りも薄い……。気になる相手ができるってのが、その証拠です。例外はまぁあるんですが、普通は見向きもしないんで……。
だから、番を得たいという願望が無いわけじゃないと思うんですが……」
確かにハインは……願望も薄いみたいではある……。
全くその辺のことに興味を向けないものな。
「…………その、気になる相手というのは?」
「この村の娘ですよ。年上ですけど……今だって悪くは思ってないはずです。
彼女は出稼ぎに出ていた娘で、現在は内職をやってるようですね。ここでの働き口が減っちまったんで」
つまり、貴族の使用人ができてしまう程度には教養がある人物ということ。
セイバーンがジェスルに巣食われていた時に、ここを離れるよう家族に言われ、奉公に出ていたのだろう。
……アーロンが気にしているのは、娘の年齢だろうな……。マレクより年上ってことは、サヤと同じくらいか……。
貴族の成人は二十歳だけど、庶民は十五にもなれば成人とみなされ、結婚する者も少なくない。
女性であれば、二十までにだいたいが嫁ぐのだ。
だからその女性はそろそろ行き遅れと言われてしまう年齢で、マレクにその気がないならば、他の相手を探す必要があるし、もしかしたら既に、周りに急かされているのかもしれない……。
「……二人は付き合っている風なのかな?」
「付き合っていた……と、なるんですかねぇ……。
マレクは別れたって言ってますけど、彼女の方は一方的すぎて理解できないって感じで……」
おおかた、結婚をチラつかせた途端、マレクが引いたのだろうとのこと。
正直頭を抱えた。
俺の反応に、アーロンも表情を曇らせる……。
ダニルの時も、一悶着あった。
彼は獣人ではなかったけれど、自身が流民であり、兇手であり、手を穢したことがある身であったことで、真っ当な家庭など築けないと、己の子を身籠ったカーリンを捨てようとした。
自分の穢れに二人を巻き込むかもしれないと……。二人の幸せのために、自分はこれ以上関わってはならないのだと……。
紆余曲折あり、なんとかダニルは気持ちを固め、今は立派に父親となっている。
兇手であった過去は封印し、カーリンにも伝えていないが……カーリンも、ダニルの生い立ちがまともではないことは知っている。その上で彼を受け入れた。
そして現在、ダニルは食事処に孤児らを雇い、料理人に育て上げることで、過去を清算しようと努力している。
「ガウリィの時とも違うんだよな……。エレノラは、ガウリィが獣人であることは承知していたし……」
元々色女であったエレノラは、ガウリィに拾われなければ、死んでいてもおかしくなかった。
家族に売られ、娼館からも逃げた身であったから、行き場もなく、学も無い……。
そんな中で酷い扱いを受け、ボロ雑巾のようになっていた身を救ってくれたのが獣人のガウリィで、そんな彼に惚れ込んで、ずっと番になることを望んでいた。
ガウリィも、エレノラと身を重ねたりしており……愛が無いはずはなかったのだが……番となることを、ずっと拒み続けていた。
そんな二人も、長年の両片恋をやっと実らせて、ニ年前に所帯を持った。今はアヴァロンで生活している。
彼ら流民の生活は、本来ならば不安定だ。けれどもう、吠狼の皆はセイバーンの領民だ。本当なら、妻を娶り家庭を持ったって良いはずなのだけど……。
獣人という種であることがそれを難しくしている。
獣人は……人類にとって脅威となる存在。そう信じられているから……。
「……マレクは、兇手としての仕事をこなしたことは?」
「ありません。手先が器用だったんで、早々に俺が弟子に取ったんで」
それを聞いて、少しだけ安心した……。手を穢すということは、少なからず精神的な重圧になることだ……。
当時幼かった彼が、そうであったとしたらと心配したのだけど……良かった。
「……俺は、マレクが妻を迎えることには反対なんて無い。二人が結ばれたいと望むなら、尚更ね。
応援したいし……幸せになってほしいって思うよ。
だけど……獣人らの事情は複雑だからな……。マレクが自分を獣人だと思っているなら、そこを踏み切らせるのは難しい……。
俺がどうこう言って、気持ちが簡単に変わるとも思えないし……」
「ですよねぇ……」
これは、我々がどうにかしてやれることではない。獣人であるマレク本人が、踏み越えなければならない壁だ。
番となる相手に、獣人であることを伏せて暮らすにしろ、知らせるにしろ……どっちを選んだとしても、必ず大きな苦しみを伴うことになるだろう……。
「……俺は、無力だな……」
彼ら獣人が、決して語られるような、人類の脅威なんかじゃないって、理解しているのに……何もしてやれることが思い浮かばないなんて……。
しかし、俺の言葉にアーロンは、慌てて手を振った。
「いや、元々当人の問題だってことは、分かっていたんで。
俺が確認したかったのは、領主様がマレクが番を得ることを了承してくれるかどうかってことだけでしたから、それはあまりお気になさらず。
……そんな風に言っていただけるってだけで、我々は報われます。本当に有難いことだと、思っているんですよ」
彼らの中で、俺が主とみなされていることがなんだかむず痒かったが……そう思ってくれることは嬉しくもあった。
そうして、彼ら獣人が普通に生活できる世を、手に入れなければという気持ちが、また育つ……。
「今は、領主様の了解をマレクに伝えるだけにします。それだけでも……きっと違うと、思うんで」
「あぁ。……もし、マレクが素性を女性に話すならば、また相談してくれ。
場合によっては、吠狼全体に拘ることになるだろうから」
「…………すいません、こんなこと相談して……」
「いや。遅かれ早かれ……いつかは必ず、触れなければならないことだったし……そこは気にしないで」
そう。いつかは必ず触れることになった。
まだその時ではない……なんて言っていたら、いつまで経っても現状は変わらない。
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