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第1章:辺境の村、カウニカ
第14話:誤解の解消と公衆浴場
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聖桜剣から黄金の光が晴れ、薄紅色の本来の刀身の姿があらわになる。それをグレースの首筋に突き付けたままナハトが微笑むと、グレースはナハトを睨みながら「どういう……ことだ……?」と憎々しげに呟いた。
「戦いは貴様の勝ちだ。私を殺さないのか?」
「俺にはアンタを殺す理由がない」
その言葉を証明するように首筋に突き付けていた聖桜剣を下ろす。グレースは驚愕に青い瞳を見開いた。
「敵に情けをかけるつもりか!?」
「だから敵じゃないんだって。話を聞いてくれよ」
またこの押し問答が続くのか。そんなことをナハトが思った時だった。
「ナハト! それにグレース!?」
悲痛な叫び声が響き。ナハトとグレースの近くに飛び出してきた影があった。ナハトとグレースはお互いに目を丸くする。その影は、
「ドラセナ……?」
「ドラセナ様?」
そう。ドラセナその人だった。ドラセナは驚愕の表情を浮かべながら、「ナハト! グレースも、何をやっているの!?」と叫ぶ。ようやく話が落ち着きそうだ、とナハトは安堵を覚えながら「いや……」と言い聖桜剣を鞘に収める。
「この白騎士さんが俺をドラセナ様を誘拐した犯人だって襲い掛かってきたからさ」
そのナハトの言葉にドラセナはあんぐりと口を開く。
「グレース! 何を言っているの! ナハトはそんなことしていないよ!」
必死の訴え。その言葉にグレースは「し、しかし……」と声音を弱める。
「その男はドラセナ様を誘拐した犯人で……」
「ナハトはそんなことしてない! むしろ逆だよ! ゴルドニアース傭兵団に捕まっていたわたしを助けてくれたの!」
ドラセナの言葉にグレースは驚愕に目を見開く。ナハトから聞いていたことだった。だが、本当のことだとは信じていなかったのだろう。驚愕の瞳でドラセナとナハトを順に見る。そうした末に「わ、私は……勘違いをしていたのか……」と恥じるような口調で言うとガックリと膝をつく。
誤解は解けた。ならば戦いは終わりだ。
「どうやら誤解は解けたみたいだな」
「あ、ああ……申し訳ない! 私は、とんだ勘違いを……!」
グレースは勢い良く頭を下げて非礼を詫びる。「いや、別に気にしなくていいよ」と言う。
「わ、私はドラセナ様の恩人をこの手にかけるところだったのか……! 本当に申し訳ない!」
見ていて気の毒になる程にグレースは自責の念に捕われているようだった。「い、いや、別にいいから……」とナハトは困ったように言う。
「こうして二人共無事だったんだしさ」
「そんなのは結果論に過ぎん。私は危うく貴殿を殺すところだった。命を奪うまではいかずとも大怪我を負わせるところだった」
「だから気にしてないって」
本心で言えば、殺意全開で襲い掛かられたことに思うことがない訳ではないナハトだったが、こうまで自分の責めるグレースの姿を見ているとそんなことも言えなくなってしまう。
「本当に申し訳ない! なんならこの首を掻き切ってお詫びを……」
「い、いや! そんなことしなくていいから!」
うなだれるグレースを前にどうしたものか、と思ったところでナハトはドラセナに目を向けた。
「こうして誤解も解けたんだしさ。それより、ドラセナはどうしてここに?」
「ナハトの帰りが遅かったから心配して見に来たの。そうしたらナハトとグレースが……」
ドラセナの言葉に「そうか」と頷く。そうしてグレースの方を見た。一つ、思いついたことがあったからだ。
「じゃあ、こういうのはどうだ? 俺たちはドラセナを王都まで送り届けようと思って旅をしている。あんたもドラセナを王都まで送るのが任務なんだろ? 協力してくれないか?」
うなだれていたグレースがその顔を上げる。「それで、私を許してくれるのか……?」と呟く。
「許す許す。ってかもう気にしてないし」
「私のような者が一緒に行っても構わないのか?」
「ああ、大歓迎だ」
自分のような非礼を働いた者にそんな資格があるのか。グレースはそう言っていた。そんなグレースにナハトは笑みを見せる。
「アンタみたいな強い人が仲間にいると頼もしいからな。俺の名前はナハト。ナハト・カツラギだ。これからよろしく、グレース」
「あ、ああ……よろしく頼む、ナハト殿」
ナハトが差し出した手をグレースは恐る恐るといった様子で手を伸ばし、握る。これでまた旅の仲間が一人増えたという訳だ。「よかった。二人の誤解が解けて」と安堵の表情でドラセナもそんな二人を見守る。
「それよりドラセナ様、ご無事で何よりです」
心からそう思っているのだろう。健常な姿を見せるドラセナをグレースは穏和な表情で見つめ、そう言う。
「うん。何とかね。ゴルドニアースの連中もわたしにはあまり手荒なことはするなって言われていたみたい」
「そうですか。それは何よりです」
親しげに会話するドラセナとグレースを見ているとナハトにある疑問が沸いてきた。この二人は随分親しいようだが、どういう関係なのだろうか。ドラセナにそう訊ねてみると「グレースは王都でわたしの従者をしてくれた騎士だよ」との答えが返ってきた。なるほど。それなら親しいのも納得だし、そのドラセナがさらわれたとなれば真っ先に奪還の命令が下されるものだろう。それに従者とあればドラセナの身をさぞ案じていたことだろう。無事な姿を見て安心し切っているグレースの様子が見て取れた。
グレースはナハトたちとは別に宿を取ってあるというが、これから仲間として旅をするにあたって一旦、ナハトたちの止まっている宿に移動することにした。
「ナハト様、ドラセナさん、おかりなさい。あら、その人は……?」
「ナハト! ドラセナ! おかえり! ん、そいつは誰だ?」
イヴとイーニッドは好奇の視線でグレースを見る。ナハトはグレースのことを紹介した。
「この人はグレース。アインクラフトの騎士でさらわれたドラセナを助けるために来たらしい」
ナハトの言葉に「なるほど」とイヴは頷く。
「それではドラセナさんを王都に送り届けようとしている我々と目的は同じということですね」
「ああ。そういうことだ。それで一緒に旅をしようって話になったんだけど……文句はないかな?」
ナハトはそう言ってイヴとイーニッドを見る。二人共文句などあろうはずもなかった。
「グレース。この二人はイヴにイーニッド。二人共、頼れる仲間だ」
「私の名前はグレース・アルミナ。よろしく頼む。イヴ殿、イーニッド殿」
慇懃に頭を下げるグレース。それからナハトたちの泊まっている宿で朝食の時間になり、グレースも同席した。朝食を食べた後、部屋に戻る。朝食も食べ終わったし、そろそろ鉱山都市ラグリアを目指そうか、と思ったところだった。イヴがある提案をした。
「この村には公衆浴場があるんです。昨夜はみんな疲れ切っていて入りませんでしたが、出立の前に入っていきませんか?」
公衆浴場。昨夜、その言葉を聞いた時は少し驚いたものだ。中世ヨーロッパ時代レベルの技術力のこの世界にそんなものがあるとはナハトは思っていなかったからだ。だが、たしか高校の世界史の先生曰く中世ヨーロッパで人々がお風呂に入っていなかったというのは誤解で王族や貴族たちは自分の屋敷にお風呂場を作らせて入っていたというし、民衆も流石に自分の家にお風呂を持つのは難しかったというが、公衆浴場を利用していたという話はあった。この世界もそうなのだろう。珍しい物であるのはたしかだが、あること自体にそこまで驚く程のことではないのだろう。流石に男湯と女湯に分かれてはいないということなので、女性陣に先に入ってもらって、その間、ナハトは村を適当にぶらつき暇を潰すことにした。活気があるとは言い難かったが店の類を見て回れば適当な暇潰しにはなる。そうしていると、「ナハト」と声がかかった。声の方を見ると微笑を浮かべたドラセナがいて、その体からはお風呂上がりのいい匂いが漂っていた。
「みんなもうお風呂から上がったよ。宿屋に帰ってる」
「そうなのか? それじゃあ、俺も風呂に入らせてもらおうかな」
「うん。そうするといいよ」
宿屋には戻らずあらかじめ場所を聞いていた公衆浴場に向かう。この時、ドラセナが何かを企んでいるような目と悪戯っぽい含み笑いを浮かべていることにナハトは気付かなかった。そう遠くない距離に公衆浴場はあった。管理人は半分ボケているような老人であった。一礼し、仲に入ると脱衣所に当たるであろう場所で服を脱ぎ、聖桜剣も立て掛けておく。そして裸になったナハトはお風呂場があるという空間に仕切りをくぐり、入り、「お?」という声に出迎えられた。聞いたことのある声、そして、ここでは絶対に聞こえてはいけない声だった。
「ナハトじゃないか! ナハトも一緒に風呂に入るのか?」
褐色の肌が目に眩しい。そこにはイーニッドの姿があった。生まれたままの姿の、イーニッドの姿が。イーニッドは何も隠すものもないというのに胸も股間を惜しげもなく晒していて、恥ずかしがる様子も何もない。天真爛漫な少女には羞恥心というものがないのか、全裸という姿にあっても態度を変えることなく、笑顔をナハトに向けている。普段から露出度の高い格好をしているとはいえ、大事なところを隠しているのと隠していないのでは大違いだった。思わずナハトの体が硬直する。目の前に現れた一糸まとわぬイーニッドの裸体を思わずまじまじと見てしまう。「イーニッドさん、走り回ると危ないですよ」というイヴの声も聞こえてきて、まずい、という思いが体を動かそうとする。
しかし、それは間に合わなかった。奥からイーニッド同様、一糸まとわぬ姿のイヴが現れたからだ。
「戦いは貴様の勝ちだ。私を殺さないのか?」
「俺にはアンタを殺す理由がない」
その言葉を証明するように首筋に突き付けていた聖桜剣を下ろす。グレースは驚愕に青い瞳を見開いた。
「敵に情けをかけるつもりか!?」
「だから敵じゃないんだって。話を聞いてくれよ」
またこの押し問答が続くのか。そんなことをナハトが思った時だった。
「ナハト! それにグレース!?」
悲痛な叫び声が響き。ナハトとグレースの近くに飛び出してきた影があった。ナハトとグレースはお互いに目を丸くする。その影は、
「ドラセナ……?」
「ドラセナ様?」
そう。ドラセナその人だった。ドラセナは驚愕の表情を浮かべながら、「ナハト! グレースも、何をやっているの!?」と叫ぶ。ようやく話が落ち着きそうだ、とナハトは安堵を覚えながら「いや……」と言い聖桜剣を鞘に収める。
「この白騎士さんが俺をドラセナ様を誘拐した犯人だって襲い掛かってきたからさ」
そのナハトの言葉にドラセナはあんぐりと口を開く。
「グレース! 何を言っているの! ナハトはそんなことしていないよ!」
必死の訴え。その言葉にグレースは「し、しかし……」と声音を弱める。
「その男はドラセナ様を誘拐した犯人で……」
「ナハトはそんなことしてない! むしろ逆だよ! ゴルドニアース傭兵団に捕まっていたわたしを助けてくれたの!」
ドラセナの言葉にグレースは驚愕に目を見開く。ナハトから聞いていたことだった。だが、本当のことだとは信じていなかったのだろう。驚愕の瞳でドラセナとナハトを順に見る。そうした末に「わ、私は……勘違いをしていたのか……」と恥じるような口調で言うとガックリと膝をつく。
誤解は解けた。ならば戦いは終わりだ。
「どうやら誤解は解けたみたいだな」
「あ、ああ……申し訳ない! 私は、とんだ勘違いを……!」
グレースは勢い良く頭を下げて非礼を詫びる。「いや、別に気にしなくていいよ」と言う。
「わ、私はドラセナ様の恩人をこの手にかけるところだったのか……! 本当に申し訳ない!」
見ていて気の毒になる程にグレースは自責の念に捕われているようだった。「い、いや、別にいいから……」とナハトは困ったように言う。
「こうして二人共無事だったんだしさ」
「そんなのは結果論に過ぎん。私は危うく貴殿を殺すところだった。命を奪うまではいかずとも大怪我を負わせるところだった」
「だから気にしてないって」
本心で言えば、殺意全開で襲い掛かられたことに思うことがない訳ではないナハトだったが、こうまで自分の責めるグレースの姿を見ているとそんなことも言えなくなってしまう。
「本当に申し訳ない! なんならこの首を掻き切ってお詫びを……」
「い、いや! そんなことしなくていいから!」
うなだれるグレースを前にどうしたものか、と思ったところでナハトはドラセナに目を向けた。
「こうして誤解も解けたんだしさ。それより、ドラセナはどうしてここに?」
「ナハトの帰りが遅かったから心配して見に来たの。そうしたらナハトとグレースが……」
ドラセナの言葉に「そうか」と頷く。そうしてグレースの方を見た。一つ、思いついたことがあったからだ。
「じゃあ、こういうのはどうだ? 俺たちはドラセナを王都まで送り届けようと思って旅をしている。あんたもドラセナを王都まで送るのが任務なんだろ? 協力してくれないか?」
うなだれていたグレースがその顔を上げる。「それで、私を許してくれるのか……?」と呟く。
「許す許す。ってかもう気にしてないし」
「私のような者が一緒に行っても構わないのか?」
「ああ、大歓迎だ」
自分のような非礼を働いた者にそんな資格があるのか。グレースはそう言っていた。そんなグレースにナハトは笑みを見せる。
「アンタみたいな強い人が仲間にいると頼もしいからな。俺の名前はナハト。ナハト・カツラギだ。これからよろしく、グレース」
「あ、ああ……よろしく頼む、ナハト殿」
ナハトが差し出した手をグレースは恐る恐るといった様子で手を伸ばし、握る。これでまた旅の仲間が一人増えたという訳だ。「よかった。二人の誤解が解けて」と安堵の表情でドラセナもそんな二人を見守る。
「それよりドラセナ様、ご無事で何よりです」
心からそう思っているのだろう。健常な姿を見せるドラセナをグレースは穏和な表情で見つめ、そう言う。
「うん。何とかね。ゴルドニアースの連中もわたしにはあまり手荒なことはするなって言われていたみたい」
「そうですか。それは何よりです」
親しげに会話するドラセナとグレースを見ているとナハトにある疑問が沸いてきた。この二人は随分親しいようだが、どういう関係なのだろうか。ドラセナにそう訊ねてみると「グレースは王都でわたしの従者をしてくれた騎士だよ」との答えが返ってきた。なるほど。それなら親しいのも納得だし、そのドラセナがさらわれたとなれば真っ先に奪還の命令が下されるものだろう。それに従者とあればドラセナの身をさぞ案じていたことだろう。無事な姿を見て安心し切っているグレースの様子が見て取れた。
グレースはナハトたちとは別に宿を取ってあるというが、これから仲間として旅をするにあたって一旦、ナハトたちの止まっている宿に移動することにした。
「ナハト様、ドラセナさん、おかりなさい。あら、その人は……?」
「ナハト! ドラセナ! おかえり! ん、そいつは誰だ?」
イヴとイーニッドは好奇の視線でグレースを見る。ナハトはグレースのことを紹介した。
「この人はグレース。アインクラフトの騎士でさらわれたドラセナを助けるために来たらしい」
ナハトの言葉に「なるほど」とイヴは頷く。
「それではドラセナさんを王都に送り届けようとしている我々と目的は同じということですね」
「ああ。そういうことだ。それで一緒に旅をしようって話になったんだけど……文句はないかな?」
ナハトはそう言ってイヴとイーニッドを見る。二人共文句などあろうはずもなかった。
「グレース。この二人はイヴにイーニッド。二人共、頼れる仲間だ」
「私の名前はグレース・アルミナ。よろしく頼む。イヴ殿、イーニッド殿」
慇懃に頭を下げるグレース。それからナハトたちの泊まっている宿で朝食の時間になり、グレースも同席した。朝食を食べた後、部屋に戻る。朝食も食べ終わったし、そろそろ鉱山都市ラグリアを目指そうか、と思ったところだった。イヴがある提案をした。
「この村には公衆浴場があるんです。昨夜はみんな疲れ切っていて入りませんでしたが、出立の前に入っていきませんか?」
公衆浴場。昨夜、その言葉を聞いた時は少し驚いたものだ。中世ヨーロッパ時代レベルの技術力のこの世界にそんなものがあるとはナハトは思っていなかったからだ。だが、たしか高校の世界史の先生曰く中世ヨーロッパで人々がお風呂に入っていなかったというのは誤解で王族や貴族たちは自分の屋敷にお風呂場を作らせて入っていたというし、民衆も流石に自分の家にお風呂を持つのは難しかったというが、公衆浴場を利用していたという話はあった。この世界もそうなのだろう。珍しい物であるのはたしかだが、あること自体にそこまで驚く程のことではないのだろう。流石に男湯と女湯に分かれてはいないということなので、女性陣に先に入ってもらって、その間、ナハトは村を適当にぶらつき暇を潰すことにした。活気があるとは言い難かったが店の類を見て回れば適当な暇潰しにはなる。そうしていると、「ナハト」と声がかかった。声の方を見ると微笑を浮かべたドラセナがいて、その体からはお風呂上がりのいい匂いが漂っていた。
「みんなもうお風呂から上がったよ。宿屋に帰ってる」
「そうなのか? それじゃあ、俺も風呂に入らせてもらおうかな」
「うん。そうするといいよ」
宿屋には戻らずあらかじめ場所を聞いていた公衆浴場に向かう。この時、ドラセナが何かを企んでいるような目と悪戯っぽい含み笑いを浮かべていることにナハトは気付かなかった。そう遠くない距離に公衆浴場はあった。管理人は半分ボケているような老人であった。一礼し、仲に入ると脱衣所に当たるであろう場所で服を脱ぎ、聖桜剣も立て掛けておく。そして裸になったナハトはお風呂場があるという空間に仕切りをくぐり、入り、「お?」という声に出迎えられた。聞いたことのある声、そして、ここでは絶対に聞こえてはいけない声だった。
「ナハトじゃないか! ナハトも一緒に風呂に入るのか?」
褐色の肌が目に眩しい。そこにはイーニッドの姿があった。生まれたままの姿の、イーニッドの姿が。イーニッドは何も隠すものもないというのに胸も股間を惜しげもなく晒していて、恥ずかしがる様子も何もない。天真爛漫な少女には羞恥心というものがないのか、全裸という姿にあっても態度を変えることなく、笑顔をナハトに向けている。普段から露出度の高い格好をしているとはいえ、大事なところを隠しているのと隠していないのでは大違いだった。思わずナハトの体が硬直する。目の前に現れた一糸まとわぬイーニッドの裸体を思わずまじまじと見てしまう。「イーニッドさん、走り回ると危ないですよ」というイヴの声も聞こえてきて、まずい、という思いが体を動かそうとする。
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