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第2章:アグド山道
第21話:アイネアス・ハミルトン
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気丈夫にに名乗った少女を前にナハトが唖然としていると「それで」と少女の目尻が上がり、睨み付けるようにナハトを見る。
「こっちが名乗ったんだからアンタも名乗りなさいよ! 不公平でしょ!?」
「あ、ああ……」
それは全くもってその通りではあるのだが、もう少し言い方というものはないだろうか。そんなことを思いながらもナハトは自分の名を名乗る。
「俺の名前はナハト・カツラギ。えーっと……旅人、だ」
まさか桜の勇者だ、などと名乗る訳にもいかず、少し迷った挙句、無難な旅人の称号を名乗る。こんな初対面の相手に桜の勇者などと名乗ったところで到底、信じてはくれないだろうし。
「カツラギ? 変な名字ねぇ」
アイネアスは眉をひそめてそんなことを言う。
元の世界では変なのは名前の方で名字は普通だったんだけどな、と思いながらナハトは曖昧に笑っていた。
それに変だというのなら自分のことを天才と呼ぶ彼女の方が変だ。アイネアスの表情は不機嫌そうなもので地面に転がっているラプラニウム鉱石を見ると、思い出したかのように「とにかく!」と言う。
「これはアタシのものだからね!」
「いや、だから、どういうことだよ?」
さっきの想獣は自分の獲物だったからこのラプラニウム鉱石も自分のもの、と彼女は主張するが、想獣を倒したのはナハトだ。「察しが悪いわねぇ」とアイネアスは呆れるように言う。
「さっきの想獣はアタシが目を付けて一太刀二太刀あびせたの。そこで逃げられちゃって、それを追いかけてきたら、アンタが倒していたの」
「ああ、そういうことか」
そういえばさっきの想獣は最初から手負いだったな、と納得する。しかし、その理論には今ひとつ納得しかねた。
彼女が先に想獣と戦っていたとはいえ、想獣を倒したのはナハトな訳だ。それなのにアイネアスがその報酬を手に入れるのはどういうことか。
苦い表情からナハトの考えていることを大体読み取ったのか「アタシが先に目を付けていたんだから、アタシのものなの!」と怒ったようにアイネアスは言う。「まぁまぁ、そう怒鳴るなよ」とその怒りを受け流しつつ、ナハトは地面に転がっているラプラニウム鉱石を見て言う。
「折半、って言うのはどうだ?」
「ダメに決まっているでしょ! そんなの!」
妙案だと思ったのだが、アイネアスがうがー、と怒りを露わにする。
まぁ、ナハトとしてもこの程度のラプラニウム鉱石にそこまでこだわる理由もないのだが、アイネアスが意地を張っているのを見るとなんとなく対抗してしまう。
ふいにアイネアスは怒りの表情を思案顔に変えて、何事かを考え込むと「……そうね」と一人納得した様子を見せた。
「いいわよ、折半でも」
「ホントか?」
「ええ」
それは先程までのアイネアスの態度からは考えられない程の譲歩だった。微かに驚きつつも「ただし」と口にしたアイネアスに返事を阻まれた。
「条件があるわ。アンタ、こんなところに来るくらいだからアタシと同じで想獣を狩りに来たんでしょ?」
アイネアスの言葉にああ、まぁな、と返す。やはり彼女も自分と同じ目的だったか、と思う。「だったら」とアイネアスが笑みを見せる。強気な笑みだったが、ナハトは初めて見るアイネアスの笑顔だった。……一応、笑顔に分類していいと思う。
「アンタ、アタシの手伝いをしなさい」
アイネアスは従者に命令を下すかの如く高圧的にそう述べた。「手伝い……?」とナハトが言葉を返す。
「アタシが想獣を狩るのをサポートしなさいって言ってるの」
「ああ、そういうことか。二人で協力しようっていう……」
「協力なんかじゃないわよ! あくまでアンタはサポートなんだから!」
それを協力と言うのではないだろうか。ナハトは首を傾げたくなるのを堪えて、アイネアスの言葉に頷く。
「べ、別に一人で想獣を相手にするのが少し不安だったとか、そういうのはないんだからねっ!」
訊いてもいないのにアイネアスはそんなこを言うとツン、とそっぽを向いてしまう。いや、これから一緒に想獣狩りをしようというのにそっぽを向かれてしまっては困るのだが。そんな思いで見つめているとアイネアスがナハトの方を向いた。
「この山道の山頂に強力な想獣が住み着いたって噂があるの。アタシの狙いはあくまでそいつ。想獣は力が強ければ強い程、遺すラプラニウム鉱石も多いからね」
強力な想獣。そう聞いて先日戦った想獣王のことをナハトは思い浮かべた。
流石にあんな化け物クラスのものはいないだろうが、身を震わせるのには十分な情報だった。ナハトとしてはちょっと適当に想獣を狩るだけにするつもりでそんな大物に挑むつもりはなかったのだが……。
まぁ、いいか、と思う。強力な想獣が相手なら得られるラプラニウム鉱石のことを差し引いても自分の腕を磨くことができる。それが後々のために繋がることもあるだろう。
「分かった。その条件を飲む」
「オッケー。契約成立ね。それじゃあ、短い間だろうけどよろしくね」
「ああ。アイネアス」
彼女の名を呼ぶと彼女は何故か苦い顔をした。「アイネでいいわ」としかめっ面のまま言う。
「アイネアスって長ったらしいでしょ? アイネって呼べばいいわ。その代わり、アタシもアンタのことナハトって呼ぶから」
「あ、ああ……分かったアイネアス……じゃなくてアイネ」
少々、呆気に取られながらもナハトは頷いた。他人を突き放すようなつっけどんな態度を取っているが案外、フレンドリーなのかもしれない、と思う。「それじゃあ、行くわよ」と言ったアイネに続き、ナハトも山道を歩き出す。
「アンタ、旅人って言ったけど、一人で旅をしているの?」
想獣もなかなか出てこない山道を歩いていると不意にアイネがそんなことを言い出す。
「いや、仲間と一緒だよ。仲間は今は一人を除いて、カウニカにいる」
「一人を除いて? なにそれ?」
「その一人は俺たちと同じで想獣狩りをしようと思ってここに来ているはずだ。会わなかったか?」
イーニッドの姿を思い浮かべながらナハトは訊ねる。元気と好奇心が満ち溢れているような彼女のことだ。何もない村のカウニカで大人しくジッとしていることなどできず、想獣狩りに行ってしまったのだろう、と微笑ましく思う。「アタシは会ってないわね」とアイネは素っ気なく返す。
「……で旅をしているっていうからには目的くらいあるんでしょ? それとも目的もない気ままな武者修行ってヤツ?」
アイネとの会話は止まらない。やはり、案外フレンドリーな性格をしているのかもしれない、と思う。
「一応、目的地はある。この国の、アインクラフトの王都だ」
「クラフトシティを目指しているの? まぁ、あそこから観光名所でもあるしね。大聖堂とか見応えあるし」
話していて分かったがこのアイネという少女、相当、旅慣れしているようだった。自分とたいして変わらないであろう年齢の割に重ねてきた経験は遥かに上だと言うことを思い知らされる。
「クラフトシティを目指すならここからならラグリアを経由するのが得策ね」
「ああ。俺たちもまずはラグリアを目指して……」
ナハトがそう言いかけた時だった。不穏な気配にナハトとアイネは身構えた。前を見ればゴリラのような想獣が三匹、こちらに向かってきている。「ちょ、嘘、三匹?」とアイネが舌打ちする。
「ちょっと厄介ね……」
アイネが苛立った目で想獣たちを見る。ナハトは聖桜剣を抜き放った。聖桜剣を見たアイネの目が変わる。「ア、アンタ……」と驚いた様子で声を発する。
「それ、幻想具……それもかなり格上の幻想具じゃない?」
「一応な。最上級の幻想具……らしいぜ」
「嘘……」
想獣が目の前に迫っている状況だと言うのに魅入られたようにアイネは聖桜剣の薄紅色の刀身を眺める。しかし、すぐにハッとしたように我に戻り、迫り来る想獣たちを見据える。
「アンタに手伝わせて正解だったかもね。幻想具持ちとなれば足を引っ張ることもないでしょうし」
そう言って、アイネは自身の剣を抜き放った。それは一見、普通の剣に見えた。しかし、すぐに違うと気付いた。その刀身が青い輝きを帯びたからだ。
「アイネ、お前の剣も、それ……」
「ええ。幻想具よ」
アイネは自信満々に強気な笑みを見せて片手剣を掲げて見せる。
「幻想具、氷雪剣ネーヴェ! 想獣なんかには負けないんだから!」
アイネの声に答えるように青く輝く刀身から氷混じりの風が吹き荒れる。敵は想獣三匹。どうやら、アイネの力はアテにして良さそうだった。
「こっちが名乗ったんだからアンタも名乗りなさいよ! 不公平でしょ!?」
「あ、ああ……」
それは全くもってその通りではあるのだが、もう少し言い方というものはないだろうか。そんなことを思いながらもナハトは自分の名を名乗る。
「俺の名前はナハト・カツラギ。えーっと……旅人、だ」
まさか桜の勇者だ、などと名乗る訳にもいかず、少し迷った挙句、無難な旅人の称号を名乗る。こんな初対面の相手に桜の勇者などと名乗ったところで到底、信じてはくれないだろうし。
「カツラギ? 変な名字ねぇ」
アイネアスは眉をひそめてそんなことを言う。
元の世界では変なのは名前の方で名字は普通だったんだけどな、と思いながらナハトは曖昧に笑っていた。
それに変だというのなら自分のことを天才と呼ぶ彼女の方が変だ。アイネアスの表情は不機嫌そうなもので地面に転がっているラプラニウム鉱石を見ると、思い出したかのように「とにかく!」と言う。
「これはアタシのものだからね!」
「いや、だから、どういうことだよ?」
さっきの想獣は自分の獲物だったからこのラプラニウム鉱石も自分のもの、と彼女は主張するが、想獣を倒したのはナハトだ。「察しが悪いわねぇ」とアイネアスは呆れるように言う。
「さっきの想獣はアタシが目を付けて一太刀二太刀あびせたの。そこで逃げられちゃって、それを追いかけてきたら、アンタが倒していたの」
「ああ、そういうことか」
そういえばさっきの想獣は最初から手負いだったな、と納得する。しかし、その理論には今ひとつ納得しかねた。
彼女が先に想獣と戦っていたとはいえ、想獣を倒したのはナハトな訳だ。それなのにアイネアスがその報酬を手に入れるのはどういうことか。
苦い表情からナハトの考えていることを大体読み取ったのか「アタシが先に目を付けていたんだから、アタシのものなの!」と怒ったようにアイネアスは言う。「まぁまぁ、そう怒鳴るなよ」とその怒りを受け流しつつ、ナハトは地面に転がっているラプラニウム鉱石を見て言う。
「折半、って言うのはどうだ?」
「ダメに決まっているでしょ! そんなの!」
妙案だと思ったのだが、アイネアスがうがー、と怒りを露わにする。
まぁ、ナハトとしてもこの程度のラプラニウム鉱石にそこまでこだわる理由もないのだが、アイネアスが意地を張っているのを見るとなんとなく対抗してしまう。
ふいにアイネアスは怒りの表情を思案顔に変えて、何事かを考え込むと「……そうね」と一人納得した様子を見せた。
「いいわよ、折半でも」
「ホントか?」
「ええ」
それは先程までのアイネアスの態度からは考えられない程の譲歩だった。微かに驚きつつも「ただし」と口にしたアイネアスに返事を阻まれた。
「条件があるわ。アンタ、こんなところに来るくらいだからアタシと同じで想獣を狩りに来たんでしょ?」
アイネアスの言葉にああ、まぁな、と返す。やはり彼女も自分と同じ目的だったか、と思う。「だったら」とアイネアスが笑みを見せる。強気な笑みだったが、ナハトは初めて見るアイネアスの笑顔だった。……一応、笑顔に分類していいと思う。
「アンタ、アタシの手伝いをしなさい」
アイネアスは従者に命令を下すかの如く高圧的にそう述べた。「手伝い……?」とナハトが言葉を返す。
「アタシが想獣を狩るのをサポートしなさいって言ってるの」
「ああ、そういうことか。二人で協力しようっていう……」
「協力なんかじゃないわよ! あくまでアンタはサポートなんだから!」
それを協力と言うのではないだろうか。ナハトは首を傾げたくなるのを堪えて、アイネアスの言葉に頷く。
「べ、別に一人で想獣を相手にするのが少し不安だったとか、そういうのはないんだからねっ!」
訊いてもいないのにアイネアスはそんなこを言うとツン、とそっぽを向いてしまう。いや、これから一緒に想獣狩りをしようというのにそっぽを向かれてしまっては困るのだが。そんな思いで見つめているとアイネアスがナハトの方を向いた。
「この山道の山頂に強力な想獣が住み着いたって噂があるの。アタシの狙いはあくまでそいつ。想獣は力が強ければ強い程、遺すラプラニウム鉱石も多いからね」
強力な想獣。そう聞いて先日戦った想獣王のことをナハトは思い浮かべた。
流石にあんな化け物クラスのものはいないだろうが、身を震わせるのには十分な情報だった。ナハトとしてはちょっと適当に想獣を狩るだけにするつもりでそんな大物に挑むつもりはなかったのだが……。
まぁ、いいか、と思う。強力な想獣が相手なら得られるラプラニウム鉱石のことを差し引いても自分の腕を磨くことができる。それが後々のために繋がることもあるだろう。
「分かった。その条件を飲む」
「オッケー。契約成立ね。それじゃあ、短い間だろうけどよろしくね」
「ああ。アイネアス」
彼女の名を呼ぶと彼女は何故か苦い顔をした。「アイネでいいわ」としかめっ面のまま言う。
「アイネアスって長ったらしいでしょ? アイネって呼べばいいわ。その代わり、アタシもアンタのことナハトって呼ぶから」
「あ、ああ……分かったアイネアス……じゃなくてアイネ」
少々、呆気に取られながらもナハトは頷いた。他人を突き放すようなつっけどんな態度を取っているが案外、フレンドリーなのかもしれない、と思う。「それじゃあ、行くわよ」と言ったアイネに続き、ナハトも山道を歩き出す。
「アンタ、旅人って言ったけど、一人で旅をしているの?」
想獣もなかなか出てこない山道を歩いていると不意にアイネがそんなことを言い出す。
「いや、仲間と一緒だよ。仲間は今は一人を除いて、カウニカにいる」
「一人を除いて? なにそれ?」
「その一人は俺たちと同じで想獣狩りをしようと思ってここに来ているはずだ。会わなかったか?」
イーニッドの姿を思い浮かべながらナハトは訊ねる。元気と好奇心が満ち溢れているような彼女のことだ。何もない村のカウニカで大人しくジッとしていることなどできず、想獣狩りに行ってしまったのだろう、と微笑ましく思う。「アタシは会ってないわね」とアイネは素っ気なく返す。
「……で旅をしているっていうからには目的くらいあるんでしょ? それとも目的もない気ままな武者修行ってヤツ?」
アイネとの会話は止まらない。やはり、案外フレンドリーな性格をしているのかもしれない、と思う。
「一応、目的地はある。この国の、アインクラフトの王都だ」
「クラフトシティを目指しているの? まぁ、あそこから観光名所でもあるしね。大聖堂とか見応えあるし」
話していて分かったがこのアイネという少女、相当、旅慣れしているようだった。自分とたいして変わらないであろう年齢の割に重ねてきた経験は遥かに上だと言うことを思い知らされる。
「クラフトシティを目指すならここからならラグリアを経由するのが得策ね」
「ああ。俺たちもまずはラグリアを目指して……」
ナハトがそう言いかけた時だった。不穏な気配にナハトとアイネは身構えた。前を見ればゴリラのような想獣が三匹、こちらに向かってきている。「ちょ、嘘、三匹?」とアイネが舌打ちする。
「ちょっと厄介ね……」
アイネが苛立った目で想獣たちを見る。ナハトは聖桜剣を抜き放った。聖桜剣を見たアイネの目が変わる。「ア、アンタ……」と驚いた様子で声を発する。
「それ、幻想具……それもかなり格上の幻想具じゃない?」
「一応な。最上級の幻想具……らしいぜ」
「嘘……」
想獣が目の前に迫っている状況だと言うのに魅入られたようにアイネは聖桜剣の薄紅色の刀身を眺める。しかし、すぐにハッとしたように我に戻り、迫り来る想獣たちを見据える。
「アンタに手伝わせて正解だったかもね。幻想具持ちとなれば足を引っ張ることもないでしょうし」
そう言って、アイネは自身の剣を抜き放った。それは一見、普通の剣に見えた。しかし、すぐに違うと気付いた。その刀身が青い輝きを帯びたからだ。
「アイネ、お前の剣も、それ……」
「ええ。幻想具よ」
アイネは自信満々に強気な笑みを見せて片手剣を掲げて見せる。
「幻想具、氷雪剣ネーヴェ! 想獣なんかには負けないんだから!」
アイネの声に答えるように青く輝く刀身から氷混じりの風が吹き荒れる。敵は想獣三匹。どうやら、アイネの力はアテにして良さそうだった。
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