いろどりの追憶〜星森の大陸の生きとし生けるものの安寧を強く願った人々〜

裕邑月紫

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月の皇子徒桜とならん

東の院の主

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二人の皇子が生まれてから四年の時が経とうとしていた。
若き舜棐しゅんひ帝の下、百官により治められている聖国には、変わらず穏やかな時が流れていた。
だが、それはあくまでも表面上。
民草の預かり知らぬ場所で、聖国の未来を左右する穏やかならぬ事変が聖都の皇宮内で密かに頻発していたのである。


東宮・東の院の庭・真珠庭園。
その庭園にある東屋に小さな人影ひとつ。

絹のような射干玉ぬばたまの髪に、白雪のような肌、花のような可憐な唇、そして、特徴的な紫色の瞳。
聖国一の美姫と称される母に似て、その幼子はまるで工芸品の如く美しい子どもであった。
その小さな人物は古い本を開いて熱心に読んでいた。

さわさわと少し秋の涼しい風が真珠庭園を吹き抜けて、丫角に結った幼子の絹のような髪を揺らす。
紅掛空色の美しい長袍も風をはらんで揺れる。
己の纏う衣が風で少し乱れてしまっているのも気にせず幼子は手にした本の文字を追うのに夢中だ。
 
彼が手にしているのは、いにしえの歴史書。
ただし、その者のような幼子が読む代物ではない。それは古い歴史書で、この聖国を建国した舜堯とその右腕・建国の剣と呼ばれる名宰相・彩恩の長き生を綴ったもの。彼らによる聖国建国への道のりが記された物であった。
古い古い歴史書の文字を美しい紫色の瞳が追っていく。

ーーーーいつ読んでも、舜と彩が身命を賭して安寧を求めた話は、胸を熱くするね。

その歴史書を読んでいた幼子は、小さくため息をこぼす。
身体は風にさらされ冷えてきているのに、興奮しているのか頬が僅かに赤い。
紫色の瞳がきらきらと煌めく。

ーーーーこの歴史書を読むたびに、私は思うのだ。
    彼らの想いを、願いを、私は護っていきたい、と。

ふと。
読んでいた歴史書が語る壮大な浪漫に胸を熱くしていた彼は、己に向けられた敵意によって現実に引き戻された。

ーーーーまたか。

と、その彼は心の中でひとりごちた。
本の世界から現実に引き戻されて、彼の心中は穏やかではない。
だが、その人形のような美しい顔に表情らしい表情は浮かんでいない。
真珠庭園を吹き抜ける風が紅葉が揺らす。その風と手を繋いで舞うに色を変えた葉が庭へ落ちていく。
東屋の目の前の美しい池にも一枚、二枚と舞い落ち、鏡のような水面が揺れた。

彼は表情を変えることなく、本を読み続ける。美しい紫の瞳が素晴らしい速さで本の上の文字を撫でていく。

ーーーー数は2か。今日は少なめ…と言っていいだろうか……。

彼は手にした歴史書をめくる。先ほど読んだページを再度開き、読み直す。そして、思う。

ーーーー昼間に花火は少々面白みに欠けるのだが…。どうせ含有炭素量も高が知れているであろうし。

彼は左手を本の上で動かした。はたから見ると本の文字を指でなぞっている様に見える。
しかし、実際はその動きは複雑なものであった。額のあたりに気をグッと集中させる。
頭の中でイメージを膨らませる。
小さな声でこいねがことばが紡がれる。

ーーーー丸い鉄球がある一点で宙に浮いて…高速で回転して…こんな感じだろうか…

風が止んだ。
 
静かな空間を割くように、ヒュン、ヒュンと何かが飛来する音が彼の鼓膜に届く。
 
「鋼鉄の舞」

こちらに向けて飛来する2つの何かの動線上に膨らませていたイメージを気と共に解き放つ。
飛来した何かとその動線上に現れた高速回転した鉄球が激しくぶつかる。

ギィィィンーーーー

美しい真珠庭園におおよそ似つかわしくない不快な音が響く。
その音と共に2つの火花が散る。
音を立てて上がる火花を、つまらなそうに幼子は眺める。
 
ややあって、火花は消え飛来してきた物が地面に落ちる。
虚空で高速回転していた2つの鉄球はフッ、と音もなく消えた。

「なっ!?」

飛来物の起点の茂みで人の声が上がる。
まるで人形のような幼子は、持っていた本を閉じて右手に持つと東屋を出て、静かな足取りで茂みに向かって歩いていく。

「ば、バケモノだ!」

バケモノとは……失礼な、と幼子は僅かに眉を顰めて呟く。
 
悲鳴に近い声で叫んだかと思うと、茂みから黒づくめの男が二人、飛び出してくる。
二人の男の手には匕首。
彼らはは迷うことなく、目の前の幼い男児に襲い掛からんと駆ける。
 
「やはり炭素含有量が少なくて、大して咲かなかった…それに明るすぎてよく見えない…」

男児はポツリとおおよそその年齢では出てこない様な言葉を呟く。
そうして、彼は再び左手を複雑に動かしながらなにやらぶつぶつと小声で呟くと、トン、と左手を地面に突いた。

 「風嵐の泉」

澄んだ男児の声に呼応するかのように、地面に魔法陣が浮かび上がり二人の男の足元に突風が吹き上げる。
匕首あいくちを持った二人の男は、吹き上げる風に身体を奪われ一気に宙に浮かび上がり、上空3メートルのあたりで停止した。
男児は地面から手を離し、浮き上がっている男二人を見上げる。

「どうせやるなら、もう少し面白くなるようにしてほしいのだ。ひょうの鋼鉄の炭素含有量を上げてほしい。それから、狙うなら夜が良い。あとは…」

幼子はうーん…としばし考え、何やら思いついたのか、ああ、そうそう…と言葉を続ける。
 
「鏢を投げるとき、もう少し手首をしならせると良いのではないだろうか。飛来する速度が上がるはず。そうすると、鉄球とぶつかった衝撃で火花がすごく綺麗に咲いて見える」
「は?」

幼子の注文に、二人の男は宙に浮きながら間抜けな声を出す。

「まぁ、次は…そなたらにはないゆえ、この希望は通らぬと思うが…」

彼は小首を傾げ、残念そうな顔をして呟く。
丫角あかくに結った絹の様な黒髪に付けられた美しい組紐の髪飾りが風に揺れた。

「皇子っ!!!!」
「宮さま!ご無事でございますか?!」

ちょうどその時、池の向こうに見える建物からどやどやと人々が駆け寄ってくる。
それを幼子は穏やかに微笑んで迎えた。
 
「ああ、皇子さま…!ご無事でよかった!」

歳の頃なら二十歳過ぎの美しい女性が、そう言って彼の元に駆け寄り、抱きしめる。

「お怪我はございませぬか?」

彼女の問いに、抱きしめられた男児は頷き答える。

「私はなんともないよ、みお

ただね…
彼は澪と呼ばれた女性の腕から離れて言葉を続ける。
 
「火花が大して散らなくて、見ても面白くなかったのだ。それは少し残念だったかな」

そう言って紫の瞳の美しい幼子ーーーー聖国の第二皇子・小聿しょういつは困ったように笑って見せた。


「またお一人で、おいでだったようで」

去年できたばかりの東宮・東の院の書庫で、先ほどまで読んでいた歴史書をしまい新たに法学書を手にした小聿は後ろからかかった声に苦笑いをした。
 
「澪が嘆いておりました。心臓がいくつあっても足りない、と」

もう一冊、とさらにとなりの書架の法学書を手に取ると小聿は足元に込めていた気を霧散させる。
途端に床に浮かび上がっていた魔法陣は消え、宙に浮いていた彼はふわりと床に降り立った。なんとも器用な魔術の使い方をする。
声のした方を見ると、書庫の入り口に歳の頃なら二十四、五の赤髪赤目の青年が書架に寄りかかる様にして立っていた。
 
「読書は一人に限るから。誰かがいるとどうも集中できなくていけない」

おおよそ、4歳児とは思えない返答に青年はため息をついた。
見た目はどう見ても自分の娘と同い年の子どもなのに、この男児の中身は恐ろしく老成している。見た目からは娘と変わりがないので、娘と同じようにと思っているとその返答がまるで大人のそれと違わないためいつも戸惑う。小聿と話をしていると一体どのように自分は相対すべきか途中でわからなくなってしまうのが、青年の最近の悩みの一つだった。

「理由はそれだけですか?」
「さてどうだろう」

青年の問いに小聿はとぼけてみせる。
彼は書庫の窓辺に誂えてる卓に手にしたばかりの法学書を置くと、窓を少しだけ開けた。
ふわり、と優しい秋風が書庫に入り込み小聿の髪を撫でていった。
卓の前に座し、早速1冊目を開く。

「初夏のあたりからこれまで以上に、魔術について学んでおいでだとか。わざと外で一人でいるところを狙わせて、試し撃ちをしようとしたのではありませんか」
 
青年の鋭い指摘に、小聿は形の良い唇に弧を描いた。

「さすが、枢密院でも注目の若手官吏・とく紫苑しえん。察しがいい」

本から顔を上げることなく、小聿は言う。右手の人差し指で、首に下げた聖印を撫でる。

「茶化さないでください」

ページをめくる音。相変わらず恐ろしい読書スピードに紫苑は舌を巻く。大人でも読みこなすのが難しい難解な書をこの幼子は信じられない速度で読み理解してしまう。一体どんなカラクリを使っているというのか……。
紫苑はゆっくりと書庫の中に入り、窓辺で熱心に本を読む幼子の元へ歩を進める。

「何度も申し上げているはずです。お一人でいるのはおやめください。御身にもしものことがあればどうするのです?」
「別にどうも」

冷めた答えが返ってくる。
 
「あなたさまはっ!仮にも聖国の第二皇子なのですよ!?御身に何かあれば一大事なのです。もう少しご自分のお立場をお考えください!」
「重々にわかっているよ。けれど、私に何かあったとしても、兄宮さまがご無事であればこの聖国は安泰であろうよ。それに、第三皇子の阿優どのもいる」
 
阿優とは、小聿と一つ違い皇子で、母は牡丹殿の妃・梓乃。第一皇子の子虞にとっては実弟、小聿にとっては異母弟に当たる。
ぱらり、と再びページをめくる。紫水晶の瞳が左から右へと忙しなく動く。
 
「この聖国は、長子継承ではございません。今上帝が皇太子に、と望まれた皇子が次期皇帝となるのです。そして、小聿さま。まさに、あなたさまを皇太子にと今上帝は望まれているのでございます」
「父上のご意向は噂程度に聞き及んではいるが、直接言われたわけでもない。父上は御歳三十歳。まだまだ後継をお定になる時期でもあるまい」

小聿は右手で頬杖をついた。ぱらり、と左手で再びページをめくる。
 
阿優あゆうさまがお生まれになってもうすぐ三年。そろそろ梓乃しの妃殿下のいらっしゃる奥の宮・牡丹殿を離れ、ここ東宮にお移りになられます。それにあたって、東宮の内にある東の院、西の院、そして、なかの院にどなたが入られるかを決めねばなりません。仮とはいえ、皇太子候補を決め、その皇子に中の院に入っていただかなくてはならぬのです。陛下は、小聿さまに中の院に入ってもらうおつもりなのですよ」
 
聖国皇宮内にある東宮は広大な敷地面積を誇る。
東宮内は西の院、東の院、中の院の三つに分かれ、三人の皇子が起居できる。その中でも、中の院に入る皇子が立太子の最有力候補となる。現在、中の院は主人を持たず、西の院に第一皇子である子虞しぐ、東の院に第二皇子である小聿がいる。そして、紫苑の指摘通り、第三皇子の阿優が東宮にはいるにあたって、誰が中の院にはいるのかを決めねばならない時期に来ていた。

ーーーーおかげで、この身が狙われる頻度がぐっと増えた。迷惑な話だ。

小聿は心の中でため息をつく。
今年の春あたりから、彼の周りはこれまで以上に物騒になった。元々、彼を皇太子の座につけたくないと考えている者たちが彼の命を狙ってことあるごとに仕掛けてきていたが、この春、第三皇子の東宮移動の検討が始まってから、より騒々しくなった。

「私は中の院に入るつもりはないよ。なんのために、この専用の書庫を東の院に作ってもらったと思っているのだ。これで中の院に入ったら、読みたい時に読みたい本を読みたいだけ読むという私の密かな楽しみが奪われてしまう」

ーーーーそんなの冗談じゃない。

根っからの本の虫である彼にしてみれば、大問題である。
そんな答えに、紫苑はため息をついた。
  
「書庫ならば、中の院に作ることもできます。皇子がお望みになれば、陛下はすぐにでも作るよう命じられましょう」
「それは金の無駄遣いだ。民からの血税をさよう無駄に使うわけにはいくまい。この書庫とて、申し訳なく思っているのに」

まだ新しいこの書庫は、無類の本好きである彼のために父帝が特別に誂えさせたものだった。
 
「まぁ、ここはいずれ私に必要がなくなったら聖都の民が住まう区域のどこかに移築して、今後に役立ててもらうことをお願いしたのだけど……」

ため息混じりに小聿は言う。
 
「では、この書庫を中の院に移築すればよろしい」
「なぜ、私が中の院に入ることが前提なのだ」
「陛下が望まれておいでだからです」
「左相どのの怒りを買うのはあまり得策ではないと思うのだが……」

現在、第一皇子、第三皇子、第一皇女の外祖父にあたる左相は聖国の行政を司どる枢密院の長として、その権力は絶大だ。いかに皇帝といえど、行政官トップの不興を買うのは正しい判断とはいえない。
 
「父上とて、それはわかっていようよ。だから、中の院に入るのは兄宮さまだ」
「だとしても!御身を大切にしなくて良い、という話にはなりません。ただでさえ、あなたさまはその優秀さやお立場ゆえに多くの者にお命を狙われているのです。いかに東宮の東の院の中とはいえ、危のうございます。必ず、誰かをお側に置いてください」

その言葉に、本の文字を追っていた紫の瞳が悲しげに揺れた。

「いやだ」
「皇子」
「私の側に人は置きたくない。私の側にいることで、どれだけの者が危険に晒されたか知っておろう?命を落とした者もいる…私は…」

本の上に置かれた小さな左手がぐっと握られ、震えているのが見えた。

「私を慕って側にいてくれる者が、命を落とすのはもう耐えられない。危害を加えられるのも、いやだ」

 唇を噛む。
 やがて、絞り出すように彼は言葉を続ける。

「いっそ…いっそ、私など居なくなってしまえばいいのだ」

震える声で紡がれた言葉に、紫苑は激情を覚える。
 
「小聿さまっ!!」

紫苑は皇子の名を強く呼び、その小さな肩に両手を置く。本を見ていた紫色の瞳が彼を見上げ、頼りなげに揺れた。

「間違ってもそんなことおっしゃってはなりません!!小聿さまを慕い側にいることで命を落とした者、危害を加えられた者は多い。けれど、間違ってもご自分の命を粗末にするようなことを言ってはなりません。皇子を大切に思う者の気持ちをお考えください。あなたさまがそんなようでは亡くなっていった者も、浮かばれないっ!」
 
こんな小さな子どもに、俺は何を言っているんだ、と紫苑は思う。
悪いのは彼ではない。
こんな幼子にそう言わしめる環境だ。そして、そうした環境を作り出しているのは、大人たちに他ならない。

ーーーー無力な俺がいけないんだ。

この優秀な皇子の歳若き傅役として皇帝に望まれ、以来、小聿についているが、この皇子を取り巻く環境の改善が遅々として進まないのは己のせいだ。
小聿の外祖父であるげん彩芝さいしと協力をしながら、彼に危害が加わらぬよう信頼のおける者たちを置き万難を排しているつもりでも、その幼い命を狙う者があまりに多いがゆえに危険がなくなることはない。
乳母として妻の澪も東の院の者たちも、細心の注意を払ってくれてはいるがやはり限界がある。
悪いのは彼を害そうとする大人たちとそんな彼を守りきれない無力な大人たちなのに。

「すまない…そなたが、澪や源司法長官をはじめ東の院の者たちと共に私のことで大いに心砕いてくれているのはわかっているのに…」

困ったように微笑んで、もうおかしなことは言わないよ、と小聿は言う。
ああ、またこの小さな皇子に気を遣わせてしまった、と紫苑は忸怩たる想いを抱く。
それでも、彼に自分なんていなくなった方がいい、と思ってほしくはないのだ。

「とにかく、なるべくお一人でお過ごしにはなりませぬよう。蕗隼ろじゅん汝秀じょしゅうたちをお側においてください」

信頼できる側仕えたちの名を言う。紫苑の言葉に、小聿は小さく頷く。
それを見て、いい子ですね、素直な小聿さまの方がかわいいですよ、と丫角に結った頭を撫でてやると幼子は照れくさそうに笑って見せたのだった。

 東の院の幼き主を取り巻く環境は過酷なれど、彼を想う優しい人らに囲まれて緩やかに流れる時を過ごしていた。ーーーーいろどりの追憶・第1巻・三十八頁
 
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