43 / 105
3章 猛花薫風事件
10. 剥落
しおりを挟む
一週間の時間をかけて、レヴリッツは迅速かつ確実に情報を集めた。
表出したのは、ペリシュッシュ・メフリオンという人間の境涯。彼女は年齢に対しては非常に重い責任を背負っていた。
彼は自室で集めた情報を纏める。
「ペリシュッシュ・メフリオン──職業バトルパフォーマー、十七歳。
幼少期に両親が離婚し、妹のエリフテル・メフリオンと共に母親に引き取られる。五年前に母親が他界し、妹を養うためにバトルパフォーマーへ就職するが……一年後に妹が植物状態に。病ではなく、呪術による昏睡状態。様々な解呪法が試されたものの、すべて失敗に終わる。
エリフテルの生命維持には莫大な金銭が必要であり、姉の稼ぎで賄うことは難しい。彼女がアマチュア級に留まっているのも、安定した収入源を得るため。
……複雑な事情に見えて解決の糸口はわかりやすい。妹のエリフテルの呪いを解けばいい」
呪竜討伐の際、ペリが何かを言いたそうにしていたのも解呪に関することだろう。血清を貰おうとしたか、レヴリッツに協力を仰ごうとしたか。
彼は呪力の扱いは得意だが、呪術そのものには詳しくない。まずはエリフテルの症状を直接確認したい。
集めた情報は脳に焼きつけ、その場で焼き捨てる。
個人情報を無闇に残してはいけない。
レヴリッツは再び必要な準備を整え、妹が入院している病院へと向かった。
ー----
建造物への侵入はレヴリッツの得意分野。
彼は迷いなく白昼の病院へ向かった。戸籍を偽装してエリフテルの親族として面会するという策もあったが、こっそり忍び込んだ方が楽だ。
病院に入り、するするとネズミのように進む。
エリフテルが眠る病室へ到着したが、病室の前で医者と看護師が話し込んでいる。柱の陰に隠れて、彼は耳をそばだてた。
「先生。エリフテルさんの調子はどうですか?」
「いや、相変わらず……だな。医者として、彼女を治せないことに無力さを感じている。どれほど高名な呪術師に見せても、「何の呪術かわからない」と返答される始末。姉が金を払っている以上は、病院の移動も催促できないが……困ったものだな」
そう告げて医者と看護師は踵を返して行った。
察するに、ペリは妹の移動をせがまれているらしい。治しようがない人間をいつまでも抱えているほど、病院側も部屋が空いていないのだ。
レヴリッツはより深く事情を理解しつつ、病室の扉を開け放った。
寝台の上に眠る銀髪の少女。なるほど、姉の面影がよく窺える。安らかな寝息を立てて眠っていた。まるで死人のよう。
周囲には彼女の呪力を軽減する装置や、生命力を増強する装置が配置されている。
「……聞こえますか?」
語りかけてみるが、返事はもちろんない。
用事は速やかに済まそう。
まずは病室のカメラにジャミング魔術を付与し、ショートさせる。
続いてエリフテルに付与された呪術を確認する。
レヴリッツは彼女の白い腕に触れ、呪力の流れを感知。呪術であることは間違いないが……たしかに、この流れは今までに見たことがない。前代未聞の術式だ。
「精密検査が必要か。理事長に頼もう」
おそらく、サーラ理事長なら呪術の型を判別してくれるはず。彼女は理事長であると同時に、魔導学士院の重鎮でもあるのだ。
付与された術式を精密検査するには、被験者の血液が必要。ただし採血を行うためには、不正に採血をした痕跡を消さなければならない。いわば傷口の抹消。
治癒魔術が使えないレヴリッツが傷を治す術を持っているとしたら、彼の秘刀に他ならない。
「偽装解除」
秘刀──《黒ヶ峰》を使用するためには、本来の姿に戻る必要があった。
周囲に人の気配がないことを確認。
レヴリッツ・シルヴァの皮を脱ぎ捨て、大罪人『レヴハルト・シルバミネ』の姿を顕す。彼は白い髪を揺らして半身たる刀を呼ぶ。
「黒ヶ峰」
中空より音もなく出でたる二刀。
一方は死を司る黒刀、一方は生を司る白刀。薄暗い病室に湾れ刃が鈍く光る。
軽くエリフテルに傷口をつけて採血した後、白刀で傷を癒すつもりだ。今回は殺しではないので黒刀は使わない。造作もない行程だ。
まさか殺し以外の目的で黒ヶ峰を使うことになるとは……レヴハルトは複雑な胸中で刀の沸を眺めた。正直、複雑な胸中だ。
自分が誰かのために動くなど、はっきり言って気持ち悪い。ペリとはそこまで深い関係があるわけでもないし、彼女が苦しんでいる様子を見ても何とも思わないのだ。だが、レヴハルトは動いていたのだ。自分でも気がつかない内に。
どうして自分は……
「……え?」
「ッ!?」
不意を突かれた。
いや、レヴハルトが油断していたのだ。自分がなぜ情を抱いているのか、などとくだらない物思いにわずかでも耽ったのが間違いだった。
第三者の接近に気がつくことができなかった。
病室の扉を開け放っていたのは、今まさに考えていた人物。
ペリシュッシュ・メフリオン。
ゆっくりと──ゆっくりと、彼女の手から造花の花束が落ちる。
万華鏡のようにカラフルな色彩が目まぐるしく。
くるくると回る鮮やかな花々を凝視しながら、レヴハルトは思考を急加速させた。自分は何をするべきなのか。
ペリからすれば、見知らぬ人物が刀を妹の前で振りかざしていたことになる。
──いや、違う。
細切れに進んでゆく時間の中で、ペリの瞳の宿る感情は変化していた。
……驚愕から恐怖へと。そう、彼女は目の前の人物を知っている。
花束が地面に落ちた。
「ぁ……ぃ、嫌……」
レヴハルトはただ刮目し、向けられる畏怖を受け止めるしかなかった。
彼とて人間だ。咄嗟に想定外の事態が起きた時、取るべき行動をすぐに決断できるほどの判断力はない。
ペリシュッシュを気絶させることはできた。瞬時に認識阻害を施すこともできた。しかし、それらの解決手段をレヴハルトは放棄してしまっていたのだ。
「どうして……外国の、死刑囚が……ここに居るの……!? やめて……私の妹に、手を……出さないで……!」
彼女は過呼吸に陥りながらもなお、青褪めた表情でレヴハルトを糾弾した。
重ねて言うが、レヴハルト・シルバミネは大罪人である。
実質的な死刑……追放刑を受けた彼の人相は、全世界に知れ渡っていた。外国であるこの国でも、ニュースに関心のある人は顔を知っているだろう。
──レヴハルト・シルバミネは死んだと……そう報道されている。
死んだはずの大罪人が愛する妹の前にいる。その事実はペリシュッシュの平常心を砕くには十分すぎる状況だった。
互いが互いに動揺の狭間、どう動くべきか理解できず。
「フ……」
思わず息が漏れた。
レヴハルトの吐息に、ペリシュッシュの方がビクリと揺れる。
「フハハハハッ!」
何がおかしい。
自分でもわからず、レヴハルトは笑い飛ばした。哄笑が止まらない。
内心では自覚していた。
自分の様な人間が誰かのために動くからこうなるのだと。
彼は右手を首に当てて天を仰ぐ。
そして、ペリシュッシュを視線で射貫いた。
「失敬。俺は別に何もする気はないんだ。
名前も知らぬ少女よ。心配しなくてもいい。君の妹には何もしていないし、何もする気はない。ただ……特殊な呪術に惹かれて観察していただけだよ。どうかその花束を拾って、寝たきりの彼女へ捧げてあげてほしい」
また失敗だ。
殺人鬼が生きていると知れ渡って、またこの国から逃げなくてはならない。バトルパフォーマーも辞めなければならないだろう。契約も果たせなくなった。
築き上げたモノなんてない。バトルパフォーマーとしての経験も、絆も、初めからそんな物は存在しなかった。
だから彼は去る。ここリンヴァルス国においてレヴハルトが生きていると知られたからには、これ以上滞在はできない。
ペリシュッシュの横を素通りして、病室を出ようとした刹那──
「……待って。レヴリッツくん」
「──は?」
表出したのは、ペリシュッシュ・メフリオンという人間の境涯。彼女は年齢に対しては非常に重い責任を背負っていた。
彼は自室で集めた情報を纏める。
「ペリシュッシュ・メフリオン──職業バトルパフォーマー、十七歳。
幼少期に両親が離婚し、妹のエリフテル・メフリオンと共に母親に引き取られる。五年前に母親が他界し、妹を養うためにバトルパフォーマーへ就職するが……一年後に妹が植物状態に。病ではなく、呪術による昏睡状態。様々な解呪法が試されたものの、すべて失敗に終わる。
エリフテルの生命維持には莫大な金銭が必要であり、姉の稼ぎで賄うことは難しい。彼女がアマチュア級に留まっているのも、安定した収入源を得るため。
……複雑な事情に見えて解決の糸口はわかりやすい。妹のエリフテルの呪いを解けばいい」
呪竜討伐の際、ペリが何かを言いたそうにしていたのも解呪に関することだろう。血清を貰おうとしたか、レヴリッツに協力を仰ごうとしたか。
彼は呪力の扱いは得意だが、呪術そのものには詳しくない。まずはエリフテルの症状を直接確認したい。
集めた情報は脳に焼きつけ、その場で焼き捨てる。
個人情報を無闇に残してはいけない。
レヴリッツは再び必要な準備を整え、妹が入院している病院へと向かった。
ー----
建造物への侵入はレヴリッツの得意分野。
彼は迷いなく白昼の病院へ向かった。戸籍を偽装してエリフテルの親族として面会するという策もあったが、こっそり忍び込んだ方が楽だ。
病院に入り、するするとネズミのように進む。
エリフテルが眠る病室へ到着したが、病室の前で医者と看護師が話し込んでいる。柱の陰に隠れて、彼は耳をそばだてた。
「先生。エリフテルさんの調子はどうですか?」
「いや、相変わらず……だな。医者として、彼女を治せないことに無力さを感じている。どれほど高名な呪術師に見せても、「何の呪術かわからない」と返答される始末。姉が金を払っている以上は、病院の移動も催促できないが……困ったものだな」
そう告げて医者と看護師は踵を返して行った。
察するに、ペリは妹の移動をせがまれているらしい。治しようがない人間をいつまでも抱えているほど、病院側も部屋が空いていないのだ。
レヴリッツはより深く事情を理解しつつ、病室の扉を開け放った。
寝台の上に眠る銀髪の少女。なるほど、姉の面影がよく窺える。安らかな寝息を立てて眠っていた。まるで死人のよう。
周囲には彼女の呪力を軽減する装置や、生命力を増強する装置が配置されている。
「……聞こえますか?」
語りかけてみるが、返事はもちろんない。
用事は速やかに済まそう。
まずは病室のカメラにジャミング魔術を付与し、ショートさせる。
続いてエリフテルに付与された呪術を確認する。
レヴリッツは彼女の白い腕に触れ、呪力の流れを感知。呪術であることは間違いないが……たしかに、この流れは今までに見たことがない。前代未聞の術式だ。
「精密検査が必要か。理事長に頼もう」
おそらく、サーラ理事長なら呪術の型を判別してくれるはず。彼女は理事長であると同時に、魔導学士院の重鎮でもあるのだ。
付与された術式を精密検査するには、被験者の血液が必要。ただし採血を行うためには、不正に採血をした痕跡を消さなければならない。いわば傷口の抹消。
治癒魔術が使えないレヴリッツが傷を治す術を持っているとしたら、彼の秘刀に他ならない。
「偽装解除」
秘刀──《黒ヶ峰》を使用するためには、本来の姿に戻る必要があった。
周囲に人の気配がないことを確認。
レヴリッツ・シルヴァの皮を脱ぎ捨て、大罪人『レヴハルト・シルバミネ』の姿を顕す。彼は白い髪を揺らして半身たる刀を呼ぶ。
「黒ヶ峰」
中空より音もなく出でたる二刀。
一方は死を司る黒刀、一方は生を司る白刀。薄暗い病室に湾れ刃が鈍く光る。
軽くエリフテルに傷口をつけて採血した後、白刀で傷を癒すつもりだ。今回は殺しではないので黒刀は使わない。造作もない行程だ。
まさか殺し以外の目的で黒ヶ峰を使うことになるとは……レヴハルトは複雑な胸中で刀の沸を眺めた。正直、複雑な胸中だ。
自分が誰かのために動くなど、はっきり言って気持ち悪い。ペリとはそこまで深い関係があるわけでもないし、彼女が苦しんでいる様子を見ても何とも思わないのだ。だが、レヴハルトは動いていたのだ。自分でも気がつかない内に。
どうして自分は……
「……え?」
「ッ!?」
不意を突かれた。
いや、レヴハルトが油断していたのだ。自分がなぜ情を抱いているのか、などとくだらない物思いにわずかでも耽ったのが間違いだった。
第三者の接近に気がつくことができなかった。
病室の扉を開け放っていたのは、今まさに考えていた人物。
ペリシュッシュ・メフリオン。
ゆっくりと──ゆっくりと、彼女の手から造花の花束が落ちる。
万華鏡のようにカラフルな色彩が目まぐるしく。
くるくると回る鮮やかな花々を凝視しながら、レヴハルトは思考を急加速させた。自分は何をするべきなのか。
ペリからすれば、見知らぬ人物が刀を妹の前で振りかざしていたことになる。
──いや、違う。
細切れに進んでゆく時間の中で、ペリの瞳の宿る感情は変化していた。
……驚愕から恐怖へと。そう、彼女は目の前の人物を知っている。
花束が地面に落ちた。
「ぁ……ぃ、嫌……」
レヴハルトはただ刮目し、向けられる畏怖を受け止めるしかなかった。
彼とて人間だ。咄嗟に想定外の事態が起きた時、取るべき行動をすぐに決断できるほどの判断力はない。
ペリシュッシュを気絶させることはできた。瞬時に認識阻害を施すこともできた。しかし、それらの解決手段をレヴハルトは放棄してしまっていたのだ。
「どうして……外国の、死刑囚が……ここに居るの……!? やめて……私の妹に、手を……出さないで……!」
彼女は過呼吸に陥りながらもなお、青褪めた表情でレヴハルトを糾弾した。
重ねて言うが、レヴハルト・シルバミネは大罪人である。
実質的な死刑……追放刑を受けた彼の人相は、全世界に知れ渡っていた。外国であるこの国でも、ニュースに関心のある人は顔を知っているだろう。
──レヴハルト・シルバミネは死んだと……そう報道されている。
死んだはずの大罪人が愛する妹の前にいる。その事実はペリシュッシュの平常心を砕くには十分すぎる状況だった。
互いが互いに動揺の狭間、どう動くべきか理解できず。
「フ……」
思わず息が漏れた。
レヴハルトの吐息に、ペリシュッシュの方がビクリと揺れる。
「フハハハハッ!」
何がおかしい。
自分でもわからず、レヴハルトは笑い飛ばした。哄笑が止まらない。
内心では自覚していた。
自分の様な人間が誰かのために動くからこうなるのだと。
彼は右手を首に当てて天を仰ぐ。
そして、ペリシュッシュを視線で射貫いた。
「失敬。俺は別に何もする気はないんだ。
名前も知らぬ少女よ。心配しなくてもいい。君の妹には何もしていないし、何もする気はない。ただ……特殊な呪術に惹かれて観察していただけだよ。どうかその花束を拾って、寝たきりの彼女へ捧げてあげてほしい」
また失敗だ。
殺人鬼が生きていると知れ渡って、またこの国から逃げなくてはならない。バトルパフォーマーも辞めなければならないだろう。契約も果たせなくなった。
築き上げたモノなんてない。バトルパフォーマーとしての経験も、絆も、初めからそんな物は存在しなかった。
だから彼は去る。ここリンヴァルス国においてレヴハルトが生きていると知られたからには、これ以上滞在はできない。
ペリシュッシュの横を素通りして、病室を出ようとした刹那──
「……待って。レヴリッツくん」
「──は?」
0
あなたにおすすめの小説
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
【アイテム分解】しかできないと追放された僕、実は物質の概念を書き換える最強スキルホルダーだった
黒崎隼人
ファンタジー
貴族の次男アッシュは、ゴミを素材に戻すだけのハズレスキル【アイテム分解】を授かり、家と国から追放される。しかし、そのスキルの本質は、物質や魔法、果ては世界の理すら書き換える神の力【概念再構築】だった!
辺境で出会った、心優しき元女騎士エルフや、好奇心旺盛な天才獣人少女。過去に傷を持つ彼女たちと共に、アッシュは忘れられた土地を理想の楽園へと創り変えていく。
一方、アッシュを追放した王国は謎の厄災に蝕まれ、滅亡の危機に瀕していた。彼を見捨てた幼馴染の聖女が助けを求めてきた時、アッシュが下す決断とは――。
追放から始まる、爽快な逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
器用貧乏な赤魔道士は、パーティーでの役割を果たしてないと言って追い出されるが…彼の真価を見誤ったメンバーは後にお約束の展開を迎える事になる。
アノマロカリス
ファンタジー
【赤魔道士】
それは…なりたい者が限られる不人気No. 1ジョブである。
剣を持って戦えるが、勇者に比べれば役に立たず…
盾を持ってタンクの役割も出来るが、騎士には敵わず…
攻撃魔法を使えるが、黒魔道士には敵わず…
回復魔法を使えるが、白魔道士には敵わず…
弱体魔法や強化魔法に特化していて、魔法発動が他の魔道士に比べて速いが認知されず…
そして何より、他のジョブに比べて成長が遅いという…
これは一般的な【赤魔道士】の特徴だが、冒険者テクトにはそれが当て嵌まらなかった。
剣で攻撃をすれば勇者より強く…
盾を持てばタンクより役に立ち…
攻撃魔法や回復魔法は確かに本職の者に比べれば若干威力は落ちるが…
それを補えるだけの強化魔法や弱体魔法の効果は絶大で、テクトには無詠唱が使用出来ていた。
Aランクパーティーの勇者達は、テクトの恩恵を受けていた筈なのに…
魔物を楽に倒せるのは、自分達の実力だと勘違いをし…
補助魔法を使われて強化されているのにもかかわらず、無詠唱で発動されている為に…
怪我が少ないのも自分達が強いからと勘違いをしていた。
そしてそんな自信過剰な勇者達は、テクトを役立たずと言って追い出すのだが…
テクトは他のパーティーでも、同じ様に追い出された経験があるので…
追放に対しては食い下がる様な真似はしなかった。
そしてテクトが抜けた勇者パーティーは、敗走を余儀無くされて落ち目を見る事になるのだが…
果たして、勇者パーティーはテクトが大きな存在だったという事に気付くのはいつなのだろうか?
9月21日 HOTランキング2位になりました。
皆様、応援有り難う御座います!
同日、夜21時49分…
HOTランキングで1位になりました!
感無量です、皆様有り難う御座います♪
【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。
夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!
防御力ゼロと追放された盾使い、実は受けたダメージを100倍で反射する最強スキルを持ってました
黒崎隼人
ファンタジー
どんな攻撃も防げない【盾使い】のアッシュは、仲間から「歩く的」と罵られ、理不尽の限りを尽くされてパーティーを追放される。長年想いを寄せた少女にも裏切られ、全てを失った彼が死の淵で目覚めたのは、受けたダメージを百倍にして反射する攻防一体の最強スキルだった!
これは、無能と蔑まれた心優しき盾使いが、真の力に目覚め、最高の仲間と出会い、自分を虐げた者たちに鮮やかな鉄槌を下す、痛快な成り上がり英雄譚! 「もうお前たちの壁にはならない」――絶望の底から這い上がった男の、爽快な逆転劇が今、始まる。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる