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三章
3-53 自分の気持ちばっかり押し付けてんじゃねー!
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会場で、お互いが既定の位置につくと、挨拶をして試合が開始された。
ゼフィランサスはまっすぐにオレに向かってきた。お互い、支給された剣を手にしており、初っ端からの打ち合いだ。
これは、ディオン達の方を見ている余裕はなさそうだ、と、一瞬だけ視線を向けると、彼は「大丈夫だから、そっちは任せた」と微笑む。お言葉に甘えて、こいつとの真っ向勝負と行こうか。
再度撃ち込まれる剣を何とか避けて距離を取ろうとするも、直ぐに間を詰められる。こいつ――すばしっこい!
観客席から「いいぞー、子供獅子!」と声がかけられると、ゼフィランサスは「誰が子供だ!」と吠えた。この隙に何とか体勢を立て直して、しっかりと距離を取る。
集中しろ。周りの声を聞く必要はない。集中だ、集中。
オレが心の中で唱えると、徐々に外側の声が聞こえなくなってきた。よし、これでこいつにだけ集中出来る。
「逃げてばかりで、恥ずかしくないの?」
ゼフィランサスは長い金髪を靡かせながら、オレにビシっと剣を向けた。その姿は、確かに獅子のようだ。
一瞬でも女の子みたいに見える、と思った過去のオレを殴ってやりたい。髪の長さなんか関係ない。雄々しさすら感じる立ち姿。
「逃げ方だって鈍かったし、今、僕が見逃してなければ体勢の一つも立て直せなかった。わかってる?」
「う、うるせー!」
集中しても、こいつ、ごちゃごちゃ言いやがる!
いや、駄目だ。こんな時こそ冷静にならねば。オレが油断してもいい相手なんていないんだ。
こいつの戦いぶりは見たはずだ。
武器は何だった?
軽い身のこなし。素早い剣技。それから、魔陣符。
「君みたいに弱い人に、シアの事は任せられない!」
ゼフィランサスは、そう言うとオレに剣先を突き付けた。木製の剣だが、ギラリと光った気がする。
思わず怯みそうになったが、相手の言葉をよくよく咀嚼すると、納得がいかない。
なんで、こいつに任せられない、とか言われなきゃならないんだ。
シアはシアの意思で、何でも屋に来た。この「任せられない」というのは、こいつが何でも屋に入りたいっていう意味ではない事くらい、オレにだってわかる。
再び剣がこちらに向かってくる。
距離を稼いだのも束の間、あっという間に詰められて、オレは必死に攻撃を剣で受け止めた。
「シアを守るのは僕だ」
至近距離で、ゼフィランサスは悔し気に顔を歪めた。
「シアは、絶対に僕が連れて帰る!」
何が連れて帰る、だ。何が守る、だ。
「……うるせー!」
オレは受け止めた刀身に力を込め、相手を押し返す。
「あいつの気持ち、一つも考えてないじゃねーか! 自分の気持ちばっかり押し付けてんじゃねー!」
受け身でいたら、シアはシアの意思を貫けなくなるかもしれない。なんであいつのこれからを、オレの戦いで決めなきゃならないんだ。それ自体がおかしいだろうが!
オレは腹の中から湧き上がる怒りを燻らせたまま、今度は打ち込む。
何度も剣が打ち合う音が、その辺りに響いた。
「あいつはあいつの考えがあって何でも屋に来たんだよ! お前、その辺の事をちゃんと聞いてるのか!?」
「――くっ」
オレがさらに踏み込めば、ゼフィランサスは後ろへと跳んで避けた。そしてじりじりと後退しながら、懐から魔陣符を出す。
魔法は風系か石の飛礫が飛ぶかのどちらかだが、オレは魔法陣を見て、どちらの魔法であるのかを理解する事は出来ない。
シアなら余裕で何の魔法かの判断が出来るんだろうなぁ。オレも少し勉強した方がいいだろうか。
とりあえず、どっちにしたってオレは一度立ち止まって構えた方がいい。無防備に突っ込んでもきっと攻撃を食らうだけだ。
オレはゼフィランサスが下がるのに合わせて、警戒しつつゆっくりと下がった。
「あ! あんなところに!」
「え?」
なんかあったか? オレはゼフィランサスの声に反応してきょろきょろとすると――次の瞬間には突風がオレを襲った。あいつ、騙した!
ふいに食らった風に足をもつれさせていると、そこにゼフィランサスが距離を詰めてくる。卑怯な事したやつに、負けてたまるか!
「我はツークフォーゲルの名を継ぐ者。ツークフォーゲルの名のもとに、風の精霊の力を寸借致す」
オレは早口に呪文を唱える。お前がそう来るなら、オレにだって考えがあるんだからな!
「オレとあいつに風を!」
最後の一節を唱えた瞬間、オレとゼフィランサス、双方の背中側から風が吹いた。丁度、オレとこいつが風サンドイッチの具にされている状態だ。サンドイッチのパンの部分が風だから、食いでは少ないが、今は関係ない。
相手は突然後ろから風に足カックンされた状態でよろめき、反してオレは来るとわかっている風に乗って一気にゼフィランサスとの距離を詰める事が出来る。これ以上のチャンスがあるだろうか。いや、ない。
オレはそのまま剣で攻撃する。
ゼフィランサスはよろめきながらもなんとかオレの剣を攻撃――じゃ、ない! オレを真っ直ぐ狙ってやがる!
気が付いた時にはもう遅かった。互いの剣が互いの腹に当たっていたのだ。
オレのゼッケンも、ゼフィランサスのゼッケンも、色が変わっている。
「……引き分けか」
「……引き分けだな」
なんとも納得がいかない結果だ。
「でも、あの……君の言い分も一理あるな、って思った。後でシアには謝る」
「うん、その方がいいと思う。あと、オレにあいつの運命をゆだねるのは違うと思うんだ」
「だよね。なんか、ごめん」
こいつ、やっぱり憎めないヤツではあるんだよなぁ。
「ところで他の勝敗は」
「ごめーん、負けたわ」
オレ達がディオン達の方へと視線を向けると、ゼフィランサスのチームの大将が頭をかいていた。ゼッケンの色がばっちり変わっている。……ついでに、ゼフィランサスのチームのもう一人のゼッケンも色が変わっていた。
審判の「勝負あり」の声も聞こえる。
「全滅じゃん!」
「ゼフィン含めてな」
「んぐっ!」
思わず、といった様子で声を上げたゼフィランサスは、言葉のカウンター攻撃を受けた。
「あとは観客として楽しもう。な、ゼフィン」
「……うん」
彼は小さく頷くと、ずんずんとオレに近付いて来る。
「クルト」
「お、おう」
「絶対勝ってよ! 応援してるから!」
「あ、ありがとう」
ゼフィランサスは悔し気に頬を膨らませていたが、フン、と鼻を鳴らしてその場から立ち去った。表情や態度は「負けて悔しい」というのが前面に出ているものの、応援してくれる。
オレはその気持ちを受け取って、ディオン達と共に会場を後にしたのだった。
続く、本日最後の六試合目。誰もが予想した通りの結果というべきか、管理官のチームが勝った。あの、警戒されていたカンナさんという女性と、ヴニヴェルズムの男だ。
明日はベル達Bブロックの試合をするから、最終日である明後日、オレ達はこの管理官のチームと戦う事になる。絶対に手強いが、負けたくはない。
オレは「負けないぞ」と決心をして、ぐっと拳を握ったのだった。
***
ゼフィランサスはまっすぐにオレに向かってきた。お互い、支給された剣を手にしており、初っ端からの打ち合いだ。
これは、ディオン達の方を見ている余裕はなさそうだ、と、一瞬だけ視線を向けると、彼は「大丈夫だから、そっちは任せた」と微笑む。お言葉に甘えて、こいつとの真っ向勝負と行こうか。
再度撃ち込まれる剣を何とか避けて距離を取ろうとするも、直ぐに間を詰められる。こいつ――すばしっこい!
観客席から「いいぞー、子供獅子!」と声がかけられると、ゼフィランサスは「誰が子供だ!」と吠えた。この隙に何とか体勢を立て直して、しっかりと距離を取る。
集中しろ。周りの声を聞く必要はない。集中だ、集中。
オレが心の中で唱えると、徐々に外側の声が聞こえなくなってきた。よし、これでこいつにだけ集中出来る。
「逃げてばかりで、恥ずかしくないの?」
ゼフィランサスは長い金髪を靡かせながら、オレにビシっと剣を向けた。その姿は、確かに獅子のようだ。
一瞬でも女の子みたいに見える、と思った過去のオレを殴ってやりたい。髪の長さなんか関係ない。雄々しさすら感じる立ち姿。
「逃げ方だって鈍かったし、今、僕が見逃してなければ体勢の一つも立て直せなかった。わかってる?」
「う、うるせー!」
集中しても、こいつ、ごちゃごちゃ言いやがる!
いや、駄目だ。こんな時こそ冷静にならねば。オレが油断してもいい相手なんていないんだ。
こいつの戦いぶりは見たはずだ。
武器は何だった?
軽い身のこなし。素早い剣技。それから、魔陣符。
「君みたいに弱い人に、シアの事は任せられない!」
ゼフィランサスは、そう言うとオレに剣先を突き付けた。木製の剣だが、ギラリと光った気がする。
思わず怯みそうになったが、相手の言葉をよくよく咀嚼すると、納得がいかない。
なんで、こいつに任せられない、とか言われなきゃならないんだ。
シアはシアの意思で、何でも屋に来た。この「任せられない」というのは、こいつが何でも屋に入りたいっていう意味ではない事くらい、オレにだってわかる。
再び剣がこちらに向かってくる。
距離を稼いだのも束の間、あっという間に詰められて、オレは必死に攻撃を剣で受け止めた。
「シアを守るのは僕だ」
至近距離で、ゼフィランサスは悔し気に顔を歪めた。
「シアは、絶対に僕が連れて帰る!」
何が連れて帰る、だ。何が守る、だ。
「……うるせー!」
オレは受け止めた刀身に力を込め、相手を押し返す。
「あいつの気持ち、一つも考えてないじゃねーか! 自分の気持ちばっかり押し付けてんじゃねー!」
受け身でいたら、シアはシアの意思を貫けなくなるかもしれない。なんであいつのこれからを、オレの戦いで決めなきゃならないんだ。それ自体がおかしいだろうが!
オレは腹の中から湧き上がる怒りを燻らせたまま、今度は打ち込む。
何度も剣が打ち合う音が、その辺りに響いた。
「あいつはあいつの考えがあって何でも屋に来たんだよ! お前、その辺の事をちゃんと聞いてるのか!?」
「――くっ」
オレがさらに踏み込めば、ゼフィランサスは後ろへと跳んで避けた。そしてじりじりと後退しながら、懐から魔陣符を出す。
魔法は風系か石の飛礫が飛ぶかのどちらかだが、オレは魔法陣を見て、どちらの魔法であるのかを理解する事は出来ない。
シアなら余裕で何の魔法かの判断が出来るんだろうなぁ。オレも少し勉強した方がいいだろうか。
とりあえず、どっちにしたってオレは一度立ち止まって構えた方がいい。無防備に突っ込んでもきっと攻撃を食らうだけだ。
オレはゼフィランサスが下がるのに合わせて、警戒しつつゆっくりと下がった。
「あ! あんなところに!」
「え?」
なんかあったか? オレはゼフィランサスの声に反応してきょろきょろとすると――次の瞬間には突風がオレを襲った。あいつ、騙した!
ふいに食らった風に足をもつれさせていると、そこにゼフィランサスが距離を詰めてくる。卑怯な事したやつに、負けてたまるか!
「我はツークフォーゲルの名を継ぐ者。ツークフォーゲルの名のもとに、風の精霊の力を寸借致す」
オレは早口に呪文を唱える。お前がそう来るなら、オレにだって考えがあるんだからな!
「オレとあいつに風を!」
最後の一節を唱えた瞬間、オレとゼフィランサス、双方の背中側から風が吹いた。丁度、オレとこいつが風サンドイッチの具にされている状態だ。サンドイッチのパンの部分が風だから、食いでは少ないが、今は関係ない。
相手は突然後ろから風に足カックンされた状態でよろめき、反してオレは来るとわかっている風に乗って一気にゼフィランサスとの距離を詰める事が出来る。これ以上のチャンスがあるだろうか。いや、ない。
オレはそのまま剣で攻撃する。
ゼフィランサスはよろめきながらもなんとかオレの剣を攻撃――じゃ、ない! オレを真っ直ぐ狙ってやがる!
気が付いた時にはもう遅かった。互いの剣が互いの腹に当たっていたのだ。
オレのゼッケンも、ゼフィランサスのゼッケンも、色が変わっている。
「……引き分けか」
「……引き分けだな」
なんとも納得がいかない結果だ。
「でも、あの……君の言い分も一理あるな、って思った。後でシアには謝る」
「うん、その方がいいと思う。あと、オレにあいつの運命をゆだねるのは違うと思うんだ」
「だよね。なんか、ごめん」
こいつ、やっぱり憎めないヤツではあるんだよなぁ。
「ところで他の勝敗は」
「ごめーん、負けたわ」
オレ達がディオン達の方へと視線を向けると、ゼフィランサスのチームの大将が頭をかいていた。ゼッケンの色がばっちり変わっている。……ついでに、ゼフィランサスのチームのもう一人のゼッケンも色が変わっていた。
審判の「勝負あり」の声も聞こえる。
「全滅じゃん!」
「ゼフィン含めてな」
「んぐっ!」
思わず、といった様子で声を上げたゼフィランサスは、言葉のカウンター攻撃を受けた。
「あとは観客として楽しもう。な、ゼフィン」
「……うん」
彼は小さく頷くと、ずんずんとオレに近付いて来る。
「クルト」
「お、おう」
「絶対勝ってよ! 応援してるから!」
「あ、ありがとう」
ゼフィランサスは悔し気に頬を膨らませていたが、フン、と鼻を鳴らしてその場から立ち去った。表情や態度は「負けて悔しい」というのが前面に出ているものの、応援してくれる。
オレはその気持ちを受け取って、ディオン達と共に会場を後にしたのだった。
続く、本日最後の六試合目。誰もが予想した通りの結果というべきか、管理官のチームが勝った。あの、警戒されていたカンナさんという女性と、ヴニヴェルズムの男だ。
明日はベル達Bブロックの試合をするから、最終日である明後日、オレ達はこの管理官のチームと戦う事になる。絶対に手強いが、負けたくはない。
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