40 / 85
第一章 伝説の水魔法使い
38 水屋とオーガのクー
しおりを挟む
俺たち一行は、ライドの案内で水屋に到着した。
水屋というからには、水を作ったり浄化したりする設備を持っている商会かと思った。
違った。
『水』を作っている商会だった。
場所は王都の端っこ。島の南東に位置する場所で、貴族が住んでいる高級住宅街とは真逆の場所。貧民街と呼べるような場所に水屋はあった。建物は五階建てのビルであり、日本で言う、オフィスがある会社と言う感じだ。浄化設備がある場所には見えない。
「アオ。お前は牛車で待っていろ。俺とリザで水を売ってくる」
「俺も行くぞ」
「ふざけるな。お前を連れて行って、水屋の会頭にどう説明するんだ。ここの商会の会頭は、頭がキレる。お前を見せるわけにはいかない。もしもお前が水魔法使いだとバレたら、一生牢獄の中で水を作り続けなければいけないぞ」
「む。そうか。そうだな」
確かに、俺は見た目は子供、頭脳は大人だった。名探偵もびっくりの子供だということを忘れていた。
「子供が大人の商売に口を出すな。変な奴だと思われる。というか、お前はもう変な奴だけどな」
ライドが呆れて俺を見ている。
「お前はメスのオーガとままごとでもしていろ」
ムカつくセリフばかり言うライドだが、ここは黙っておいた。ただ、リザにだけは忠告した。
「リザ、なにかおかしいと思ったら、すぐに逃げるんだぞ」
「ふふふ。分かっているよアオ君。君は大切な御使い様だからな」
リザは俺の頭をくしゃっと撫でた。久しぶりに子ども扱いされた。
二人は牛車を路肩に止めて、建物の中に入っていく。俺は一人で留守番だ。
おっと、一人じゃなかった。オーガがいたんだった。
オーガはロープで手足を縛り、布でくるんでミノムシ状態だ。数時間その状態だったので、さすがに苦しいだろう。怪我をしていた包帯を取り換え、水も与えなきゃいけない。のどが渇いるだろうしな。
俺は牛車の幌をがっちりと固定し、誰にも覗かれないようにする。
「よし。大声を出さないでくれよ?」
オーガをくるんでいた布を、静かに取る。オーガは、ぱっちりと目を開けていた。寝ていたわけではなく、起きていた。
俺をじっと見ている。
「包帯を取り換えるから、おとなしくしていてくれ。それと、水を用意したから、体を拭いてやるよ」
ミノムシのようになっていたので、いくらかロープを緩めてやる。上体を起こし、藁の上に座らせる。
俺はオーガの口まで水を持って行き、飲むように指示する。するとオーガは抵抗することなく、俺の水をゴクゴクと飲んでいた。
水を飲む間も、じっと俺を見ている。
あんまりガン見されると困る。俺を見ても楽しくないぞ。
俺はオーガに巻いていた包帯を、新しいものと交換した。包帯の巻き方など分からないのでぐちゃぐちゃだが、傷が治ればそれでいい。俺は水で怪我の部分を洗い流し、軟膏を塗って包帯を巻いた。体は傷だらけでやせ細っているが、美しいプロポーションをしている。
「しかし、オーガの治癒力はすごいな。あれだけ撃たれたのに、もう傷がふさがってる。肉が盛り上がって、銃弾が体から出てる」
傷跡も綺麗に治ってる。すごい回復力だ。これは人間から恐れられるわけだな。
俺は木の桶を用意して、手から水を出した。オーガは、俺の水魔法を凝視している。別にオーガに俺の水魔法を見せても、問題ない。俺の女にすると一度決めたので、手放すつもりはない。奴隷と言うわけではないが、俺から逃げることは許さん。
俺はせっせと水を生み出し、オーガの汚れた体を洗ってやる。すぐに真っ黒になったので、汚くなった水を浄化する。俺がいる限り、エンドレスで水を使い続けられる。体を拭く時調子に乗って、オーガの巨乳を触りまくったが、何も言って来なかった。プルンプルンで、すごく気持ちよい感触だった。
シラミが湧いたオーガの頭も綺麗に洗ってやる。シャンプーなどないので、薬草の煮汁で頭を洗うしかない。メントールのように頭皮がスースーするが、汚れはこれでおちるので問題ない。オーガは俺の指示通り、静かに従い洗髪された。
最後に、干した芋を食わせることにした。俺が直接持って、食べさせるスタイルだ。
指を食いちぎられる恐怖があったが、オーガはおとなしく従ってくれる。案外大人しい。食べている間も、ずっと俺を見つめている。ガンミするのだけは止めてほしい。
オーガの体を洗った残り水は、再度俺が浄化して、綺麗にする。飲めるまで綺麗にしたら、牛たちに飲ませた。ポニーのオルフェには、新鮮な水を飲ませた。俺の親友だから、そこは勘弁してほしい。
一応説明すると、ここは建物の横にある、路地のような場所だ。道路の路肩に駐車している。人通りは非常に少ない。そのおかげで、誰にも見られることなく、牛たちに水を与えることが出来た。家畜に与える水でも、人に見られていたら何を言われるか分からない。俺は周り確認しつつ、オルフェたちに水を与えた。
世話が終わると、再び牛車の荷台に戻った。俺も飯を食べようかとおもったら、オーガは自力でロープを取って、俺が来るのを待ち構えていた。
「な! お前! どうやってロープを!」
俺は立てかけていたスナイパーライフルに手を伸ばしたが、オーガに組み敷かれた。一瞬の出来事だった。
「ぐあ!」
関節をキメられ、荷台の上で転がされる俺。子供の俺と、オーガの体格差では、まったく歯が立たない。腕の関節をキメられて、背中を押さえつけられる。立ち上がれない。
「ど、どうするつもりだ! 俺を殺す気か!?」
「…………」
オーガは俺をじっと見ている。大人しく従っていたので、油断してしまった。こうなることを予想しなかった俺の失態だ。
オーガに俺の言葉が通じるだろうか? 「水が飲みたい」と言っていたので、少しでも話は通じるかもしれない。捕まえてからはオーガ語しか喋っていないが、どうなんだろうか?
「おい。俺を捕まえてもろくな目に合わないぞ。リザが俺を助けにくる」
精一杯の虚勢を張るが、オーガには聞こえているのだろうか? 俺をじっと見たまま、動かない。
最悪は、水の魔法でオーガを殺すことになる。この至近距離であれば、水を圧縮させて刃のように飛ばせる。地球で言うところの、ウォーターカッターだ。本来は砂利などを混ぜているので、水だけで切っているわけではないが、水圧を高めれば水だけでも金属を切り裂ける。
ほとんど練習したことはないが、今の俺ならやれる。相手は動いていないし、超至近距離だ。
「おい。もう一度言うぞ。手を離せ。怒らないから、手を放して言うことを聞け」
言うと、オーガはゆっくりと手を放した。なんと、俺の命令に従ったのだ。
おお! やれば出来る子じゃないか! 偉いぞ!
そう思ったが、オーガはこう言った。
「お前は弱いな。私に簡単に倒される。本当に水魔法使いなのか?」
「え?」
流ちょうに、俺らが話す大陸語を喋った。オーガ語ではない。やはり、こいつは喋れたのだ。
「お前は水魔法使いなのか? 答えろ」
オーガからすごい圧力を感じる。答えた方が良さそうだ。
「そ、そうだ。俺は水魔法使いだ」
「そうか。ならばなぜ、我らの里を滅ぼした。水魔法使いは全ての人種に平等なはずだ。我らを滅ぼした水魔法使いは誰だ」
里を滅ぼした? 水魔法使い?
「い、いや。何を言っているのか分からない。俺はつい最近まで奴隷だった。村が水不足になったので、逃げだして旅をしているんだ」
「奴隷? 水不足で逃げ出した? お前は水魔法使いではないのか?」
「俺はまだ大量の水を作り出せないんだよ。子供で魔力も少ないみたいだし。だから訓練をして、魔力を高めてる」
「…………」
オーガは俺をじっと見たまま黙り込む。
垂れた前髪の隙間から、オーガの綺麗な蒼い瞳が見えた。
水魔石のように透き通った蒼い瞳が、俺をじっと見ている。
「なぜ、お前を殺そうとした私を助けた」
「しらねぇよ。水が飲みたいって言ってたし、ダーナ様とやらの声が、俺の頭に響いたんだよ」
村の奴らを見捨てる時は、ダーナ様の声は聞こえなかった。なのに、コイツの時は聞こえた。理由は不明だが、助けるべき奴なんだろう。俺の偽善者魂もすごかったしな。
「そうか。分かった。礼を言う」
そう言って、オーガは幌から頭をだし、牛車の外を見まわした。
「ここはどこだ?」
「王都だ」
「そうか。分かった」
オーガは言うと、その場に腰を下ろして目をつぶって動かなくなる。
こいつの考えていることが分からない。ロープをちぎれるなら、逃げるんじゃないのか? なぜここに居座ってる? やっぱり、王都の中にいるから、むやみに動かないのだろうか?
俺はどうするべきか考えていると、オーガは俺に聞いてきた。
「私の名前はクーだ。お前の名前は?」
「え? な、名前? お、俺はアオだ」
「アオ? ふーん。そうか。少しだけ、世話になる」
世話になるだと? 一体、どういうつもりなのだろうか? 里を滅ばされたとか言っていたのも気になるな。
最初に見た時は俺たちを殺そうとして怒り狂っていたし、家族でも殺されたのだろうか?
「アオ」
「な、なんだよ」
「水をくれないか?」
「俺の作り出した水か?」
「あぁ」
俺はオーガのクーに言われるまま、手から水を出してコップに注いだ。その注いだ水を、クーに手渡すと、ゴクゴクと一気に飲んでいた。
「アオの水はおいしいな。みんなに飲ませたかった」
クーはそう言うと、床を見つめて何もしゃべらなくなった。
なんだか、すごくさびしそうに見えた。
水屋というからには、水を作ったり浄化したりする設備を持っている商会かと思った。
違った。
『水』を作っている商会だった。
場所は王都の端っこ。島の南東に位置する場所で、貴族が住んでいる高級住宅街とは真逆の場所。貧民街と呼べるような場所に水屋はあった。建物は五階建てのビルであり、日本で言う、オフィスがある会社と言う感じだ。浄化設備がある場所には見えない。
「アオ。お前は牛車で待っていろ。俺とリザで水を売ってくる」
「俺も行くぞ」
「ふざけるな。お前を連れて行って、水屋の会頭にどう説明するんだ。ここの商会の会頭は、頭がキレる。お前を見せるわけにはいかない。もしもお前が水魔法使いだとバレたら、一生牢獄の中で水を作り続けなければいけないぞ」
「む。そうか。そうだな」
確かに、俺は見た目は子供、頭脳は大人だった。名探偵もびっくりの子供だということを忘れていた。
「子供が大人の商売に口を出すな。変な奴だと思われる。というか、お前はもう変な奴だけどな」
ライドが呆れて俺を見ている。
「お前はメスのオーガとままごとでもしていろ」
ムカつくセリフばかり言うライドだが、ここは黙っておいた。ただ、リザにだけは忠告した。
「リザ、なにかおかしいと思ったら、すぐに逃げるんだぞ」
「ふふふ。分かっているよアオ君。君は大切な御使い様だからな」
リザは俺の頭をくしゃっと撫でた。久しぶりに子ども扱いされた。
二人は牛車を路肩に止めて、建物の中に入っていく。俺は一人で留守番だ。
おっと、一人じゃなかった。オーガがいたんだった。
オーガはロープで手足を縛り、布でくるんでミノムシ状態だ。数時間その状態だったので、さすがに苦しいだろう。怪我をしていた包帯を取り換え、水も与えなきゃいけない。のどが渇いるだろうしな。
俺は牛車の幌をがっちりと固定し、誰にも覗かれないようにする。
「よし。大声を出さないでくれよ?」
オーガをくるんでいた布を、静かに取る。オーガは、ぱっちりと目を開けていた。寝ていたわけではなく、起きていた。
俺をじっと見ている。
「包帯を取り換えるから、おとなしくしていてくれ。それと、水を用意したから、体を拭いてやるよ」
ミノムシのようになっていたので、いくらかロープを緩めてやる。上体を起こし、藁の上に座らせる。
俺はオーガの口まで水を持って行き、飲むように指示する。するとオーガは抵抗することなく、俺の水をゴクゴクと飲んでいた。
水を飲む間も、じっと俺を見ている。
あんまりガン見されると困る。俺を見ても楽しくないぞ。
俺はオーガに巻いていた包帯を、新しいものと交換した。包帯の巻き方など分からないのでぐちゃぐちゃだが、傷が治ればそれでいい。俺は水で怪我の部分を洗い流し、軟膏を塗って包帯を巻いた。体は傷だらけでやせ細っているが、美しいプロポーションをしている。
「しかし、オーガの治癒力はすごいな。あれだけ撃たれたのに、もう傷がふさがってる。肉が盛り上がって、銃弾が体から出てる」
傷跡も綺麗に治ってる。すごい回復力だ。これは人間から恐れられるわけだな。
俺は木の桶を用意して、手から水を出した。オーガは、俺の水魔法を凝視している。別にオーガに俺の水魔法を見せても、問題ない。俺の女にすると一度決めたので、手放すつもりはない。奴隷と言うわけではないが、俺から逃げることは許さん。
俺はせっせと水を生み出し、オーガの汚れた体を洗ってやる。すぐに真っ黒になったので、汚くなった水を浄化する。俺がいる限り、エンドレスで水を使い続けられる。体を拭く時調子に乗って、オーガの巨乳を触りまくったが、何も言って来なかった。プルンプルンで、すごく気持ちよい感触だった。
シラミが湧いたオーガの頭も綺麗に洗ってやる。シャンプーなどないので、薬草の煮汁で頭を洗うしかない。メントールのように頭皮がスースーするが、汚れはこれでおちるので問題ない。オーガは俺の指示通り、静かに従い洗髪された。
最後に、干した芋を食わせることにした。俺が直接持って、食べさせるスタイルだ。
指を食いちぎられる恐怖があったが、オーガはおとなしく従ってくれる。案外大人しい。食べている間も、ずっと俺を見つめている。ガンミするのだけは止めてほしい。
オーガの体を洗った残り水は、再度俺が浄化して、綺麗にする。飲めるまで綺麗にしたら、牛たちに飲ませた。ポニーのオルフェには、新鮮な水を飲ませた。俺の親友だから、そこは勘弁してほしい。
一応説明すると、ここは建物の横にある、路地のような場所だ。道路の路肩に駐車している。人通りは非常に少ない。そのおかげで、誰にも見られることなく、牛たちに水を与えることが出来た。家畜に与える水でも、人に見られていたら何を言われるか分からない。俺は周り確認しつつ、オルフェたちに水を与えた。
世話が終わると、再び牛車の荷台に戻った。俺も飯を食べようかとおもったら、オーガは自力でロープを取って、俺が来るのを待ち構えていた。
「な! お前! どうやってロープを!」
俺は立てかけていたスナイパーライフルに手を伸ばしたが、オーガに組み敷かれた。一瞬の出来事だった。
「ぐあ!」
関節をキメられ、荷台の上で転がされる俺。子供の俺と、オーガの体格差では、まったく歯が立たない。腕の関節をキメられて、背中を押さえつけられる。立ち上がれない。
「ど、どうするつもりだ! 俺を殺す気か!?」
「…………」
オーガは俺をじっと見ている。大人しく従っていたので、油断してしまった。こうなることを予想しなかった俺の失態だ。
オーガに俺の言葉が通じるだろうか? 「水が飲みたい」と言っていたので、少しでも話は通じるかもしれない。捕まえてからはオーガ語しか喋っていないが、どうなんだろうか?
「おい。俺を捕まえてもろくな目に合わないぞ。リザが俺を助けにくる」
精一杯の虚勢を張るが、オーガには聞こえているのだろうか? 俺をじっと見たまま、動かない。
最悪は、水の魔法でオーガを殺すことになる。この至近距離であれば、水を圧縮させて刃のように飛ばせる。地球で言うところの、ウォーターカッターだ。本来は砂利などを混ぜているので、水だけで切っているわけではないが、水圧を高めれば水だけでも金属を切り裂ける。
ほとんど練習したことはないが、今の俺ならやれる。相手は動いていないし、超至近距離だ。
「おい。もう一度言うぞ。手を離せ。怒らないから、手を放して言うことを聞け」
言うと、オーガはゆっくりと手を放した。なんと、俺の命令に従ったのだ。
おお! やれば出来る子じゃないか! 偉いぞ!
そう思ったが、オーガはこう言った。
「お前は弱いな。私に簡単に倒される。本当に水魔法使いなのか?」
「え?」
流ちょうに、俺らが話す大陸語を喋った。オーガ語ではない。やはり、こいつは喋れたのだ。
「お前は水魔法使いなのか? 答えろ」
オーガからすごい圧力を感じる。答えた方が良さそうだ。
「そ、そうだ。俺は水魔法使いだ」
「そうか。ならばなぜ、我らの里を滅ぼした。水魔法使いは全ての人種に平等なはずだ。我らを滅ぼした水魔法使いは誰だ」
里を滅ぼした? 水魔法使い?
「い、いや。何を言っているのか分からない。俺はつい最近まで奴隷だった。村が水不足になったので、逃げだして旅をしているんだ」
「奴隷? 水不足で逃げ出した? お前は水魔法使いではないのか?」
「俺はまだ大量の水を作り出せないんだよ。子供で魔力も少ないみたいだし。だから訓練をして、魔力を高めてる」
「…………」
オーガは俺をじっと見たまま黙り込む。
垂れた前髪の隙間から、オーガの綺麗な蒼い瞳が見えた。
水魔石のように透き通った蒼い瞳が、俺をじっと見ている。
「なぜ、お前を殺そうとした私を助けた」
「しらねぇよ。水が飲みたいって言ってたし、ダーナ様とやらの声が、俺の頭に響いたんだよ」
村の奴らを見捨てる時は、ダーナ様の声は聞こえなかった。なのに、コイツの時は聞こえた。理由は不明だが、助けるべき奴なんだろう。俺の偽善者魂もすごかったしな。
「そうか。分かった。礼を言う」
そう言って、オーガは幌から頭をだし、牛車の外を見まわした。
「ここはどこだ?」
「王都だ」
「そうか。分かった」
オーガは言うと、その場に腰を下ろして目をつぶって動かなくなる。
こいつの考えていることが分からない。ロープをちぎれるなら、逃げるんじゃないのか? なぜここに居座ってる? やっぱり、王都の中にいるから、むやみに動かないのだろうか?
俺はどうするべきか考えていると、オーガは俺に聞いてきた。
「私の名前はクーだ。お前の名前は?」
「え? な、名前? お、俺はアオだ」
「アオ? ふーん。そうか。少しだけ、世話になる」
世話になるだと? 一体、どういうつもりなのだろうか? 里を滅ばされたとか言っていたのも気になるな。
最初に見た時は俺たちを殺そうとして怒り狂っていたし、家族でも殺されたのだろうか?
「アオ」
「な、なんだよ」
「水をくれないか?」
「俺の作り出した水か?」
「あぁ」
俺はオーガのクーに言われるまま、手から水を出してコップに注いだ。その注いだ水を、クーに手渡すと、ゴクゴクと一気に飲んでいた。
「アオの水はおいしいな。みんなに飲ませたかった」
クーはそう言うと、床を見つめて何もしゃべらなくなった。
なんだか、すごくさびしそうに見えた。
0
あなたにおすすめの小説
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
成瀬一
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる