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二章 王都招集
No.47 VSニブルヘイム②
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「馬鹿野郎!アイツらなんてもん落としやがる!?」
「急ぎ退避ィ!!」
落下する流星に対し、俺達第二小隊は一斉に避難を開始する。
「まだだ!この程度の攻撃では!」
アヴァが更なる魔術の詠唱に入る。
「ハァ!?そんな訳……」
思わず腐龍の方を見ると、その巨大な口に空気を大量に含んでいる。
咆哮を伴った息だ。
討伐戦前から警戒されていた大技。
『腐息』
その息は全てを腐敗させ、土に還すと言われる奴の奥義とも言えるものであり、轟音と共に吐き出されるそれは『降り立つ災厄』ともされる。
そしてその息はアヴァ達魔術師が放った流星をいとも簡単に腐らせ、土に帰した。
「なっ……!?」
「あの規模の攻撃を防いだ?」
「狼狽えるな!」
『地を轟かす風神の剣』
アイダが討伐戦開幕に撃ち込んだ『暴風刺突』以上の威力を誇る風の槍。
「穿たれろ!」
彼女の一撃は片方の翼に円状の風穴を開けた。
……それは平衡感覚を失い、落下していく。
謂わば動力を失くした飛空艇。
「そこだ!エース!」
「俺かよ……」
翼竜から飛び降り、肉薄する。
すると突然、暴れ始める腐龍。
「シヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
大蛇と錯覚するかのような咆哮をあげると、土を巻き上げながら穴の開いた翼を再生していく。
「ッ!?」
「まずい!避けろエース!」
立ち上がりながら翼爪でエースの体を裂こうとしてくる。
「ッぶね!今のは!?」
アッシュが乗ってきた翼竜に改めて乗り込み、距離を置く。
「……アイツの魔力だと思う」
「魔力?」
「……恐らく大地と密接な関係を持っている」
「つまり……?」
「あの龍は土魔術に精通している」
「マジかよ……」
そうなれば腐龍の脅威はあの『腐息』だけでは無いことになる。
すなわち、新たにその脅威を警戒し、念頭に入れて置かなければならないし、どちらか片方を意識しすぎれば、もう片方の警戒は薄れてしまい、その状況に陥った瞬間、この戦いは終わる。
「さて……まだ相手がいるようだよ!」
走る翼竜の横に、数人程の土人形が配置される。
「あいつか!?」
「間違い無さそうだ!迎撃頼むよ!」
左側の敵には魔術で対応し、右側の敵にはサーベルによる斬撃を見舞う。この力の扱いにもだいぶ慣れてきたエースは闘技大会の頃よりも遥かに逞しく見えた。
「とりまラスト!!」
全ての土人形を殲滅し終えると、向かい側から来るのはドロイトとロマ。
「翼を修復した以上、行うべきは空中戦よ♡!ハイヤァ!」
翼竜の首に巻かれた轡を引き、高度を上昇させる。
「エースがいる以上それは生憎と不可能なのだよッ!」
「……なんかごめん」
「良いんだけど……また来るよ!」
「鬱陶しいなぁ!」
『火蓋切る戦乱の地』
土人形を左手から放つ炎弾で葬っていく。
「っしゃァ!」
「総員退避! 退いてろ!」
『風神の一太刀』
「……すげぇ」
「射程無視の剣技ってところかな」
「……ってか! 目の前にいるぞォ!」
落ちてくる腐龍の落下先に丁度ピンポイントに走っていく。
「やべぇよ! 急いで旋回しろ!」
「無理だよこれは! もう残された退避の道は……」
旋回しての退避はもう間に合わない。
空中への離脱も不可。
だとすれば……
「奴の背中しかない」
「はぁ!?」
選択するとき!
「急ぎ退避ィ!!」
落下する流星に対し、俺達第二小隊は一斉に避難を開始する。
「まだだ!この程度の攻撃では!」
アヴァが更なる魔術の詠唱に入る。
「ハァ!?そんな訳……」
思わず腐龍の方を見ると、その巨大な口に空気を大量に含んでいる。
咆哮を伴った息だ。
討伐戦前から警戒されていた大技。
『腐息』
その息は全てを腐敗させ、土に還すと言われる奴の奥義とも言えるものであり、轟音と共に吐き出されるそれは『降り立つ災厄』ともされる。
そしてその息はアヴァ達魔術師が放った流星をいとも簡単に腐らせ、土に帰した。
「なっ……!?」
「あの規模の攻撃を防いだ?」
「狼狽えるな!」
『地を轟かす風神の剣』
アイダが討伐戦開幕に撃ち込んだ『暴風刺突』以上の威力を誇る風の槍。
「穿たれろ!」
彼女の一撃は片方の翼に円状の風穴を開けた。
……それは平衡感覚を失い、落下していく。
謂わば動力を失くした飛空艇。
「そこだ!エース!」
「俺かよ……」
翼竜から飛び降り、肉薄する。
すると突然、暴れ始める腐龍。
「シヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
大蛇と錯覚するかのような咆哮をあげると、土を巻き上げながら穴の開いた翼を再生していく。
「ッ!?」
「まずい!避けろエース!」
立ち上がりながら翼爪でエースの体を裂こうとしてくる。
「ッぶね!今のは!?」
アッシュが乗ってきた翼竜に改めて乗り込み、距離を置く。
「……アイツの魔力だと思う」
「魔力?」
「……恐らく大地と密接な関係を持っている」
「つまり……?」
「あの龍は土魔術に精通している」
「マジかよ……」
そうなれば腐龍の脅威はあの『腐息』だけでは無いことになる。
すなわち、新たにその脅威を警戒し、念頭に入れて置かなければならないし、どちらか片方を意識しすぎれば、もう片方の警戒は薄れてしまい、その状況に陥った瞬間、この戦いは終わる。
「さて……まだ相手がいるようだよ!」
走る翼竜の横に、数人程の土人形が配置される。
「あいつか!?」
「間違い無さそうだ!迎撃頼むよ!」
左側の敵には魔術で対応し、右側の敵にはサーベルによる斬撃を見舞う。この力の扱いにもだいぶ慣れてきたエースは闘技大会の頃よりも遥かに逞しく見えた。
「とりまラスト!!」
全ての土人形を殲滅し終えると、向かい側から来るのはドロイトとロマ。
「翼を修復した以上、行うべきは空中戦よ♡!ハイヤァ!」
翼竜の首に巻かれた轡を引き、高度を上昇させる。
「エースがいる以上それは生憎と不可能なのだよッ!」
「……なんかごめん」
「良いんだけど……また来るよ!」
「鬱陶しいなぁ!」
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土人形を左手から放つ炎弾で葬っていく。
「っしゃァ!」
「総員退避! 退いてろ!」
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「……すげぇ」
「射程無視の剣技ってところかな」
「……ってか! 目の前にいるぞォ!」
落ちてくる腐龍の落下先に丁度ピンポイントに走っていく。
「やべぇよ! 急いで旋回しろ!」
「無理だよこれは! もう残された退避の道は……」
旋回しての退避はもう間に合わない。
空中への離脱も不可。
だとすれば……
「奴の背中しかない」
「はぁ!?」
選択するとき!
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