48 / 67
二章 王都招集
No.48 VSニブルヘイム③
しおりを挟む
「背中ァ!? おまっ…正気か?」
「はい正気です。ガチのマジです」
「ったく無茶言いやがって!」
「援護は任せて!」
エースは翼竜の背中を蹴りだし、腐龍の尾っぽの辺りに剣を突き刺す。
「任せたぁぁ………」
現在の高度は上空50mくらいと見ていいだろうか。
下へと落下していくアッシュの声が響く。
「……やるしかねぇな…」
暴れ回る腐龍に対し、必死で剣にしがみつく俺は辛うじて左手で狙いを定め、魔術を撃ち込む。
『翠の伝説』
この魔術は、俺が『ジェイル』での監獄生活中に開発した魔術で、空間に現れた紅き花々の花弁を散らす事で相手の生気を吸収するという逸脱した性能を持つ魔術。
「ぎぎィ?」
腐龍は何が起きたか分からないまま空中で一回転。
「っと……危ねぇッ!」
剣を握りしめていた手が滑り、危うく落下しそうになるが、間一髪の所で尾先を掴む。
「………仕置が必要だなぁ!」
『岩石弾』
巨大な岩が腐龍の脳天に直撃する。
「この魔術は……」
「大丈夫ですか? エースさん!」
「ミレーヌ!」
昨日泣き言を言っていたミレーヌは家族と共に魔術を土人形に向かってぶち込んでいた。
その一瞬の隙をつき、彼女は本丸に攻撃したのだ。
「前々から思ってたけど……あいつのセンス馬鹿にならないんだよな………さて! 俺も!」
『風神の剣』
突如腐龍の腹が切り裂かれ、風に煽られるエース。
「ホンっとやべぇ威力してやがるぜアイダ団長よォ!」
剣を引き抜き、背中側に突き刺してそのまま飛び移る。
「らァァァァ!!」
跨った状態で、背中を切り刻む。
「翼の……付け根!」
左側の翼が落下する。
「もう片方もッ!」
右側の翼が落下する。
──一方地上では。
「ここから……当てられるのか? その……黒いので?」
「当てれますよ団長。これならば1マイル以上飛ばせます」
「そう……なのか…恐ろしいことだな」
アッシュが背負っていたものは……スナイパーライフル。
それもかなり上質なもの。
ホロサイトから上にいる標的を覗き込み、ピントを合わせる。
現在彼は立っている状態。
撃つ体勢はスタンディングということになる。
支えのある二ーリングよりもかなり精度が落ちる。
それでも彼には当てられるという確信がある。
「風向きは西から東ってところかな……」
引き金に指を掛ける。
「……perfect」
空中視点
「いい加減墜ちろよ!」
もう数え切れないほど奴の肉体を削いでいるが、それでも墜ちない。
「だとしても確実にこいつにダメージは入ってるはず!」
背中に剣を突き立てる。
その瞬間。
「ちょっ!?」
腐龍の喉の部位を一発の銃弾が貫いた。
「キギィヤァァァァァァァァ!!」
流石の魔獣でもこの一撃には耐えられずに、高度を落とす。
「これは……」
こんな攻撃手段をもつのは一人しか心当たりがない。
「アッシュちゃん流石♡!」
ドロイトが墜ちてきた所を大槌で叩く。
「……やはりあいつか」
次回決着
「はい正気です。ガチのマジです」
「ったく無茶言いやがって!」
「援護は任せて!」
エースは翼竜の背中を蹴りだし、腐龍の尾っぽの辺りに剣を突き刺す。
「任せたぁぁ………」
現在の高度は上空50mくらいと見ていいだろうか。
下へと落下していくアッシュの声が響く。
「……やるしかねぇな…」
暴れ回る腐龍に対し、必死で剣にしがみつく俺は辛うじて左手で狙いを定め、魔術を撃ち込む。
『翠の伝説』
この魔術は、俺が『ジェイル』での監獄生活中に開発した魔術で、空間に現れた紅き花々の花弁を散らす事で相手の生気を吸収するという逸脱した性能を持つ魔術。
「ぎぎィ?」
腐龍は何が起きたか分からないまま空中で一回転。
「っと……危ねぇッ!」
剣を握りしめていた手が滑り、危うく落下しそうになるが、間一髪の所で尾先を掴む。
「………仕置が必要だなぁ!」
『岩石弾』
巨大な岩が腐龍の脳天に直撃する。
「この魔術は……」
「大丈夫ですか? エースさん!」
「ミレーヌ!」
昨日泣き言を言っていたミレーヌは家族と共に魔術を土人形に向かってぶち込んでいた。
その一瞬の隙をつき、彼女は本丸に攻撃したのだ。
「前々から思ってたけど……あいつのセンス馬鹿にならないんだよな………さて! 俺も!」
『風神の剣』
突如腐龍の腹が切り裂かれ、風に煽られるエース。
「ホンっとやべぇ威力してやがるぜアイダ団長よォ!」
剣を引き抜き、背中側に突き刺してそのまま飛び移る。
「らァァァァ!!」
跨った状態で、背中を切り刻む。
「翼の……付け根!」
左側の翼が落下する。
「もう片方もッ!」
右側の翼が落下する。
──一方地上では。
「ここから……当てられるのか? その……黒いので?」
「当てれますよ団長。これならば1マイル以上飛ばせます」
「そう……なのか…恐ろしいことだな」
アッシュが背負っていたものは……スナイパーライフル。
それもかなり上質なもの。
ホロサイトから上にいる標的を覗き込み、ピントを合わせる。
現在彼は立っている状態。
撃つ体勢はスタンディングということになる。
支えのある二ーリングよりもかなり精度が落ちる。
それでも彼には当てられるという確信がある。
「風向きは西から東ってところかな……」
引き金に指を掛ける。
「……perfect」
空中視点
「いい加減墜ちろよ!」
もう数え切れないほど奴の肉体を削いでいるが、それでも墜ちない。
「だとしても確実にこいつにダメージは入ってるはず!」
背中に剣を突き立てる。
その瞬間。
「ちょっ!?」
腐龍の喉の部位を一発の銃弾が貫いた。
「キギィヤァァァァァァァァ!!」
流石の魔獣でもこの一撃には耐えられずに、高度を落とす。
「これは……」
こんな攻撃手段をもつのは一人しか心当たりがない。
「アッシュちゃん流石♡!」
ドロイトが墜ちてきた所を大槌で叩く。
「……やはりあいつか」
次回決着
0
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる