死にたがり(愛されたがり)の悪役令息

たまも。

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24-許さない※

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ガシッ


「っえ」


ボフンッ


ラルクは跨っている僕の肩を掴み、勢いよく僕をベッドに押し倒す。

12歳だよね。僕より歳下なんだよね。なんならちょっと前まで僕より発育悪くて小さかったよね。どこからそんな力が…?

押さえつけられてる肩がラルクの力に負けて痛い。

僕に跨ったラルクの瞳は今まで見た事がないくらい冷えきった目で僕を見下ろしていた。

自分からラルクに嫌われるように地雷を踏んだ癖して、僕は何でこんなにもラルクから冷たい目で見られることに胸が痛むのだろう。

本当に最低で生きてる価値のない人間だな。


「ッ…なぁに、怒ったの?こんなことで怒るなんて、お前もまだガキ…っムグッ!」


「…少し黙って頂いてもよろしいですか」


ラルクが僕の口にタオルを噛ませ、頭の後ろで縛ってしまう。

そのまま僕が抵抗する前に手際よく自分のシャツを脱ぎ、僕の髪から水気を取るために使っていたタオルと一緒に僕の両腕をベッドの四柱に縛り付ける。


「んー!!ンン!」


これやばくないか。手を動かせないし声も出せない。
足はラルクが跨っているから結局何も出来ない。

冷や汗が止まらない。


「…ルーク様」


ビリィ!


僕の寝間着が破られ、ボタンが弾け飛ぶ。
どんな馬鹿力だよ。何気に一番気に入っていた寝間着なのに。


ちゅ…レル…

ラルクはそのまま顕になった僕の胸の飾りを舐る。


「…んん…んッ」


どこ舐めてんの…!

人に触られたことの無いピンクの乳首は、ラルクの舌によって擽ったさに襲われ身を捩ってしまう。

こんな男のぺたんこな胸なんて舐めて何が楽しいんだ。今すぐやめて欲しい。

僕がせめてもの抵抗として、ラルクを必死に睨みつけてるとラルクと目が合う。


「まだそんな目が出来るのですね。さすがルーク様です。俺に謝る気はないようで」


謝って土下座してそのまま切腹したいくらいだけど、できない。ラルクにはアーノルドと他のキャラクターと共に僕を断罪してもらわないといけないから。


「っん!…ンん…!」


ラルクが舐めていた僕の乳首に歯を立て、また舐る。もう片方の舐められてない乳首もラルクの触れるか触れないかの加減でカリカリと爪を立て、いじくられる。


ラルクの愛撫に尾てい骨にゾクゾクとした感覚が響き、涙目になってくる。


ど、どこでこんなの覚えてくるんだよ…!
僕より歳下だよな?何ならルークになる前もこんなことされたことない。


「…っは…泣くにはまだ早いですよ。ルーク様」


ツー…とアーノルドとラルクに噛まれ、カサブタになったが、まだ腫れている首元の怪我をなぞられる。


「俺はアーノルドに体を許したことも怒ってるんですよ。言い訳によっては詰めるのはやめようと思ってましたが……


もう泣いて謝っても許しません。ルーク様の頭が分からないのなら、身体に叩き込んで俺がどんな気持ちだったのか分からせてやる」
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