死にたがり(愛されたがり)の悪役令息

たまも。

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学園入学編

69‐消えない※

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「ジュる、んっ…んぶっ」


パーティから逃げた僕は寮の自室にラルクと共に戻り、僕はラルクに噛み付くようにキスをした。

しばらく唇を合わせた後に、ラルクのズボンのボタンに手をかけ、口でズボンと下着の布を下に降ろす。

そしてベッドに座ったラルクの少し半勃ちになっていたちんぽをジュルジュルと上目遣いで咥え、今に至る。

ラルクも何も抵抗はしなかった。


「んっぷ、はふっ…じゅるるっ、ん…」


この2年間で初めての頃よりは上手くなれた…と思う。散々咥えさせられたし、教えこまれた。


「っ…兄上…上手」


クシャっと僕の髪をラルクが撫でる。


「っ…」


思わずアーノルドを思い出してしまう。アーノルドは何かにつけて僕を飴で調教した。いい子だね、えらいね、上手だねとか言いながら、行為の最中に頭を撫でてきた。

いつの間にか僕は、それに絆されてしまってたんだ。

その気持ちよさに、甘えていた。


でももう駄目だよ。アーノルドはアレン…ルークのものだ。返さなきゃ。だから、求めては行けない。


「ぉえっ、んぐっ!んごッ…!」


頭の中のアーノルドをかき消すように喉奥でラルクを受け入れる。

イラマチオは苦しいから好きじゃないけど、今は苦しい方が何も考えられなくなるからいい。

じゅぷじゅぷと頭を激しく動かす。鼻の奥がツーンとして、生理的な涙がポタポタと止まらなくなる。


「あにうえっ…!」


撫でていた手が肩に置かれちんぽから強制的に引き剥がされる。


「はっ…けほっ…!…ふっ…グスッ…」


「あにうえ、いれていい…?」


「…いいよ。いれてたくさんついて、たくさん僕を愛して」


もうアーノルドを忘れさせて。



ーーー



ぱちゅん、たちゅ!たんたんたんっ!!


「ぅっはぁっ…んっ♡あっ♡!!そこっきもちっ♡!」


ベットの端に立つラルクにベット上の端っこでお尻を高くあげ、バックで後ろを突かれる。

きもちいい。きもちいい。なにもかんがえられなくして。あたまからっぽに……


『いい子だね、ルーク』


っひゅ。


一瞬息が詰まる。後ろから打ち付けてくる人物を確認する。そこにはアーノルドはいないし、そこには獣の顔をしたラルクしかいない。当たり前だ。いるわけないのに。


「あっん…!っんぁ♡もっと、もっとつよくしてッ!おくっ…っ♡おくついてっ♡♡!」


ラルクにもっと強くするように強請る。

意識してしまっているからだ。だから、捨てろ。切り捨てろ。忘れろ。忘れて!


ばちゅんっ!!


「ぃぎァッッ!!」


一際大きく打ちつけられ、ラルクの肌とぶつかったお尻がヒリヒリと痛む。


「…あにうえ、おく…入口ひらいて?はいれない」


ラルクのちんぽが僕の結腸の入口をドンドンと叩く。
だが、身体に変に力が入っているからか、中々開いてくれない。

力を抜こうとするも上手くいかない。

自分の勃っている陰茎に手をかけ上下に擦る。
きもちいい、けどまだ力は抜けなくて。


なんで…奥欲しい。激しくして欲しいのにっ!早く開けよ!


痛いくらい擦ってしまい逆に力んでしまう。

その間もトントンと入口をラルクのちんぽが叩いている。


本当に出来損ないだな。早くしろよ…早く!いつもみたいにやればいいだけだろ、なあ。


焦って頭がぐるぐるし始めた時だった。


『大丈夫、上手くできてるよ。ルーク』


またアーノルドの亡霊の声が聞こえる。


フッ…と身体の力が抜ける。


グポッ!!


「ッッッ゛~~~~~~!!!」


結腸にラルクの肉棒が入り込んだ音がした。

頭がパチパチして絶頂する。


「っっはぁッ…ひゅっ…ぁっ!あぅッ!」


ラルクの肉棒が奥を出入りする度に結腸が擦られ、腹の奥がゾクゾクとして気持ちいいが止まらない。


「あにうえっ…あにうえ…」


グッポッ!グチュン、ぱちゅぱちゅぐちゅ!!


「ぁ゛ぅ~~~~~~ッ♡!!」


きもちいい、きもちいい、きもちいい!


『ほら、できた。やればできるんだよ。

ね、ご褒美欲しい?』


ほしいっ!ほしい!ちょうだい。ほしい!


「あにうえっ…」


ラルクが僕に覆いかぶさってきて、頭を掴み耳元で吐息を漏らす。

限界が近いのだろう。ひたすら僕を荒い息をたてながら激しく攻める。

頭に乗せられたラルクの手が熱い。


なでて!アーノルド!おねがいっ。ごほうびちょうだい。おねがい。

おねがい。て、うごかして。ぼくちゃんとおくいれれたよ。おねがい、おねがい。


来るはずのない温もりを求めてしまう。もう来ることの無い過去に、悲しくなって涙が出てしまう。


アーノルド、ひどいよ。だから、いやだったのに。ひどいよ…。


たちゅたちゅたちゅたちゅ!!


「ィッちゃぁ!!あ゛ッ!んっ!んっ!んっ!」


「あにうえっ…!でるっ」


ぱちゅんッッ!!


「ッッぁ~~~~♡♡!!」


「っ…は…!」


腹の奥にドクドクと熱い液体が流れ込んでくる感覚がする。


「ふっ…は……」


ラルクが抜こうして僕から離れようとする。離れようとベットについた手を掴む。


パシっ


「…?あにうえ…?」


「…っ…まだぬいちゃだめ…たりない。もっと、もっとちょうだい、ね……ッんぶっ!」


身体を入ったままひっくり返される。ラルクと迎え併せの形でぎゅっと抱きしめられる。

今出したばかりだと言うのにラルクのちんぽに芯が戻り始めていた。


「…今夜は寝かせないから」


耳元で吐息混じりの掠れた声でそう宣言され、背中にゾクゾクとした快感が走る。

望むところだと言わないばかりにラルクの背中に手を回す。


夜はまだ長い。
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