殿下、ウザイのですが？

殿下、追いかけてこないでくださいまし！

今回は、ミシェル視点で殿下が追いかけてくる話です！ずっと、追いかけてきます‪w

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なんなのよー！もう！せっかく、婚約破棄出来て平和に過ごしていたのにこの有様!?なんなの？私、悪いことしたかしら!?

うっ、殿下が走ってきましたわ！逃げなければ！では、皆さま、ご、ごっ機嫌ようーですわぁ！

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今日は、庭で兄とお茶会。久々にゆっくりでいて嬉しいわ！ちなみに、お兄様には未だに婚約者がいない。何故かしら？こんなにイケメンなのに。

「お兄様と久しぶりにお茶会が出来て嬉しいですわ。」

「ああ！俺も嬉しいよ。ミシェルとお茶会。最近、忙しかったからね、癒しが欲しかったところだったから。」

「そうですか…。では！私が作ったお菓子食べますか？」

「本当かい？食べたいな。ミシェルが作ったお菓子美味しいから好きなんだ。こないだ、友人と話しててその時ミシェルから貰ったお菓子食べてたら友人に奪われてね、食べれなかったんだよ。」

「でしたら、今度はご友人の方にもお菓子を作りましょうか？」

「いや、いやいやいや、大丈夫。ミシェルが作ったお菓子をあげるわけないじゃないか！ミシェルのお菓子が食べられるのは家族だけの特権なんだからな。」

「そうなのでしょうか？でしたら、お兄様の為にもっと作りますね！」

「ありがとぉ、ミシェル大好きだ！」

「私もですわ！お兄様！」


ガサガサ

「あら？」

「なんだ？」

「ミシェル！」

「ひ、ひぃぃぃ!!お化け！」

「な、殿下！ミシェル逃げな。」

「は、はいぃ！では、失礼します───わ！」

失礼しますと言う時にはもう十メートル以上離れていた

殿下が出てきた。兄が押さえ込んででたがミシェルを追いかけようとしてたがまだ机の上にあったお菓子に気づきミシェルが作ったお菓子を袋に入れ脱走した。



「こんの！王子がぁぁぁ！ミシェルの菓子を奪うなぁぁ！」







「はあはあなんで、こんな所にもいますの！私は、どこにいてもゆっくり出来ないのでは!?」


も、もう、いやぁぁぁぁ！

なんで、ここにもいるのよぉぉぉ！


どこに逃げ込めば良いのよ！

洗面所に行けば大丈夫よね!?

ていうか、もう変態ですわぁぁぁあ！


王族の衛兵は何をやっているのよぉぉ！