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2章

事件到来 2

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「……じゃあ、こちらに来てもらおうか……?」

「ふふっ、良いわよ。」

コツコツと一歩ずつゆっくりと歩いてく。そしたら、

「おいっ、もっと早く歩けねぇのかぁ゛?」 

ここは、ひと芝居しておきましょうと考えてこう言ってみた。

「さっき、走ってしまって足をくじいたのよ。これが一番早い歩き方だわ。それか、誰かが支えになっていればもっと早く歩けると思うのだけど……。駄目なのよね?」

「お…おぉ。すまねぇな」

チッダメでしたわ。まあ、他にも作はあるからいいわ。第2の作戦で成功させましょう。

「ごめんなさいね。行きましょうか。どこか知りませんけど。」

「グッヒヒああ、行くか俺の雇い主の花嫁になってもらうんだからなぁ。」

───きっも気持ち悪いぃぃ
───うおっ、殺気がものすごくあたるよぉぉ。
ここは、我慢して演技頑張らなければっ

「──そうでしたの。分かりましたわ。いっ、行きましょう。」

「ああ、そうしたら、お前は裏の世界の頂点に立つものの嫁になるんだからな。結局、どっちにしろお偉いさんなんだなっハッハッハ」
っと、そういい手をつかんできた。

そうは、させてたまりますかっ!!

『光魔法この者の目に光を。』
っと、そういったら、光だした。その瞬間に手を離したからササッとものすごいスピードで全身真っ黒な男性から離れた。もしかしたら、こいつは魔法で戦ってくるかもしれないっと思い。私とこいつ以外にドーム方の結界を張って皆を守る。そして、もちろん、私にも結界を張り、体を強化しておいた。

その間にこいつは復活した。私は、復活早いなっと思った。私のなかでも強い光魔法を使ったはずだったからだ。

だから私は、思った。こいつはこいつが言う裏の世界の頂点に立つものの右腕なのかもしれないっと……。
そんな、ことはまた後で考えるとして今はこっちが重要だな。

「きっ、貴様っ!よくも裏切ってくれたなぁぁ!!」

「裏切ったつもりはないけど?」

「ああ゛?」

「だって、私演技しただけだもの。」

「ああ゛くっそぉぉぉ火魔法ぉぉぉ」

「結界。そっちがその気なら本気でやるわ───お父様ぁぁぁぁぁぁぁ!そっちは、任せますわっ結界解除」

「わ、わかった。頑張れ」

「ふふっ、ええ!」





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次回の更新は月曜日です。
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