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第二章
ノーザンコート伯爵 クラレンス領へ行く
しおりを挟むノーザンコート伯は妻ポーリンと共にクラレンス領に向かって出発した。
馬車が、ようやくクラレンス領はいる。
「寂れているなぁ」
草の生えた轍
橋も道も整備されてなくガタガタと危ない
村も閑散としている。
ローガンは薬の所為で領地に目がいかなかったのか?
セバスチャンはなにをしていたのか?
少し話し合わなけれならないな、
と思い思考を続けた。
ランディデール侯爵からの情報では
娼館[鹿の園] 経営者ランド•モルゾーラ
ここに、媚薬香を収めているのが
[ コンソール商会 ]
コンソール商会の会長 グッド•コンソール
その妻 メラニー•コンソール
メラニーの結婚前は
ウイッカーズ男爵令嬢メラニー
メラニーはアイラと貴族学校で同級生である。
これで繋がった。
我々は別件で西の歓楽街をずっと探っていた。
そこで引っ掛かったのが、
倶楽部[ホワイトヘブン]
この倶楽部は爵位の高い貴族御用達という事でなかなか調査に入れない。
ここの経営者が レント•モルゾーラ
[鹿の園]の経営者ランドの弟である。
そして、アイラ夫人の筆頭侍女と言われている女が、
ルル•モルゾーラ、モルゾーラ兄妹の真ん中であると分かった。
倶楽部[ホワイトヘブン]
ここ、5年、幼い男女の誘拐事件が多発している。
そして、アキフューズ帝国から砂漠を抜けて陸路で子供が運ばれて来るのを何回か検挙している。
その、子供達の行先はホワイトヘブンらしい、
ホワイトヘブンは人身売買をしているのでは、と考えられているが、守りが固く捜査が進展しないのが実情である。
そこで、意外な人物から協力の申し出があった。
現ドゥラーク辺境伯の甥ウーラノスであった。
未婚のウーラノス様は、歳の頃は35,6歳になるであろうか•••
武芸と女にとにかく強い。
現在王都で将軍補佐として武芸指南をしておられるが、寝所には常に2,3人の女をはべられせいるとの噂がある。
お相手は、問題にならない貴族の未亡人や戻ってきた娘が主である。
引き締まった体、浅黒い肌が野生的で、濃紺の髪が相まって 社交界では[夜の王]として熟女に絶大な人気がある。
ドゥラーク領では砂漠のアキフューズ帝国より攫われて来た子供を保護して引き取り手の無い子は受け入れて来た。
そのため、人身売買組織を潰したいと考えていたのであった。
ウーラノス自身から、
[ホワイトヘブン]倶楽部に入るつもりだ。
捜査協力を頼みたい、と部下を交えて要請があった。
*************
ウーラノスがパーティーに出た時のとこ。
隣にいた男に挨拶をされた。
何かと悪い噂があるラドラー伯爵であった。
「アイランド子爵の未亡人と別れられたとか••••
一人寝がお寂しいのではありませんかな?」
「そーさなぁー、次のキャットでも、探しましょうぞ!」
「成熟したキャットもよろしいですがキトン(子猫)もまた、可愛らしいモノですのよ」
「躾のなっていない子猫は面倒でな」
「躾が出来ている子猫でしたら如何ですかな?
子猫はとても楽しいですぞ、ワハハハ、
ご興味がございましたら是非、、、」
帰り際に ラドラー伯爵に興味がある風に話しかけたら、後日紹介状を送ると言われた
******************
それが[ホワイトヘブン]倶楽部だった。
ランディエール侯爵には
メラニー•ウイッカーズの処分は先送りにして、今の所は泳がせて置いて欲しいと頼んでおいた。
今回は、アイラと 侍女を装ったルルの関係を探らなければならない。
モルゾーラ兄妹が絡んでいる
まだ、騒ぎを起こす段階ではない。
慎重に事を運ばなければ。
クラレンス邸に着き、本館の玄関に馬車を付けるよう指示した。
息子ローガンと、妻アイラ、孫アナベルが迎えに出ていた。
アナベルにプレゼントを渡す
ピンクのドレス生地と、パールのネックレス
アナベルは不満だったようで プイとしていなくなってしまった。
滞在中は本館に泊まるので手配をとローガンに言われアイラは渋々と侍女に手配をした。
周りを見渡したが、[ルル]と言う女はこの中にはいないようだ
今回は隠密行動の出来る側仕えを連れて来ている。
探っている事を悟られ無いよう行動しなければならない。
ローガンには腹芸が出来ぬ。
仕方ない、ローガンには我慢してもらう事にした。
香がたかれていても、それに乗るように、
翌日、セバスチャンに解毒剤を飲ませるように
マリアベルに、おまじないをかけてもらうように。
アイラ達にバレていないといいが••••
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