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MP切れの魔法使いたち
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急いで家に帰った二人は、慌ただしく荷物を投げ捨て、リビングのテーブルで作戦会議と銘打ち、向かい合って話を始めた。
「本当にゴメン。折角楽しみにしていた休日が台無しになって」
夬皇はぐったりと頭を下げて言葉を発していた。
かなりショックを受けているようだ。
「そう言うなって。久し振りに家族と会うんだろ? プラスに考えよう」
なるべく彼に心配かけまいと勇緋は応える。
「勇緋、大人過ぎるよ。達観し過ぎでしょ」
「それに、何度か二人には会っているから。こっちもだんだん耐性が付いたと言うか」
「嫌な思いさせてない?」
彼はテーブルの上に両手を置いて話をしているが、その手が何故か震えている事を勇緋は見逃さなかった。
「全然。寧ろ、俺達の今の生活を応援してくれている良き理解者だ。感謝しかないよ」
そう言って、彼は夬皇の震える大きな手に自らの両手を重ねた。
「それに、お姉さん達は、明日の夕方辺りに来るんじゃないのか?」
「多分、そう。まだ来る時間、聞いてないけど。寧ろ、そうして貰うようにする」
「なら、それまでとことん遊び尽くそうよ。この前の買い物以来の俺らのフリーの日をさ」
勇緋はそう言って、笑って見せた。
その表情を見た夬皇の顔つきがだんだんと変わっていく。
「…ホント。勇緋の事、大好き過ぎておかしくなる」
夬皇はそう言いながら立ち上がると、がしっと勇緋の腕を掴み、そのまま彼を自室へ連行する形で招き入れた。
「お、おいっ!」
バタンと大きな音を立てて扉が閉まる。
「ゴメン。もう我慢出来ない」
突然の事に戸惑う勇緋を尻目に、そのまま振り向き、彼を扉に押さえ付けた状態で夬皇は激しく唇を奪った。
センサーが反応して、彼の部屋の間接照明がぼんやりと辺りを照らし始める。
急だったので、流石の勇緋も戸惑いを隠せない。
手を絡め、倒れないように自らの身体を支える。
だが、伝わって来る熱に身体と心は抗う事が出来なかった。
二人の荒くなる呼吸の音と、キスで触れ合う音だけが響く。
それから唇が離れると、互いに頬を赤らめ、ぼんやりとした表情で見つめ合う。
「い、いきなりは…」
「だってもう、俺、勇緋不足でMP切れなんだ」
彼の耳元で夬皇は謎の台詞を囁く。
「この前買った冒険モノの漫画の影響、受け過ぎだろ、それ」
すぐに冷静な口調で答えた勇緋。
「でも、事実なんだよ。今日は俺とずっと一緒に居て」
そう言って彼は、打って変わって優しく勇緋を抱き締めたのだ。
彼の匂いに全てが包まれると、まるで結界のような安心感を得た。
「良いよ。お前がそう望むなら。俺で良ければ、いつまでも」
「今日は離さないから」
夬皇はそう言って彼の頭に手を置き、そのままもう一度抱き寄せた。
二人はそのまま夬皇のベッドを背もたれにして、並んで座り込んだ。
こたつ兼PC作業をするためのデスクに足を入れる。
じんわりと温かくなってくる感覚がとても心地よい。
「お前の部屋、久し振りに入ったけど、相変わらず綺麗にしてるんだな」
「いつ勇緋が来ても出迎えられるようにしてるだけだよ」
夬皇はそう言いながら、彼の肩に頭を置いた。
「今日はやけに甘えん坊モードだな」
勇緋はまるで子供あやす様に言って、首を傾げて夬皇に近寄る。
「だって、明日の為にどれだけ俺、頑張ったと思う?」
「そうだったな。今日も、残業しないで俺の事、迎えに来てくれたし。ありがとな」
「うん。あ、それとさ。この前、売場レイアウトを任されたフェアだけど、凄く好評だったよ。店舗特別賞って奴、貰えたんだ」
「マジで? 凄いじゃんか、それ!」
「勇緋のアドバイスもあったからね」
「そっか。よく頑張ったな」
勇緋はそう言いながら、夬皇を抱き寄せ、頭を撫でて褒めたのだった。
久し振りにゆっくりと二人で話をする時間が取れたので、互いの近況を話したりして、話題が尽きる事はなかった。
それからしばらくして、
楽しく話をしていた夬皇の表情がだんだんと変わって来た。
「あの、さ。もう俺、本格的にエネルギー切れなんですけど」
彼の整った顔が、呼吸を少し荒くしながら、勇緋の目の前に迫って来ていた。
まるで酸欠状態のように、苦しそうにしている。
「わかってるよ。今日はずっと一緒に居るって約束したからな」
彼の言葉に、夬皇は目を閉じ何かを噛み締めるような顔を見せた。
「ユウ。もっと、傍に来て」
「うん。いいよ」
二人はそう言って、向き合いながら顔を寄せ合い、キスをし合った。
そのまま互いの温度を感じながら、二人は身体を夬皇のベッドへと移す。
すぐさま二人は上着を脱ぎ捨て、下着姿になって抱き合う。
久し振りに肌が触れ合う嬉しさが込み上げて来た。
「ちゃんと付けてくれているんだな、それ」
勇緋は彼の胸辺りで輝くあのネックレスに目が行った。
「当たり前でしょ。勇緋の想いが詰まっている、大切な宝物だから」
お揃いのネックレスがまるで共鳴するかのように輝きを放っているように見えた。
「温かいよ、ユウ」
「俺も。やっとお前を感じられる」
「ユウも我慢してたの?」
夬皇はそう言いながら、上から見下ろしている勇緋の髪に手を触れる。
「うん。ホントは、お前とこういう事、したいと思っていたけど、疲れていたら悪いなって思ってて。なかなか言い出せなかった。だから、俺もMPが切れてる」
そう言って、勇緋は夬皇の胸に頬を埋める。
「俺を想ってくれているだけで、嬉しい」
夬皇の言葉を聞いた勇緋は、そのまま彼の無駄のない美しい身体に向かって攻め始めるのだった。
「本当にゴメン。折角楽しみにしていた休日が台無しになって」
夬皇はぐったりと頭を下げて言葉を発していた。
かなりショックを受けているようだ。
「そう言うなって。久し振りに家族と会うんだろ? プラスに考えよう」
なるべく彼に心配かけまいと勇緋は応える。
「勇緋、大人過ぎるよ。達観し過ぎでしょ」
「それに、何度か二人には会っているから。こっちもだんだん耐性が付いたと言うか」
「嫌な思いさせてない?」
彼はテーブルの上に両手を置いて話をしているが、その手が何故か震えている事を勇緋は見逃さなかった。
「全然。寧ろ、俺達の今の生活を応援してくれている良き理解者だ。感謝しかないよ」
そう言って、彼は夬皇の震える大きな手に自らの両手を重ねた。
「それに、お姉さん達は、明日の夕方辺りに来るんじゃないのか?」
「多分、そう。まだ来る時間、聞いてないけど。寧ろ、そうして貰うようにする」
「なら、それまでとことん遊び尽くそうよ。この前の買い物以来の俺らのフリーの日をさ」
勇緋はそう言って、笑って見せた。
その表情を見た夬皇の顔つきがだんだんと変わっていく。
「…ホント。勇緋の事、大好き過ぎておかしくなる」
夬皇はそう言いながら立ち上がると、がしっと勇緋の腕を掴み、そのまま彼を自室へ連行する形で招き入れた。
「お、おいっ!」
バタンと大きな音を立てて扉が閉まる。
「ゴメン。もう我慢出来ない」
突然の事に戸惑う勇緋を尻目に、そのまま振り向き、彼を扉に押さえ付けた状態で夬皇は激しく唇を奪った。
センサーが反応して、彼の部屋の間接照明がぼんやりと辺りを照らし始める。
急だったので、流石の勇緋も戸惑いを隠せない。
手を絡め、倒れないように自らの身体を支える。
だが、伝わって来る熱に身体と心は抗う事が出来なかった。
二人の荒くなる呼吸の音と、キスで触れ合う音だけが響く。
それから唇が離れると、互いに頬を赤らめ、ぼんやりとした表情で見つめ合う。
「い、いきなりは…」
「だってもう、俺、勇緋不足でMP切れなんだ」
彼の耳元で夬皇は謎の台詞を囁く。
「この前買った冒険モノの漫画の影響、受け過ぎだろ、それ」
すぐに冷静な口調で答えた勇緋。
「でも、事実なんだよ。今日は俺とずっと一緒に居て」
そう言って彼は、打って変わって優しく勇緋を抱き締めたのだ。
彼の匂いに全てが包まれると、まるで結界のような安心感を得た。
「良いよ。お前がそう望むなら。俺で良ければ、いつまでも」
「今日は離さないから」
夬皇はそう言って彼の頭に手を置き、そのままもう一度抱き寄せた。
二人はそのまま夬皇のベッドを背もたれにして、並んで座り込んだ。
こたつ兼PC作業をするためのデスクに足を入れる。
じんわりと温かくなってくる感覚がとても心地よい。
「お前の部屋、久し振りに入ったけど、相変わらず綺麗にしてるんだな」
「いつ勇緋が来ても出迎えられるようにしてるだけだよ」
夬皇はそう言いながら、彼の肩に頭を置いた。
「今日はやけに甘えん坊モードだな」
勇緋はまるで子供あやす様に言って、首を傾げて夬皇に近寄る。
「だって、明日の為にどれだけ俺、頑張ったと思う?」
「そうだったな。今日も、残業しないで俺の事、迎えに来てくれたし。ありがとな」
「うん。あ、それとさ。この前、売場レイアウトを任されたフェアだけど、凄く好評だったよ。店舗特別賞って奴、貰えたんだ」
「マジで? 凄いじゃんか、それ!」
「勇緋のアドバイスもあったからね」
「そっか。よく頑張ったな」
勇緋はそう言いながら、夬皇を抱き寄せ、頭を撫でて褒めたのだった。
久し振りにゆっくりと二人で話をする時間が取れたので、互いの近況を話したりして、話題が尽きる事はなかった。
それからしばらくして、
楽しく話をしていた夬皇の表情がだんだんと変わって来た。
「あの、さ。もう俺、本格的にエネルギー切れなんですけど」
彼の整った顔が、呼吸を少し荒くしながら、勇緋の目の前に迫って来ていた。
まるで酸欠状態のように、苦しそうにしている。
「わかってるよ。今日はずっと一緒に居るって約束したからな」
彼の言葉に、夬皇は目を閉じ何かを噛み締めるような顔を見せた。
「ユウ。もっと、傍に来て」
「うん。いいよ」
二人はそう言って、向き合いながら顔を寄せ合い、キスをし合った。
そのまま互いの温度を感じながら、二人は身体を夬皇のベッドへと移す。
すぐさま二人は上着を脱ぎ捨て、下着姿になって抱き合う。
久し振りに肌が触れ合う嬉しさが込み上げて来た。
「ちゃんと付けてくれているんだな、それ」
勇緋は彼の胸辺りで輝くあのネックレスに目が行った。
「当たり前でしょ。勇緋の想いが詰まっている、大切な宝物だから」
お揃いのネックレスがまるで共鳴するかのように輝きを放っているように見えた。
「温かいよ、ユウ」
「俺も。やっとお前を感じられる」
「ユウも我慢してたの?」
夬皇はそう言いながら、上から見下ろしている勇緋の髪に手を触れる。
「うん。ホントは、お前とこういう事、したいと思っていたけど、疲れていたら悪いなって思ってて。なかなか言い出せなかった。だから、俺もMPが切れてる」
そう言って、勇緋は夬皇の胸に頬を埋める。
「俺を想ってくれているだけで、嬉しい」
夬皇の言葉を聞いた勇緋は、そのまま彼の無駄のない美しい身体に向かって攻め始めるのだった。
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