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これからもずっとお前と共に
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二人はお風呂を済ませ、久し振りに客室のベッドへ向かう。
部屋を暖かくして、下着姿のまま二人は向き合ってベッドに座る。
間接照明だけが怪しく光る。
「やっとさっぱりしたぁ。というか、まだ、甘い匂いがする気がする」
夬皇は自分の肩辺りに鼻を近づけ確かめる。
「ホント、随分派手に祝って貰ったみたいだな。けど、着替え用として新作の服も貰ったんだろ?」
「…うん。普通に嬉しかった」
「それだけお前の事を、皆、待っていたんだよ」
「そうだね。ホント、俺って愛されているんだなって実感出来て良かった」
すると、夬皇はそう言ってすぐ、勇緋の顔に自分の顔を近づける。
「な、なんだよ」
戸惑う彼の顔を見た夬皇は、ニッと笑って、彼の耳元で呟く。
「でも、俺はユウにだけ愛されればそれだけで良いよ」
「ばっ…」
急なセリフに勇緋は変な声を発した。
こんなやりとりすら愛おしく感じる。
この雰囲気を自分はどれだけ待ち望んでいたなんて、悔しくて夬皇にも言いたくない。
「お前を好きな気持ちは誰にも負けない。お前が俺を想ってくれる以上にな」
勇緋はそう言って、自分の額を彼の胸に預けた。
夬皇も手を伸ばして、彼の頭を優しく撫でる。
「俺の記憶の事で、ユウには本当に迷惑をかけたね」
その言葉を聞いて、勇緋の脳裏にはここ数か月の事が走馬灯のように浮かんだ。
喚いて、泣いて、戦って。
絶望した事もあったが、記憶がない状況でも、夬皇の心の奥底に自分と言う存在が少なからず居た事が
分かった時は嬉しかった。
ただ、どうしても彼の中でずっと心に引っ掛かっている事がある。
忘れようと思っても、離れない事実。
巽と言う存在だ。
出会う前の彼の人付き合いにまで介入するのは野暮であるが、自分の知らない夬皇を知っていると思うとやっぱり悔しいのだ。
嫉妬と言われたらそれまでだが。
今の状況で、この質問をするのはムードをぶち壊す可能性がある。
でも、聞かずには居られなかった。
「夬皇、一つどうしても聞いておきたい事があるんだけど、良い?」
「んっ、なに?」
「巽って子、好きだった?」
その言葉に、夬皇はすぐに動きを止めた。
「お前の記憶が無くなった時に、俺の事を巽と言ったことがあってさ。ちょっと、気になって」
夬皇はすぐに勇緋の身体を離した。
急に真剣な顔つきに変わる。
勇緋も少しバツの悪そうな顔をしている。
「ユウの前では隠し事、しないって決めてるからちゃんと言っておく」
彼の言葉に、勇緋は一度だけ深く頷いた。
「巽の事は好きだったよ。俺の大切な幼馴染だから。でも、勇緋の事を想うスキとは違う。
言い訳みたく聴こえるかも知れないけど、それだけは事実だから」
「ありがとう、夬皇。ちゃんと話してくれて。それだけで十分だ」
「言ったろ。俺、隠し事はしないって」
「ああ。そう言う所も含めて、俺はお前が大好きだよ」
そう言って、二人は抱き締め合った。
久し振りに肌と肌が触れ合うのが、これほど嬉しく感じるなんて。
そして、自然の流れでキスをすると、二人の性に対するスイッチが入った。
互いに耳や首筋などを唇で触れて行く。
甘い声が漏れる。
ああ、こんな声を聴くのはいつ振りだろうか。
「ユウってそんなに耳とか弱かったっけ?」
「う、るさい。お前こそ、どうなんだよ」
「わかんない。だけど、すっげぇ、気持ち良い」
全身が熱くなりながらも互いにその行為を続ける。
すると、夬皇が勇緋に覆い被さりながら、彼をベッドに倒して横にした。
「ちょっと、痩せた?」
彼の全身を舐める様に見つめながらそう呟く夬皇。
「…ストレス。お前の記憶が戻らなかったから」
「マジトーンで言うなよ。ゴメンて」
すぐに謝る夬皇であったが、その手で勇緋の脇腹あたりを優しく触る。
「あっ…」
くすぐったさと気持ち良さが合わさった何とも言えない感覚に、また違う声が漏れる。
「フフッ。ユウの今の身体も好きだよ」
そのまま夬皇は上体を落とし、勇緋の胸に顔を埋め、その両先端を攻めて行く。
その度に彼の身体はビクリと反応する。
「ホント。ユウって、エロいよな」
「お前にしか、こんな事、させないし、お前にしか、こんな姿、見せたくない」
「それで良いよ。俺もそうだから」
そして、夬皇はその手を彼の下腹部へ移す。下着の上から彼のモノを触る。
起立したそれに触れるのが懐かしい気がして、嬉しさの余り強く握ってしまう。
「ちょ…。夬皇、優しくしてよ」
「優しくなんて、出来るかよ。そんな風に俺を誘っておいてさ」
勇緋はすでに、恍惚の目をしていて、じっと彼を見つめていたのだ。
「だって。俺がどれだけお前の事を…」
「わかってるよ。だから、今日は俺がユウの事を大切に想っている事を、分からせてあげるから」
夬皇は少し涙を見せていた勇緋の目に一度キスをすると、そのままギアを一段階上げた。
勇緋のモノを隠している下着を剥ぎ取り、投げ捨てる。
露わになった彼の陰部を直接扱きながら、再び胸を攻めて行く。
卑猥な音と声が響く。
そして、夬皇はもっと彼の声が聴きたいと、陰部に顔を寄せ、それを口に収めたのだ。
さらに勇緋の身体が赤くなり、悶え始める。
勇緋自体もこの刺激を身体が待ち望んでいたのか、受け入れてしまっていた。
このままでは果ててしまいそうになる。
「夬皇、俺にもさせて」
「駄目。ユウ、気持ち良いんでしょ?」
「一緒に気持ち良くなろうよ。あっ…」
「ほら、やっぱり。もうやばいんでしょ?」
「だって、そんなに激しくされたら」
「いいよ。いっぱい出して、今日は寝かさないから」
そのセリフに、勇緋はハッとする。
以前、彼の記憶がまだ戻っていない時、一緒に海を見に行ったプチ旅行の時の事を思い出した。
【寝かせないから】
あの時、自分が咄嗟に発した言葉。
もしかしたら、夬皇の言葉を自分は自然と引用していたのかも知れない。
全身の性感帯を彼に容赦なく攻められる勇緋が、絶頂に押し上げられるのは容易い事だった。
「夬皇、もう、だめ…」
SOSにも夬皇は彼の陰部から口を離さない。
そして、勇緋は全身を震わせながら達した。
「あうっ!」
夬皇はそれをしっかり受け止め、味わう。
それから放心状態の勇緋に近づき、彼の髪を優しく撫でる。
「どうだった? 久し振りに俺に攻められてさ」
「…お前。記憶が戻ったのは良いけど、エロくなって帰って来るなよな」
「フッ。面白い意見だね、別の世界で修行してたって事?」
「何の修行だよ、それ。だったら、さっさと帰って来いよ」
呼吸を整えつつも、勇緋の目は、彼の膨らんだ下腹部を見ていた。
「ユウ。どこ、見てるの?」
「お前の、ソレ」
「何で、見てるの?」
勇緋の口が静かに動く。
「俺に、挿れて欲しいから」
「正直だね、ユウ」
「お前の記憶が戻った事を証明するために、必要な儀式みたいなものだから」
「ホント、ユウって変態さんだよね」
気障っぽく、彼の耳元でそう呟いて見せる夬皇。
だが、当の本人も、その刺激を求めているなんて言えなかった。
「早く脱げよ、それ。邪魔だろ?」
「分かってるよ」
勇緋に促されるように、夬皇も下着を脱ぎ捨てる。
改めて、勇緋は彼の全身を眺める。
本当に綺麗で無駄のない身体だ。
これからあの身体にもっと攻められると思うと、喉が鳴ってしまう。
そして、勇緋はのそのそと身体を動かして、彼の陰部の前までやって来ると、それを掴んで自らの口に
含んで見せた。急にギアを上げた。
「ちょ、ユウ」
夬皇も久し振りの刺激に、声と息が漏れる。
その快楽に浸りつつも、夬皇は優しく、勇緋の双丘に手を押し当て、その秘奥を優しく溶かして行く。
枕元にあらかじめ用意していたローションをサッと掴むと共に、そこに流し込んでいく。
急にひんやりとしたモノが垂れて来たので、思わず変な声を漏らしてしまった勇緋。
それでも、彼の陰部への刺激を止める事はしない。
秘奥に彼の美しい指が侵入していく。勇緋の身体がピクッと反応する。
少しずつその動きが大きくなる度に、彼の口から吐息が漏れる。
「ワコ、早く、挿れてよ」
自分の陰部を口に含みながら、上目遣いでこちらを覗く勇緋の姿に、夬皇は震えた。
「ユウ、やっぱりお前の方がエロ過ぎるよ」
二人は体制を戻し、激しく唇を奪い合った。
ギアがさらに上がる。もう誰も彼らを止める事は出来ない。
「ユウ、挿れるよ…」
「うん…」
寝かせた状態の勇緋の秘奥に、自らの怒張を押し当てる。
ジリジリと彼の中に入って行く様は、互いの身体が粟立つ程の快楽を与える。
「どう、ユウ? 全部入ったけど」
「ああ。これを俺は、ずっと待っていたのかも知れない…嬉しいよ」
「忘れないように、もっと身体に刻み込もうね。この時を」
夬皇の言葉に、勇緋は何度も頷いて応える。
夬皇の腰がゆっくりと動き始める。
そのピッチの度に、互いの声が空間に響き、共鳴する。
「やっべぇ。ユウの中、気持ち良すぎる」
「俺も。お前に攻められるのがこんなに嬉しいなんて」
夬皇は手を伸ばして、勇緋の上体を起こす。
四肢を投げ出し、互いの顔が近い状態で身体を繋げる。
唇を貪り合い、下腹部では強すぎる刺激を与えあう。
真冬だと言うのに、エアコンが要らないくらい二人の身体は熱気に包まれる。
「ユウ、大好き」
「俺もだよ、ワコ」
何度も互いの名前を呼び合う。
だんだんと快楽の波が激しく荒れ狂う。
勇緋はそのまま夬皇を押し倒し、その上に跨る格好になった。
自らも腰を落とし、より強い快楽を彼に与える。
「あっ、ユ、ユウ…」
彼の苦悶の表情はとても色めいていた。
もっと見て居たい。
だが、それ以上に下から突かれ、彼の手で自らの陰部を扱かれる状況に、勇緋自身も表情を壊す。
「一緒に、逝こう」
「うん」
もう勇緋の心の中の蟠りは何もなくなっていた。
ただ、この快楽に身を委ねるだけなのだ。
「ユウ。そろそろ、逝くよ」
「うん。いいよ、そのまま逝って! 俺の中で!」
勇緋の言葉に、夬皇は頷くと、さらにその整った顔が歪んでいく。
「ユウ! ユウ! ああっ!」
何度も彼の名を呼びながら、夬皇は勇緋の中で絶頂を迎えた。
身体を震わせながら、吐精を続ける。
「ワコ! 俺も、あうっ!」
そして、勇緋も彼の手に導かれるようにして再び弾けた。
白い愛液が夬皇の身体の上に舞う。
それからしばらく、二人の荒い呼吸だけがこだましていた。
それから二人は互いの手をしっかり握り締めたまま、意識を失うのだった。
翌朝。
キッチンでお湯を沸かして居る勇緋。
珈琲を淹れる準備をしているらしい。
「おはよう、勇緋」
背後からギュッと夬皇に抱き締められた。
「おはよう、夬皇。重いよ」
少し肌寒い朝だが、今の二人には関係ない。
この瞬間も愛おしいのだ。
「良い匂いがする」
勇緋の頭に鼻を近づけ、シャンプーの匂いを嗅ぐ。
「珈琲じゃなくて?」
「どっちも」
そんな事を話しながら、朝のひと時を過ごす。
それからリビングで珈琲を飲みながら、二人は向かい合っていつもの穏やかな時間を楽しむ。
すると、
「あのさ、勇緋。一つ、言っておきたい事があるんだけど、良い?」
「んっ? どうした?」
夬皇は少し真剣な表情になって話を始めたので、勇緋はマグカップを置いて、耳を傾ける。
彼はスッと、目の前に小さな箱を置いた。
「これは?」
「クリスマスプレゼント。ちゃんと渡せてなかったから」
「あ、ありがと!」
勇緋はすぐに笑顔になると、丁寧にその箱を開けた。
そこには二つのシルバーリングが収められていた。
「夬皇、これって…」
「実は、クリスマスのあの日、記憶が戻る前の俺がお前に渡そうと用意していたモノなんだ。本当に偶然なんだけど、俺自身もいずれこのリングを渡そうって決めててさ。記憶が無くなっていても、俺ってやっぱ、勇緋の事、好きなんだわって思ってさ。だから、落ち着いたらちゃんと渡そうって」
「夬皇…」
「それに、数年前、あの観覧車で先に勇緋に告白された事、あれ、ちょっと悔しいって未だに思ってて。だから、今回は俺が先に言いたくて」
そう言って、夬皇は勇緋の両手を握る。
「勇緋。俺と、これからもずっと一緒に居て下さい」
突然の告白に、勇緋は何が起きたかわからなかった。
だが、目の前に居る彼の優しい笑顔とその手から伝わる温もりを感じた時、勇緋の目から自然と涙が零れていた。
「はい。勿論だよ、夬皇。俺の世界で一番大好きなヒト…」
勇緋はそう言って、彼の手を強く握り締めるのだった。
それから二人はシルバーリングを互いの指にはめる。
「似合ってるよ、勇緋」
「お前も」
互いの指でリングがキラリと輝く。
そして、互いに笑みをこぼす。
夬皇はふと外を覗く。
「ねぇねぇ、勇緋。外、見て!」
彼の言葉に促されるように視線を変えると、窓の外では、真綿のような雪が降り始めていたのだ。
「雪だ」
「今年初めてじゃない?」
「ああ、そうだな」
二人はそのまま立ち上がって、窓際に歩み寄る。
窓の外で降り続ける雪を並んで見つめる。
「綺麗だね」
彼の言葉を聞くと、隣に居る長身の彼の顔をしっかりと見つめる勇緋。
「ああ。来年も、再来年もずっと俺達、一緒に居ような」
勇緋の言葉に、夬皇は視線を彼に向ける。
そして、一度静かに頷いた。
二人はそのまま誓いのキスを交わす。
もしまた記憶が無くなったとしても、二人の絆の前では最早関係ない。
それくらいに二人の心は硬く結ばれたのだ。
それを祝福するかのように、互いの指では誓いのシルバーリングがいつまでも美しく輝いていた。
部屋を暖かくして、下着姿のまま二人は向き合ってベッドに座る。
間接照明だけが怪しく光る。
「やっとさっぱりしたぁ。というか、まだ、甘い匂いがする気がする」
夬皇は自分の肩辺りに鼻を近づけ確かめる。
「ホント、随分派手に祝って貰ったみたいだな。けど、着替え用として新作の服も貰ったんだろ?」
「…うん。普通に嬉しかった」
「それだけお前の事を、皆、待っていたんだよ」
「そうだね。ホント、俺って愛されているんだなって実感出来て良かった」
すると、夬皇はそう言ってすぐ、勇緋の顔に自分の顔を近づける。
「な、なんだよ」
戸惑う彼の顔を見た夬皇は、ニッと笑って、彼の耳元で呟く。
「でも、俺はユウにだけ愛されればそれだけで良いよ」
「ばっ…」
急なセリフに勇緋は変な声を発した。
こんなやりとりすら愛おしく感じる。
この雰囲気を自分はどれだけ待ち望んでいたなんて、悔しくて夬皇にも言いたくない。
「お前を好きな気持ちは誰にも負けない。お前が俺を想ってくれる以上にな」
勇緋はそう言って、自分の額を彼の胸に預けた。
夬皇も手を伸ばして、彼の頭を優しく撫でる。
「俺の記憶の事で、ユウには本当に迷惑をかけたね」
その言葉を聞いて、勇緋の脳裏にはここ数か月の事が走馬灯のように浮かんだ。
喚いて、泣いて、戦って。
絶望した事もあったが、記憶がない状況でも、夬皇の心の奥底に自分と言う存在が少なからず居た事が
分かった時は嬉しかった。
ただ、どうしても彼の中でずっと心に引っ掛かっている事がある。
忘れようと思っても、離れない事実。
巽と言う存在だ。
出会う前の彼の人付き合いにまで介入するのは野暮であるが、自分の知らない夬皇を知っていると思うとやっぱり悔しいのだ。
嫉妬と言われたらそれまでだが。
今の状況で、この質問をするのはムードをぶち壊す可能性がある。
でも、聞かずには居られなかった。
「夬皇、一つどうしても聞いておきたい事があるんだけど、良い?」
「んっ、なに?」
「巽って子、好きだった?」
その言葉に、夬皇はすぐに動きを止めた。
「お前の記憶が無くなった時に、俺の事を巽と言ったことがあってさ。ちょっと、気になって」
夬皇はすぐに勇緋の身体を離した。
急に真剣な顔つきに変わる。
勇緋も少しバツの悪そうな顔をしている。
「ユウの前では隠し事、しないって決めてるからちゃんと言っておく」
彼の言葉に、勇緋は一度だけ深く頷いた。
「巽の事は好きだったよ。俺の大切な幼馴染だから。でも、勇緋の事を想うスキとは違う。
言い訳みたく聴こえるかも知れないけど、それだけは事実だから」
「ありがとう、夬皇。ちゃんと話してくれて。それだけで十分だ」
「言ったろ。俺、隠し事はしないって」
「ああ。そう言う所も含めて、俺はお前が大好きだよ」
そう言って、二人は抱き締め合った。
久し振りに肌と肌が触れ合うのが、これほど嬉しく感じるなんて。
そして、自然の流れでキスをすると、二人の性に対するスイッチが入った。
互いに耳や首筋などを唇で触れて行く。
甘い声が漏れる。
ああ、こんな声を聴くのはいつ振りだろうか。
「ユウってそんなに耳とか弱かったっけ?」
「う、るさい。お前こそ、どうなんだよ」
「わかんない。だけど、すっげぇ、気持ち良い」
全身が熱くなりながらも互いにその行為を続ける。
すると、夬皇が勇緋に覆い被さりながら、彼をベッドに倒して横にした。
「ちょっと、痩せた?」
彼の全身を舐める様に見つめながらそう呟く夬皇。
「…ストレス。お前の記憶が戻らなかったから」
「マジトーンで言うなよ。ゴメンて」
すぐに謝る夬皇であったが、その手で勇緋の脇腹あたりを優しく触る。
「あっ…」
くすぐったさと気持ち良さが合わさった何とも言えない感覚に、また違う声が漏れる。
「フフッ。ユウの今の身体も好きだよ」
そのまま夬皇は上体を落とし、勇緋の胸に顔を埋め、その両先端を攻めて行く。
その度に彼の身体はビクリと反応する。
「ホント。ユウって、エロいよな」
「お前にしか、こんな事、させないし、お前にしか、こんな姿、見せたくない」
「それで良いよ。俺もそうだから」
そして、夬皇はその手を彼の下腹部へ移す。下着の上から彼のモノを触る。
起立したそれに触れるのが懐かしい気がして、嬉しさの余り強く握ってしまう。
「ちょ…。夬皇、優しくしてよ」
「優しくなんて、出来るかよ。そんな風に俺を誘っておいてさ」
勇緋はすでに、恍惚の目をしていて、じっと彼を見つめていたのだ。
「だって。俺がどれだけお前の事を…」
「わかってるよ。だから、今日は俺がユウの事を大切に想っている事を、分からせてあげるから」
夬皇は少し涙を見せていた勇緋の目に一度キスをすると、そのままギアを一段階上げた。
勇緋のモノを隠している下着を剥ぎ取り、投げ捨てる。
露わになった彼の陰部を直接扱きながら、再び胸を攻めて行く。
卑猥な音と声が響く。
そして、夬皇はもっと彼の声が聴きたいと、陰部に顔を寄せ、それを口に収めたのだ。
さらに勇緋の身体が赤くなり、悶え始める。
勇緋自体もこの刺激を身体が待ち望んでいたのか、受け入れてしまっていた。
このままでは果ててしまいそうになる。
「夬皇、俺にもさせて」
「駄目。ユウ、気持ち良いんでしょ?」
「一緒に気持ち良くなろうよ。あっ…」
「ほら、やっぱり。もうやばいんでしょ?」
「だって、そんなに激しくされたら」
「いいよ。いっぱい出して、今日は寝かさないから」
そのセリフに、勇緋はハッとする。
以前、彼の記憶がまだ戻っていない時、一緒に海を見に行ったプチ旅行の時の事を思い出した。
【寝かせないから】
あの時、自分が咄嗟に発した言葉。
もしかしたら、夬皇の言葉を自分は自然と引用していたのかも知れない。
全身の性感帯を彼に容赦なく攻められる勇緋が、絶頂に押し上げられるのは容易い事だった。
「夬皇、もう、だめ…」
SOSにも夬皇は彼の陰部から口を離さない。
そして、勇緋は全身を震わせながら達した。
「あうっ!」
夬皇はそれをしっかり受け止め、味わう。
それから放心状態の勇緋に近づき、彼の髪を優しく撫でる。
「どうだった? 久し振りに俺に攻められてさ」
「…お前。記憶が戻ったのは良いけど、エロくなって帰って来るなよな」
「フッ。面白い意見だね、別の世界で修行してたって事?」
「何の修行だよ、それ。だったら、さっさと帰って来いよ」
呼吸を整えつつも、勇緋の目は、彼の膨らんだ下腹部を見ていた。
「ユウ。どこ、見てるの?」
「お前の、ソレ」
「何で、見てるの?」
勇緋の口が静かに動く。
「俺に、挿れて欲しいから」
「正直だね、ユウ」
「お前の記憶が戻った事を証明するために、必要な儀式みたいなものだから」
「ホント、ユウって変態さんだよね」
気障っぽく、彼の耳元でそう呟いて見せる夬皇。
だが、当の本人も、その刺激を求めているなんて言えなかった。
「早く脱げよ、それ。邪魔だろ?」
「分かってるよ」
勇緋に促されるように、夬皇も下着を脱ぎ捨てる。
改めて、勇緋は彼の全身を眺める。
本当に綺麗で無駄のない身体だ。
これからあの身体にもっと攻められると思うと、喉が鳴ってしまう。
そして、勇緋はのそのそと身体を動かして、彼の陰部の前までやって来ると、それを掴んで自らの口に
含んで見せた。急にギアを上げた。
「ちょ、ユウ」
夬皇も久し振りの刺激に、声と息が漏れる。
その快楽に浸りつつも、夬皇は優しく、勇緋の双丘に手を押し当て、その秘奥を優しく溶かして行く。
枕元にあらかじめ用意していたローションをサッと掴むと共に、そこに流し込んでいく。
急にひんやりとしたモノが垂れて来たので、思わず変な声を漏らしてしまった勇緋。
それでも、彼の陰部への刺激を止める事はしない。
秘奥に彼の美しい指が侵入していく。勇緋の身体がピクッと反応する。
少しずつその動きが大きくなる度に、彼の口から吐息が漏れる。
「ワコ、早く、挿れてよ」
自分の陰部を口に含みながら、上目遣いでこちらを覗く勇緋の姿に、夬皇は震えた。
「ユウ、やっぱりお前の方がエロ過ぎるよ」
二人は体制を戻し、激しく唇を奪い合った。
ギアがさらに上がる。もう誰も彼らを止める事は出来ない。
「ユウ、挿れるよ…」
「うん…」
寝かせた状態の勇緋の秘奥に、自らの怒張を押し当てる。
ジリジリと彼の中に入って行く様は、互いの身体が粟立つ程の快楽を与える。
「どう、ユウ? 全部入ったけど」
「ああ。これを俺は、ずっと待っていたのかも知れない…嬉しいよ」
「忘れないように、もっと身体に刻み込もうね。この時を」
夬皇の言葉に、勇緋は何度も頷いて応える。
夬皇の腰がゆっくりと動き始める。
そのピッチの度に、互いの声が空間に響き、共鳴する。
「やっべぇ。ユウの中、気持ち良すぎる」
「俺も。お前に攻められるのがこんなに嬉しいなんて」
夬皇は手を伸ばして、勇緋の上体を起こす。
四肢を投げ出し、互いの顔が近い状態で身体を繋げる。
唇を貪り合い、下腹部では強すぎる刺激を与えあう。
真冬だと言うのに、エアコンが要らないくらい二人の身体は熱気に包まれる。
「ユウ、大好き」
「俺もだよ、ワコ」
何度も互いの名前を呼び合う。
だんだんと快楽の波が激しく荒れ狂う。
勇緋はそのまま夬皇を押し倒し、その上に跨る格好になった。
自らも腰を落とし、より強い快楽を彼に与える。
「あっ、ユ、ユウ…」
彼の苦悶の表情はとても色めいていた。
もっと見て居たい。
だが、それ以上に下から突かれ、彼の手で自らの陰部を扱かれる状況に、勇緋自身も表情を壊す。
「一緒に、逝こう」
「うん」
もう勇緋の心の中の蟠りは何もなくなっていた。
ただ、この快楽に身を委ねるだけなのだ。
「ユウ。そろそろ、逝くよ」
「うん。いいよ、そのまま逝って! 俺の中で!」
勇緋の言葉に、夬皇は頷くと、さらにその整った顔が歪んでいく。
「ユウ! ユウ! ああっ!」
何度も彼の名を呼びながら、夬皇は勇緋の中で絶頂を迎えた。
身体を震わせながら、吐精を続ける。
「ワコ! 俺も、あうっ!」
そして、勇緋も彼の手に導かれるようにして再び弾けた。
白い愛液が夬皇の身体の上に舞う。
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「珈琲じゃなくて?」
「どっちも」
そんな事を話しながら、朝のひと時を過ごす。
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すると、
「あのさ、勇緋。一つ、言っておきたい事があるんだけど、良い?」
「んっ? どうした?」
夬皇は少し真剣な表情になって話を始めたので、勇緋はマグカップを置いて、耳を傾ける。
彼はスッと、目の前に小さな箱を置いた。
「これは?」
「クリスマスプレゼント。ちゃんと渡せてなかったから」
「あ、ありがと!」
勇緋はすぐに笑顔になると、丁寧にその箱を開けた。
そこには二つのシルバーリングが収められていた。
「夬皇、これって…」
「実は、クリスマスのあの日、記憶が戻る前の俺がお前に渡そうと用意していたモノなんだ。本当に偶然なんだけど、俺自身もいずれこのリングを渡そうって決めててさ。記憶が無くなっていても、俺ってやっぱ、勇緋の事、好きなんだわって思ってさ。だから、落ち着いたらちゃんと渡そうって」
「夬皇…」
「それに、数年前、あの観覧車で先に勇緋に告白された事、あれ、ちょっと悔しいって未だに思ってて。だから、今回は俺が先に言いたくて」
そう言って、夬皇は勇緋の両手を握る。
「勇緋。俺と、これからもずっと一緒に居て下さい」
突然の告白に、勇緋は何が起きたかわからなかった。
だが、目の前に居る彼の優しい笑顔とその手から伝わる温もりを感じた時、勇緋の目から自然と涙が零れていた。
「はい。勿論だよ、夬皇。俺の世界で一番大好きなヒト…」
勇緋はそう言って、彼の手を強く握り締めるのだった。
それから二人はシルバーリングを互いの指にはめる。
「似合ってるよ、勇緋」
「お前も」
互いの指でリングがキラリと輝く。
そして、互いに笑みをこぼす。
夬皇はふと外を覗く。
「ねぇねぇ、勇緋。外、見て!」
彼の言葉に促されるように視線を変えると、窓の外では、真綿のような雪が降り始めていたのだ。
「雪だ」
「今年初めてじゃない?」
「ああ、そうだな」
二人はそのまま立ち上がって、窓際に歩み寄る。
窓の外で降り続ける雪を並んで見つめる。
「綺麗だね」
彼の言葉を聞くと、隣に居る長身の彼の顔をしっかりと見つめる勇緋。
「ああ。来年も、再来年もずっと俺達、一緒に居ような」
勇緋の言葉に、夬皇は視線を彼に向ける。
そして、一度静かに頷いた。
二人はそのまま誓いのキスを交わす。
もしまた記憶が無くなったとしても、二人の絆の前では最早関係ない。
それくらいに二人の心は硬く結ばれたのだ。
それを祝福するかのように、互いの指では誓いのシルバーリングがいつまでも美しく輝いていた。
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【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
仮面の王子と優雅な従者
emanon
BL
国土は小さいながらも豊かな国、ライデン王国。
平和なこの国の第一王子は、人前に出る時は必ず仮面を付けている。
おまけに病弱で無能、醜男と専らの噂だ。
しかしそれは世を忍ぶ仮の姿だった──。
これは仮面の王子とその従者が暗躍する物語。
地味メガネだと思ってた同僚が、眼鏡を外したら国宝級でした~無愛想な美人と、チャラ営業のすれ違い恋愛
中岡 始
BL
誰にも気づかれたくない。
誰の心にも触れたくない。
無表情と無関心を盾に、オフィスの隅で静かに生きる天王寺悠(てんのうじ・ゆう)。
その存在に、誰も興味を持たなかった――彼を除いて。
明るく人懐こい営業マン・梅田隼人(うめだ・はやと)は、
偶然見た「眼鏡を外した天王寺」の姿に、衝撃を受ける。
無機質な顔の奥に隠れていたのは、
誰よりも美しく、誰よりも脆い、ひとりの青年だった。
気づいてしまったから、もう目を逸らせない。
知りたくなったから、もう引き返せない。
すれ違いと無関心、
優しさと孤独、
微かな笑顔と、隠された心。
これは、
触れれば壊れそうな彼に、
それでも手を伸ばしてしまった、
不器用な男たちの恋のはなし。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
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