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10話 いや、何やってんの
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「エッヘヘ~」
上機嫌なリンヤにキルは何も言わず着いて行く。
いやいや、キモいでしょ。
顔の表情筋、仕事放棄しているんじゃないっていうくらいのだらしなさ。
…精霊と契約出来てそれ程嬉しいか。
そんなんじゃせっかく契約してくれた精霊に見放されるんじゃない?
………など、野暮なことは言わない。
面倒臭いことになることは目に見えてるし。
結局あの後、リンヤは精霊と契約するという目的を果たした。
そう、果たした。
……のはいいのだが、ずっとこの調子なのだ。
緩みに緩まったリンヤの顔は何というか、間抜け面。
これは誰がどう見ても王子だとは気づかないレベル。
せっかくのイケメンが台無しなのである。
「ところで、お2人との合流はどうするんですか?目的は果たせましたし」
キルの発言に私は脚を止めた。
「………ハナ様?」
「……このまま逃げちゃダメかな?」
「はい?」
いや、うん。
合流しなくちゃだろうけどさー、多分あの2人に今会ったらメンドイことになると思うんだよね。
まぁ逃げた所であの2人には捕まるんだろうけど。
何度も言うようだけどあの2人の執着は凄いからね?
どこに居ても見つけるレベルだからね?
軽くストーカーだからね?
それくらいヤバイのですよ、本当に。
そんな2人に捕まってみろ?
監禁ルートまっしぐらでしょ。
(私達に特定の家はないけども)
「…それならば先にこちらから謝り倒せばよろしいのでは?」
「そんなんで納得する輩じゃない」
一度前世でそれをやってみたら見事に失敗に終わりましたよ、ええ。
それよか、悪化しましたよ。
ヤンデレになっちゃいましたよ。
あの時の恐怖(という名の快楽地獄)はもう懲り懲りだ。
しかもそれにスグリ…、大雅だけでなく湊まで参戦して来ましたよ。
グズグズにトかされましたよ。
しかも一日だけでなく数日間ずっとされていたから色々と大変だったんですよ、ホントに。
その時のことを思い出すだけで恐怖で身体が震えて……、はい、嘘です。
どちらかと言うと喜んで受け入れました。
だって基本、快楽主義者だし。
それなのに断るなんてあり得ないでしょ?
そして2日経った。
つまりは、あの2人が追い着く日だ。
追い着いたのは追い着いたのだけれども…
「……何やってんの?」
遂に禁断の扉を開いたの?
……待っているだけじゃ申し訳ないとなって3人で2人を迎えに行くことになったのだ。
そして、2人と会った時、何故か服が乱れていた。
リンヤとキルは視線を逸らしていた。
うん、流石にこれは視線を逸らしたくなるよね。
ホント、どういう状況?
「ハナ!これは何でもないから誤解するなよ?!」
「誤解も何も…別に偏見とか無いし、ソラが相手なら許すよ?」
「それが誤解だ!!」
必死な顔で訴えてくるスグリと遠い目をしているソラ。
……可愛い。
嘘とかじゃなくて、ホントにソラが相手なら許すんだけどね。
だって見てて癒されるし。
スグリもソラも大切な存在だし。
最近ではリンヤもキルも大切な存在になっている。
……守るものが増えたなぁ。
まぁ、何がなんでも守るけど。
「へぇー、つまりは襲われたんだね、動物に」
乱れた服を直した2人はことの詳細を説明した。
動物に襲われて服が乱れて、どう見ても情事後の様子、はどこのエロ漫画だよと思った。
獣姦、もしくは禁断の……。
そんなことを考えていたことは此処だけの秘密ということで。
2人は強いのに何故襲われのたかは、なんでも私が原因らしい。
部類のモフモフ好きの私のことを考えてのことらしい。
……言い訳にしか聞こえないのは私の気のせいだと思いたい。
「ま、まぁ、何はともあれ当初の目的が叶えられたので良しとしましょうよ!ですよね!?リンヤ様?」
「そ、そうっスね!」
キルのなんとも苦し紛れな提案に私達は何も言わず同意した。
ここで蒸し返しても面倒なだけだ。
………モフモフかぁ。
久しぶりに会いたいなぁ。
上機嫌なリンヤにキルは何も言わず着いて行く。
いやいや、キモいでしょ。
顔の表情筋、仕事放棄しているんじゃないっていうくらいのだらしなさ。
…精霊と契約出来てそれ程嬉しいか。
そんなんじゃせっかく契約してくれた精霊に見放されるんじゃない?
………など、野暮なことは言わない。
面倒臭いことになることは目に見えてるし。
結局あの後、リンヤは精霊と契約するという目的を果たした。
そう、果たした。
……のはいいのだが、ずっとこの調子なのだ。
緩みに緩まったリンヤの顔は何というか、間抜け面。
これは誰がどう見ても王子だとは気づかないレベル。
せっかくのイケメンが台無しなのである。
「ところで、お2人との合流はどうするんですか?目的は果たせましたし」
キルの発言に私は脚を止めた。
「………ハナ様?」
「……このまま逃げちゃダメかな?」
「はい?」
いや、うん。
合流しなくちゃだろうけどさー、多分あの2人に今会ったらメンドイことになると思うんだよね。
まぁ逃げた所であの2人には捕まるんだろうけど。
何度も言うようだけどあの2人の執着は凄いからね?
どこに居ても見つけるレベルだからね?
軽くストーカーだからね?
それくらいヤバイのですよ、本当に。
そんな2人に捕まってみろ?
監禁ルートまっしぐらでしょ。
(私達に特定の家はないけども)
「…それならば先にこちらから謝り倒せばよろしいのでは?」
「そんなんで納得する輩じゃない」
一度前世でそれをやってみたら見事に失敗に終わりましたよ、ええ。
それよか、悪化しましたよ。
ヤンデレになっちゃいましたよ。
あの時の恐怖(という名の快楽地獄)はもう懲り懲りだ。
しかもそれにスグリ…、大雅だけでなく湊まで参戦して来ましたよ。
グズグズにトかされましたよ。
しかも一日だけでなく数日間ずっとされていたから色々と大変だったんですよ、ホントに。
その時のことを思い出すだけで恐怖で身体が震えて……、はい、嘘です。
どちらかと言うと喜んで受け入れました。
だって基本、快楽主義者だし。
それなのに断るなんてあり得ないでしょ?
そして2日経った。
つまりは、あの2人が追い着く日だ。
追い着いたのは追い着いたのだけれども…
「……何やってんの?」
遂に禁断の扉を開いたの?
……待っているだけじゃ申し訳ないとなって3人で2人を迎えに行くことになったのだ。
そして、2人と会った時、何故か服が乱れていた。
リンヤとキルは視線を逸らしていた。
うん、流石にこれは視線を逸らしたくなるよね。
ホント、どういう状況?
「ハナ!これは何でもないから誤解するなよ?!」
「誤解も何も…別に偏見とか無いし、ソラが相手なら許すよ?」
「それが誤解だ!!」
必死な顔で訴えてくるスグリと遠い目をしているソラ。
……可愛い。
嘘とかじゃなくて、ホントにソラが相手なら許すんだけどね。
だって見てて癒されるし。
スグリもソラも大切な存在だし。
最近ではリンヤもキルも大切な存在になっている。
……守るものが増えたなぁ。
まぁ、何がなんでも守るけど。
「へぇー、つまりは襲われたんだね、動物に」
乱れた服を直した2人はことの詳細を説明した。
動物に襲われて服が乱れて、どう見ても情事後の様子、はどこのエロ漫画だよと思った。
獣姦、もしくは禁断の……。
そんなことを考えていたことは此処だけの秘密ということで。
2人は強いのに何故襲われのたかは、なんでも私が原因らしい。
部類のモフモフ好きの私のことを考えてのことらしい。
……言い訳にしか聞こえないのは私の気のせいだと思いたい。
「ま、まぁ、何はともあれ当初の目的が叶えられたので良しとしましょうよ!ですよね!?リンヤ様?」
「そ、そうっスね!」
キルのなんとも苦し紛れな提案に私達は何も言わず同意した。
ここで蒸し返しても面倒なだけだ。
………モフモフかぁ。
久しぶりに会いたいなぁ。
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