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番外編 ハナの過去① フェル (スグリでさえ知らない…)
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「ふんふんふふーん♪」
地面に1人、落書きをする。
いつも一緒に居るスグリは今日、家の用事がどうしても外せないらしく1人で遊んでいる。
にしても1人はつまらない。
誰か遊び相手になってくれないかな。
カリカリと以前本で見た“魔法陣”を落書きする。
せめて遊び相手になれる子が召喚できたらいいなぁ。
もっと贅沢言うとモフモフ。
ふふふっと1人で笑いながらも手は動かし続ける。
「…………出来たっ!!後はコレに魔力を込めて……」
スグリには魔力を使うなと言われているが……バレなきゃいいよね?
今までもこう言う事、バレた事ないしね~。
出来ればモフモフの子をちょーだい?
「モッフモフ~♪お・い・で~♪」
生き生きとして魔力を込めると、成功したのか魔法陣が輝く。
そして、そこに現れたのは大きな狼だった。
『お前が我を喚び出したのか?』
「…………ぃ」
『ん?なんだ?』
「すっごく綺麗!!!しかもモフモフだ~!やった!」
『…………は?』
茫然とした様子の狼。
そんな様子にお構いなく、私は口を開く。
「まさか本当に成功するなんて!!!やっぱり私って最強?!あ!ねぇねぇ狼さん、私と一緒に遊びましょう!」
まさしく狂喜乱舞。
テンションMAXで笑う私に狼は呆れたようにため息(?)を吐いた。
『………何をして遊ぶのだ?』
その言葉に私は目を輝かせた。
……遊んでくれるんだ!!
「森の中探索しよ!!」
「えへへ~、楽しかったぁ」
『そうか、ならば良かった』
「うん!」
にこにこ顔で笑う私を見て狼も笑った。
「あーあ。でも、もう帰らないとなぁ………」
ぷくぅと頬を膨らませる私に狼はある提案をして来た。
『遊び足りないのなら、そなたが我に名を付ければ良い』
「私が?名前を?」
こてん、と首を傾げる私に狼は目を細めた。
『そうだ。そなたが我の主人になるのならばまた遊べるぞ?』
狼は、なんとも魅力的な提案をして来た。
「やった!!んー……、なら貴方の名前はフェルね!」
『フェル、だな。契約完了だ。主人よ、我の名を呼べばいつでも駆けつけよう』
「違うもん!主人じゃないもん!」
『?何を言っておるのだ?そなたは我の主人だろう?』
「違う!私はハナだもん!!」
ムスリと膨れっ面をする私に狼は笑った。
それはもう、楽しそうに。
『くっ、ハッハッハッ!!そうか!そうだな!ハナ、か。ならばよろしく頼むぞ?ハナ』
「うん!またね~」
バイバイと手を振る私を見た狼……、フェルは姿を消した。
それからと言うもの、私が1人の日は必ず、フェルを喚び、一緒に遊ぶようになった。
時にはフェルの背に乗り空を自由に飛んだり、一緒に魔物を狩ったり、一緒に野原で眠ったりした。
色んなことをして遊んだ。
一度だけ、フェルと遊んでいる時に怪我を負った。
それを見たフェルは雄叫びを上げた。
私を傷付けた魔物を見るも無残な姿へと変えた。
びっくりした。
でも、怖くはなかった。
私を大事に思っていることが伝わって来たから。
フェルは、私の怪我を謝りながら治療した。
『我が付いていながらすまない。痛いだろう?』
何度も何度も。
私は別にそこまで痛くなかった。
フェルは責任を感じていた。
それに私は喜びを感じた。
歪んでいるのだろう。
でもこれで、フェルは離れていかないと安心した。
ねぇ、フェル?
私は良い子じゃないよ。
私はとんでもないくらいゲスいよ。
私は皆んなが離れて行かないように…
「縛りたくてしょうがない」
地面に1人、落書きをする。
いつも一緒に居るスグリは今日、家の用事がどうしても外せないらしく1人で遊んでいる。
にしても1人はつまらない。
誰か遊び相手になってくれないかな。
カリカリと以前本で見た“魔法陣”を落書きする。
せめて遊び相手になれる子が召喚できたらいいなぁ。
もっと贅沢言うとモフモフ。
ふふふっと1人で笑いながらも手は動かし続ける。
「…………出来たっ!!後はコレに魔力を込めて……」
スグリには魔力を使うなと言われているが……バレなきゃいいよね?
今までもこう言う事、バレた事ないしね~。
出来ればモフモフの子をちょーだい?
「モッフモフ~♪お・い・で~♪」
生き生きとして魔力を込めると、成功したのか魔法陣が輝く。
そして、そこに現れたのは大きな狼だった。
『お前が我を喚び出したのか?』
「…………ぃ」
『ん?なんだ?』
「すっごく綺麗!!!しかもモフモフだ~!やった!」
『…………は?』
茫然とした様子の狼。
そんな様子にお構いなく、私は口を開く。
「まさか本当に成功するなんて!!!やっぱり私って最強?!あ!ねぇねぇ狼さん、私と一緒に遊びましょう!」
まさしく狂喜乱舞。
テンションMAXで笑う私に狼は呆れたようにため息(?)を吐いた。
『………何をして遊ぶのだ?』
その言葉に私は目を輝かせた。
……遊んでくれるんだ!!
「森の中探索しよ!!」
「えへへ~、楽しかったぁ」
『そうか、ならば良かった』
「うん!」
にこにこ顔で笑う私を見て狼も笑った。
「あーあ。でも、もう帰らないとなぁ………」
ぷくぅと頬を膨らませる私に狼はある提案をして来た。
『遊び足りないのなら、そなたが我に名を付ければ良い』
「私が?名前を?」
こてん、と首を傾げる私に狼は目を細めた。
『そうだ。そなたが我の主人になるのならばまた遊べるぞ?』
狼は、なんとも魅力的な提案をして来た。
「やった!!んー……、なら貴方の名前はフェルね!」
『フェル、だな。契約完了だ。主人よ、我の名を呼べばいつでも駆けつけよう』
「違うもん!主人じゃないもん!」
『?何を言っておるのだ?そなたは我の主人だろう?』
「違う!私はハナだもん!!」
ムスリと膨れっ面をする私に狼は笑った。
それはもう、楽しそうに。
『くっ、ハッハッハッ!!そうか!そうだな!ハナ、か。ならばよろしく頼むぞ?ハナ』
「うん!またね~」
バイバイと手を振る私を見た狼……、フェルは姿を消した。
それからと言うもの、私が1人の日は必ず、フェルを喚び、一緒に遊ぶようになった。
時にはフェルの背に乗り空を自由に飛んだり、一緒に魔物を狩ったり、一緒に野原で眠ったりした。
色んなことをして遊んだ。
一度だけ、フェルと遊んでいる時に怪我を負った。
それを見たフェルは雄叫びを上げた。
私を傷付けた魔物を見るも無残な姿へと変えた。
びっくりした。
でも、怖くはなかった。
私を大事に思っていることが伝わって来たから。
フェルは、私の怪我を謝りながら治療した。
『我が付いていながらすまない。痛いだろう?』
何度も何度も。
私は別にそこまで痛くなかった。
フェルは責任を感じていた。
それに私は喜びを感じた。
歪んでいるのだろう。
でもこれで、フェルは離れていかないと安心した。
ねぇ、フェル?
私は良い子じゃないよ。
私はとんでもないくらいゲスいよ。
私は皆んなが離れて行かないように…
「縛りたくてしょうがない」
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