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第四章 現代編(制裁される悪女①)
幕間 外伝 制裁遊戯②(優しい女調教師達)★
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穴空きアナルバイブによる強制脱糞が相当堪えたらしく意識を回復してから以降、智花は隆之の調教を素直に受入れていた。
智花を拉致して4日後、洋館に6個の木箱が届けられた。エントランスのソファに腰を下ろし、闇組織壊滅計画の進捗状況などを黒沢さんから聞いていると、木箱を全て運び終わり玄関扉の前で待機してきる黒服6人の横から
「私が呼んだのは恵と志津江の2人だけだったはずだが?」
「旦那さま、此れでもメンバーを厳然しているのですよ」
志津江がドヤ顔で応えると、恵が
「最初は同居している全員と、寮に居る静香、渚、咲織、清美、彩々ちゃん達まで此処に来ると言い張るので、諦めて貰う条件として本宅での同居を私達の判断で了承しました。安紗美、早紀子、美里、和子ちゃん達は我儘が過ぎると隣のマンションが完成次第、本宅から出て貰うと今度は脅して諦めさせました。里美さんを認めると春美ママだけで無く、すみれさんや茜さんまで一緒に来そうな雰囲気でしたので、イベント企画書完成まで外出禁止を言い渡しています。美海さん、依子さんは地下室に入るのを極端に嫌がっているので役に立たないと諦めさせ、詩織さんも性格的に諦めて貰いました。実際は、まだ引っ越し荷物が片付いていないのと、少女達の食事の面倒、私の代理で少女達の家庭教師役で3人には残って頂きました」
ややこしい状況を察知した黒沢さんは、軽く手を振って黒服と共にエントランスから出て行ってしまった。
「それで、恵、志津江、早由利、由美の4人が代表で手伝いに来たと言う事か。自宅に残った7人って屁理屈に惑わされ面倒事を押し付けられて居るような気がするのだが?」
志津江はしらっとした表情で
「旦那さまの気の所為です」
今更気付く事では無いが、彼女達は其々大きなスーツケースを横に置いていた。何が入っているのか判らないが、長期滞在も視野に入れ手伝いに来てくれた彼女達の好意を素直に受取ることにした。
「先ずは、自分達の荷物を客間に入れ、普段着に着替えなさい。客室の部屋割は志津江に任せる。着替えたら、恵を除く3人は食糧庫の材料で昼食の準備、食糧庫の在庫が心許無いので昼食の後、3人は買出しに行ってくれ。現金とカードは、サイドブレーキ後ろのボックスに有る」
由美に車のキーを投げ渡す。一人だけ指示が無い恵を気遣っているのか誰も黙って返事をしない
「恵を地獄に落とした連中が、そこの木箱と地下室に居る。3人が料理をしている間に、連中と顔合わせをして貰う。私と信頼出来る友達、そして黒沢さんと言う強い味方が恵を何時も見守っている。先ずは毅然とした態度で"私と同じ地獄に堕ちなさい"と告げてやれ。その後は、この3人がアドバイスしてくれる。と言う事で着替えたら恵は書斎で待機、3人はキッチンで食事の準備、食事後に3人は買出しだ」
恵が、嬉しそうな笑みを見せると
「旦那さま、きっちりお仕置きして見せますから、4人のアフターケアはお願いね」
志津江が意味深な言葉を漏らす。隆之を見詰める4人の視線は盛りのついた牝のモノだった。
志津江達が書斎からエレベーターに乗込むと、隆之は島田寿也の入った木箱を書斎からエレベーターで地下に下ろし、木箱から引き摺り出した島田寿也は既に全裸にされていた。
宮田の両手首に嵌めた枷は30cm程の太い金属棒に固定され、その金属棒は天井に設置された滑車から伸びたロープで吊られている。両足首に嵌めた枷は、手首と同じ金属棒で長さは1m程でその両端から10cmの位置にそれぞれの足枷が固定されている。
島田を宮田の隣に並べて同じように天井から吊り上げた隆之は、2人に口枷を噛ませその上を厚いゴムバンドで二重巻して固定した。更に万が一、暴れ出して女性達に危害を与えされる訳にはいかないので、2人の足に取り付けた金属棒を床のフックに固定しておいた。
書斎に戻ると、壁に凭れるようにして待っていた恵の姿に腰を抜かしそうになった。ストライプ模様のビスチェ風トップスは恵のI-cup爆乳を隠し切れず胸元の網紐から半分以上を露わにしている。そして、ストレッチ素材のマイクロ丈のミニスカートは恵の綺麗なヒップラインを余す事なく見せ付けている。
「そのパンティ丸見えのマイクロミニ、網ストッキング、網メッシュグローブ、ピンヒール、そして極め付けの伊達眼鏡、どう考えても恵が自分で選んだ物とは思えないのだが、誰のアドバイスかな?」
「旦那さま、この服は駄目でしょうか。志津江さんに言われて全員異なるコスチュームを3着ずつ用意しているので、差し当たり女教師風にしました」
「元教師の恵に良くフィトしたコスチュームだとは思う。ただ、残りのコスチュームを見るのは、心臓に悪そうな気がする。地下室の準備に時間が掛かるので、恵もキッチンで料理を手伝っていなさい」
恵が書斎から出て行くと、隆之はエントランスの木箱から女達を引き摺り出し、次々と書斎のエレベーター前まで運んだ。
書斎で女達の服から下着まで剥ぎ取り全裸にすると、エレベーターで地下室に下りる。右端の檻には6個のテーブルが並べてあり、一番右端のテーブル上には"島田智花"が達磨縛りで吊られている。隆之はその並びに"森菜々江"、"平山未希"、"間淵美冴"を智花と同じ達磨縛りで吊るした。"橋本花純"、"園田阿美"を屈腕固定縛りでテーブルの上に正座させ足首と膝をテーブルに固定する。
恵の歓迎用オブジェを完成させた隆之がエレベーターで書斎に戻ると、恵が所在無さげに床に散らばる女達の服を拾い集め畳んでいた。
「どうした。まだ、皆んなはキッチンで食事の準備をしているのだろ?」
「私が料理下手なのは旦那さまもご存知ですよね」
「少女達を社会復帰させる為、親身になって勉強を教えている姿を見ていると、綺麗で優秀な教師だったのが想像出来る。ただ、料理の才は授からなかったって事で邪魔だとキッチンから追い出されたのだろ?」
料理下手はかなり気にしているようで落ち込んではいたが、隆之に綺麗で優秀と褒められ少し機嫌が良くなったらしい。
「相手が酷い言葉を恵に投げ掛けると思うが気にしなくて良い、連中は人間の皮を被った牝豚だ。さあ、深呼吸してまずは心を落ち着かせなさい」
深呼吸した恵がにっこり微笑むと、隆之は恵の背中を優しく叩き、一緒にエレベーターへ乗り込んだ。
恵は檻の外で待たせ、自分だけ足を踏み入れ女達のところに歩み寄った隆之は、ポケットからブランディの小瓶を取出し、女達の口に次々と流し込んでいった。
直ぐに意識を回復した女達は、自分の置かれた状況を理解すると、"お前は誰だ"、"さっさと解放しろ"、"こんな事をしてタダで済むと思うな"などと騒いでいたが、智花だけは口を噤んでいた。
隆之に手招きされ檻の中に入った恵は、テーブルの上で正座する教師の前まで歩み寄ると
「井之頭教頭先生は亡くなられたようですが、橋本先生と園田先生はお元気なのですね」
「アンタ誰、そんなキャバ嬢のような服を着て親しげに話し掛けないでくれる」
全裸で緊縛されているのも忘れて恵に食って掛かる花純、恵はそれを無視するかのように眼鏡を外し
「せっかく、貴女達に会いたくて地獄から這い出して来たのに、私の事を思い出しても頂け無いとは、薄情とかでは無く、人の皮を被った牝豚ね」
花純は思い出せないでいたが、阿美は恵の正体に気付いたようで
「もしかして、5年前に失踪した山口先生・・」
「あら、やっと思い出してくれたのですね。正確には、5年前に目の前に居る牝豚によって地獄に堕とされた山口恵です。1匹死んで6匹になって残念だけど、牝豚として地獄に堕として上げるから覚悟しなさい。まあ私の受けた苦痛に比べたら1%にも満たない優しい地獄だけど」
菜々江、未希、美冴の3人が私は関係無いなどと騒いでいたが、
「そこの右端の牝豚には既に話していますが、闇組織の元締め磯辺隆三は愛人との間に出来た実の息子に殺されていますから、当てにしない方が良いてすよ。残った闇組織の殲滅計画が近々実行されますので、政財界、法曹界に粛清の嵐が吹き荒れるはずです。UAJ銀行馬渕頭取も名簿に名を連ねていましたので、解任及び株主訴訟によって借金塗れとなって全ての財産を失うでしょうね。無駄話が過ぎたかな。恵、もう中食が出来てるだろうから戻ろうか」
「はい、旦那さま!」
何やら喚き散らす牝豚の声など聞こえないかのように、隆之は恵をそっと抱き寄せ地下室から立ち去った。キッチンに顔を出すと、テーブルの上には2人分の昼食しか用意されていない。3人を問い詰めると優しい恵だけでは心配なので4人で牝豚調教をしたいので、先に昼食を終え今から直ぐ買い物に出掛けるので、それまで待ってて欲しいと哀願された。
自分が調教師など出来るのかと心細く思っていたらしい恵からも"是非お願いします"と頭を下げられ無碍に断るなど出来るはずもない隆之は直ぐに了承した。
キッチンに残された隆之と恵は、ゆっくり食事を取りながら此処最近の日常などについて隆之が恵に問い、それに恵が答えると言った淡いの無い会話である。そのネタも尽き、白薔薇女学院に介入を始めた本当の目的が、恵の教壇復帰と闇組織被害少女達の受入要請で、恵の拉致事件関係者への制裁は恵の教壇復帰の弊害と考えての事、主犯格の島田夫婦が志津江の実兄夫婦だったのは偶然で、身内に制裁する事について志津江の了承を得ていると話してやると、恵は涙を流してただ頷いていた。
更に快楽島の各種調教機器、記憶改竄装置、監視装置などに志津江の実家経営、島田電子工業の技術が使用されている事、その技術を応用すれば一般向けに面白い商品が開発出来そうなので、敵対的発行株券の公開買付けを仕掛けていると告げると
「旦那さまの事だから、100%経営権を奪取出来る状況であるのに、敢えて公開買い付けを仕掛けているのでしょ?」
完全に心内を読まれていた。
「元女教師の筋読みには完敗だな。そんな優秀な恵を私の手元で遊ばせて置くのは勿体無い、失踪を伏せられていた事で、幸い戸籍も無事だったからね。何れにしても恵は必ず教壇に戻す」
恵が涙をポロポロ流して泣き出した直後、3人が買出しから戻って来た。
「恵を傷付ける奴は許さないとか言ってて、自分で泣かしたら駄目じゃないの、旦那さま」
由美が憤慨しながら抗議すると、早由利と志津江も"そうそう"と言いながら頷いていた。
「違うの、旦那さまは悪く無いの・・・・」
「皆んな解っているの、優し過ぎる旦那さまに感極まって涙腺が緩んだのでしょ。さあ、いつ迄もグズグズしてないで戦闘服に着替えるわよ。牝豚にたっぷり地獄を味わせてやれば、夜は嫌と言うほど善がり泣きさせらるのだから」
意味深な言葉を残し、志津江達は恵を気遣いながらキッチンから出て行った。
智花を拉致して4日後、洋館に6個の木箱が届けられた。エントランスのソファに腰を下ろし、闇組織壊滅計画の進捗状況などを黒沢さんから聞いていると、木箱を全て運び終わり玄関扉の前で待機してきる黒服6人の横から
「私が呼んだのは恵と志津江の2人だけだったはずだが?」
「旦那さま、此れでもメンバーを厳然しているのですよ」
志津江がドヤ顔で応えると、恵が
「最初は同居している全員と、寮に居る静香、渚、咲織、清美、彩々ちゃん達まで此処に来ると言い張るので、諦めて貰う条件として本宅での同居を私達の判断で了承しました。安紗美、早紀子、美里、和子ちゃん達は我儘が過ぎると隣のマンションが完成次第、本宅から出て貰うと今度は脅して諦めさせました。里美さんを認めると春美ママだけで無く、すみれさんや茜さんまで一緒に来そうな雰囲気でしたので、イベント企画書完成まで外出禁止を言い渡しています。美海さん、依子さんは地下室に入るのを極端に嫌がっているので役に立たないと諦めさせ、詩織さんも性格的に諦めて貰いました。実際は、まだ引っ越し荷物が片付いていないのと、少女達の食事の面倒、私の代理で少女達の家庭教師役で3人には残って頂きました」
ややこしい状況を察知した黒沢さんは、軽く手を振って黒服と共にエントランスから出て行ってしまった。
「それで、恵、志津江、早由利、由美の4人が代表で手伝いに来たと言う事か。自宅に残った7人って屁理屈に惑わされ面倒事を押し付けられて居るような気がするのだが?」
志津江はしらっとした表情で
「旦那さまの気の所為です」
今更気付く事では無いが、彼女達は其々大きなスーツケースを横に置いていた。何が入っているのか判らないが、長期滞在も視野に入れ手伝いに来てくれた彼女達の好意を素直に受取ることにした。
「先ずは、自分達の荷物を客間に入れ、普段着に着替えなさい。客室の部屋割は志津江に任せる。着替えたら、恵を除く3人は食糧庫の材料で昼食の準備、食糧庫の在庫が心許無いので昼食の後、3人は買出しに行ってくれ。現金とカードは、サイドブレーキ後ろのボックスに有る」
由美に車のキーを投げ渡す。一人だけ指示が無い恵を気遣っているのか誰も黙って返事をしない
「恵を地獄に落とした連中が、そこの木箱と地下室に居る。3人が料理をしている間に、連中と顔合わせをして貰う。私と信頼出来る友達、そして黒沢さんと言う強い味方が恵を何時も見守っている。先ずは毅然とした態度で"私と同じ地獄に堕ちなさい"と告げてやれ。その後は、この3人がアドバイスしてくれる。と言う事で着替えたら恵は書斎で待機、3人はキッチンで食事の準備、食事後に3人は買出しだ」
恵が、嬉しそうな笑みを見せると
「旦那さま、きっちりお仕置きして見せますから、4人のアフターケアはお願いね」
志津江が意味深な言葉を漏らす。隆之を見詰める4人の視線は盛りのついた牝のモノだった。
志津江達が書斎からエレベーターに乗込むと、隆之は島田寿也の入った木箱を書斎からエレベーターで地下に下ろし、木箱から引き摺り出した島田寿也は既に全裸にされていた。
宮田の両手首に嵌めた枷は30cm程の太い金属棒に固定され、その金属棒は天井に設置された滑車から伸びたロープで吊られている。両足首に嵌めた枷は、手首と同じ金属棒で長さは1m程でその両端から10cmの位置にそれぞれの足枷が固定されている。
島田を宮田の隣に並べて同じように天井から吊り上げた隆之は、2人に口枷を噛ませその上を厚いゴムバンドで二重巻して固定した。更に万が一、暴れ出して女性達に危害を与えされる訳にはいかないので、2人の足に取り付けた金属棒を床のフックに固定しておいた。
書斎に戻ると、壁に凭れるようにして待っていた恵の姿に腰を抜かしそうになった。ストライプ模様のビスチェ風トップスは恵のI-cup爆乳を隠し切れず胸元の網紐から半分以上を露わにしている。そして、ストレッチ素材のマイクロ丈のミニスカートは恵の綺麗なヒップラインを余す事なく見せ付けている。
「そのパンティ丸見えのマイクロミニ、網ストッキング、網メッシュグローブ、ピンヒール、そして極め付けの伊達眼鏡、どう考えても恵が自分で選んだ物とは思えないのだが、誰のアドバイスかな?」
「旦那さま、この服は駄目でしょうか。志津江さんに言われて全員異なるコスチュームを3着ずつ用意しているので、差し当たり女教師風にしました」
「元教師の恵に良くフィトしたコスチュームだとは思う。ただ、残りのコスチュームを見るのは、心臓に悪そうな気がする。地下室の準備に時間が掛かるので、恵もキッチンで料理を手伝っていなさい」
恵が書斎から出て行くと、隆之はエントランスの木箱から女達を引き摺り出し、次々と書斎のエレベーター前まで運んだ。
書斎で女達の服から下着まで剥ぎ取り全裸にすると、エレベーターで地下室に下りる。右端の檻には6個のテーブルが並べてあり、一番右端のテーブル上には"島田智花"が達磨縛りで吊られている。隆之はその並びに"森菜々江"、"平山未希"、"間淵美冴"を智花と同じ達磨縛りで吊るした。"橋本花純"、"園田阿美"を屈腕固定縛りでテーブルの上に正座させ足首と膝をテーブルに固定する。
恵の歓迎用オブジェを完成させた隆之がエレベーターで書斎に戻ると、恵が所在無さげに床に散らばる女達の服を拾い集め畳んでいた。
「どうした。まだ、皆んなはキッチンで食事の準備をしているのだろ?」
「私が料理下手なのは旦那さまもご存知ですよね」
「少女達を社会復帰させる為、親身になって勉強を教えている姿を見ていると、綺麗で優秀な教師だったのが想像出来る。ただ、料理の才は授からなかったって事で邪魔だとキッチンから追い出されたのだろ?」
料理下手はかなり気にしているようで落ち込んではいたが、隆之に綺麗で優秀と褒められ少し機嫌が良くなったらしい。
「相手が酷い言葉を恵に投げ掛けると思うが気にしなくて良い、連中は人間の皮を被った牝豚だ。さあ、深呼吸してまずは心を落ち着かせなさい」
深呼吸した恵がにっこり微笑むと、隆之は恵の背中を優しく叩き、一緒にエレベーターへ乗り込んだ。
恵は檻の外で待たせ、自分だけ足を踏み入れ女達のところに歩み寄った隆之は、ポケットからブランディの小瓶を取出し、女達の口に次々と流し込んでいった。
直ぐに意識を回復した女達は、自分の置かれた状況を理解すると、"お前は誰だ"、"さっさと解放しろ"、"こんな事をしてタダで済むと思うな"などと騒いでいたが、智花だけは口を噤んでいた。
隆之に手招きされ檻の中に入った恵は、テーブルの上で正座する教師の前まで歩み寄ると
「井之頭教頭先生は亡くなられたようですが、橋本先生と園田先生はお元気なのですね」
「アンタ誰、そんなキャバ嬢のような服を着て親しげに話し掛けないでくれる」
全裸で緊縛されているのも忘れて恵に食って掛かる花純、恵はそれを無視するかのように眼鏡を外し
「せっかく、貴女達に会いたくて地獄から這い出して来たのに、私の事を思い出しても頂け無いとは、薄情とかでは無く、人の皮を被った牝豚ね」
花純は思い出せないでいたが、阿美は恵の正体に気付いたようで
「もしかして、5年前に失踪した山口先生・・」
「あら、やっと思い出してくれたのですね。正確には、5年前に目の前に居る牝豚によって地獄に堕とされた山口恵です。1匹死んで6匹になって残念だけど、牝豚として地獄に堕として上げるから覚悟しなさい。まあ私の受けた苦痛に比べたら1%にも満たない優しい地獄だけど」
菜々江、未希、美冴の3人が私は関係無いなどと騒いでいたが、
「そこの右端の牝豚には既に話していますが、闇組織の元締め磯辺隆三は愛人との間に出来た実の息子に殺されていますから、当てにしない方が良いてすよ。残った闇組織の殲滅計画が近々実行されますので、政財界、法曹界に粛清の嵐が吹き荒れるはずです。UAJ銀行馬渕頭取も名簿に名を連ねていましたので、解任及び株主訴訟によって借金塗れとなって全ての財産を失うでしょうね。無駄話が過ぎたかな。恵、もう中食が出来てるだろうから戻ろうか」
「はい、旦那さま!」
何やら喚き散らす牝豚の声など聞こえないかのように、隆之は恵をそっと抱き寄せ地下室から立ち去った。キッチンに顔を出すと、テーブルの上には2人分の昼食しか用意されていない。3人を問い詰めると優しい恵だけでは心配なので4人で牝豚調教をしたいので、先に昼食を終え今から直ぐ買い物に出掛けるので、それまで待ってて欲しいと哀願された。
自分が調教師など出来るのかと心細く思っていたらしい恵からも"是非お願いします"と頭を下げられ無碍に断るなど出来るはずもない隆之は直ぐに了承した。
キッチンに残された隆之と恵は、ゆっくり食事を取りながら此処最近の日常などについて隆之が恵に問い、それに恵が答えると言った淡いの無い会話である。そのネタも尽き、白薔薇女学院に介入を始めた本当の目的が、恵の教壇復帰と闇組織被害少女達の受入要請で、恵の拉致事件関係者への制裁は恵の教壇復帰の弊害と考えての事、主犯格の島田夫婦が志津江の実兄夫婦だったのは偶然で、身内に制裁する事について志津江の了承を得ていると話してやると、恵は涙を流してただ頷いていた。
更に快楽島の各種調教機器、記憶改竄装置、監視装置などに志津江の実家経営、島田電子工業の技術が使用されている事、その技術を応用すれば一般向けに面白い商品が開発出来そうなので、敵対的発行株券の公開買付けを仕掛けていると告げると
「旦那さまの事だから、100%経営権を奪取出来る状況であるのに、敢えて公開買い付けを仕掛けているのでしょ?」
完全に心内を読まれていた。
「元女教師の筋読みには完敗だな。そんな優秀な恵を私の手元で遊ばせて置くのは勿体無い、失踪を伏せられていた事で、幸い戸籍も無事だったからね。何れにしても恵は必ず教壇に戻す」
恵が涙をポロポロ流して泣き出した直後、3人が買出しから戻って来た。
「恵を傷付ける奴は許さないとか言ってて、自分で泣かしたら駄目じゃないの、旦那さま」
由美が憤慨しながら抗議すると、早由利と志津江も"そうそう"と言いながら頷いていた。
「違うの、旦那さまは悪く無いの・・・・」
「皆んな解っているの、優し過ぎる旦那さまに感極まって涙腺が緩んだのでしょ。さあ、いつ迄もグズグズしてないで戦闘服に着替えるわよ。牝豚にたっぷり地獄を味わせてやれば、夜は嫌と言うほど善がり泣きさせらるのだから」
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