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1-時限式爆弾
タイマーセット
しおりを挟むえー、こちら乃木依澄。21歳にして、はじめて心から好きになった相手に、一世一代の大告白したところ、知らん間に大失態犯してて見事にバッサリと振られました。
「いや笑えんて!!!!高校生の俺殺してぇええ~~~~~!!!!!??」
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ自業自得じゃんイズミwwwwww」
「いや因果応報のが正しいんじゃない笑笑」
「お前らぶっ●すよ???」
「ヒッーヒーヒーヒー!こわこわwwwwwww」
この人のドン底不幸を嘲笑う悪魔共は、大学でつるんでいる森崎壮士と黄林千景である。ゲバゲバ腹抱えて笑っているガタイのいい脳筋男がソーシで、声色は落ち着いているくせに肘ついて最大火力で煽るインテリ男がキバシだ。
うわぁ~クズじゃん!
学部もサークルも同じで、極めつけはゼミまで同じなので、今も俺らの根城、もとい教授のいないゼミ室で空きコマに駄べっているところ。そんなオープンなところでこんな赤裸々な話をしてて大丈夫かとご心配かもですがお嬢さん、安心してくださいな。ここは鍵付きのいい溜まり場でほんとに人が寄り付かない。まぁ自分たちが派手な自覚はあるので、俺たちが駄べってるから人が寄り付かないんだけど。
コイツらは、本当に愛する人ができて腰据えた俺とは違って、まだまだ好き放題遊んでる調子づいたテンプレ大学生なので、余計に目立つ。もちろん悪い意味で。
でも女遊びは女遊び、それ以上として干渉はされたくない感覚は共通していて、トラブルは持ち込まない。お互いにフラットなとこが気安くて、大学入ってからのコイツらとの友人関係も続いている気がする。
こんな奴らに、と思うと癪だが、こんな奴らだから、俺の恋路も筒抜けであって、現に今、この間の駿とのデートと告白の顛末を報告したんですが…。ハイこの謂れよう。
「で?これからどうすんの?」
ひと通り俺をコケにして馬鹿笑いし、ようやく満足したのかキバシが切り出す。当初の目的であった今後の相談には乗ってくれるようだ。
コイツらは、ロクでもないし性に奔放だけど、その代わりにまったく偏見がない。俺が「駿のこと好きになっちゃった」と激白しても別に顔色変えなかったし。爆笑はしてたけど。ヤリチンが真実の愛に目覚めてらwwヒーッwwとかほざいてたけど。
「てかほんとにイズミは駿の元カノ寝とったこと覚えてないわけ?」
「ないまったく覚えてないどれ、どいつどの女のこと言ってる?」
「前科何犯だよおっまえ終わってんじゃんwwwwww」
「うーわサイテーすぎ、駿かわいそー爆」
「うるっせぇわ!俺がいちばん困ってんだよ!!」
そうなのだ。先日、駿から告げられた衝撃の事実。。俺、高校生の頃に駿の彼女寝とったらしい…?!ということが判明した。でも、でもでもでも俺ほんとなーんも覚えてないんですよね。心当たりがないと言えば、嘘になるんですけど…。
いやぁね、高校生の頃は俺、クソガキだったんで遊び呆けてた訳ですよ。今よりも性を覚えたてのあの頃は先輩後輩だとか、先生だとか、高校とかバイトとかコミュニティとか関係なくワンナイト的に関係持ってた時期はあって…。思い返せば家にもあんま帰りたくなかった思春期の反動だったと思う。
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