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40.新たな王の誕生
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アパートに帰り、私はフィオルさんとデートした時に買ったレシピ本を読んでいた。
フィオルさんはローストチキンとかステーキとか、お肉系が好きなんだよね。
お肉の料理で何か美味しそうなのはないかなー……。
鹿肉のソテーってのはどうかな? 食べたことないけど、材料を見る限りフィオルさんが好きな料理のような気がする。鹿肉って近所に売ってたっけ?
その時、私の手の辺りからピシッと何かが割れるような音が響いた。
見ると、フィオルさんにもらった指輪の石が割れている!? 大事な指輪なのに、魔力も使ってないのになんで……?
次の瞬間、何か言い知れない嫌な予感が私を襲った。
アパートのベランダから東の空を見上げる。
それはゼルナートのある方角の空。
その時、空の彼方で何かが光ったような気がした。
「フィオルさん……!」
私は指輪を握り、フィオルさんの無事をただ祈り続けていた。
***
────────────
──────
──
「フィオル、しっかりしろ!」
ユリウスは火属性唯一の治癒魔法アストレア・フレアを唱える。
蒼い炎がフィオルを照らした。
だが、外傷で倒れたわけではないフィオルには何の効果も表れない。
「くっ……!」
ユリウスはフィオルを馬車へと運ぶ。
「何か……何か、魔力を回復させるようなものは無いのか!?」
フィオルの荷物の中の薬品を探るが、どれも体力回復のためのものばかりで、魔力に作用するようなものはどこにも見当たらなかった。
(このままでは、フィオルが死んでしまう……)
通常の魔力切れならば、倒れることはあっても人が死ぬようなことは滅多にない。
それは、魔力が完全に切れることが無いよう、無意識に自分にストッパーをかけているからだ。
ミアがグランド・ヒールを使って倒れたときは、僅かだが魔力の波動を感じられた。
おそらく、魔力のストッパーが作用したのだろう。
だが、今のフィオルからは魔力の波動が全く感じられない。
あのままでは、間違いなく護衛団は大使諸共全滅していた。
フィオルは大使と護衛団を守るため、自ら魔力のストッパーを外し、ミリューガを未完成のまま使ってしまったのだ。
暴走した魔法は、勇者を撃退することには成功したものの、フィオルの魔力を根こそぎ奪っていってしまった。
「ユリウス殿、これを」
大使が馬車へ戻ってきた。
「これは……」
「マンドラゴラより抽出した魔力回復薬です。
フィオル殿にお使いください」
「恩にきる!」
「フィオル殿の意識が無いようでしたら、スプーンを使って少量ずつ飲ませるのです」
「わかった」
ユリウスは、フィオルに少しずつ魔力回復薬を与えた。すると、フィオルに魔力の波動が戻ってくるのを感じた。
「フィオル殿はこのまま馬車で寝かせておきます。
ですが、ここに留まるのは危険です。一刻も早く次の街を目指しましょう」
生き残った兵たちと共に、護衛団は次の街を目指す。
ゼルナートもすぐに刺客を送ってくることは無いだろうし、何よりも次の街は戦争中の三国とは関係のない国ティアベールに属する街。
そのような場所にいくらゼルナートとはいえ、攻めてくることは考えにくい。
(勇者の魔法……どれも、凄まじい威力だった。
今のままでは、ヤツ一人に両国とも滅ぼされてしまうだろう……)
ユリウスの中にはある種の驕りがあった。
魔法において、自分が遅れを取るわけがない。
ゼヴォスから勇者の魔法のことは聞いていたが、自分ならどうにかできると思っていた。
(魔王はあれに一人で耐えたというのか……)
キョウメイテンセイという勇者の魔法を前にして、ユリウスは何もできなかった。
天才が故に、初めてどうしようもない事態に直面し、情けないことに動けなくなっていたのだ。
あの中で唯一動けたのはフィオルだけだった。
ユリウスにできたのは、せいぜい勇者の放った初等魔法を弾くことだけ。
部下たちに、散々驕るな、舐めてかかるなと散々言っておきながらこのザマだ。
ユリウスは一人歯噛みした。
そして、誓った。
今度こそ、ユリウスは真に最強を目指す。それは、敵に勝つためでは無い。
人々を守るため、そして、己のプライドを守るため──それには、力が必要だ。
(ミリューガ……私も習得しなければなるまい……)
長い夜が明け、太陽の光が差し込み出す。
森を抜け、一行は無事に街へ到着した。
──その頃、ゼルナートの愚かな王は怒りの声を上げていた。
「勇者ともあろうものが、たかが魔術士に敗れるなど何事か!」
勇者は腕を凍らせたまま怯えていた。
破れられるはずの無い勇者のスキルを、転生者でもない現地の魔術士に破られたばかりか、その腕もまるで呪いにでもかかったかのように氷漬けにされてしまった。
「異世界勇者は……最強じゃなかったのかよ……」
「まずは、その状態をどうにかせねばなりますまい」
ゼルナートの魔術士は、勇者に向けて魔法を放つ。
すると、見る見る腕の氷が溶かされていく。
「おおっ……流石はヴァルダンよ! これで勇者はまた戦えるな!」
「お待ちください。勇者は先の戦いで疲弊しております。
それに、奴らは今頃ティアベール王国内の街にいるはず。
これから先は、迂闊にこちらから仕掛けるわけにはまいりません」
「それがどうしたと言うのだ! いずれティアベールも我が国が治めることになるのだ! 順番が前後するだけの話であろう!」
「戦況をお考えください! バルシアとエルデリアの同盟はもはや決定的……ならば今はバルシアを牽制しつつ、エルデリアを孤立させることが優先です!」
「貴様……王である私に意見するか!」
「……申し訳ございません、これも国を思えばこそ……」
ヴァルダンは愚かな王の発言に顔をしかめる。
そもそも、勇者を使って大使を襲撃することすら反対だった。
同盟などさせておけばいい。その隙に、勇者を使ってバルシアを先に滅ぼしてしまえば同盟の意味は無くなるのだから。
そもそも、ゼルナートとエルデリアは友好国だった。
魔王とエルデリアが親密な仲だったところまでは読めなかったが、それならば尚更エルデリアを敵に回すことは無かったのだ。
エルデリアには賢者コーデリアの作った研究所がある。あそこは強力な魔術士を抱えているが、あくまで研究目的のための研究所。武力行使は禁じられていた。
それをこの王は、宰相に咎められた腹いせに、友好国であったエルデリアに向かわせ、エルデリアの護衛団ごと魔王の所有物である魔物に襲わせるという愚策を行なってしまったため、魔王とエルデリアの両方に喧嘩を売る形になってしまった。
その結果、エルデリアからは国交を絶たれ、魔王軍は侵攻し、遂には魔法研究所の武力行使を解禁させ、完全に敵対することになってしまったのだ。
(もっとも、宰相がいなくなったおかげで、今の私の地位があるのも事実だが……)
このままではこの国が滅ぶのは目に見えていた。
そこで、ヴァルダンが取った策が、聖女と勇者の召喚だ。
聖女は聖属性魔法も強力だが、何よりも存在するだけで国民の信頼や兵士たちの士気も高めることができたのだ。
しかし、この愚かな王は、異世界から来た聖女と子を成そうと襲いかかり、あげくに国から逃亡されるという大失態を犯した。
しかも、聖女を保護をしたのがコーデリア魔法研究所だったとは……。
ヴァルダンも呪術士の一人として聖女奪還に向かったが、光属性の魔導士とユリウスの参戦によりその場は諦めざるを得なかった。
聖女に比べ、勇者は元々好戦的な性格だったようで、神より授かったスキルを王にいいように使われてしまっている。
このままでは駄目だ……ヴァルダンはそう考えていた。
「何をしておる! 勇者よ、大使抹殺に向かうのだ!」
「俺、は……」
ヴァルダンはゆっくりと愚かな王に近づいた。
「貴方はここまでです……もう、お眠りください」
ヴァルダンは至近距離から王に呪術を浴びせた。
王の体が黒く染まっていく。
「き……貴様……な、何を……ま、待て……」
愚かな王はカヒュッと一言発し、全身から血を吹き出して絶命した。
「ヴァルダン……あんた……」
「愚かな王は死んだ……これからは、私がこの国の王だ!」
勇者はヴァルダンに跪く。
「勇者ヒザキよ、汝に命ずる! バルシア帝国を滅ぼせ!」
「御意……!」
この日、ゼルナートに新たな王が誕生した。
そして、長らく続いたバルシア帝国との戦争は終結。
一夜にして、一つの国が地図から消えることとなった。
フィオルさんはローストチキンとかステーキとか、お肉系が好きなんだよね。
お肉の料理で何か美味しそうなのはないかなー……。
鹿肉のソテーってのはどうかな? 食べたことないけど、材料を見る限りフィオルさんが好きな料理のような気がする。鹿肉って近所に売ってたっけ?
その時、私の手の辺りからピシッと何かが割れるような音が響いた。
見ると、フィオルさんにもらった指輪の石が割れている!? 大事な指輪なのに、魔力も使ってないのになんで……?
次の瞬間、何か言い知れない嫌な予感が私を襲った。
アパートのベランダから東の空を見上げる。
それはゼルナートのある方角の空。
その時、空の彼方で何かが光ったような気がした。
「フィオルさん……!」
私は指輪を握り、フィオルさんの無事をただ祈り続けていた。
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「フィオル、しっかりしろ!」
ユリウスは火属性唯一の治癒魔法アストレア・フレアを唱える。
蒼い炎がフィオルを照らした。
だが、外傷で倒れたわけではないフィオルには何の効果も表れない。
「くっ……!」
ユリウスはフィオルを馬車へと運ぶ。
「何か……何か、魔力を回復させるようなものは無いのか!?」
フィオルの荷物の中の薬品を探るが、どれも体力回復のためのものばかりで、魔力に作用するようなものはどこにも見当たらなかった。
(このままでは、フィオルが死んでしまう……)
通常の魔力切れならば、倒れることはあっても人が死ぬようなことは滅多にない。
それは、魔力が完全に切れることが無いよう、無意識に自分にストッパーをかけているからだ。
ミアがグランド・ヒールを使って倒れたときは、僅かだが魔力の波動を感じられた。
おそらく、魔力のストッパーが作用したのだろう。
だが、今のフィオルからは魔力の波動が全く感じられない。
あのままでは、間違いなく護衛団は大使諸共全滅していた。
フィオルは大使と護衛団を守るため、自ら魔力のストッパーを外し、ミリューガを未完成のまま使ってしまったのだ。
暴走した魔法は、勇者を撃退することには成功したものの、フィオルの魔力を根こそぎ奪っていってしまった。
「ユリウス殿、これを」
大使が馬車へ戻ってきた。
「これは……」
「マンドラゴラより抽出した魔力回復薬です。
フィオル殿にお使いください」
「恩にきる!」
「フィオル殿の意識が無いようでしたら、スプーンを使って少量ずつ飲ませるのです」
「わかった」
ユリウスは、フィオルに少しずつ魔力回復薬を与えた。すると、フィオルに魔力の波動が戻ってくるのを感じた。
「フィオル殿はこのまま馬車で寝かせておきます。
ですが、ここに留まるのは危険です。一刻も早く次の街を目指しましょう」
生き残った兵たちと共に、護衛団は次の街を目指す。
ゼルナートもすぐに刺客を送ってくることは無いだろうし、何よりも次の街は戦争中の三国とは関係のない国ティアベールに属する街。
そのような場所にいくらゼルナートとはいえ、攻めてくることは考えにくい。
(勇者の魔法……どれも、凄まじい威力だった。
今のままでは、ヤツ一人に両国とも滅ぼされてしまうだろう……)
ユリウスの中にはある種の驕りがあった。
魔法において、自分が遅れを取るわけがない。
ゼヴォスから勇者の魔法のことは聞いていたが、自分ならどうにかできると思っていた。
(魔王はあれに一人で耐えたというのか……)
キョウメイテンセイという勇者の魔法を前にして、ユリウスは何もできなかった。
天才が故に、初めてどうしようもない事態に直面し、情けないことに動けなくなっていたのだ。
あの中で唯一動けたのはフィオルだけだった。
ユリウスにできたのは、せいぜい勇者の放った初等魔法を弾くことだけ。
部下たちに、散々驕るな、舐めてかかるなと散々言っておきながらこのザマだ。
ユリウスは一人歯噛みした。
そして、誓った。
今度こそ、ユリウスは真に最強を目指す。それは、敵に勝つためでは無い。
人々を守るため、そして、己のプライドを守るため──それには、力が必要だ。
(ミリューガ……私も習得しなければなるまい……)
長い夜が明け、太陽の光が差し込み出す。
森を抜け、一行は無事に街へ到着した。
──その頃、ゼルナートの愚かな王は怒りの声を上げていた。
「勇者ともあろうものが、たかが魔術士に敗れるなど何事か!」
勇者は腕を凍らせたまま怯えていた。
破れられるはずの無い勇者のスキルを、転生者でもない現地の魔術士に破られたばかりか、その腕もまるで呪いにでもかかったかのように氷漬けにされてしまった。
「異世界勇者は……最強じゃなかったのかよ……」
「まずは、その状態をどうにかせねばなりますまい」
ゼルナートの魔術士は、勇者に向けて魔法を放つ。
すると、見る見る腕の氷が溶かされていく。
「おおっ……流石はヴァルダンよ! これで勇者はまた戦えるな!」
「お待ちください。勇者は先の戦いで疲弊しております。
それに、奴らは今頃ティアベール王国内の街にいるはず。
これから先は、迂闊にこちらから仕掛けるわけにはまいりません」
「それがどうしたと言うのだ! いずれティアベールも我が国が治めることになるのだ! 順番が前後するだけの話であろう!」
「戦況をお考えください! バルシアとエルデリアの同盟はもはや決定的……ならば今はバルシアを牽制しつつ、エルデリアを孤立させることが優先です!」
「貴様……王である私に意見するか!」
「……申し訳ございません、これも国を思えばこそ……」
ヴァルダンは愚かな王の発言に顔をしかめる。
そもそも、勇者を使って大使を襲撃することすら反対だった。
同盟などさせておけばいい。その隙に、勇者を使ってバルシアを先に滅ぼしてしまえば同盟の意味は無くなるのだから。
そもそも、ゼルナートとエルデリアは友好国だった。
魔王とエルデリアが親密な仲だったところまでは読めなかったが、それならば尚更エルデリアを敵に回すことは無かったのだ。
エルデリアには賢者コーデリアの作った研究所がある。あそこは強力な魔術士を抱えているが、あくまで研究目的のための研究所。武力行使は禁じられていた。
それをこの王は、宰相に咎められた腹いせに、友好国であったエルデリアに向かわせ、エルデリアの護衛団ごと魔王の所有物である魔物に襲わせるという愚策を行なってしまったため、魔王とエルデリアの両方に喧嘩を売る形になってしまった。
その結果、エルデリアからは国交を絶たれ、魔王軍は侵攻し、遂には魔法研究所の武力行使を解禁させ、完全に敵対することになってしまったのだ。
(もっとも、宰相がいなくなったおかげで、今の私の地位があるのも事実だが……)
このままではこの国が滅ぶのは目に見えていた。
そこで、ヴァルダンが取った策が、聖女と勇者の召喚だ。
聖女は聖属性魔法も強力だが、何よりも存在するだけで国民の信頼や兵士たちの士気も高めることができたのだ。
しかし、この愚かな王は、異世界から来た聖女と子を成そうと襲いかかり、あげくに国から逃亡されるという大失態を犯した。
しかも、聖女を保護をしたのがコーデリア魔法研究所だったとは……。
ヴァルダンも呪術士の一人として聖女奪還に向かったが、光属性の魔導士とユリウスの参戦によりその場は諦めざるを得なかった。
聖女に比べ、勇者は元々好戦的な性格だったようで、神より授かったスキルを王にいいように使われてしまっている。
このままでは駄目だ……ヴァルダンはそう考えていた。
「何をしておる! 勇者よ、大使抹殺に向かうのだ!」
「俺、は……」
ヴァルダンはゆっくりと愚かな王に近づいた。
「貴方はここまでです……もう、お眠りください」
ヴァルダンは至近距離から王に呪術を浴びせた。
王の体が黒く染まっていく。
「き……貴様……な、何を……ま、待て……」
愚かな王はカヒュッと一言発し、全身から血を吹き出して絶命した。
「ヴァルダン……あんた……」
「愚かな王は死んだ……これからは、私がこの国の王だ!」
勇者はヴァルダンに跪く。
「勇者ヒザキよ、汝に命ずる! バルシア帝国を滅ぼせ!」
「御意……!」
この日、ゼルナートに新たな王が誕生した。
そして、長らく続いたバルシア帝国との戦争は終結。
一夜にして、一つの国が地図から消えることとなった。
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