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vs. 王族あんど……。
何やってんの?×2。
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さりげなく爆弾発言かまして、しれっとパンケーキを一口食べて、うん……なんて満足そーな顔のセリス伯爵。
茶を飲んじゃあ、もぐ……と食べ続けてるってコトは、わりと気に入ってくれた?
「……君が見つかったって事は、周知の事実だからね」
セリス伯爵の言葉に、思わずしかめっ面になった私。
個人情報漏洩だ。
「情報だだ漏れだって? そうなんだけどね。何せ、一番最初に行方不明の妻と子供が生きてるかもしれない……って国中大騒ぎしながら探しまくる、なんてバカな事をやらかした犯人が、今ここでのんきに甘味を堪能してるからね。当事者に隠す気なんかないんだなー……って思われたんだろう。貴族連中だけじゃなくて、庶民だって知ってる話だし」
知らないうちに、話のタネにされてたらしい。
無責任に、言いたい放題されてんだろーなー。
……その元凶が、コレかよ。
思わずジト目でふわふわしてる侯爵を見る私だった。
コール……コーラルが、迂闊極まりないブランシェット侯爵をジト目で見てた頃。
ザカライアス辺境伯家では。
「……で?」
望むモノを手に入れる事叶わず、すごすごと戻ってきた次男とその従者を、長男とその従者が、イジって遊んでいた。
……正しくは、ドレイクがケヴィンとエリスをからかい、ジョシュが呆れた目でエリスを見ている……だが。
「つまり、お前は何の情報も持って帰れなかった、と。それどころか、あちら側に不審感を与えただけだ、と」
言外に、何してんだお前? と言ってる兄に、弟は。
「いや、ただ単に、見慣れない女の人と目が合っただけだぞ? それも一瞬だったし。あの女の人がブランシェット侯爵家の関係者かどうかも不明だし……」
ひたすらに言い訳を。
そして、エリスに。
「なぁ? 別にヤバい事はしてないよな俺たち?」
同意を求めるケヴィン。
なんか必死だ。
エリスは。
「確かにヤバい事はしてないですけど? 完全に、不審者を見る目でしたよ、あのご婦人。……まぁ、そりゃそうでしょうよ。高級宿にそぐわない格好で、喫茶室の一角に陣取って、声を潜めるわけでもなく、ブランシェット侯爵家がどーのこーのと囀ずってりゃ、不審者扱いされてもしょうがないでしょうよ。オレは行く前に止めましたよね?」
「え~……」
ケヴィンに、味方は居なかった、らしい。
茶を飲んじゃあ、もぐ……と食べ続けてるってコトは、わりと気に入ってくれた?
「……君が見つかったって事は、周知の事実だからね」
セリス伯爵の言葉に、思わずしかめっ面になった私。
個人情報漏洩だ。
「情報だだ漏れだって? そうなんだけどね。何せ、一番最初に行方不明の妻と子供が生きてるかもしれない……って国中大騒ぎしながら探しまくる、なんてバカな事をやらかした犯人が、今ここでのんきに甘味を堪能してるからね。当事者に隠す気なんかないんだなー……って思われたんだろう。貴族連中だけじゃなくて、庶民だって知ってる話だし」
知らないうちに、話のタネにされてたらしい。
無責任に、言いたい放題されてんだろーなー。
……その元凶が、コレかよ。
思わずジト目でふわふわしてる侯爵を見る私だった。
コール……コーラルが、迂闊極まりないブランシェット侯爵をジト目で見てた頃。
ザカライアス辺境伯家では。
「……で?」
望むモノを手に入れる事叶わず、すごすごと戻ってきた次男とその従者を、長男とその従者が、イジって遊んでいた。
……正しくは、ドレイクがケヴィンとエリスをからかい、ジョシュが呆れた目でエリスを見ている……だが。
「つまり、お前は何の情報も持って帰れなかった、と。それどころか、あちら側に不審感を与えただけだ、と」
言外に、何してんだお前? と言ってる兄に、弟は。
「いや、ただ単に、見慣れない女の人と目が合っただけだぞ? それも一瞬だったし。あの女の人がブランシェット侯爵家の関係者かどうかも不明だし……」
ひたすらに言い訳を。
そして、エリスに。
「なぁ? 別にヤバい事はしてないよな俺たち?」
同意を求めるケヴィン。
なんか必死だ。
エリスは。
「確かにヤバい事はしてないですけど? 完全に、不審者を見る目でしたよ、あのご婦人。……まぁ、そりゃそうでしょうよ。高級宿にそぐわない格好で、喫茶室の一角に陣取って、声を潜めるわけでもなく、ブランシェット侯爵家がどーのこーのと囀ずってりゃ、不審者扱いされてもしょうがないでしょうよ。オレは行く前に止めましたよね?」
「え~……」
ケヴィンに、味方は居なかった、らしい。
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