笑顔でナニ言ってんですか?

庭にハニワ

文字の大きさ
183 / 381
vs. 王族あんど……。

何やってんの?×2。

しおりを挟む
さりげなく爆弾発言かまして、しれっとパンケーキを一口食べて、うん……なんて満足そーな顔のセリス伯爵。
茶を飲んじゃあ、もぐ……と食べ続けてるってコトは、わりと気に入ってくれた?

「……君が見つかったって事は、周知の事実だからね」

セリス伯爵の言葉に、思わずしかめっ面になった私。
個人情報漏洩だ。

「情報だだ漏れだって? そうなんだけどね。何せ、一番最初に行方不明の妻と子供が生きてるかもしれない……って国中大騒ぎしながら探しまくる、なんてバカな事をやらかした犯人が、今ここでのんきに甘味を堪能してるからね。当事者に隠す気なんかないんだなー……って思われたんだろう。貴族連中だけじゃなくて、庶民だって知ってる話だし」

知らないうちに、話のタネにされてたらしい。
無責任に、言いたい放題されてんだろーなー。
……その元凶が、コレ・・かよ。

思わずジト目でふわふわしてる侯爵を見る私だった。



コール……コーラルが、迂闊極まりないブランシェット侯爵をジト目で見てた頃。

ザカライアス辺境伯家では。

「……で?」

望むモノ侯爵令嬢の情報を手に入れる事叶わず、すごすごと戻ってきた次男ケヴィンとその従者エリスを、長男ドレイクとその従者ジョシュが、イジって遊んでいた。

……正しくは、ドレイクがケヴィンとエリスをからかい、ジョシュが呆れた目でエリスを見ている……だが。

「つまり、お前は何の情報も持って帰れなかった、と。それどころか、あちら側に不審感を与えただけだ、と」

言外に、何してんだお前? と言ってるドレイクに、ケヴィンは。

「いや、ただ単に、見慣れない女の人と目が合っただけだぞ? それも一瞬だったし。あの女の人がブランシェット侯爵家の関係者かどうかも不明だし……」

ひたすらに言い訳を。
そして、エリスに。

「なぁ? 別にヤバい事はしてないよな俺たち?」

同意を求めるケヴィン。
なんか必死だ。

エリスは。

「確かにヤバい事はしてないですけど? 完全に、不審者を見る目でしたよ、あのご婦人。……まぁ、そりゃそうでしょうよ。高級宿にそぐわない格好で、喫茶室の一角に陣取って、声を潜めるわけでもなく、ブランシェット侯爵家がどーのこーのとさえずってりゃ、不審者扱いされてもしょうがないでしょうよ。オレは行く前に止めましたよね?」
「え~……」

ケヴィンに、味方は居なかった、らしい。






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

【本編完結】婚約者を守ろうとしたら寧ろ盾にされました。腹が立ったので記憶を失ったふりをして婚約解消を目指します。

しろねこ。
恋愛
「君との婚約を解消したい」 その言葉を聞いてエカテリーナはニコリと微笑む。 「了承しました」 ようやくこの日が来たと内心で神に感謝をする。 (わたくしを盾にし、更に記憶喪失となったのに手助けもせず、他の女性に擦り寄った婚約者なんていらないもの) そんな者との婚約が破談となって本当に良かった。 (それに欲しいものは手に入れたわ) 壁際で沈痛な面持ちでこちらを見る人物を見て、頬が赤くなる。 (愛してくれない者よりも、自分を愛してくれる人の方がいいじゃない?) エカテリーナはあっさりと自分を捨てた男に向けて頭を下げる。 「今までありがとうございました。殿下もお幸せに」 類まれなる美貌と十分な地位、そして魔法の珍しいこの世界で魔法を使えるエカテリーナ。 だからこそ、ここバークレイ国で第二王子の婚約者に選ばれたのだが……それも今日で終わりだ。 今後は自分の力で頑張ってもらおう。 ハピエン、自己満足、ご都合主義なお話です。 ちゃっかりとシリーズ化というか、他作品と繋がっています。 カクヨムさん、小説家になろうさん、ノベルアッププラスさんでも連載中(*´ω`*) 表紙絵は猫絵師さんより(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠♡

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

私のお父様とパパ様

ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。 婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。 大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。 ※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。 追記(2021/10/7) お茶会の後を追加します。 更に追記(2022/3/9) 連載として再開します。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...