レイブン領の面倒姫

庭にハニワ

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兄視点。8

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今更ながらに首をひねっていると、

「それはね…」

フリード、知ってるのか?

「当時、騎士団長が『今年の学院入学者の中に、レイブンの総領息子がいる。どれほどの腕前か、今から楽しみだ』なんて言っているのを小耳にはさんだギルベルトが、君のことを勝手にライバル視したんですよ。で、いざ本人を目にしたらば…君、あの頃は今ほどしっかりした身体つきじゃなかったでしょう?」

あー、うん。
まだまだガキンチョだったさ。

「で、『あんな顔した細っこいヤツなんかに、このオレが負けるハズがない!』って…」

顔は関係ないだろうが。
ほっとけ、女顔。

地味にムカついているが、話は続くらしい。

「で、フタを開けたら、あっさり瞬殺。信じられなくて、その後何度も対戦を申し込むけれども、君は『イチイチお前の自己満足の為のお遊びに付き合ってやる義理はない』って、ばっさり。とうとう取り巻き達を引き連れて、集団で君に襲いかかるなどという愚行を…。やらかした、ってヤツですね」

…あー…。

「何か喚きながら、集団でかかってきたヤツらいたな。本当に鬱陶しかったから、軽く本気出した」

そうしたら、睨んだだけで青くなって逃げ出すヤツが続出。集団を仕切っていたらしいボス的なヤツが、半ばヤケクソになってかかってきたな。
ムカついてたから、ちょっと丁寧に撫でてやったかな。

「一瞬で終わらせずに、そいつが力尽きるまで付き合ってやったさ。希望通りだろ?…本当なら、二度とバカな真似出来ないようにしてやっても良かったんだが」

腕一本、脚一本切り落として、とかな。

「…ええ、自分はまったく動けなくなっているというのに、君は息も切らせていない。何処までも冷めた目で見られて、君が怖くなったようですよ。その後は近寄ってすら来なかったでしょう?」

あー、うん。

次に来たら、相手には武器持たせて、俺は素手で対応してやろうと思ったんだがな。
無手のヤツに翻弄されるがいい。
とか思ってたんだが。
その前に、向こうがヘタれた。
…根性無しが。
その程度で心折れるとか、ウチじゃ有り得ないわ。

で。

「何でお前、そんなに詳しいの?」







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