特技は有効利用しよう。

庭にハニワ

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……で? っていう。

国ってヤツは、どこも同じ。

イサナ公国か~。

どうやら、私はイサナ公国の国賓としてお迎えられる予定らしい。

商業ギルドと冒険者ギルドから情報が流れてきた。
使い勝手の良い行商人で、冒険者はどっちのギルドも手放したくないらしいよ。

なんでも?
イサナ公国では私の国入りの時にめちゃくちゃ持て成して、いろんな種類の美男──美少年美青年美中年をずらりと並べてハニートラップ仕掛ける気満々だとか。

けっ。

ついでに、戦乙女が男が好みとは限りません! とかほざいた阿呆の意見をまともに受け入れて、美少女美女美熟女も取り揃えて、てぐすね引いて待ってるらしい。

阿呆か。

人の事引き合いに出して、自分の望みを叶えるんじゃない。

絶対、自分が各種美人を見たかっただけだろう?

ナニやってんのイサナ公国。
いくら義妹に婚約者を持ってかれた(事実)からって、私はそこまでお手軽じゃないぞ。
見てくれが良けりゃいいってモンじゃないし。



しかしな~。

公国は、飛竜の被害からは、完全復興したのか?
物資の大量発注とか、まだ依頼されるんだけど?
その商会の会長からも、正式なルートで入国すると、もれなく城に連行されるから、いつものように直に来いって言われたし。

まぁ、王族の考える事とか、国の企みとか、やる事はどこも同じってだけの話ですよね?

そんな事をサラッと言った私に、ケーリッシュ嬢は。

「分かっていても、改めて言わないで下さいまし……」

眉間にシワを寄せても、麗しいですねケーリッシュ嬢。
本当に、なんでこの人じゃなくて、あのがっかりな義妹を選んだんだろうね。
あのボンクラ王子。

もう済んだ話だけど。




あぁ、ケーリッシュ嬢と一緒に向かう時は、正式な一行としてこともあろうに……ってゆーか。
婚前旅行と洒落込みたいのか。
王弟殿下が引率して下さるとか。

ふざけてる?

仲良く茶あしばく仲になったケーリッシュ嬢が、こそこそっと教えてくれたんだけど。

ケーリッシュ嬢の、王弟殿下の婚約者内定の理由なんだが。

王族教育の済んだ高位の貴族令嬢を、放っとくワケにもいかないし。
公爵家には、きっちりと後嗣──ケーリッシュ嬢の兄だ──がいるし。
近隣諸国に持ってかれるのもナンだかな、と、ゆーコトらしい。
で。
早くに婚約者と死に別れた──身体の弱い令嬢で、風邪拗らせて亡くなられたとか──後、独り身を貫いていた王弟殿下に、白羽の矢がどすっと……。

初恋拗らせて清い生活貫いてた三十路のおっさんに、18歳の乙女を、とか。

ナニ?
おっさん魔法使いへのご褒美?





感想 4

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