8 / 12
リアル恋愛ゲーム
しおりを挟む
ぼくは発売日に、リアル恋愛ゲームというのを買った。高校生活が舞台のゲームである。女の子たちとデートや会話を重ね、仲良くなって卒業の時に告白されるというゲームである。
ぼくは複数の女の子と仲良くなって、最後に誰からの告白を受けますかという選択肢が出た。ぼくは幼馴染という設定で、一番かわいいキャラだと思ったユイからの告白を受けることにした。
だがユイは、何故かぼくを睨みつけてくる。
「あんた最低よ!私の他にノゾミやサキ、チハルやリナとまで付き合っていたそうじゃない!あげくの果てはサクラ先生とまで付き合いがあったそうじゃない。節操がないにもほどがあるわ。女心を弄ばないで!」
「いやだけど、お前しかいないと気づいたんだよ」
「調子いいこと言わないでよ!例えばノゾミと付き合っていたけど事情があって別れて、私と付き合うことにしたというならまだ分かるわ。あんたはただ、何股もかけて遊んでいるだけじゃない。絶対にあんたとは付き合わないわ!」
あ、告白ってそっちの方ね。
リアルというのも、そういう意味ね。
ぼくは複数の女の子と仲良くなって、最後に誰からの告白を受けますかという選択肢が出た。ぼくは幼馴染という設定で、一番かわいいキャラだと思ったユイからの告白を受けることにした。
だがユイは、何故かぼくを睨みつけてくる。
「あんた最低よ!私の他にノゾミやサキ、チハルやリナとまで付き合っていたそうじゃない!あげくの果てはサクラ先生とまで付き合いがあったそうじゃない。節操がないにもほどがあるわ。女心を弄ばないで!」
「いやだけど、お前しかいないと気づいたんだよ」
「調子いいこと言わないでよ!例えばノゾミと付き合っていたけど事情があって別れて、私と付き合うことにしたというならまだ分かるわ。あんたはただ、何股もかけて遊んでいるだけじゃない。絶対にあんたとは付き合わないわ!」
あ、告白ってそっちの方ね。
リアルというのも、そういう意味ね。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる