23 / 32
第三章
3-6 不安と悪意
しおりを挟む
あれから1ヶ月が経ち、夏も終わりに向かっていた。日差しが少しずつ和らいで、季節の変わり目を感じる今日この頃。
理人さんからの連絡は、ほとんどなくなっていた。
毎週集まってはくだらない話をして、些細な出来事を楽しんでいた日々が夢だったかのよう。コンビニでバイトして、安い酒を買って恋愛ドラマを見て寝る。そんな日々が当たり前だったはずなのに、私の中に入り込んできた理人さんでいっぱいになっていたみたい。連絡をしたって返事は数日後。それを繰り返せば、ラインを送る指は重くなっても仕方がない。
怒りはない。
理人さんは今、会社で頑張っているらしい。それは理人さんからではなく、田村さんから聞いた話。私はまだまだ理人さんの相談相手にはなれていないらしい。悩みも苦しみもわけて欲しいのに、そう望んでいるのは私だけ。
コンビニで雑誌の入れ替えをしていると、ふと目に留まった週刊誌。表紙には、私の知らない顔をした理人さんが映っていた。どくどくと急に脈打つ心臓。不審に見えないよう息をのみつつも、大きな見出しに目を奪われる。
【財閥の後継者争い】
その写真の理人さんは私が知っているあの温かい笑顔ではなく、冷たい表情を浮かべていた。その瞳に見たことのない深い闇が潜んでいるようで、胸が締め付けられる。まるで、彼の中の何かが変わってしまったような気がして。
その瞬間コンビニの入り口から、華やかな足音が響いた。振り向くと、駐車場には高級車が止まっていた。そしてこの場所には似つかわしくない上品そうな女性が一人、こちらに向かって歩いてくる。彼女の目は冷たく、私を一瞥しただけで不満そうに顔をしかめた。
「こんなところで働いているなんて。みすぼらしい」
その声は、私を傷つけるような冷たいもので、心が一気に凍りつく。まだ何も言っていない私に、女性は言葉を続ける。
「こんな女が藤原家に関わるにふさわしい立場なのかしら?」
一瞬、頭が真っ白になった。藤原家? 理人さんのことを知っている?それとも、ただの見当違いなのか。いや、そんなはずはない。何かを知った上で、わざわざ私を見に来たんだ。
言葉が出ない。どうすればいいかもわからない。呆然としていると、女性はつまらなそうに髪を耳にかけた。艶やかな長い髪が、まるで高級感を誇るかのように揺れる。指先まで洗練され、まるで『女』としての美しさを売り物にしているように見える。もし最初にかけられた言葉が優しいものであれば、きっとこんなイメージを持たなかっただろう。
「あんたが妊娠でもしてくれていたら、弱みが出来たのに。役に立たない女ね」
指先から冷たさが広がっていく気持ち悪い感覚。怒りで震えるとはこういうことだと思う。指先から足元まで、冷や汗が流れ落ちる。言い返してやりたいのに、言葉が出なくて涙がじんわりとこみ上げてくる。なんだというんだ。誰かもわからない相手になんでこんなことを言われないといけないの。・・・私が何をしたと言うんだ。
腹が立つのに理人さんに関わることであれば、そう簡単に喧嘩を買うわけにはいかない。涙をこらえて唇を噛みしめる。相手にしてやるもんか。
怒りで震える手を握りしめて、何も言わずにただ黙って立ち尽くしていた。私はこの屈辱に必死に耐えるしかなかった。
鼻で軽くあしらわれるように、女性はゴミでも見るような目をして私から視線を外す。そして、去って行った。振り上げそうになった握りこぶしを見つめながら、私は自分を押し殺す。握りこぶしは震えていたが、振り上げてはいない。よく我慢した。・・・そうだよね?
同僚に怪しまれないように平然を装う。どうしたのって聞かれても何も答えられないから。長く息を吐いて・・・、頭を整理しなくちゃ。
ふと横を見た時、ある一人の若い女性が私をじっと見ているのに気づいた。先ほどの不愉快な女性が去った後、その女性がじっと私を観察しているのだった。目が合うと女性は慌てて視線を外したが、何かを探るような警戒心を持った表情が浮かんでいた。
その女性は何を気にしているのか。確かに、さっきの女性のような高級感を持つ人がこんなコンビニに来るのは不自然だ。それに店員にいちゃもんをつけていれば見てしまう気持ちもわかる。だが、彼女の目線が気になって仕方がない。何かを知っているのだろうか、あるいは警戒しているのか。
その女性は店内を歩き回りながら無言で商品を手に取り、再び私の方を見た。やがて、その女性は何事もなかったかのように急に立ち上がり、店を後にした。
体調が悪いので早退しますだなんて言えなかった。コンビニはバイトは替えがきかないから、上の空で接客しながらぐるぐると考えるしかできなかった。
いつもならお酒を買ってから帰るのに、今日はそんな気持ちにはなれなくて。制服の上から薄手のパーカーだけを羽織って車に乗り込む。本当は理人さんに言いたい。ムカついたし、怖かったって。・・・会いたいって言いたいけれど、彼の邪魔をしたくないと思ってしまう。
一応、田村さんへメールを入れておくことにした。理人さんに何か悪いことがあってはならないように。今後は理人さんと外を歩くのも控えた方がいいのだろうか。こんなことになるなら、もっとたくさん出掛けておけば良かった。
そして、へこむこともやめたい。あんな綺麗な人にボロクソに言われて、言い返さなかったんじゃない。何も言い返せなかった。だってそうだもの。理人さんに釣り合う自分なんかじゃないこと、誰よりもわかっている。だからこそ、恥じない自分でありたいと思う。
トゥルルルル。
ちょうど自宅に着いた時、ポケットから馴染みの音が聞こえた。ポケットから出したスマホの画面には『藤原理人』の文字。
「えっ?!」
思わず出てしまった声が、帰ってきたばかりの部屋に響く。自分が想像していたよりもずっと、理人さんが夢の中の人になっていたようだ。ずっと一緒にいたはずなのに、緊張してしまう変な感覚。
あんなに声を聞きたかったはずなのに、いざとなったら怖くなってしまっている。通話ボタンをスライドするだけなのに指が重い。
ピンポーン。
真後ろの玄関から、無機質な音が私を呼んだ。心臓が一瞬止まったような気がする。画面に映る愛しき人の名前を見つめながら、背筋に嫌な汗が流れる。ゆっくりと振り返ると、ドアの向こう側に誰かの気配が確かに感じられた。
理人さんからの連絡は、ほとんどなくなっていた。
毎週集まってはくだらない話をして、些細な出来事を楽しんでいた日々が夢だったかのよう。コンビニでバイトして、安い酒を買って恋愛ドラマを見て寝る。そんな日々が当たり前だったはずなのに、私の中に入り込んできた理人さんでいっぱいになっていたみたい。連絡をしたって返事は数日後。それを繰り返せば、ラインを送る指は重くなっても仕方がない。
怒りはない。
理人さんは今、会社で頑張っているらしい。それは理人さんからではなく、田村さんから聞いた話。私はまだまだ理人さんの相談相手にはなれていないらしい。悩みも苦しみもわけて欲しいのに、そう望んでいるのは私だけ。
コンビニで雑誌の入れ替えをしていると、ふと目に留まった週刊誌。表紙には、私の知らない顔をした理人さんが映っていた。どくどくと急に脈打つ心臓。不審に見えないよう息をのみつつも、大きな見出しに目を奪われる。
【財閥の後継者争い】
その写真の理人さんは私が知っているあの温かい笑顔ではなく、冷たい表情を浮かべていた。その瞳に見たことのない深い闇が潜んでいるようで、胸が締め付けられる。まるで、彼の中の何かが変わってしまったような気がして。
その瞬間コンビニの入り口から、華やかな足音が響いた。振り向くと、駐車場には高級車が止まっていた。そしてこの場所には似つかわしくない上品そうな女性が一人、こちらに向かって歩いてくる。彼女の目は冷たく、私を一瞥しただけで不満そうに顔をしかめた。
「こんなところで働いているなんて。みすぼらしい」
その声は、私を傷つけるような冷たいもので、心が一気に凍りつく。まだ何も言っていない私に、女性は言葉を続ける。
「こんな女が藤原家に関わるにふさわしい立場なのかしら?」
一瞬、頭が真っ白になった。藤原家? 理人さんのことを知っている?それとも、ただの見当違いなのか。いや、そんなはずはない。何かを知った上で、わざわざ私を見に来たんだ。
言葉が出ない。どうすればいいかもわからない。呆然としていると、女性はつまらなそうに髪を耳にかけた。艶やかな長い髪が、まるで高級感を誇るかのように揺れる。指先まで洗練され、まるで『女』としての美しさを売り物にしているように見える。もし最初にかけられた言葉が優しいものであれば、きっとこんなイメージを持たなかっただろう。
「あんたが妊娠でもしてくれていたら、弱みが出来たのに。役に立たない女ね」
指先から冷たさが広がっていく気持ち悪い感覚。怒りで震えるとはこういうことだと思う。指先から足元まで、冷や汗が流れ落ちる。言い返してやりたいのに、言葉が出なくて涙がじんわりとこみ上げてくる。なんだというんだ。誰かもわからない相手になんでこんなことを言われないといけないの。・・・私が何をしたと言うんだ。
腹が立つのに理人さんに関わることであれば、そう簡単に喧嘩を買うわけにはいかない。涙をこらえて唇を噛みしめる。相手にしてやるもんか。
怒りで震える手を握りしめて、何も言わずにただ黙って立ち尽くしていた。私はこの屈辱に必死に耐えるしかなかった。
鼻で軽くあしらわれるように、女性はゴミでも見るような目をして私から視線を外す。そして、去って行った。振り上げそうになった握りこぶしを見つめながら、私は自分を押し殺す。握りこぶしは震えていたが、振り上げてはいない。よく我慢した。・・・そうだよね?
同僚に怪しまれないように平然を装う。どうしたのって聞かれても何も答えられないから。長く息を吐いて・・・、頭を整理しなくちゃ。
ふと横を見た時、ある一人の若い女性が私をじっと見ているのに気づいた。先ほどの不愉快な女性が去った後、その女性がじっと私を観察しているのだった。目が合うと女性は慌てて視線を外したが、何かを探るような警戒心を持った表情が浮かんでいた。
その女性は何を気にしているのか。確かに、さっきの女性のような高級感を持つ人がこんなコンビニに来るのは不自然だ。それに店員にいちゃもんをつけていれば見てしまう気持ちもわかる。だが、彼女の目線が気になって仕方がない。何かを知っているのだろうか、あるいは警戒しているのか。
その女性は店内を歩き回りながら無言で商品を手に取り、再び私の方を見た。やがて、その女性は何事もなかったかのように急に立ち上がり、店を後にした。
体調が悪いので早退しますだなんて言えなかった。コンビニはバイトは替えがきかないから、上の空で接客しながらぐるぐると考えるしかできなかった。
いつもならお酒を買ってから帰るのに、今日はそんな気持ちにはなれなくて。制服の上から薄手のパーカーだけを羽織って車に乗り込む。本当は理人さんに言いたい。ムカついたし、怖かったって。・・・会いたいって言いたいけれど、彼の邪魔をしたくないと思ってしまう。
一応、田村さんへメールを入れておくことにした。理人さんに何か悪いことがあってはならないように。今後は理人さんと外を歩くのも控えた方がいいのだろうか。こんなことになるなら、もっとたくさん出掛けておけば良かった。
そして、へこむこともやめたい。あんな綺麗な人にボロクソに言われて、言い返さなかったんじゃない。何も言い返せなかった。だってそうだもの。理人さんに釣り合う自分なんかじゃないこと、誰よりもわかっている。だからこそ、恥じない自分でありたいと思う。
トゥルルルル。
ちょうど自宅に着いた時、ポケットから馴染みの音が聞こえた。ポケットから出したスマホの画面には『藤原理人』の文字。
「えっ?!」
思わず出てしまった声が、帰ってきたばかりの部屋に響く。自分が想像していたよりもずっと、理人さんが夢の中の人になっていたようだ。ずっと一緒にいたはずなのに、緊張してしまう変な感覚。
あんなに声を聞きたかったはずなのに、いざとなったら怖くなってしまっている。通話ボタンをスライドするだけなのに指が重い。
ピンポーン。
真後ろの玄関から、無機質な音が私を呼んだ。心臓が一瞬止まったような気がする。画面に映る愛しき人の名前を見つめながら、背筋に嫌な汗が流れる。ゆっくりと振り返ると、ドアの向こう側に誰かの気配が確かに感じられた。
10
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる