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第5章
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しおりを挟むくしゃりと頭を撫でられた後、両足を抱えて持ち上げられる。三角座りの体勢で上から突き入れられると、弱いところに当たった。
「ああぁ、そこはダメっ、いあっあっあっはあん」
「はっはっ、ダメじゃないだろっっんく」
「ほっ、ほんとにもぉっ、、」
パンパンと腰を打つ音は壁に当たり、耳に届く。いつの間にか止められたシャワーヘッドからは、たまに冷たい水が落ちてきているがそんな事気にとめる余裕など無かった。狭い密室での行為は、しなる腰の音もいやらしい水音も不規則な呼吸でさえも全てありのまま聞こえてしまい興奮を逆撫でした。苦しい体勢でのキスはお互いが求めあう様に舌を伸ばし、触れ合うだけで満たされた。
突如止まる動きに一先ず息を整えようとごくりと喉をならすと、身体にへばり付いていた衣類を荒々しく剥ぎ取られた。目の前の彫刻イケメンはシャツを纏っているのに、自分だけが生まれたままの姿にさせられて急に恥ずかしくなった。
「ん」
沙也加の片腕を自分の首元に持っていき、促すように顎をしゃくる。少し冷たくなっていた両腕を貴臣の首筋に絡めると、それを合図の様に立ち上がった。
「わあぁっ」
必死に首に縋りつくと今だ中にある貴臣のそれが、支える様に角度を変えて突き刺さった。耳元でくすりと楽しそうな声が聞こえて、そのまま貴臣に支えられて移動するが歩く度に奥へと押し入ろうとする強靭なそれが良い所をノックしている。吐息だけで声を我慢していたのに、抱きなおすように高く持ち上げられて突かれると思わず大きく喘ぎ声を漏らした。
ぴくぴくと両足が痙攣している。きっと貴臣のモノも緩急をつけて締め付けているだろう。早く、早く下ろして欲しいと思う心と、もっととせがむ身体の狭間で甘い声をこぼす。
軋む音が聞こえ、背中が冷たいシーツに着地した。はふはふと落ち着かない呼吸を整えた。真上から見下ろしてくる貴臣の表情は陰り、よく見えない。柔らかなベッドと温かい貴臣に抱き締められて意識が虚ろになり始めた。
「・・・おい?」
「・・・」
「おい」
「・・・・・」
「ったく、起きろ」
顔中に落とされるキスがくすぐったくて小さく笑う。子供をあやす様に優しく繰り返されるキスに、重たい瞼を持ち上げた。真上を見上げると、そこにはらんらんと男を宿したキャットアイが光っていた。
「まだまだ、満足してない。もっと食わせろ」
10
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