くすぐりジャック

藍子

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2章 女子高生 小林莉子 

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小林莉子『空手を始めたのは小学校の頃男子からくすぐりでいじめられたのがきっかけです。男子に負けたくない。その想いで頑張りました。くすぐり?今も苦手ですよ笑』

某雑誌の取材で小林莉子はこう語っていた。くすぐりのいじめから逃れる為空手を覚えたと。

脇田「なるほど。小林莉子は相当くすぐりに弱い、獲物としては最高の素材という事ですね。」

だがそれなら莉子だけ連れていけばいい話だ。わざわざ男子高校生を連れていく理由がない。

楠原「その理由は…」

言おうとした時目的地に着いた。小林莉子が通う東高だ。そして莉子が現れた。

莉子「小林莉子と申します。よろしくお願い致します。」

制服から見えるムチムチの太ももが2人をそそる。この巨体が暴れ回る様子を早く見てみたいとさえ思った。

次に向かったのは男子生徒が通うK高校だ。学校に着くと2人は校門の前にいた。見るからにガリ勉顔。とても現場向きではない。

芦浦「芦浦です。よろしくお願い…!!!?」

判津「何してんだ。早く乗れよ。あっ…」

2人は固まってしまった。目の前にいるのは小学校時代くすぐりの刑に遭い、幾度もオカズにした【小林莉子】が乗っていたからだ。

楠原「どうしたんだい?早く乗ろうか。事件はもう“始まって”るんだ。」

車内では刑事2人と莉子が話をしている。警察官を目指す理由、今回職場体験をした理由などだ。2人は固まってしまい終始スカートから見える莉子の太ももに目が釘付けだ。
莉子は2人の存在に全く気付いていない様子だ。

莉子「くすぐりジャック許せませんよね!私も戦いますから!!」

逮捕に意気込む莉子。一方2人が考えているのは莉子のパンツは何色なのか?あの時と同じ白のパンツを履いているのだろうか?そんな事ばかりであった。

楠原「2人はなんでこの職場体験選んだのかな?」

芦浦「ぼ、僕達もくすぐりジャック捕まえたくて…」
判津「ぼ、僕もです…」

楠原「そうか。実は今日くすぐりジャックが潜伏していると言われている場所に行くんだ。危険な任務だ。3人はどうする?」

莉子「えっ!?くすぐりジャックですか!?私行きますよ!捕まえます!!」

意気込む莉子、そして2人も断る理由などなかった。2人の願いは莉子がくすぐりジャックに捕まりくすぐられること、そしてそこに自分達が参加出来れば最高であった。

楠原「ここが奴のアジトと言われている。僕達は中に入って捜査してくる。君達はくすぐりジャックが来たらここで捕まえてほしい。出口に行くには必ずこの部屋を通るからね。」

そう言い残し楠原はその場を去った。そして案の定と言うべきか“彼”と合流した。

その場にはくすぐりが大好きな男が2人とくすぐりが弱い女の子が1人取り残された。



ジャック「今回のターゲットはあのお嬢ちゃんか?中々の体つきじゃねぇか。でもあの2人はなんでいるんだ?」

脇田「ホントですよ!わざわざ邪魔な者を連れてこなくてもいいじゃないですか!?」

どうせなら莉子だけでいいはずのに芦浦と半津の2人の男子高校生を連れてきたのがよくわからなかったのだ。
そして楠田はまた朝見せた雑誌を2人に見せる。

脇田「朝見たやつですね。彼女が小学校の頃男子からくすぐりを受けてそれがきっかけで空手を鍛えたってやつ。彼女がくすぐり苦手ってのはわかりましたけど、、」

楠田「あの名門校に通う生徒が何故我々現場の職場体験に来たのだろうかね?」

脇田ははっとする。ジャックもそれに気付く。

ジャック「なるほど。2人はくすぐりが大好き。捜査の内容を見たかったのか。つまり同じくすぐり好きなら仲間って事か?かっかっかっー!!」

脇田「1対5ですか!!わぁたまんないなぁ!!!ww」

2人は一転して興奮する。楠田は更に説明を続ける。

楠田「更に私は彼らの経歴を調べました。あの2人は小林莉子お同じ小学校の同級生という事がわかりました。」

脇田「な、なんですって!!?じゃあ取材で答えていた男子の中にあの2人も!!?」

ジャック「いたって事だな。もしくはくすぐられて悶えるあの小林莉子に興奮していた。」

楠田「ご名答。自分がオカズにしていた女子が今目の前でくすぐれる状況にある。あの2人はどうしますかね?」

莉子「きゃっ!!!いきなり何すんのよ!!」

莉子の叫ぶ声が聞こえてきた。

楠田「そういう事です。さぁ我々も加勢に参りましょうか。」

ジャック「ふはっはっは!!5人がかりかー楽しみだぜ!!!」

脇田「女子高生1人に5人か、、心躍るな~」

3人は気持ちを弾ませながら莉子の元へと向かった。







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