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96話 尻尾の手入れ
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ミツキに武器制作依頼をしたのだが寝るまでにまだ時間がある、久しぶりに寝る前のアレをやろうと思う。
「カエデ、おいで」
「はーい!」
カエデが俺の寝招きで傍に来て寝転がる。
俺は、手入れオイルとカエデから譲り受けた櫛を手にしてスタンバイ。
「じゃ、ゆっくりいくぞ」
カエデの尻尾に櫛を入れていく。
「んんっ……」
「カエデはここが弱いんだよな」
「ふっ……ふーっ、もうご主人様……そこばっかりぃ……んっ」
相変わらず、カエデは弱い所を攻めた時の感じ方が可愛いなぁ……ふふふふふ。
「ご主人……笑顔が怖いっす」
「まぁ、いつもの事よ……もふもふの事になったらおバカになるんだから……」
「バカじゃないって言ってるだろう!?」
そういや、このやり取りって前にもした気がするな。
「……ふむ」
カエデがトロトロになっていく姿をじぃぃぃっと見ているセシル、狐人族も尻尾がもふもふタイプだからやりごたえがありそうなんだよな。
「マスターがやる尻尾の手入れが凄いとは聞いていたが……カエデがこんな事になるのか」
「いつもこうなるっす、セシルもされてみたら分かるっすよ、抗えない快感に虜になるっす!きっと!」
「そ、そうなのか……」
少し気になるのか自分の尻尾を触りつつソワソワする。
「んー……」
「んっ……?どうしたの?ご主人様」
「いや、少し毛が長くなってきたか?」
「そうかなっ……?確かに、暫くカットはしてないっ、かな……髪も伸びてきたし」
櫛は絶え間なく入れているので、尻尾を梳かれた際の快感により言葉がたまに途切れる。
「前世の職場で使ってた道具達があればなー、尻尾の毛を整えてやれるんだが……」
「ご主人、普通のハサミじゃダメなんすか?」
「ハサミはハサミでも、毛を切るハサミって色々種類があるんだよ」
「どんなのがあるんすか?」
「そうだな……まず、向こうで使うカット用ハサミはシザーと呼ばれるんだが、細かい種類は省くとして……カットシザーやセニングシザー、カーブシザーってのがあるんだ」
「シザー、っすか」
「そうだ。カットシザーってのは、言うならば毛を切る用の普通のハサミ。
そしてセニングシザーってのは、毛の量を整えたり長い毛と短い毛を混ぜる事によって、フワッと空気感のある仕上がりになるんだ。
最後にカーブシザーってのが、ハサミの刃が曲線に曲がったハサミで……全身に毛がある動物の、身体の曲がってる部分の毛を綺麗に切りやすくなるハサミ、こんな種類があるんだ」
「なるほどっす、目的に応じたハサミがあるんすね」
「そういう事だ。細かい奴は省いたが、ストームキャット姿の時にあるシェミィの髭のような、小さい毛を切る用のハサミもあったりするぞ?」
「へー!そんな細かい種類があるんすか!」
「そうなんだよ、あの時の道具があればいいんだがな……」
ハサミについて語りつつ、トリマーとして働いていた時の事を思い出していると。
「あの、マスター」
「ん?どうした?」
「カエデが……伸びてしまったぞ」
「え?」
ハッとしてカエデを見ると、顔を腕で隠しながらも耳が真っ赤、そしてピクッピクッと身体を振るわせている……しまった、やり過ぎた。
「ん……んっ……」
「あ、やってしまった」
「「「……」」」
メイラン、ソルト、シェミィが呆れた顔で俺を見ていたのだが、逆にセシルは興味津々にカエデを眺めていた。
「ほう……櫛を入れるだけでこうなってしまうのか」
「セシルも興味あるならやってもらうっすか?」
「うむ、狼も私の狐も、尻尾に誇りを持っている種族だからな。マスターが手入れした後の整いようは素晴らしく見える、それならば綺麗にして貰えると嬉しい」
「分かった、次はセシルをやってあげよう」
「頼む」
セシルがカエデを抱えでベッドへ寝かせる、そしてカエデと同じようにうつ伏せで寝転がる。
「初めてだからお手柔らかに頼む」
「分かった、さっきみたいにながら作業はしないようにするよ」
セシルの尻尾を根元近くから持ち上げ、櫛を入れやすいようにする。
「……っ!!!」
すっっっごくふわっふわ!!
前に腕に尻尾すりすりしてくれた時から思っていたが、改めて触ってみて分かる、やばいなこれ。
「やっばいくらいふわっふわだな……」
「ふふ、手入れは欠かさずやっていたからな」
「触ったら分かる、これは丁寧に手入れされてる」
俺は櫛を少しずつ尻尾に入れ、慣らすように梳いていく。
当然ながら、櫛に毛が絡まる事なくサラサラっと櫛が通り抜けていく。
ボリューミーなので全てを一度に梳く事が出来ない、なので尻尾の毛をブロック分けにしてそれぞれに櫛を通していく。
「これは……凄いっ……」
「気持ちいいか?」
「あぁ……ゾクゾク感が、止まらないな」
「まだいけるか?」
「もちろんだ、続けっ……て頼む」
「了解」
ブロック分けした毛全てに櫛を入れ、抜けてしまっている毛等を取り除いてから手入れオイルを染み込ませていく。
「ふわっ……」
セシルらしからぬ声が出た気がした。
「みんなこれで声出るんだよな、ぬるぬるが気持ちいいみたいでな」
「確かに、やばいな……ゾクゾク感が強いっ……」
ふわふわな尻尾にオイルを塗り込んで保湿させる、艶も出てきて綺麗だ。
オイルを塗り込むついでにマッサージもしっかりと行った。
普段は出来ないのだが、今はミツキ家なのでアレがある、ドライヤーが!
オイル塗り込んだ後は乾かしたいよな。
ドライヤーで尻尾を乾かしてから仕上げ櫛して終了だ。
「ふー……ふーっ……」
「大丈夫か?」
「あ、あぁ大丈夫だ……これは癖に、なりそうだな……」
「セシルもハマっちゃったっすね」
「聞いた通りだったよ……この腕は素晴らしいな……」
セシルは自分の尻尾を見て感動している、ドライヤーのお陰もあってか最高の出来だ。
「よし、じゃあ次はソルトなー」
「お、お願いするっす」
ソルトも同じように櫛を入れ、オイルでしっかりマッサージして、ドライヤー。
ソルトの尻尾が、今までにない輝きを放っている……良い出来だ。
手櫛でサラッと毛を流してみると、俺の手すら気持ちがいいくらいだ。
「シェミィもやるか?」
「ん!」
シェミィにも同じようにしてやるのだが、シェミィは毛が短い猫尻尾の為にオイルマッサージをメインにする。
「ん、気持ちがいい……さすがパパ」
「だろ?パパはプロだからな」
もう自分の口からもパパって言うようになってしまったな、今日言われたばっかりなのにもう定着している。
ちなみに尻尾の付け根あたりトントンしてあげるとゾクゾクするけど、刺激が強いからヤダだとの事。
ちょっと残念。
「カエデ、おいで」
「はーい!」
カエデが俺の寝招きで傍に来て寝転がる。
俺は、手入れオイルとカエデから譲り受けた櫛を手にしてスタンバイ。
「じゃ、ゆっくりいくぞ」
カエデの尻尾に櫛を入れていく。
「んんっ……」
「カエデはここが弱いんだよな」
「ふっ……ふーっ、もうご主人様……そこばっかりぃ……んっ」
相変わらず、カエデは弱い所を攻めた時の感じ方が可愛いなぁ……ふふふふふ。
「ご主人……笑顔が怖いっす」
「まぁ、いつもの事よ……もふもふの事になったらおバカになるんだから……」
「バカじゃないって言ってるだろう!?」
そういや、このやり取りって前にもした気がするな。
「……ふむ」
カエデがトロトロになっていく姿をじぃぃぃっと見ているセシル、狐人族も尻尾がもふもふタイプだからやりごたえがありそうなんだよな。
「マスターがやる尻尾の手入れが凄いとは聞いていたが……カエデがこんな事になるのか」
「いつもこうなるっす、セシルもされてみたら分かるっすよ、抗えない快感に虜になるっす!きっと!」
「そ、そうなのか……」
少し気になるのか自分の尻尾を触りつつソワソワする。
「んー……」
「んっ……?どうしたの?ご主人様」
「いや、少し毛が長くなってきたか?」
「そうかなっ……?確かに、暫くカットはしてないっ、かな……髪も伸びてきたし」
櫛は絶え間なく入れているので、尻尾を梳かれた際の快感により言葉がたまに途切れる。
「前世の職場で使ってた道具達があればなー、尻尾の毛を整えてやれるんだが……」
「ご主人、普通のハサミじゃダメなんすか?」
「ハサミはハサミでも、毛を切るハサミって色々種類があるんだよ」
「どんなのがあるんすか?」
「そうだな……まず、向こうで使うカット用ハサミはシザーと呼ばれるんだが、細かい種類は省くとして……カットシザーやセニングシザー、カーブシザーってのがあるんだ」
「シザー、っすか」
「そうだ。カットシザーってのは、言うならば毛を切る用の普通のハサミ。
そしてセニングシザーってのは、毛の量を整えたり長い毛と短い毛を混ぜる事によって、フワッと空気感のある仕上がりになるんだ。
最後にカーブシザーってのが、ハサミの刃が曲線に曲がったハサミで……全身に毛がある動物の、身体の曲がってる部分の毛を綺麗に切りやすくなるハサミ、こんな種類があるんだ」
「なるほどっす、目的に応じたハサミがあるんすね」
「そういう事だ。細かい奴は省いたが、ストームキャット姿の時にあるシェミィの髭のような、小さい毛を切る用のハサミもあったりするぞ?」
「へー!そんな細かい種類があるんすか!」
「そうなんだよ、あの時の道具があればいいんだがな……」
ハサミについて語りつつ、トリマーとして働いていた時の事を思い出していると。
「あの、マスター」
「ん?どうした?」
「カエデが……伸びてしまったぞ」
「え?」
ハッとしてカエデを見ると、顔を腕で隠しながらも耳が真っ赤、そしてピクッピクッと身体を振るわせている……しまった、やり過ぎた。
「ん……んっ……」
「あ、やってしまった」
「「「……」」」
メイラン、ソルト、シェミィが呆れた顔で俺を見ていたのだが、逆にセシルは興味津々にカエデを眺めていた。
「ほう……櫛を入れるだけでこうなってしまうのか」
「セシルも興味あるならやってもらうっすか?」
「うむ、狼も私の狐も、尻尾に誇りを持っている種族だからな。マスターが手入れした後の整いようは素晴らしく見える、それならば綺麗にして貰えると嬉しい」
「分かった、次はセシルをやってあげよう」
「頼む」
セシルがカエデを抱えでベッドへ寝かせる、そしてカエデと同じようにうつ伏せで寝転がる。
「初めてだからお手柔らかに頼む」
「分かった、さっきみたいにながら作業はしないようにするよ」
セシルの尻尾を根元近くから持ち上げ、櫛を入れやすいようにする。
「……っ!!!」
すっっっごくふわっふわ!!
前に腕に尻尾すりすりしてくれた時から思っていたが、改めて触ってみて分かる、やばいなこれ。
「やっばいくらいふわっふわだな……」
「ふふ、手入れは欠かさずやっていたからな」
「触ったら分かる、これは丁寧に手入れされてる」
俺は櫛を少しずつ尻尾に入れ、慣らすように梳いていく。
当然ながら、櫛に毛が絡まる事なくサラサラっと櫛が通り抜けていく。
ボリューミーなので全てを一度に梳く事が出来ない、なので尻尾の毛をブロック分けにしてそれぞれに櫛を通していく。
「これは……凄いっ……」
「気持ちいいか?」
「あぁ……ゾクゾク感が、止まらないな」
「まだいけるか?」
「もちろんだ、続けっ……て頼む」
「了解」
ブロック分けした毛全てに櫛を入れ、抜けてしまっている毛等を取り除いてから手入れオイルを染み込ませていく。
「ふわっ……」
セシルらしからぬ声が出た気がした。
「みんなこれで声出るんだよな、ぬるぬるが気持ちいいみたいでな」
「確かに、やばいな……ゾクゾク感が強いっ……」
ふわふわな尻尾にオイルを塗り込んで保湿させる、艶も出てきて綺麗だ。
オイルを塗り込むついでにマッサージもしっかりと行った。
普段は出来ないのだが、今はミツキ家なのでアレがある、ドライヤーが!
オイル塗り込んだ後は乾かしたいよな。
ドライヤーで尻尾を乾かしてから仕上げ櫛して終了だ。
「ふー……ふーっ……」
「大丈夫か?」
「あ、あぁ大丈夫だ……これは癖に、なりそうだな……」
「セシルもハマっちゃったっすね」
「聞いた通りだったよ……この腕は素晴らしいな……」
セシルは自分の尻尾を見て感動している、ドライヤーのお陰もあってか最高の出来だ。
「よし、じゃあ次はソルトなー」
「お、お願いするっす」
ソルトも同じように櫛を入れ、オイルでしっかりマッサージして、ドライヤー。
ソルトの尻尾が、今までにない輝きを放っている……良い出来だ。
手櫛でサラッと毛を流してみると、俺の手すら気持ちがいいくらいだ。
「シェミィもやるか?」
「ん!」
シェミィにも同じようにしてやるのだが、シェミィは毛が短い猫尻尾の為にオイルマッサージをメインにする。
「ん、気持ちがいい……さすがパパ」
「だろ?パパはプロだからな」
もう自分の口からもパパって言うようになってしまったな、今日言われたばっかりなのにもう定着している。
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