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「樹里が報告したんだもん、セクハラされたって!」
「そんな変な報告すんなよ!」
ロリコンエロ親父が大笑いしながら樹里を見下ろしてくる。
変な報告なんてしてないけど、嫌気が差すくらい整った顔が・・・こんなに崩れて笑っているのが樹里のツボに少し入り、少しだけ笑った。
「飯、食いに行くか!」
「今から社食を食べに行こうとは思ってたけど。」
そう言うと、ロリコンエロ親父が得意気に笑って・・・
「弁当作ってきてやった!
一緒に食いに行くか!」
そんなことを、言いながら・・・
樹里にお弁当箱を押し付けてきた。
見下ろすと、可愛い赤色のお弁当箱とお箸で・・・
「妹が使ってたやつだけどな!
今度新しいの買ってやるよ!」
「今度とか、ないから。
でも・・・一緒に食べてあげてもいいよ?」
少し驚いているロリコンエロ親父を見上げる。
「お弁当箱もお箸も可愛いし、それに・・・作ってくれた物を残すのは、樹里は絶対にしないの。」
お父さんが死んでしまってから、お母さんは忙しすぎて料理が出来なくなった。
失敗した料理はいつもお兄ちゃんに渡していたけど、それも食べられなくなったことに気付いた時には、後悔をしたから。
「そんな変な報告すんなよ!」
ロリコンエロ親父が大笑いしながら樹里を見下ろしてくる。
変な報告なんてしてないけど、嫌気が差すくらい整った顔が・・・こんなに崩れて笑っているのが樹里のツボに少し入り、少しだけ笑った。
「飯、食いに行くか!」
「今から社食を食べに行こうとは思ってたけど。」
そう言うと、ロリコンエロ親父が得意気に笑って・・・
「弁当作ってきてやった!
一緒に食いに行くか!」
そんなことを、言いながら・・・
樹里にお弁当箱を押し付けてきた。
見下ろすと、可愛い赤色のお弁当箱とお箸で・・・
「妹が使ってたやつだけどな!
今度新しいの買ってやるよ!」
「今度とか、ないから。
でも・・・一緒に食べてあげてもいいよ?」
少し驚いているロリコンエロ親父を見上げる。
「お弁当箱もお箸も可愛いし、それに・・・作ってくれた物を残すのは、樹里は絶対にしないの。」
お父さんが死んでしまってから、お母さんは忙しすぎて料理が出来なくなった。
失敗した料理はいつもお兄ちゃんに渡していたけど、それも食べられなくなったことに気付いた時には、後悔をしたから。
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