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「樹里ちゃんお帰り~、今日はお昼休憩行ったんだね・・・って、大丈夫?」
数分だけお昼休憩の時間が過ぎてしまったのに気付き・・・無理矢理立ち上がって、人事部の部屋に戻った。
そしたら、女の先輩が樹里を見て、心配そうな顔で話し掛けてくれた。
「顔色真っ青だよ?
それに・・・そのジャケット、誰か貸してくれたの?」
「法務部長の・・・。
これから返しに行ってくる。」
「法務部長、やっぱり樹里ちゃんのこと心配してたんだね?」
「心配じゃない・・・。
セクハラされたの、樹里・・・。」
言いたかったけど、ショック過ぎて言えなかった。
言葉が・・・口から出てこなかった。
だから・・・
「この部屋・・・筆ペンある?」
数分だけお昼休憩の時間が過ぎてしまったのに気付き・・・無理矢理立ち上がって、人事部の部屋に戻った。
そしたら、女の先輩が樹里を見て、心配そうな顔で話し掛けてくれた。
「顔色真っ青だよ?
それに・・・そのジャケット、誰か貸してくれたの?」
「法務部長の・・・。
これから返しに行ってくる。」
「法務部長、やっぱり樹里ちゃんのこと心配してたんだね?」
「心配じゃない・・・。
セクハラされたの、樹里・・・。」
言いたかったけど、ショック過ぎて言えなかった。
言葉が・・・口から出てこなかった。
だから・・・
「この部屋・・・筆ペンある?」
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