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「今も幸せだよ・・・。
私はあの子達とあのお家にいられるのが凄く幸せだよ・・・。
みっちゃんもたまには帰ってきてね・・・。
みっちゃん、お正月も帰ってこないから・・・。」
愛姉さんの声と言葉が私の心にも刺さる。
嘘ではないことがこの声と言葉で分かる。
青さんは徹底的に指導をした。
“嘘は言わないこと”を徹底的に指導している。
恐らく、愛姉さんは嘘なんてつけるような人ではないから。
「みっ君、実家が凄く嫌いだって言ってましたよ?
もう二度と帰りたくないって。
お姉様達のことが・・・えっと、無理って・・・。」
「・・・お姉ちゃん達はほとんど家にいないから、たまにでも・・・顔を出すだけでも・・・。」
「う~ん・・・、みっ君、たまには帰ったら?」
“これ、もうやめません?”
目で“みっ君”にそう言ったけれど、勿論“みっ君”に伝わるわけもなく。
「俺、お姉様達のことが本当に無理なんだよね。
そのお姉様の中には愛姉も入ってるから。」
打ち合わせ通り、”みっ君”が続けてくる。
「俺、昔から愛姉のことが無理なんだよね。」
苦しそうな顔で続けてくる。
「でも心配はしてるよ。
もう35歳だし、このまま一生独身なんじゃないかって。
お姉様達なんてレズじゃないかってこの前店に来た時に心配してたけど、愛姉レズなの?」
泣きそうな顔で続けてくる。
「レズじゃないならそろそろ婚活とか始めた方が良いよ。
愛姉は子どもが大好きだし。
お姉様達の子どもの世話をしてた時、凄く幸せそうな顔してたよね?
自分の子どもならもっと可愛いだろうし、産んだ方が良いよ。」
こんな鎌田さんの顔を私は知らない。
いつも綺麗でいつも格好良い鎌田さんの姿しか、私は知らない。
「私の男友達で、結構良い男子達がいるんですよ~!
みっ君も会ったことがある人達で、みっ君も”結構良い”って言っていて!
愛姉さんにご紹介したいんですけど、良いですか?」
まだ鎌田さんのことを殺す時ではない・・・。
まだ、今ではない・・・。
そう思いながら、鎌田さんや愛姉さんの様子を確認していた、その時・・・
「いいじゃないですか。」
マナリーが・・・、マナリーが声を上げた。
「一生独身でもいいじゃないですか。
誰のことを好きでもいいじゃないですか。
誰のことを心の中で想っていてもいいじゃないですか。
ちなみに、店長に事前にお話しましたけど、私は本当にレズですよ?」
この案件について詳細は何も知らないマナリーがそんな言葉を・・・いや、言葉ではあるけれど、手を差し伸ばした。
愛姉さんではなく鎌田さんに、手を差し伸ばしたように私には見えた。
私はあの子達とあのお家にいられるのが凄く幸せだよ・・・。
みっちゃんもたまには帰ってきてね・・・。
みっちゃん、お正月も帰ってこないから・・・。」
愛姉さんの声と言葉が私の心にも刺さる。
嘘ではないことがこの声と言葉で分かる。
青さんは徹底的に指導をした。
“嘘は言わないこと”を徹底的に指導している。
恐らく、愛姉さんは嘘なんてつけるような人ではないから。
「みっ君、実家が凄く嫌いだって言ってましたよ?
もう二度と帰りたくないって。
お姉様達のことが・・・えっと、無理って・・・。」
「・・・お姉ちゃん達はほとんど家にいないから、たまにでも・・・顔を出すだけでも・・・。」
「う~ん・・・、みっ君、たまには帰ったら?」
“これ、もうやめません?”
目で“みっ君”にそう言ったけれど、勿論“みっ君”に伝わるわけもなく。
「俺、お姉様達のことが本当に無理なんだよね。
そのお姉様の中には愛姉も入ってるから。」
打ち合わせ通り、”みっ君”が続けてくる。
「俺、昔から愛姉のことが無理なんだよね。」
苦しそうな顔で続けてくる。
「でも心配はしてるよ。
もう35歳だし、このまま一生独身なんじゃないかって。
お姉様達なんてレズじゃないかってこの前店に来た時に心配してたけど、愛姉レズなの?」
泣きそうな顔で続けてくる。
「レズじゃないならそろそろ婚活とか始めた方が良いよ。
愛姉は子どもが大好きだし。
お姉様達の子どもの世話をしてた時、凄く幸せそうな顔してたよね?
自分の子どもならもっと可愛いだろうし、産んだ方が良いよ。」
こんな鎌田さんの顔を私は知らない。
いつも綺麗でいつも格好良い鎌田さんの姿しか、私は知らない。
「私の男友達で、結構良い男子達がいるんですよ~!
みっ君も会ったことがある人達で、みっ君も”結構良い”って言っていて!
愛姉さんにご紹介したいんですけど、良いですか?」
まだ鎌田さんのことを殺す時ではない・・・。
まだ、今ではない・・・。
そう思いながら、鎌田さんや愛姉さんの様子を確認していた、その時・・・
「いいじゃないですか。」
マナリーが・・・、マナリーが声を上げた。
「一生独身でもいいじゃないですか。
誰のことを好きでもいいじゃないですか。
誰のことを心の中で想っていてもいいじゃないですか。
ちなみに、店長に事前にお話しましたけど、私は本当にレズですよ?」
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