【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!

Bu-cha

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「嘘つくなよ・・・。
愛姉は俺のことが好きだろ・・・?
俺のことが、男として好きだろ・・・?」



明らかに動揺している鎌田さんが小さな小さな声で愛姉さんに聞く。



「私はみっちゃんじゃない他の男の人のことが好きなんだよ?
その男の人と結婚は出来なかったけどその男の人のことがずっと忘れられなくて、だから誰とも結婚してなかっただけだよ?」



愛姉さんはやっぱりピクリとも動かない顔で淡々とその事実を告げる。



「嘘だ・・・。」



それには鎌田さんが震える声を出した。



「愛姉は俺のことが好きだろ・・・?
昔から・・・、俺に初めて彼女が出来た時から、俺のことが好きだっただろ・・・?」



「みっちゃんのことは“普通”に好きだけど、そういう好きじゃないよ?
だって私達はイトコだよ?」



「イトコでも・・・っっ!!!!
イトコでも俺のことが好きだっただろ・・・!?
俺のことを男として・・・っ、キスもセックスもしたいくらいに好きだっただろ・・・!?」



「そんなことは思ったことないよ?
みっちゃんとはイトコだもん。
私がキスとか・・・え、エッチとか・・・そういうのがしたいのは、好きだった男の人とだけだよ・・・。」



更に大きなダメージを負ったであろう鎌田さんが、青くなってきた顔で震えている口を動かした。



「そいつと・・・そいつと、キスとかエッチしたの・・・?」



“愛姉、何処にも行かないで。“
その叫びを愛姉さんの髪型に込めていたであろう鎌田さんがそう聞くと、愛姉さんは初めて顔を動かした。



ほんの少しだけだけど、恥ずかしそうに顔を動かして・・・



「それは・・・ヒミツ。」



”上手い“、そう思うような返しをした。



「なんで・・・?」



顔面蒼白の鎌田さんが”なんで“と呟き、ワナワナと震えている口を大きく開けた。



「何で・・・っ何で、結婚出来なかった男とそんなことしたんだよ・・・!?
結婚出来ないような奴となんて、そんなことするなよ・・・!!!」



どの女の子とも結婚するつもりなんてなかったヤリ◯ンの鎌田さんの叫びに、愛姉さんはさっきよりももっと恥ずかしそうな顔で口を開いた。



「私だって、性欲はあるし・・・。」



鏡の中にいる鎌田さんの顔を見て心の中で言った。



”あ、死ぬ。“



そう言った瞬間、鎌田さんが膝から崩れ落ちた。



「何でそんな男とやったんだよ・・・。
結婚出来ない男となんてやるなよ・・・。」



ヤリ◯ンの鎌田さんの死ぬ前の言葉は、そんな言葉だった。
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