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青さんにその言葉を渡してしまった瞬間、我慢していた涙が流れた。
「青さんの"愛してる”なんてそのくらいの"愛してる”だもん・・・。
私の"家”のことも私自身のことも受け入れてはくれないくらいの"愛してる”なんだもん・・・。」
"青さんが私の"家”のことも私自身のことも受け入れてくれるのなら、私は・・・・・"
”私達は・・・・・・"
青さんの胸をもう1度グーで叩いた。
今度はさっきよりも強く。
”私が呆けたお婆さんにならなくても、ずっと一緒にいることが出来るのに・・・。"
その言葉を心の中で言いながら青さんの胸を叩く。
青さんのこの胸に届いて欲しいと望みながら。
青さんが絶対に私の”家"のことも私自身のことも受け入れてくれないことも分かっているし、そして私も・・・
「何度も言わせるなよ。
お前だって俺にそんなことは望んでないだろ?
そんな優しさも”愛してる"も俺には望んでねーだろうが。」
その通りのことを言われて、それには頷く。
でも・・・
「青さんが普通の優しさと普通の”愛してる"を渡してくれる人だったら良かったのに・・・。」
そうも思ってしまう。
どうしても、そう思ってしまうことを止めることは出来ない。
そんな私に青さんは意地悪な顔で笑い、青さんの胸にある私の”グー"を大きくて温かい手で握った。
「俺が普通の優しさと普通の”愛してる"を渡してくる奴だったら、望はこんなに俺に懐くことはなかっただろ。」
そう言って・・・
「”ピーコートが欲しい"って、ピーピー泣いてくることもなかっただろ。」
もう片方の手をゆっくりと動かし、ソッ……………と私の唇を指先で触れた。
「この口に貼られてたセロハンテープを剥がしたのは俺自身だからな・・・。
この口は可愛い望みを言いまくってもくるから、俺だってその度に振り回されてる。」
私の唇からパッと手を離すと、その手で私の顔をテキトーに拭いた。
そして勢い良く立ち上がり・・・
「ダッシュでゴム買ってくるから首輪を外して俺の部屋で待ってろ!!!」
ドタバタと玄関へと向かう青さんの後ろ姿を、結構ビックリしながら眺める。
「私とエッチするの!?」
「俺がお前の所のお嬢様にチ◯コ突っ込まねーかすげー心配なんだろ!?
死にそうな顔で心配してきやがって!!」
また革靴を履いた青さんが私のことを振り向いた。
「望とまたセックスが出来るなら俺はどんな理由でも喜んでヤるような男だって、お前だって分かってるだろ?」
分かっていたから足を開いた私に、青さんはまた背中を向けてダッシュでコンビニへと向かって行った。
「青さんの"愛してる”なんてそのくらいの"愛してる”だもん・・・。
私の"家”のことも私自身のことも受け入れてはくれないくらいの"愛してる”なんだもん・・・。」
"青さんが私の"家”のことも私自身のことも受け入れてくれるのなら、私は・・・・・"
”私達は・・・・・・"
青さんの胸をもう1度グーで叩いた。
今度はさっきよりも強く。
”私が呆けたお婆さんにならなくても、ずっと一緒にいることが出来るのに・・・。"
その言葉を心の中で言いながら青さんの胸を叩く。
青さんのこの胸に届いて欲しいと望みながら。
青さんが絶対に私の”家"のことも私自身のことも受け入れてくれないことも分かっているし、そして私も・・・
「何度も言わせるなよ。
お前だって俺にそんなことは望んでないだろ?
そんな優しさも”愛してる"も俺には望んでねーだろうが。」
その通りのことを言われて、それには頷く。
でも・・・
「青さんが普通の優しさと普通の”愛してる"を渡してくれる人だったら良かったのに・・・。」
そうも思ってしまう。
どうしても、そう思ってしまうことを止めることは出来ない。
そんな私に青さんは意地悪な顔で笑い、青さんの胸にある私の”グー"を大きくて温かい手で握った。
「俺が普通の優しさと普通の”愛してる"を渡してくる奴だったら、望はこんなに俺に懐くことはなかっただろ。」
そう言って・・・
「”ピーコートが欲しい"って、ピーピー泣いてくることもなかっただろ。」
もう片方の手をゆっくりと動かし、ソッ……………と私の唇を指先で触れた。
「この口に貼られてたセロハンテープを剥がしたのは俺自身だからな・・・。
この口は可愛い望みを言いまくってもくるから、俺だってその度に振り回されてる。」
私の唇からパッと手を離すと、その手で私の顔をテキトーに拭いた。
そして勢い良く立ち上がり・・・
「ダッシュでゴム買ってくるから首輪を外して俺の部屋で待ってろ!!!」
ドタバタと玄関へと向かう青さんの後ろ姿を、結構ビックリしながら眺める。
「私とエッチするの!?」
「俺がお前の所のお嬢様にチ◯コ突っ込まねーかすげー心配なんだろ!?
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