【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました！

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「分からない。」



大月旦がすぐにそう答えたので、私はまた口を開いた。



「だから、3つどころか4つも5つも知恵を持たせて此処から帰らせる。」



「その方が良さそうですね。
ロングシュートを奇跡的に1発で決めるより、スリーポイントシュートもミドルシュートもゴール下からのシュートも打ちまくって、最後は勝ちましょう。」



「勝手にバスケの話にしないでよ。
私はタンポポの話にしてあげてたのに。」



「俺のことを呼んだならそれはバスケの話になっちゃいますって。
大月さん、バスケとかサッカーとか得意だったりします？
“此処からシュートが入ったら結婚してくれ！”は？」



「バスケやサッカーは学生の頃以来だからなぁ・・・。
ゴルフなら接待でやってるけどね。」



「ゴルフならホールインワンですかね。」



「それは出来る気がしないなぁ・・・。」



「社長は何回かしたことがあるって言ってましたよね？」



「ある。射精するよりも気持ち良かった。
あ・・・、アレだぞ？
お前以外の女とヤってた頃の話だからな？」



「そんな言い訳は別にいらないから。
じゃあ2人で練習にでも行けば？」



「俺にそんな暇ねーよ。」



「練習は弟に付き合って貰うから大丈夫だよ。」



「あ、皇子本当にやるんだ？」



「うん、知恵を持つこともシュートを打つことも何でもするよ。」



「良いね、ホールインワン頑張ってね！」



「大月さん、得意なことはあるんですか？」



「う～ん・・・、歌は結構得意かな。」



「あ、だからさっき皇子が歌おうかなって言ってたんだ？
それなら良いじゃん、歌も歌っちゃいなよ！
もうこの際さっき青さんが言ってたプロポーズ作戦もやっちゃいなよ！！」



「金あるんだから絶対やった方が良い！！
もう、すんげーのやっちゃおうぜ！！！」



青さんも前のめりになった時・・・



「大月さんって大月の家の息子ではありますけど今は普通に部長さんですよね？
そんなにお金あるんですか？」



佐藤君がまた切り込んできた。



そしてスマホを取り出した佐藤君がスマホを操作をしながら続けてくる。



「うちの女性社員達が大月さんの噂話を凄くしてたのでね。
ネットにも噂話が色々と書かれてますけど・・・」



言葉を切った佐藤君がスマホから視線を上げ、大月旦のことを真っ直ぐと見詰め、聞いた。



「大月さんが大月ホテルの次期代表取締役に就任することは本当に無理なんですか？」