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「また5円玉を無駄にしたんですか?」
恐ろしくなるくらいに物音1つしない神社の中、1年ぶりに聞いた重い重い声。
重すぎるくらいに重い声と言葉。
それを今年も聞くことが出来て死ぬほどホッとしながら振り返る。
夜の神社の中、拝殿の前にある数段の階段の下にいた。
小さな小さな巫女さん・・・ミコちゃんがいた。
会うのはこれで4回目。
ドンッドンッとこの胸が強く叩かれているくらい大きく鳴っていくのを自分自身で聞きながら、キャリーケースを持って階段から下りた。
「今年も会えてよかった!!」
そう伝えると、ミコちゃんは小さな口を笑った形にした。
それを見ながら俺も笑うとミコちゃんは真っ黒に見えるタンブラーを俺に渡してきた。
それを見て俺はその場でしゃがみ、キャリーケースを開けて袋を取り出した。
「これ、お土産!!」
「ありがとうございます。」
ミコちゃんは笑った口のまま俺からのお土産を受け取った。
それを見ながら俺も麦茶が入っているであろう真っ黒なタンブラーを受け取る。
「今年のお土産はマグカップにした!!
ミコちゃんと一緒に麦茶を飲みたくて!!」
恐ろしくなるくらいに物音1つしない神社の中、1年ぶりに聞いた重い重い声。
重すぎるくらいに重い声と言葉。
それを今年も聞くことが出来て死ぬほどホッとしながら振り返る。
夜の神社の中、拝殿の前にある数段の階段の下にいた。
小さな小さな巫女さん・・・ミコちゃんがいた。
会うのはこれで4回目。
ドンッドンッとこの胸が強く叩かれているくらい大きく鳴っていくのを自分自身で聞きながら、キャリーケースを持って階段から下りた。
「今年も会えてよかった!!」
そう伝えると、ミコちゃんは小さな口を笑った形にした。
それを見ながら俺も笑うとミコちゃんは真っ黒に見えるタンブラーを俺に渡してきた。
それを見て俺はその場でしゃがみ、キャリーケースを開けて袋を取り出した。
「これ、お土産!!」
「ありがとうございます。」
ミコちゃんは笑った口のまま俺からのお土産を受け取った。
それを見ながら俺も麦茶が入っているであろう真っ黒なタンブラーを受け取る。
「今年のお土産はマグカップにした!!
ミコちゃんと一緒に麦茶を飲みたくて!!」
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