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「“普通”の女の子・・・。」
私が呟くと信之さんが笑いを堪えた顔になった。
「今日会えると思って楽しみにしてたら拍子抜け過ぎて。
確かに巫女さんの格好はしてるけど、あまりにも普通の女の子で面白すぎたよ。
これなら俺の彼女の方が色んな意味で普通じゃないから。」
そう言った時・・・
「その子が“ミコちゃん”?
なによ、全然普通の女の子じゃない。」
凄く美人な女の人が綺麗なワンピースをヒラヒラとなびかせて歩いてきた。
「この会社の受付緩すぎだけど大丈夫なの?
信之の名前を出して忘れ物って言ってみたら普通に通されて大笑いしちゃったわよ。」
そんなことを言って元気さんのことを睨み付けていて、元気さんは爆笑した。
「的場製菓の受付が優秀過ぎるんだろ!!」
「それはそうでしょ、私が新卒だった永家結子を教育したんだから。」
綺麗な女の人が私のことを見て上から下までジロジロと見てくる。
「巫女のコスプレをしてる小動物にしか見えないんだけど!!
で、どうなの?占いなさい!!」
「占いですか・・・?」
「私と信之の未来!!
ほら、早く占って!!
これから久しぶりに日本で買い物に行くんだから、早くして!!」
そんなことを言われてしまい・・・
「あの・・・当てようと思って当てられるものではないので・・・。」
「はあ!?なんなのそれ!!
わざわざ海を渡ってきたのに!!
どこが“巫女”よ、ただの普通の小動物じゃない!!」
物凄く怒りながらそう言われ、信之さんに「早く仕事済ませなさいね!」と言って食堂から出ていった。
「ね?俺の彼女の方が普通の女の子じゃないでしょ?」
そんな言葉を言いながら、信之さんは凄く凄く幸せそうな顔をして綺麗な女の人が出ていった後の出入口を眺めていた。
私が呟くと信之さんが笑いを堪えた顔になった。
「今日会えると思って楽しみにしてたら拍子抜け過ぎて。
確かに巫女さんの格好はしてるけど、あまりにも普通の女の子で面白すぎたよ。
これなら俺の彼女の方が色んな意味で普通じゃないから。」
そう言った時・・・
「その子が“ミコちゃん”?
なによ、全然普通の女の子じゃない。」
凄く美人な女の人が綺麗なワンピースをヒラヒラとなびかせて歩いてきた。
「この会社の受付緩すぎだけど大丈夫なの?
信之の名前を出して忘れ物って言ってみたら普通に通されて大笑いしちゃったわよ。」
そんなことを言って元気さんのことを睨み付けていて、元気さんは爆笑した。
「的場製菓の受付が優秀過ぎるんだろ!!」
「それはそうでしょ、私が新卒だった永家結子を教育したんだから。」
綺麗な女の人が私のことを見て上から下までジロジロと見てくる。
「巫女のコスプレをしてる小動物にしか見えないんだけど!!
で、どうなの?占いなさい!!」
「占いですか・・・?」
「私と信之の未来!!
ほら、早く占って!!
これから久しぶりに日本で買い物に行くんだから、早くして!!」
そんなことを言われてしまい・・・
「あの・・・当てようと思って当てられるものではないので・・・。」
「はあ!?なんなのそれ!!
わざわざ海を渡ってきたのに!!
どこが“巫女”よ、ただの普通の小動物じゃない!!」
物凄く怒りながらそう言われ、信之さんに「早く仕事済ませなさいね!」と言って食堂から出ていった。
「ね?俺の彼女の方が普通の女の子じゃないでしょ?」
そんな言葉を言いながら、信之さんは凄く凄く幸せそうな顔をして綺麗な女の人が出ていった後の出入口を眺めていた。
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