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元気さんからそう言われ、ベッドの上で巫女装束を脱いでいく。
脱いでいくけれど・・・
「あの・・・あんまり見られると恥ずかしいです。」
元気さんからは2度見られているはずだけど、こんなにマジマジと見られると恥ずかし過ぎる。
「いや、見るっしょ!!!
めっっっちゃ興奮する!!!
それにビジネスホテルで初めてした時なんて、美鼓ちゃん俺のアソコを間近でマジマジと見てたよ!!?」
そんな返事には凄く驚きながらも脱いでいくと・・・
「それ何?暑くない?」
元気さんから指摘をされソレを見下ろしながら答える。
「サラシです。
この位置で締めると顔に汗をかかないので巫女の格好をする時は絞めています。」
「だからか・・・!!
汗かいてなかった!!!
あんなに蒸し暑かったのに汗1つかいてなかったんだよ!!!」
「それもあって人じゃないと思っていたんですか?」
「いや、それだけじゃなくて・・・!!
でも・・・うん、まあ・・・それもあって!!」
元気さんは複雑な顔で必死に自分を納得させようとしていて、そんな元気さんに自然と笑いながら聞いてみた。
「人じゃない私と付き合おうと思っていたんですか?」
「うん、思ってた・・・。
前髪をかき分けた時にこの子はやっぱり人じゃなかったと思って。
もっと長く一緒にいたいけど、この子を神社の向こう側に連れていくことは出来ないと思った。
だから俺が会いにくるしかないけど、俺は1年に1度しか日本に戻らない放浪の旅をしている増田財閥の本家の次男で。」
巫女装束を全て脱ぎ、両手で身体を隠している私に元気さんがティーシャツを脱ぎながら近付いてくる。
「神社の向こう側で一緒にご飯を食べることが出来て、一緒に帰ることまで出来るなら付き合うことも出来るのかなって。
俺はずっと日本にはいなかったけど、俺の心には常に巫女さんの美鼓ちゃんがいた。
日本人としての誇りも“ゆきのうえ商店街”出身の誇りも忘れずに、なかったことにせずにいられたのは美鼓ちゃんとあの神社で出会えたから。」
上半身裸になった元気さんから優しく優しく抱き締められる。
「神様ではないけど巫女さんに会って、“上手くいく”と言って貰えた。
巫女さんの美鼓ちゃんの存在も言葉も、俺にとっては何よりも道標だった。
どこが道かも分からない雪の上どころか、日本でもない道を歩かなければいけない俺にとって、巫女さんの美鼓ちゃんは道標だった。
思い出さない日なんて1日もなかった。
毎日毎日毎日巫女さんの美鼓ちゃんのことを考えて、思い出して、勇気づけられて、そんなことを繰り返してたら・・・」
元気さんが言葉を切った後、私のことを強く抱き締めた。
「人じゃない女の子のことを俺は好きになって!!!
巫女さんの美鼓ちゃんとの未来なんてなくても付き合いたいと思った!!!
一生身体なんて結ばれなくてもいいと思うくらい、それくらいにめっっっちゃ好きになった!!!」
脱いでいくけれど・・・
「あの・・・あんまり見られると恥ずかしいです。」
元気さんからは2度見られているはずだけど、こんなにマジマジと見られると恥ずかし過ぎる。
「いや、見るっしょ!!!
めっっっちゃ興奮する!!!
それにビジネスホテルで初めてした時なんて、美鼓ちゃん俺のアソコを間近でマジマジと見てたよ!!?」
そんな返事には凄く驚きながらも脱いでいくと・・・
「それ何?暑くない?」
元気さんから指摘をされソレを見下ろしながら答える。
「サラシです。
この位置で締めると顔に汗をかかないので巫女の格好をする時は絞めています。」
「だからか・・・!!
汗かいてなかった!!!
あんなに蒸し暑かったのに汗1つかいてなかったんだよ!!!」
「それもあって人じゃないと思っていたんですか?」
「いや、それだけじゃなくて・・・!!
でも・・・うん、まあ・・・それもあって!!」
元気さんは複雑な顔で必死に自分を納得させようとしていて、そんな元気さんに自然と笑いながら聞いてみた。
「人じゃない私と付き合おうと思っていたんですか?」
「うん、思ってた・・・。
前髪をかき分けた時にこの子はやっぱり人じゃなかったと思って。
もっと長く一緒にいたいけど、この子を神社の向こう側に連れていくことは出来ないと思った。
だから俺が会いにくるしかないけど、俺は1年に1度しか日本に戻らない放浪の旅をしている増田財閥の本家の次男で。」
巫女装束を全て脱ぎ、両手で身体を隠している私に元気さんがティーシャツを脱ぎながら近付いてくる。
「神社の向こう側で一緒にご飯を食べることが出来て、一緒に帰ることまで出来るなら付き合うことも出来るのかなって。
俺はずっと日本にはいなかったけど、俺の心には常に巫女さんの美鼓ちゃんがいた。
日本人としての誇りも“ゆきのうえ商店街”出身の誇りも忘れずに、なかったことにせずにいられたのは美鼓ちゃんとあの神社で出会えたから。」
上半身裸になった元気さんから優しく優しく抱き締められる。
「神様ではないけど巫女さんに会って、“上手くいく”と言って貰えた。
巫女さんの美鼓ちゃんの存在も言葉も、俺にとっては何よりも道標だった。
どこが道かも分からない雪の上どころか、日本でもない道を歩かなければいけない俺にとって、巫女さんの美鼓ちゃんは道標だった。
思い出さない日なんて1日もなかった。
毎日毎日毎日巫女さんの美鼓ちゃんのことを考えて、思い出して、勇気づけられて、そんなことを繰り返してたら・・・」
元気さんが言葉を切った後、私のことを強く抱き締めた。
「人じゃない女の子のことを俺は好きになって!!!
巫女さんの美鼓ちゃんとの未来なんてなくても付き合いたいと思った!!!
一生身体なんて結ばれなくてもいいと思うくらい、それくらいにめっっっちゃ好きになった!!!」
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